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野党共闘に消極的…立憲民主党の枝野戦略は奏功するのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241649
2018/11/15 日刊ゲンダイ
枝野幸男氏(C)日刊ゲンダイ 来夏の参院選に向けて、可能な限りの野党選挙協力を実現させて安倍政治に終止符を打ってもらいたいと願っている人は少なくないが、野党間の協議は遅々として進まない。 国民民主党の玉木雄一郎代表は、野党第1党の立憲民主党との共闘を軸に、1人区だけでなく複数区での候補者調整や、比例選の統一名簿まで含めた全面的な協力を盛んに働きかけているが、立憲の枝野幸男代表はむしろ冷ややかなように見える。 昨年秋に玉木らが小池百合子の希望の党との合流に走り、旧民進党が大分解した時の遺恨がまだ後を引いているのだろうか、と立憲のベテラン議員に問うてみた。 「それはないとは言わないが、本質はそんな感情問題ではない」と彼は断言する。というのも、民主党政権の失敗の教訓がある。旧民主党は96年の創立当初こそ理念・政策を熱心に議論したが、その後、新進党からバラけた個人やグループが次々に合流して、最後には小沢一郎まで入って来た。その過程で、確かに数は増えたけれども政策議論は薄まり、09年に政権は得たものの中身はスカスカ。そのため、野党=自民党と官僚体制にブロックされてあえなく敗れた。 「だから枝野さんは、原発ひとつとっても政策が一致しないのに、安易に共闘することには否定的なんだろう」と彼は言う。 では、せっかく自公に3分の2議席を割らせる絶好の機会なのに、1人区の選挙協力も進めないのか? 「いや、1人区では野党統一候補の実現を徹底的に追求する。それは、与野党対決で安倍に3分の2を割らせるというこの選挙の意義を端的に示すシンボリックな意味があり、それを多くの有権者が熱烈に歓迎するだろうからだ。しかし、複数区や比例にまで協力を広げるには広範な政策の一致が必要で、そもそも何をしたい党だか分かりにくい相手と妥協して、我々の主張をあいまいにする必要はない。比例や複数区では各党が主張を鮮明にして戦ったほうが票が伸びるに決まっている」 そうはいっても、早く1人区だけでも決めたほうがいいのではないか? 「逆に、まだ半年もある。いろいろ仕込みをしていって、最終的には来春の統一地方選後にふたを開けたら、お、ここまで煮詰まっていたのか、と言われるような状況をつくりたい」 さあて、この枝野戦略で安倍政治に致命傷を負わせられるのか、もう少し見極めたい。 高野孟 ジャーナリスト 1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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