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“陛下は靖国を潰そうと…” 不敬発言流出はクーデターという「靖国神社」の権力闘争
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181105-00551188-shincho-soci
デイリー新潮 11/5(月) 8:01配信 「週刊新潮」2018年11月1日号 掲載
1975年以来、天皇の御親拝は途絶えたまま
不敬発言流出はクーデターという「靖国神社」神々の権力闘争 御霊(みたま)は安らかに眠り、参拝者も心安らぐ。神社のあるべき姿であろう。しかし目下、日本を代表する神社は、英霊たちの安眠を妨げる耳障りな「雑音」で満たされている。戦死者が祀られている靖国神社で、内部闘争という「戦闘」が繰り広げられているようなのだ。 *** 10月17日から20日にかけて、都心のオアシスとでも言うべき東京・九段北の広大な敷地は荘厳さと賑やかさに包まれていた。 靖国神社。 明治2(1869)年、明治天皇の思し召しによって創建。戊辰戦争以来、国のために殉じた246万6千余柱が眠る、類例なき神社だ。その最重要の祭儀である例大祭は春秋の年2回行われることになっており、この度、本年の秋の例大祭が開かれたのである。 尾辻秀久元参院副議長をはじめとする超党派議連「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー71人が集団参拝。 また一般の参拝客は、英霊に頭(こうべ)を垂(た)れるとともに、たこやき、りんご飴、チョコバナナ、ケバブ、ラムネに生ビール……それらを露店で買って楽しみ、文字通り「祭り」の雰囲気に浸っていた。 しかし、そこにはどこか虚しさが漂っていた。肝腎の人がいなかったのだ。安倍晋三総理。かつて彼は、靖国参拝を公約に掲げながら、最近は九段北に足を運ぶことができていない。いや、それ以上の問題があった。靖国神社にとって、総理よりも誰よりも、いらしていただくことが「最大の課題」である方の姿がなかったのだ。 天皇陛下は、今年の例大祭にも御親拝をされることはなかった――。 目下、靖国神社は大揺れに揺れ、その動揺は収まる気配を見せていない。「震源」は、10月1日に発売された「週刊ポスト」(10月12・19日号)だった。 〈「陛下は靖国を潰そうとしている」靖国神社トップ「皇室批判」の波紋〉 こう題された記事が掲載されたのである。この記事が出ると神社界は大騒ぎとなり、10月10日には靖国神社のトップである小堀邦夫宮司(68)が退任する意向だと発表され、同月26日の総代会で後任宮司が決定される運びになるという、電光石火の「幕引き」が図られたのだ。 件(くだん)の記事には、小堀氏が6月20日に行われた靖国神社内の会議で発した言葉が音声データをもとに紹介されている。曰く、 〈陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう? 遺骨はあっても。違う? そういうことを真剣に議論し、結論をもち、発表をすることが重要やと言ってるの。はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?〉 出来レースの気配 これ以外にも、皇太子殿下および妃殿下に言及した発言もあり、「不敬」の謗(そし)りを免れないとして炎上したのである。 「10月5日には、小堀宮司が宮内庁に赴き、直接、謝罪する事態に発展しました」(宮内庁担当記者) 確かに、先の発言を見る限り、小堀氏の謝罪は当然であろう。だが今回の騒動の裏には、「不敬問題」に留まらない、より深刻な靖国神社の「暗部」が関係しているのだという。 「もちろん、小堀宮司の『不敬発言』を擁護することはできません。ああやって報じられてしまえば元も子もない。でもね、これは多分にクーデターの要素を孕(はら)んでいるんですよ」 と、物騒なことを打ち明けるのは靖国神社の関係者だ。 「というのも、今回の騒動はタイミングといい、その後の展開といい、小堀宮司を陥れようとしたものと言わざるを得ないんです。繰り返しになりますが、小堀宮司の発言を擁護する気はない。しかし一方で、『靖国神社という組織』の観点から考えた場合、内部の会議の内容がダダ漏れになっていいはずがありません。不敬は不敬、音声データの流出は流出、それはそれ、これはこれです。ところが、靖国神社の内部では流出させたと推察できる職員が判明しているというのに、その人物への処分は検討されなかったというんです」 靖国神社の事情を知る、神社界の関係者が後を受ける。 「『週刊ポスト』の記事が出た直後、ある総代が小堀宮司のもとを訪れ、今回の音声データ流出は『公益通報』に当たるから、流出させた職員に懲戒処分を下してはならないと、釘を刺すように『警告』しています。すると、これを『錦の御旗』にするかの如く、その直後に音声データ流出に関する内部調査報告書が作成された。つまり、流出させた職員を処分しないという既成事実を築き上げた上で、それを待っていたかのように調査報告書が作られたわけです」 何だか「出来レース」の感が漂ってくるが、 「しかも調査報告書で、限りなく『流出犯』に近いと認定されたのは『徳川グループ』の職員でした。要は徳川グループが小堀宮司の転覆を画策し、その『実行犯』がバレそうになって、そいつを絶対に守らなければいけないと考えた上での『不処分の出来レース』なのではないかと目されているんです」(同) 神社を“プラネタリウム化” 透けて見えてくる、小堀氏と徳川グループなるものの内ゲバ構図。ここで、後者の存在について説明しなければなるまい。 徳川時代。徳川将軍家が率いた江戸時代は、戦のない平和な世として語り継がれてきた。しかし、靖国神社にとっての「徳川時代」は、「暗黒時代」として刻印されている。 〈大混乱! 初詣25万人でも「徳川慶喜の曾孫」宮司に「靖国神社」神々の黄昏〉(2018年1月4・11日号) と本誌(「週刊新潮」)で報じたように、徳川家の末裔である徳川康久氏(70)が第11代宮司に就任して以降、靖国神社は大混乱を起こした。例えば、冒頭に記したように「国のために殉じた」御霊を祀るための靖国神社には、明治政府軍に抗戦した賊軍(徳川幕府軍)の戦死者は祀られていない。にも拘(かかわ)らず、 「徳川さんは賊軍の合祀に理解を示すかのような発言をして物議を醸した。靖国神社の根本を揺るがしかねず、大騒ぎになりました」(前出・神社界関係者) こういった、徳川氏の「出自」ゆえの、宮司でありながら靖国神社を軽んじているのではないかとの疑念を裏付けるように、 「『みたままつり』から露店を締め出したり、LEDで星空を再現する『プラネタリウム化』を進めるなど、靖国神社の伝統を蔑(ないがし)ろにする行為が目に付き、その上、皇族が薨去(こうきょ)しても海外旅行を続けるなど、徳川さんは『問題行動』のオンパレードでした」(前出とは別の靖国神社の関係者) 結果、今年2月に徳川氏は退任する事態となり、後任として小堀氏が「徳川時代」からの立て直しを任されたのだ。 (2)へつづく
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