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「新潮45」は休刊に…“弱者の利権”と両断する強者の危うさ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240972 2018/11/04 日刊ゲンダイ 「新潮45」を出版する新潮社の本社前での抗議デモ(C)日刊ゲンダイ 自民党の杉田水脈衆院議員が「新潮45」に掲載した記事「『LGBT』支援の度が過ぎる」への批判を受け、文芸評論家の小川榮太郎氏が同誌に批判への反論記事を掲載。その余波で、「新潮45」が休刊に追い込まれたのはご存じの通り。 休刊の“片棒を担いだ”小川氏の記事の主張は、「弱者を盾に人を黙らせるという風潮に対し、政治家も言論人も臆病になっている」というものだった。では、その主張の中身はどういうことか。 まず、弱者が弱者であることを盾に人を黙らせることが、日常的に行われているかという点。たとえば、パワハラのシーン。最近はちょっと厳しく注意をしただけで「パワハラ」と訴えられないかと怯えている上司もいるだろう。女性社員に優しくしたことで「男性社員には厳しいのに差別ではないか」と指摘されるケースもある。これらを「弱者を盾に」と思う人もいるかもしれないが、関東学院大学経営学部の中西新太郎教授はこう言う。 「基本的に、社会の中で弱者というのは、ものが言えないのが普通です。しかしSNSの普及で、自分の意見を言うことのハードルが少し下がってきました。そこで弱者が声を上げた場合、強者は『弱者のくせにものを言うとは』と感じてしまうのです。上下関係のある会社内、無意識に女性を下に見ている社会では、部下や女性がこのようにものを言うと、言われた言葉以上に『弱者に言われた』ということで衝撃を受ける。そういうことではないでしょうか」 そこで考えたいのは、なぜ相手がそう感じたかということ。悪気がなくても、「傷ついた」と言われ黙るしかなかったとき、それを「弱者利権」と片づけるのではなく、自分の中や社会全体に、相手を傷つける要素がなかったかを思いやることが重要だろう。 ただ、最近は「ブラックイクメン」といわれる男性もいる。子どもの発熱や保育園のお迎えなどを理由に早退してサボる男性社員のこと。そんなタイプは、明らかに弱者利権を悪用しているように思えるが……。 「それは個別に対処する案件です。そういう一部の男性を取り上げて、育児休暇を取る男性全体を見るのは危険です。生活保護も同じで、不正受給をする人がいることで生活保護受給者全体が悪者にされる傾向がありますが、育児休暇も生活保護も、社会に必要な制度です」(中西教授) 男性同士で、どう女性を口説くかという話で盛り上がっていたとする。その中にいたひとりが急に「男性だからって、女性しか好きにならないとは限らないだろう」と指摘し始めたら、場が盛り下がったといった話も耳にする。 これも個々のコミュニケーションの問題で、「だからLGBTは面倒だ」と全体を非難するのはおかしい。自分が無意識に固定観念に縛られていたことに気付くキッカケにすべきだろう。 「『これが社会のルールだから』と見過ごされてきたことが、表に出始めてきたのが現状です。この過渡期を利用して、政治家ら本当に特権を持つ人が、弱者同士がつぶし合い、批判が自分に向かないようにする流れも出てきています」(中西教授) 今こそ視野を広く持たないと危険だ。
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