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アベ外交に目をつむり…トランプ暴走でロジック歪める異常 金子勝の「天下の逆襲」 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241564 2018/11/14 日刊ゲンダイ ひたすらゴルフでご機嫌伺い、要求は丸のみ(内閣広報室提供) トランプ大統領の信任を問う米国の中間選挙で、上院は共和党が過半数を維持したが、下院は民主党が勝利した。トランプは早速、下院で主導権を握った民主党によるロシア疑惑追及に備え、セッションズ司法長官を更迭した。 日本のメディアも中間選挙の展開を大々的に報じたが、年明けに始まる実質的な日米FTA交渉を巡り、トランプが議会の縛りが弱い通商・外交でますます強硬策を取ると心配しているだけだ。“外交のアベ”と安倍首相を散々持ち上げ、その外交力を褒めそやしてきたくせに、今さら何を心配しているのか。外交オンチの安倍では太刀打ちできないことを隠していることは明らかだ。 原発セールス外交、北方領土返還を巡る対ロシア外交、対北朝鮮外交と、アベ外交は何ひとつ成果を上げていない。対米外交にいたっては、ひたすらゴルフでトランプのご機嫌をうかがい、要求を丸のみしているだけだ。外交のアベ演出に加担する一連の報道はピントずれどころか、狂っていると言っていい。 一方、中間選挙で日本が得た教訓もある。民主党の下院選勝利の決定要因は「ピンクウエーブ」を起こし、女性候補を大量当選させたことだ。多様性を否定するトランプの女性差別や人種差別に対する抗議のうねりを焦点化し、戦略的な選挙戦を展開した。下院を失ったトランプが慌ててセッションズのクビを切ったように、日本でも来夏の参院選で野党が勝てば、モリカケ疑惑をはじめとする不正腐敗に満ちた閣僚を追及し、辞任に追い込むことができるのだ。 ところが、この国の野党は希望の党の排除騒動以来、分裂を重ねている。これでは、参院選勝利はおぼつかない。支持率ほぼゼロでもがく国民民主党は政権にスリ寄り、話し合い路線で存在感を発揮しようとしているが、小手先の浅知恵は見透かされている。立憲民主党は衆参両院で野党第1党に浮上したが、原発ゼロ法案以外にめぼしい経済政策がない。 野党が参院選で勝つには、安倍政権の不正を徹底追及し、アベノミクスの危険性を暴露し、脱原発を契機にした新エネルギー転換を突破口に、新たな産業構造ビジョンをシッカリと出す必要がある。野党には猛省を促したい。 金子勝 慶応義塾大学経済学部教授 1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。
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