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米国発で公表される日本の米国産武器購入と国会の沈黙
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2018-11-21 天木直人のブログ
いつもの事だけれど、日本国民の血税を使って米国から武器を購入する事実が、なぜ真っ先に米国発で公表され、日本の国会でそれが、追及されないのか、と腹立たしい思いだ。 きょう11月21日の朝日が、虫眼鏡で見ないと見落としそうな一段の小さな記事で報じた。 米国防総省の国防安全保障協力局は19日、イージス艦に搭載する迎撃ミサイル8発と新型迎撃ミサイル13発の計21発を5億6100万ドル(631億円)で日本に売却する事が米国務省から承認されたと発表したと。 このミサイルの一部は陸上イージスでも使用が可能だと。 今回の売却は、日本本土と駐留米軍を守るためだと。 以上が朝日の記事のすべてだが、この小さな記事の中に、日米の軍事協力関係の実態のすべてが凝縮されている。 日米軍事協力関係は、単なる軍事協力関係ではなく、こよなく対米従属外交関係なのだ。 日米軍事協力関係は、日本国民が反対していても、お構いなしに先行して決定され、進められるということだ。 日米軍事協力関係は、日本を守るためだけではなく米国を守るためだということだ。 そして、日米軍事協力関係は本当の事は決して公表されない。巧みにごまかされるのだ。 すこしでも知識のあるものは知っている。 日本が導入させられようとしている陸上イージスは、日本や在日米軍を守るだけではなく、グアムや米国本土に向けられたミサイル迎撃、つまり米国領土を守るためのものでもあるのだ。 この事実が国防総省の発表から抜け落ちているのだ。 それにしても、野党の沈黙はどうしたことか。 補正予算はあっさり通ってしまったし、安倍首相はさらなる第二次補正予算も必要だと言い出したい。 こんな税金の無駄遣いを野党は追及しようとしない。 かつての野党では考えられない事だ。 安保問題を追及する野党の劣化がはなはだしい(了) 米国防総省、迎撃ミサイル21発を日本に売却へ https://digital.asahi.com/articles/ASLCN3R21LCNUHBI00H.html 2018年11月20日11時32分 朝日新聞 米国防総省の建物=同省のホームページから 米国防総省の国防安全保障協力局は19日、イージス艦に搭載する迎撃ミサイル「SM3ブロック1B」8発と新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」13発の、計21発を計5億6100万ドル(631億円)で日本に売却することが米国務省から承認された、と発表した。 SM3ブロック2Aはイージス艦に加え、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)でも使用が可能。同局は声明で「今回の売却は、日本本土と駐留米軍を守るための弾道ミサイル防衛能力を向上させる」と指摘した。(ワシントン=園田耕司)
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