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2018年11月24日 「ジャーナリスト同盟」通信
<小沢・国策捜査の特捜部長・大鶴登場>
カルロス・ゴーン事件で、容疑者側の弁護を担当する大鶴元特捜部長について、事情通が今朝、あれこれと内実を説明してきた。正義を貫けないヤメ検の実態というか、悲哀でもある。世間の誤解を解くために、少しく事情を明かそうと思う。多くの検事は、悲しいかな正義の観念が薄い。政界に出れる方は、まだましな方だ。巨額資産を有する容疑者の弁護を引き受けられる元特捜部長も、幸運な一人かもしれないが、成果は余り期待できない。「フランス大使館のミス」との評価もあるようだ。
小沢・国策捜査で有名になったという大鶴が、ヤメ検と揶揄される弁護士として、久しぶりにヒノキ舞台に躍り出たことは、それなりに幸運なことだろう。遠慮せずに大金を手にできるからだ。
今回のゴーン国策捜査では、ルノーの株式を保有するフランス政府の後押しも期待できる。だからといって、現役から捜査情報を入手できるかというと、そう簡単ではない。情報漏れが発覚すれば、検事失格の烙印を押されるため、まずは衆人環視の大事件では、まず不可能である。OBとしての経験から、検察の多少の手口がわかる程度である。
しかも、今回は検察史上、二度目の司法取引が成立している点で、元特捜部長のハンデは大きい。
<弁護士で飯は食えない>
今の日本では、弁護士は腐るほどいる。需要よりも供給が圧倒している。資格を取っても仕事がない。イソ弁といって、先輩の法律事務所の手伝いをしなければならない。独り立ちして仕事をえようとしても、なかなか容易ではない。
したがって、食うためにはワルの道にはまる。誰がこんな事態に追い込んだものか。最近では弁護士になるための登竜門である法科大学が、次々と閉鎖されている。
昔は「でもしか先生」が大量に輩出したが、それが法曹界にも拡大しつつある。正義と良心にしたがって、国民のために汗をかく弁護士は少ない。
安易に弁護士を頼むと、カネをむしり取られるだけだ。
<腐るほどたくさん・やくざ弁護の腐ったヤメ検>
弁護士は腐るほどいる。日本は変わってしまったのだ。仕事にありつけない弁護士は、率先してやくざの弁護をして、生活をするようになる。
いまでは、ありふれたことである。
新聞記者になったころなどは、やくざ弁護士の存在を知った時は、まさかと驚いてしまった。弁護士は悪と戦い、善良な市民を守る正義の士と信じて疑わなかった人間だったものだから、その驚きはハンパではなかった。
ヤメ検事の場合、事件に関与して、世の中の薄汚い実情に慣れ親しんでしまい、弁護士の良心・正義心を一層堕落させて、弁護をする可能性が高い。安易にヤメ検に頼ることを、事情通は忠告してきた。
<公認会計士も税理士に追いまくられて>
弁護士同様に、国家試験で採用される公認会計士も、昨今はあぶれている者が少なくないという。大手に潜り込んでしまうと、生活は安定するが、しかし、そこでは法律に違反する粉飾に手を貸すことになる。
最近では、東芝事件が証明した。粉飾に手を染めることで、報酬を得るという日本株式会社の正体にも驚愕させられたものだ。幸い、大手財閥企業に国策捜査はほぼありえない。ここに救いがあるのである。
事情通いわく。「自民党に渡辺美智雄という税理士の青嵐会議員がいた。税理士会の金をもらって、公認会計士とのことです垣根をぶち壊してしまった。参院議員に青木正という会計士上がりの人物を押し切ってしまった」という。
大手でに就職の出来ない会計士は、税理士レベルの仕事をしている、というのである。
<現役時代に大手に貸しつくる検事>
かくして、検事や判事もそうだが、やめた後弁護士になって稼ぎまくるのだが、そうはいっても、いまは厳しい。どうするか、現役時代に大手に貸しを作るのである。不正腐敗にのめり込むことで、ヤメ検とヤメ判事は、大金を手にするために、不正を働くのである。
<東芝に貸しを作った松本朗>
筆者の体験を、これまでも繰り返し報じてきたが、元東京地検の松本朗を忘れることが出来ない。彼は東芝に貸しを作った人物である。もうヤメ検であれば、朽ちた東芝の顧問弁護士になっているかもしれない。
入院直後、数時間後に次男は、タンが喉に詰まって、非業の死を強いられた。警視庁に刑事告訴した。1年間、たなざらしされた後、大井警察署と警視庁捜査一課は、東京地検に業務上過失致死として書類送検した。
明白な医療事故である。それを松本朗は、あっさりと不起訴にした。彼は東芝の将来に賭けたものだということが、今は分かる。当時はわからなかった。松本朗は悪徳検事である。ヤメ検になっても変わらないはずだ。
<復光会に貸しを作った木村栄作>
義弟の医療事故を徹底追及した中原義正氏は、木村栄作という検事を今も追及している。事件は平成10年ごろ、中原の義弟が財団法人・復光会という、歴代会長が厚生事務次官ポストの病院で、命を奪われた。
「石野という厚生省事務次官が、病院の会長をしていた。彼が官房長時代に、自民党の厚生部会で怒鳴りつけたことがった。理事長は、年金のデタラメ大騒動時の社会保険庁長官の正木だった」
「神戸地検は木村栄作で、私と約束とした日にドタキャン、そして1年間もたなざらしておいて、転勤直前に不起訴にして逃げてしまった。木村を許すことはない」
不思議と同じ体験をしている。
ヤメ検は、現役時代に貸しを作って将来に備える。これは本当である。「検察に正義はない」のだ。ところで小沢一郎は、大鶴にさんざん振り回されてしまったのだが、小沢の反撃は、いまだ知らない。しかし、今回の攻守所を変えてのゴーン弁護をどう見ているのか?
検察不信は、体験者にとって人生・人格を奪われたものだから、担当検事・ヤメ検への視角は厳しい。とっくりと不正義同士の攻防戦を見学させてもらうことにする。最高裁まで行くことになると、これは10年戦争になるだろう。
いえることは、現役検事・ヤメ検、さらには判事を買いかぶるな、である。司法はすべて腐りきっているのだから。悔しいが本当である。法の下の平等の時代の到来をあきらめてはならない。
2018年11月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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