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逆回転の官邸主導 安倍政権は臨時国会を乗りきれるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240596
2018/10/30 日刊ゲンダイ 文字起こし
冒頭から暗雲(C)日刊ゲンダイ
こういうのを「フェーズが変わった」と表現するのだろう。
29日、臨時国会の代表質問がスタート。安倍首相が自民党総裁選で無理やり3選を決めてから、初の国会論戦だが、波乱の幕開けになった。
発端は、自民党の高市議院運営委員長が示した国会改革案だ。これが政府提出法案の審議を優先して、議員立法や一般質疑は会期末前に残った時間を充てるなどと書かれたトチ狂ったもので、野党は「立法府が行政府の下請けになると公言するようなもの」と猛反発。当然ながら、高市案は撤回に追い込まれた。それで野党もいったん矛を収めたが、議運の理事会が紛糾し、代表質問は開始予定時刻から約45分も遅れて始まることになったのだ。
「国会での議論をできるだけ避け、官邸が通したい法案を優先して成立させるという安倍首相の意向をくんだものでしょうが、立法府の役割を何だと思っているのか。猛反発を招くのは当たり前です。それを承知で強気の姿勢に出てきたのは、焦りの裏返しでしょう。会期の短い臨時国会にあれこれ詰め込んで、強行突破でやろうとした。しかし、いきなり腰砕けで、冒頭から国会運営に暗雲が漂っています」(政治学者の五十嵐仁氏)
今国会の所信表明で安倍が憲法改定への意欲を改めて示したこともあり、改憲をゴリ押ししてくるとみられてはいたが、これも雲行きが怪しくなってきた。今の自民党内は、安倍の号令を受け、一丸となって動くムードではない。むしろ、安倍官邸の強気が逆効果を生んでいる。
■「もはや1強ではない」の声
党の改憲推進本部長に下村博文、衆院憲法審査会の筆頭理事に新藤義孝、総務会長に加藤勝信とイエスマンばかりで固めたことは、かえって裏目に出そうだし、代表質問にお気に入りの稲田朋美筆頭副幹事長を抜擢したことも、「また、えこひいきか」と党内のあつれきを広げた。
「改憲は数の力で押し通していいものではない。野党とも話し合い、せめて野党第1党を巻き込まなければ進められないのに、こんなあからさまな改憲シフトでは、野党の反発を強めるだけです。だいたい、憲法審査会に出す4つの改定項目は正式に党議決定したものではない。これは総理案なのか、自民党案なのかも曖昧なまま、どうやって議論を進めるというのか。党内の意思決定機関である総務会の了承をスッ飛ばして国会に提示してしまえという姑息な考えだから、うまくいくものもいかなくなる。拙速な改憲を強行しようとすれば、国民の不信を買うだけです」(自民党ベテラン議員)
これが現場の偽らざる声で、「もはや1強ではない」「改憲なんてやれるわけがない」と、シラけた空気が漂っているのが現状だ。
「臨時国会は会期も短い。党内にも異論がある改憲案や、外国人労働者受け入れのための入管法改定案をゴリ押しするだけの力が今の安倍官邸にあるのでしょうか。総裁選で圧勝できず、その後の地方選挙でも負けが込んでいることで、求心力の低下は著しい。そんな中で、求心力を高めるために強行突破をしようとすれば、与党内にも反発が広がります。安倍改憲には世論の支持もない。推進力なき船が風雲の中を独り善がりに進もうとしても、難破する可能性が高いと思います」(五十嵐仁氏=前出)
このまま風を読めずに突き進めば、座礁するだけということだ。
厚労部会も粉叫(C)日刊ゲンダイ
シンパの右派からも異論が続出の怪現象 |
この臨時国会で改憲案の審議が進むことは、早くも絶望的な情勢だが、その前に、入管法改定だって、安倍官邸の思惑通りにいくか分からない。4月1日施行の日程ありきで、早く通せとお尻を叩いているが、“右へならえ”の安倍シンパの中にも異論が多いからだ。
安倍は29日の代表質問で、外国人就労の拡大は「深刻な人手不足に対応するため、即戦力になる外国人材を期限付きで受け入れるもの」と説明。「いわゆる移民政策を取る考えはない」と強調したが、自民党の部会でも懸念が相次いだ。
「自民党内でも、外国人就労の話が急に出てきたことに不信感が募っているのです。安価な労働力が欲しい経済界の要請なのでしょうが、企業はリストラを進め、AIに業務をシフトしようとしている時に、外国人労働者を大量に受け入れる必要性がどこにあるのでしょうか。『移民政策ではない』と言いながら、その実態は少子化対策、人口増政策なのではないか。安倍首相はこの国をどういう方向に導こうとしているのかが見えないから、不安が高まっている。政府が説明を尽くさないまま、入管法改定を急げば、必ず将来に禍根を残します。最後は数の力で押し切ればいいと考えているとすれば、国民と国会をなめ過ぎです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
■すでに退陣の「花道論」まで
入管法改定案について、政府は11月2日の閣議決定を予定している。小泉進次郎議員が部会長を務める厚労部会と、長谷川岳部会長の法務部会を経て、30日の総務会で了承を取り付ける考えだが、荒れるのは必至だ。
「官邸主導にほころびが見え始めました。これまでは安倍首相が決めたことに党は黙って従い、国会も数の力で異論をねじ伏せてきましたが、レームダック化した政権では、そう簡単にはいきません。安倍首相は、自分が号令をかければ何とでもなると思っていたら大間違いです。ただでさえ、消費税増税で弱者に痛みを押し付け、小手先の対策で中小企業の混乱を招いているところへ、移民を認めるような政策を強行すれば、職を奪われかねない庶民が反乱を起こしますよ。そもそも地方の経済は疲弊している。長く続いた安倍政治は、地方や弱者には何の恩恵ももたらしませんでした。民意を無視し、国民を痛めつける政治がいつまでも続くわけがないのです」(政治評論家・本澤二郎氏)
来年春には統一地方選がある。夏には参院選だ。安倍1強にひれ伏してきた政治家連中も、こういう時だけは有権者の声に敏感になる。
いったん党内の空気が「安倍ではダメだ」となれば、あとは早い。冒頭から空回りしているこの調子では、短期戦の臨時国会すら乗り切れるか分からない。
「始まる前は、臨時国会はさして難しい運営ではないとみられていたのに、すでにダッチロール現象が始まっていることを考えると、与党内でも法案をめぐる大モメが予想される臨時国会を通して、求心力低下のスピードが速まっていく可能性が高い。すでに退陣の“花道論”まで囁かれるありさまだから、上意下達でやってきたのが、逆回転し始めるのは時間の問題でしょう。官邸主導を過信し、慎重にも慎重を期すべき改憲と入管法改定で強引な手法を取ろうとして、自らやぶをつついた安倍首相が窮地に陥るとすれば、これまでとはまったく違った局面を迎えることになります」(山田厚俊氏=前出)
やぶから何が飛び出すのか。
新閣僚にも問題大臣がゾロゾロいるし、臨時国会が終わる頃には、安倍官邸の威光など見るも無残なことになっているのではないか。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年10月30日
【安倍官邸 見るも無残な求心力低下】
『この調子じゃ臨時国会も乗り切れまい』
「空回りし、逆回転し始めた官邸主導」
「改憲はおろか外国人就労、消費増税でも迷走、混乱必至の中で、いよいよ始まる地方と中小企業、庶民の反乱」 pic.twitter.com/U26vbjHaJX
— KOGO (@KOGO33) 2018年10月30日
逆回転の官邸主導 安倍政権は臨時国会を乗りきれるのか https://t.co/t3xtEK1yN3 #日刊ゲンダイDIGITAL
— kmokmos (@2015_0919_0218) 2018年10月30日
この調子じゃ臨時国会も乗り切れまい【安倍官邸 見るも無惨な求心力低下】空回りし、逆回転し始めた官邸主導 改憲はおろか外国人就労、消費増税でも迷走、混乱必至の中で、いよいよ始まる地方と中小企業、庶民の反乱 シンパの右派からも異論が続出の怪現象(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/pzJLJUYAIO
— KK (@Trapelus) 2018年10月30日
臨時国会で提出される見通しの出入国管理法の改正案。現在は大学教授など「高度人材」に限られている就労目的の在留資格を、農業や外食などの分野にも広げようとしている。日本で働きたい外国人、外国人を雇いたい企業が、法律の改正を見据えて動き始めている。 #けさクロ https://t.co/uYhhZvdWFz
— NHK おはよう日本 公式 (@nhk_ohayou) 2018年10月30日
#報ステ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年10月29日
外国人就労の課題。
“家族帯同”には、「特定技能2号」が必要。
後藤謙次氏
今日、厚生労働部会で11の項目の決議文が採択されたが、何も決まっていないことをあえて認めているような項目が出ている。
その細部を詰めずに、この国の形が変わってしまう制度を入れてしまっていいのか。 pic.twitter.com/aTezDBD3La
#国会2018
— Gdae (@ysdgdae) 2018年10月30日
行政機関による障害者の水増し雇用、それを国会に報告しなかったこと、大変な問題。
移民政策、就労目的であれば移民には当たらないという論理で本当に乗り切る気なのか。
就職氷河期の雇用確保が外国人雇用よりも先ではないか。
吉川さん、重要な問題の指摘が多い!!追いつかないよー笑
@CDP2017
— マグナ.カルタの大憲章 (@kenpoushugo) 2018年10月29日
貴党他、野党4党へ共有しております。
安倍首相が進める外国人就労者受入
は、危険過ぎる問題が山積みです。
明日からの国会の場で、こうした
治安問題について政権与党へ野党
共同の下で追及をお願いします。 pic.twitter.com/1jeEfzVmxo
外国人労働者に関して
— ShounanTK (@shounantk) 2018年10月27日
ある会社の社長
『外国人を「安い労働者」の概念だと、もう外国の人は来ません。しっかりした環境で雇うと外国人の為でもあり、日本の労働者確保に大切と思う』
実際に都心では
外国人スタッフが多い
不法就労の環境を作らず
しっかり教育する責任が
日本に必要な時期なのかも pic.twitter.com/gJzk0Z6e8D
枝野「技能実習生として来日しているベトナム人青年が日本で突然死や過労死して位牌が集まっている寺院がある。既にベトナムでは日本では働きにくいという声もある。現在の低い人権意識で新たな制度への見切り発車はやってはならない事だ」 pic.twitter.com/A2OUCllAfG
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2018年10月29日
安易な外国人の方の受け入れは未来に禍根を残す様に思います。
— 眠 (@tqf7KBNMXrB7snm) 2018年10月29日
今回のジャーナリストの安田さん能力の問題と共通するのかもしれませんね。
日本はまだまだ海外の方を受け入れる能力、器が足りない様に思います。
もはや日本全体がタコ部屋化してるんじゃないですか?
— 白ズク (@kawaus7) 2018年10月29日
搾取の元締めと政権がべったりで、都合の良い法整備してるし。
#国会2018
— Gdae (@ysdgdae) 2018年10月30日
立憲吉川沙織さん。消費増税の駆け込み需要による反動減と財政健全化目標の達成をどのように両立するのか。
防災被害の情報について、国と地方の役割分担をないがしろにした。現場を混乱させた。総括を。
以前、福島の原発作業員が途上国から集められているといった話を見た覚えがあります。日本でも多重債務者やホームレスが、まるで人身売買さながらに送り込まれているとか。被曝後の保障も無きに等しい、使い捨てのゴミのように扱われているようでしたが、おしどりマコさんに追求してもらいたいですね。
— 性尊閣 (@seisonkaku) 2018年10月29日
バカヤロー!!
— 昭和おやじ 【安倍政権を打倒せよ】 (@syouwaoyaji) 2018年10月29日
今から制度いじって間に合う訳ないだろ、ボケ!!
この脳足りん!!
首相、消費増税対策「施策を総動員し全力対応」
https://t.co/AwdxBauvuJ
何のための消費増税?
— 俵 才記 (@nogutiya) 2018年10月28日
何のための軽減税率?
ポイント還元するとかいってるがたった一年間だけ。しかも問題だらけ。
軽減税率で約1兆円の税収目減りがあるが、それを埋める財源は低所得者の医療や介護支援の見送り。
消費税が上がり、低所得者への支援は見送り
こんな消費増税はやめろ。
5%に戻せ‼️
安倍首相は、秘密保護法、共謀罪法、安保法制と、国民の多くが反対していた法案を強引に成立させてきたことに味を占めているはずだ。支持率のこの程度の下落では、憲法改悪を阻止するには全く不十分である。今回も強引な手法で通してしまうことを警戒しなければならない。 https://t.co/03NucLE0pV
— m TAKANO (@mt3678mt) 2018年10月29日
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