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社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239676
2018/10/17 日刊ゲンダイ
ペテン政権(C)共同通信社
安倍首相が15日の臨時閣議で来年10月の消費税率10%への引き上げを正式表明したことを受け、テレビニュースやワイドショーがこぞってこの話題で喧々囂々だ。税率アップの方向性こそ2012年の法改正で決まっているものの、その制度設計や準備がメチャクチャなことが改めてクローズアップされているからである。
誰もが首をかしげるのが軽減税率(8%)の適用対象。同じコンビニで買っても持ち帰れば8%なのに、イートインスペースで食べたら外食扱いで10%になる。小中学校などの給食は8%でも、大学などの学食は他の選択肢があるとして10%だ。その境界線はどうにも分かりにくいし、店頭で大混乱するのは目に見えている。
増税による消費落ち込み対策として「2%分のポイント還元」が検討されてもいるが、クレジットカードやキャッシュレス決済の買い物が対象で、小売店はそのために専用の読み取り機などを購入しなければならない。期間限定の“サービス”のために余計な出費を強いられる店舗はたまったもんじゃない。
ただでさえ低所得者ほど負担が重くなる消費税は、逆進性のある悪魔的不公平な税だ。そこへもってきて理不尽な話のオンパレード。安倍身勝手政権のデタラメ増税に対して、庶民の怒りに火が付き、一気に燃え広がっているのは当然である。
■社会保障の充実は反故
そもそも消費税率は何のために引き上げられるのか。増税は、民主党・野田政権下の2012年8月に、民主・自民・公明の「3党合意」で決まったのだが、正式には「社会保障・税一体改革に関する3党合意」だった。「このままでは早晩、社会保障の財源に大きな穴があいて立ちいかなくなるとの強い危機感から、社会保障制度の全般的改革を推進することを条件に、その財源を確保するために消費増税を国民にお願いする」という建前だったはずだ。増税分は全額、社会保障の充実に充てられるとしていた。
ところが、である。同年12月に安倍政権に交代すると、社会保障の充実はすっかり反故にされた。「自助・共助・公助の適切な組み合わせ」がうたわれていたはずの社会保障制度改革が、13年12月の「プログラム法」の成立で、「自助」が基本で政府はそれを“支援”する役割だということにスリ替わった。そうなると、社会保障は充実どころか、逆に削減ラッシュだ。
この間、安倍政権は70〜74歳の医療費負担を原則2割に引き上げ、特養ホームの入所資格を原則要介護3以上に限定。年金カット法も成立させた。直近では「人生100年時代」などと言いながら、年金支給年齢を75歳まで引き上げる議論まで始めている。
今度の消費税10%への引き上げ表明にあたって、安倍は「全世代型社会保障制度」への転換を掲げた。幼児教育の無償化など少子化対策も充実させるということで、増税分の使い道を社会保障と借金返済で「1対4」の比率だったところを「1対1」にしたとアピールしている。だが、「3党合意」に遡れば、増税分は全額社会保障に使うはずだったのだから、何をかいわんやだ。社会保障の充実なんて嘘八百なのである。
ジャーナリストの斎藤貴男氏がこう言う。
「消費増税をめぐる一連の流れは、最初から最後まで詐術というか、ただ国民をだますためだけのものだったのです。消費増税が社会保障目的なんて嘘。カネに色は付いていません。政府は増税分を社会保障に充てると言っても、既存の税収の社会保障への使途を維持するとは言っていない。だから現実に年金カットだなんだと、どんどん削減されてきたじゃないですか。『1対4』とか『1対1』というのもレトリックに過ぎず、国民をだましているのです」
生活保護に「ジェネリック」原則化(C)日刊ゲンダイ
「全世代型社会保障」も毎度の“印象操作” |
確かに増税の一方で社会保障費の削減は半端ない。つい最近も、生活保護受給者が「ジェネリック(後発医薬品)」しか使えなくなったのをご存じか。生活保護法の改正でジェネリック使用が原則化され、今月1日、施行されたのだ。
理由はもちろん薬価が安いから。ジェネリックは特許切れの先発医薬品と同じ有効成分で作られた後発品で、薬価は先発品の3〜7割に抑えられている。ただ、同じ有効成分をうたっているとはいえ、「同一品ではない」とみる医師も少なくない。不安だから先発品を使いたいという患者もいるだろうに、社会保障費を減らすためには有無を言わせぬ措置なのである。
生活保護受給者でなくとも、薬局で処方箋を出した際、最近はまず、「ジェネリックでもいいですか?」と聞かれる。医療費削減のため、厚労省が薬局にそう説明するよう指導しているからだ。
結局、政府は社会保障を減らすことしか眼中にないのだ。国民の健康や生活など後回し。「全世代型社会保障」と、毎度のごとくスローガンが躍るだけで、その内実はお寒い限りなのである。
法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。
「国民は『消費増税は社会保障のためだから仕方ない』と思わされてきましたが、これは安倍政権お得意の“印象操作”です。消費税は逆進性が強く、庶民から集めた税金が結局、富裕層に逆分配されているのが現実。『全世代型社会保障』にしても、若年層や子供向けの政策を増やす一方で高齢者向け福祉は削減されるわけで、世代間対立を利用したパイの奪い合いです。むしろ『全世代型社会不安』ですよ」
■もう国民は信用しない
やらずブッタクリ――。安倍政権の悪辣なペテンに、もう国民は感づいてきている。
朝日新聞が13、14日実施した世論調査。政権に力を入れて欲しい政策のトップが「社会保障」なのに、安倍の掲げる「全世代型社会保障」について「期待できない」が57%で、「期待できる」は32%にとどまったのだ。
嘘と欺瞞で塗り固められた安倍政権の5年10カ月で、トリクルダウンは起きず、賃金が上がらず、アベノミクスの正体がすっかり割れた。来年の消費増税時はまさに景気後退局面に入ると予測されているのに、小手先の景気対策で乗り切れるわけなどなく、日本経済は奈落の底に落ちて行く恐れが高い。
増税だけして、社会保障は削減の一途。所得は増えず、生活は苦しくなる一方。これでは国民の怒りが爆発してもおかしくない。大政局に発展する予兆もあると、政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「消費税で社会保障を充実させると、安倍政権はその場しのぎの説明でしのいできましたが、さすがにもう通用しなくなってきた。モリカケ問題もあり、安倍首相という人物が、もはや国民の信用を失っていることもある。増税は来年10月です。近づけば近づくほど、国民の反発は強くなる。来春の統一地方選、来夏の参院選への影響は避けられないでしょう。安倍首相がやけっぱちになって衆参ダブル選挙なんて打ったら、裏目に出て、自民党はガタガタになるかもしれませんよ」
安倍政権のままなら、庶民は消費増税でむしり取られるばかりで、社会保障の充実などあり得ない。税収は、富裕層、そして兵器爆買いなどでトランプ米国に移転されるだけだ。
一度火が付いた庶民の反乱は簡単には鎮まらない。安倍は覚悟した方がいい。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年10月17日
【やらずブッタクリ 消費増税に庶民の反乱】
『理不尽 店舗の混乱 悪魔的不公平』
「予想された結果だが、安倍身勝手政権のデタラメ増税には想像を超える庶民の怒りが広がっている」
「アベノミクスの正体も割れ、小手先の景気対策では奈落の底に落ちていくだけ。大政局になる予兆も」 pic.twitter.com/GZEwpO71Ai
安倍政権は行財政改革を殆どせず消費税増税を強行して庶民を虐げようとしている。軽減税率によって中小商店等はシステム変更により莫大なコストを負担させられ店員の手間は激増、大混乱となる可能性がある。これ程不公平な税制改悪を推し進める安倍政権を野党は厳しく追及すべき。
— 産経新聞とネトウヨが大嫌いな保守 (@wanpakuamatsuka) 2018年10月17日
次の選挙で汚職政権とは、おさらばを、、、
— ヒロキシ (@tthiroxy) 2018年10月17日
あなたと僕の怒りの1票で、、、#安倍政権を倒そう
あなた方の犯罪と無知と極右思想は国民にバレてます、、、
安倍身勝手政権のデタラメ増税に対して、庶民の怒りに火が付き、一気に燃え広がっているのは当然である。
— 紋章(既成概念疑う脱原発) (@HyperBadMoon) 2018年10月17日
社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/1doKmWlBqB
社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱 https://t.co/97iGqxrHzy #日刊ゲンダイDIGITALなにを言おうが、なにをやろうが全てウソ八百。全てごまかし。政権を潰す以外に真っ当な政治とまで言わずも、ましな政治を取り返す方法はない。
— 相澤秀人 (@hidetoaizawa) 2018年10月17日
「社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱」(日刊ゲンダイ) これは来年、再来年と政治が動きそうですね。 https://t.co/bpp8th8F5V @tim1134 @masaru_kaneko
— Masato Mizutani (@kyobonbon) 2018年10月17日
“ボッタクリ”消費増税 … 最悪だね!でも命名はいいね!
— Pablo Neruda (@Venceremos1971) 2018年10月17日
社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱
#ボッタクリ消費増税https://t.co/7dJG1UMAfk #日刊ゲンダイDIGITAL
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— Libpapa (@libpapa) 2018年10月17日
若年層は、安倍自公政権が自分達に有益であると思い込んでいるようだが、憲法改正して自衛隊が憲法下での軍隊になると、いざという時には彼等から徴用されることが解っていないんだろうな。
安倍身勝手政権のデタラメ増税に対して、庶民の怒りに火が付き、一気に燃え広がっているのは当然である。
— 紋章(既成概念疑う脱原発) (@HyperBadMoon) 2018年10月17日
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お金には色が付いてませんから、トランプに貢ぐのが本当の目的では?https://t.co/l0YEBXzMmk
— サルスベリ (@aXjCkJr6AieYYMg) 2018年10月17日
社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱 https://t.co/mes9rJg4Tb #日刊ゲンダイDIGITAL→『安倍ちゃんや高級官僚様が、社会保障の充実に消費税上げを充てるわけもない!「日本を守り抜く」どころか経団連やトランプの犬に、貧乏人の生活を守り抜く意志などないのだから!』
— 特定行政書士 孫入 潔 (@sonnewkiyoshi) 2018年10月17日
社会保障カットばかり “ボッタクリ”消費増税に庶民の反乱 https://t.co/HTgI6r8ila #日刊ゲンダイDIGITAL
— さより《人類》 (@sayori27) 2018年10月17日
みんな10%増税と複数税率が問題と思い込んでいるみたいだけど、税率以上にスタートアップを抹殺する #インボイス方式 を仕込んでるよ。
免税業者の領収書を消費税の経費にできなくするやつ。
消費増税の仕組みが無意味にわかりにくいのは、「社会保障に当てるという約束が守られていない」という事実から目を逸らすための目くらましだと思う。そのうち全部撤回して「皆さんのためにわかりやすくしました」とかドヤ顔で言い出しそうだ。
— Elephantman (@StandinElephant) 2018年10月17日
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やらずブッタクリ消費増税に庶民の反乱 理不尽 店舗の混乱 悪魔的不公平 予想された結果だが、安倍身勝手政権のデタラメ増税には想像を超える庶民の怒りが広がっている アベノミクスの正体も割れ、小手先の景気対策では奈落の底に落ちていくだけ。これは大政局になる予兆もあるぞ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/Dmy9ob2llZ
— KK (@Trapelus) 2018年10月17日
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