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神社本庁総長の辞任表明を巡り、神社界上層部に「前代未聞の亀裂」
https://diamond.jp/articles/-/182881
2018.10.19 週刊ダイヤモンド編集部 ダイヤモンド・オンライン
神社本庁の田中恆清・総長 石清水八幡宮(京都府)宮司
昨年に『週刊ダイヤモンド』が報じた神社界の「森友学園問題」と言われる職員宿舎売却問題を巡る神社界の騒動が目下、急展開を迎えている(参考記事)。それは、「神社界に身を置く者からすれば、たとえるならときの総理大臣が天皇陛下に正面から楯突くような前代未聞の事態」(神社本庁関係者)という。聖俗の2トップの亀裂が顕在化し、神社界の秩序を揺るがしかねないガバナンスの崩壊が起きている。(週刊ダイヤモンド編集部 神社問題取材班)
「人の上に立つ者や組織の長は、自らの言葉に責任を持つべきで、軽々しく変えてはならない。少なくても聖職者ならば、それを旨としなければ駄目だ」――。
全国8万社の神社を傘下に置き日本最大の信者数を誇る宗教法人、神社本庁(東京都渋谷区)。今月10月3日に開かれた臨時役員会の面々は、この言葉に凍りついた。
神社界を象徴する役職の「統理」が、事務方トップの「総長」に対し、他の役員や特別出席の長老などを前に「神社本庁の歴史で過去に類を見ない異例の苦言を呈した」(別の神社本庁関係者)からだ。
統理は、権力ではなく“権威”という面で神社界のシンボルとなる別格の存在。旧皇族や旧華族がその任を務めることが多く、神社本庁が「本宗」と仰ぐ伊勢神宮の大宮司を経て就くのが近年の慣例だ。それだけに、会議などで公に自身の考えを表明することはめったになく、その発言は神社界に身を置く者にとってこの上なく重いものとなる。
現在の統理は、今年5月に就任した鷹司尚武氏だ。鷹司家は公家の家格の頂点である「五摂家」の一つで、鷹司統理はその現当主。今上天皇は義理の叔父に当たる。この比類ない家柄に加えて、慶應義塾大学大学院修了後、日本電気(NEC)に入社、最後はNEC通信システム社長を務めたという神社界の“外”でも大きな功績を残した人物でもある。
一方、総長は、統理が神社界の「聖」を担うとすれば、「俗」の部分である事務方のトップ。神社界における実質的な最高“権力”を有する役職だ。
鷹司統理から「組織の長として、神に仕える身として相応しくないとその言動をたしなめられた格好」(別の神社本庁関係者)の現総長は、石清水八幡宮(京都府)宮司の田中恆清氏で、2010年の就任以来、異例の3期目の長期政権に突入している。
この田中総長と神社本庁を母体とする政治組織、神道政治連盟会長で「神社界のドン」こと、打田文博氏の2人が神社界を牛耳っていることは、神社関係者ならば誰もが知るところだ。
一昨年の秋に東京・赤坂で開かれた「打田文博会長の就任を祝う会」で配られた冊子の裏表紙の写真
直近の事例で言えば、「今上陛下は靖国神社を潰そうとしている」「新しく皇后になる彼女は神社神道が大嫌い」などと今年6月に天皇家批判とも取れる発言を繰り広げ、進退問題に発展した靖国神社の小堀邦夫宮司が今年3月に宮司へ就任する際も、靖国神社総代である田中氏の支持と、「打田氏の後ろ盾が人選に影響した」(さらに別の神社本庁関係者)と言われている。
また、昨年末に富岡八幡宮(東京都江東区)で起きた凄惨な事件により殺害された富岡長子宮司も、事件の発端とも言える富岡八幡宮の神社本庁離脱の理由に、田中総長による強権支配が根底にあったことを、事件直前に明かしている(参考記事)。
「辞任する」と啖呵切ったものの
意見を翻した田中総長
話を本題に戻そう。何ゆえ、鷹司統理は田中総長に異例中の異例である苦言を吐露したのか――。時計の針は、先月9月11日に開かれた前々回の役員会にさかのぼる。
その終盤、冒頭で触れた職員宿舎売却における神社本庁上層部と業者の癒着を指摘し(参考記事)、その実態解明を訴えたことで懲戒処分を受けた神社本庁の幹部職員2人が起こした処分の無効確認を求める民事裁判について、複数の理事から「これ以上争わず、和解の道を考えるべし」との提案がなされた。
その提案に、鷹司統理も、平成の御代替わりを前に収束を図るためにも議論を深めた方が良いという見解を示したという。
ところが、これに立腹したのが田中総長だった。
田中総長は、本誌編集部が今年8月に報じた神社本庁におけるパワハラ飲酒暴行の報道に触れ、「なぜ、そんなことがそういう媒体に出るのか」などとした上で、「統理様からお話があった以上、悔しいが、私は今日で総長を辞させていただく」と啖呵を切って辞任を表明したのだ。
この突如の辞任表明は、誰も予期していなかったようだ。だが、総長職の指名権を持つ鷹司統理は「次世代へのバトンタッチが一番大事」とし、その場で辞任を了承する意向を示した。
ところがだ。田中総長に近い関係者がこの辞任表明があった9月の役員会直後、週刊ダイヤモンド編集部の取材に「まだ先行きが不透明。覆る可能性もある」とした言葉通り、田中総長派の理事たちが統理に田中総長を辞めさせないよう異例の直談判。さらに今月10月3日、冒頭の臨時役員会を開催する。「意見交換」という趣旨の下、田中総長の続投と訴訟継続を求める田中派と、それに異を唱える非田中派の双方から意見が出され、採決などは行わず閉会となった。
この臨時役員会の閉会直前に出されたのが、冒頭の鷹司統理の苦言。田中総長が自らの辞任表明を朝令暮改で覆そうとしていることへの不信感と憤りの表れだったわけだ。
一連の報道を「事実誤認」として、神社本庁は各都道府県神社庁長へ周知 Photo:DW
ところが、不思議なことに、神社本庁はそれから約1週間後の10月9日、田中総長の辞任表明を報じた全国紙や業界紙などの一部報道を「事実誤認」とし、田中総長の続投と訴訟の継続の方針が、臨時役員会において「了承された」とする通知を都道府県神社庁に出した。臨時役員会が単なる「意見交換の場」に過ぎず、何も採決されなかったにもかかわらずだ。辞任表明をなかったことにしようという事務方の“忖度”なのかは分からない。
しかし、鷹司統理はあくまで前々回9月の役員会における辞任表明を“尊重”する姿勢を崩していない。
「鷹司統理は、組織のトップが簡単に意見を翻すべきではないと考え、また口頭での辞任表明は法的にも有効との見方を示しており、辞表提出を待っている状況」(前出の神社本庁関係者)という。
信仰上のトップに、事務方のトップが弓を引くというこの前代未聞の事態は、神社界の全体の未来を左右しかねない。
(週刊ダイヤモンドの取材に対し、現在、神社本庁側は回答を検討中)
神社本庁総長の辞任表明を巡り、神社界上層部に「前代未聞の亀裂」 - 瓦解する神社 https://t.co/Ng7iFX4PA9
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2018年10月19日
内輪揉めなら勝手にやってろって話だが、日本会議かぶれの連中をとっとと駆逐してもらいたい。社会にとって甚だ迷惑だから。
— 塚本有実(PN) (@YumiTSN) 2018年10月19日
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最近女性に人気の占い師やよくわからんカウンセラーなんかが神社推しまくったり女性誌で当たり前のように特集してるの謎なんだけど、とりあえず神社本庁ドロドロしすぎてご利益どころか祟られそう。https://t.co/EhfzQ4lKqx
— 菅谷奈緒 (@n_sugaya) 2018年10月19日
神社本庁総長の辞任表明を巡り、神社界上層部に「前代未聞の亀裂」|ダイヤモンド・オンライン
— Takashin Bldg. 'enemy combatant' / 高信ビル (@Takashin_Bldg) 2018年10月19日
- 人の上に立つ者や組織の長は、自らの言葉に責任を持つべきで、軽々しく変えてはならない。少なくても聖職者ならば、それを旨としなければ駄目だ#田中恆清 #打田文博 #神社本庁https://t.co/RAc1vw7t60
神社本庁の権利争いや安倍首相との癒着などは、どうでもいいけど。
— 鴨志田 (@masugunamiti) 2018年10月19日
困っている人、大きな願い事のある人、ただ毎日の平穏を願っている人。
様々な思いで毎日手を合わせている人がいることを忘れなく。。 https://t.co/abjhUTIxaM
いろいろと複雑な対立があるようだhttps://t.co/0R4ASF9OEw
— Shin Hori (@ShinHori1) 2018年10月19日
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