http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/243.html
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(転写開始)
2018年10月12日 08:32
【大拡散希望】※連続抗議行動継続!『10/11“豊洲新市場開場”と同時に問題噴出!築地市場解体は世紀の大愚行だ!〜“築地市場解体”絶対反対!都議会前アクション』
10月11日(木)17時半~都議会前(都営大江戸線“都庁前駅”A2出口至近)
築地市場を愛する!市民連合 pic.twitter.com/RgIxImqTr5
— KEITAROU1212 (@keitarou1212) 2018年10月11日
最初にこれだけはツイ主と共に声を上げて抗議をしたいね!
アベといい!
緑の狸BBAといい!
↓
レジェンドだのレガシーだのと言いながら、
代々木の国立競技場はさっさと壊すし、
上野公園ほかの大きな樹木はどんどん伐採するし、
築地の魚河岸は移転させるし、
戦後民主主義を支えた憲法はむりやりな改正を企むし。
いったいなんだんだ。
「レジェンド」や「レガシー」の意味、分かってないでしょ。
おまけじゃー! @
あー、もう昨日からテレビは、築地のネズミがネズミがって、
さも大問題のように
豊洲にゃもっと大きな問題がいくらでもあるでしょー
おまけじゃー! A
テレ朝、「豊洲のここが凄い」とか言っちゃって
「徹底した温度管理」
「徹底した衛生管理」だってさ
おまえ、
現場の取材しとらんやろー!
おまけじゃー! B
あ、そういえば今日は答え合わせの日だった。
ここはさるお店の豊洲市場についてのコメントが象徴的「仕入れ先変えないとな…」
業務筋の判断は速いですねー。
おまけじゃー! C
無理に開場して、トラブル発生。次は?
やっぱり、#築地でええじゃないか #ss954
10月11日 赤旗 私の気になる記事 14面
「きょう開場 豊洲新市場欠陥改修せず フォークリフト積載量 床が弱すぎ築地の1/3に」
おまけじゃー! D
築地市場は黒字だったのに
豊洲市場は試算だと年間92億の赤字がでるとな。
しかも、都の事業だから、
赤字分は都民の負担になるというのです。
※都民の皆様、ごくろうさまです、。。。
私だったら、緑のバアサンに、やってられるかい、って言ってやるけどね。
最後の、おまけじゃー!
社会保障費は削減。
生活保護費は削減。
医療費は掛かり付け医以外増額
消費税は増税。
しかし、実質賃金は変わらず。
物価は上昇。
これ以上、庶民を苦しめて、どうするつもりだ。
それでいて、
オリンピックだのカジノだの兵器だの、政治屋の無駄遣いに税金を使われる。
馬鹿にするのもいい加減にしろ!
=以上=
お商売人さんが怒りのツイート!!
築地閉場で開店続出して、
豊洲市場開場式が葬式みたいで、
トラックがスタックして、火事で消防車来て、
けが人出て救急車来て、
床上浸水で…軽く災害感ある。
でも災害と違って待ってても過ぎ去らない。
▼
#築地 の #豊洲 移転で、豊洲市場を農林水産省が認可を出したけど、
猛烈な渋滞を引き起こすことになるので国土交通省の範囲にも影響があるし、
取引ができなくなるので経済産業省の範囲にも影響がある。
重大な健康被害を引き起こすカビ混じりの空気は厚生労働省の範囲の問題でもある。
まるで災害のオンパレード!!
で、問題点などまとめました
▼
豊洲市場
・動線が悪くて配送が10倍時間が掛かる
・電動車両が坂を登れず炎上
・掃除できない水流せない
・腐って臭い
・駐車料金が5倍
・豊洲市場のエレベーターも火が出て壊れたって(´д`|||)オイオイ
・荷降ろしできないので屋外で作業
・夏でも雪でも露天作業
・屋内は排熱で猛烈に暑い(今日は29度もあった→夏は熱中症間違いなし!)
・湿気が多くて空気がカビてる
・周辺道路が日常的に超絶渋滞
長期的な問題点
・地盤沈下
・液状化
・そもそも床の強度がない
・2.5トンリフトに2.5トン荷物を載せられない
・杭が岩盤まで届いていない
健康面での問題
・湿気が多くて空気がカビてる(前出)
・土壌の有害物質が空気中に漂う
・猛烈に暑い
流通経済面での問題点
・移転に伴って閉店する店舗・企業が続出
・豊洲で荷降ろし待ちが大量に発生
・周辺道路の交通マヒ
・巨大市場の機能喪失に伴う漁業全般への打撃
最後に、
そうそう、今日は冷凍物を事前に運び込んでいたんだけれども、
明日以降普段通りの入荷量になったらとんでもなく詰まると思う。
逆に言えば買い手が居なくなって、
取扱量が極端に減ればまともに機能する市場になる可能性はある。(笑笑
=以上=
“おれんとの店、今日はもう臨時休業です。
だから、
もうランチ営業どころか、
夜の営業も間に合わないから明日から他の市場にしよう!
って人もいるんじゃないか?
こりゃ想像以上に使えない市場だ!
#やっぱり築地に帰りたい
#豊洲市場は欠陥設計建築物
=以上=
と、仰られる方達が多いように思われます。
ま、聞きしに勝る市場でございますなw
こんなところにお客さんが築地の時の様に来られえるのかしらね?
前途多難、
って言うよりも、
今からでも築地に帰った方がイイと思いますけど!
“
本日、午後3時から都庁記者クラブで行われた「築地市場営業権組合記者会見」。1)築地市場が中央卸売市場として存続していること、2)築地市場廃止認可がない限り解体は違法、3)一般消費者、関係事業者ぼ利害が害されるおそれがなくならない限り、築地市場の廃止はできない、の3点について説明。 pic.twitter.com/yZqU7RiNpK
— Galbraithian (@galbraithian999) 2018年10月10日
(2018年10月10日)本日、午後3時から都庁記者クラブで行われた「築地市場営業権組合記者会見」。1)築地市場が中央卸売市場として存続していること、2)築地市場廃止認可がない限り解体は違法、3)一般消費者、関係事業者ぼ利害が害されるおそれがなくならない限り、築地市場の廃止はできない、の3点について説明。
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【築地市場営業権組合記者会見】
はじめに、営業権組合の代表の方から組合立ち上げの経緯や、現在150名の仲卸が加盟していること、東京都が仲卸業者に解体容認のサインをさせていること、それに対して88件の撤回書が集まっていること、撤回書の受け取りを東京都が拒んでいる現状が説明された。
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また、豊洲は現在も地下水が吹き出したり、施設内は湿度80%以上でカビが発生していることなど、問題があり、1、2ヵ月で不平不満が出る。築地市場は電気については交渉中、水道は止めることができないことに触れながら、今後、築地市場に帰ってくる業者を募ると説明。
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続いて、法的問題について熊本一規教授から解説。都は農水省の(豊洲市場)認可が出たから築地市場を解体できると主張しているが、事業者と民の関係=営業権者への損失補償がされていないので解体はできない。補償せずに解体するのであれば、強制収容するしかない。
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熊本教授(続き)。また、築地市場には地上権(土地に施設を造る等の権利)も存在する。さらに、現時点で都がやっている行政上の手続きは業務規定の変更のみ。そこには築地市場の位置と面積が変わると書かれているだけで、築地市場の廃止に関する文言はない。
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熊本教授(続き)。また、東京都は「営業はできるかもしれないが、仲卸の使用位置指定書を止める」と主張しているが、これは、位置の指定が無くなり自由席になるだけで、のれんに基づいた営業が継続できる。
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営業権組合の解説の後、豊洲の土壌汚染の問題に取り組んでいる建築士の水谷さんから、明日、企画されている「築地場内お買い物ツアー」に関する告知が行われた。明日は、仲卸が5店舗、船舶食料を扱う店が1店舗に加え、茶屋が営業するとのこと。朝8時に正門前集合。
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質疑応答。読売新聞:営業権についてとの認識は?
熊本教授:↓東京都は明確には回答できていない。我々の主張を国交省は認めている。
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質疑応答。TBS:解体が始まるとアスベストの問題も出てくるが、住民に対しての対応は?
熊本教授:アスベストを含む施設の解体は、建物を密閉しないといけない。営業を続ける業者がいる中でアスベストの工事をすること自体が問題。
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質疑応答。日本テレビ:先日、提訴された仮差止めはどうなっている?
熊本教授:宇都宮弁護士が提訴した仮差止めは別。あちらには営業権に関する訴えは含まれていない。そもそも、正当な権利を主張しているので、裁判に訴えるものではない。
=以上=
“
総工費6000億以上をかけ、11日に開業する豊洲市場。 地下汚染水に続き、新たな問題。 9月上旬、仲卸棟西側で横幅10m、段差5cmのひび割れ発見。 業務用冷蔵庫入れたら、それだけで床が沈んでしまったという話も。 誰の責任? 犯人探しは時間の問題です・・ pic.twitter.com/bRPIYMfGfi
— 気弱な地上げ屋 (@kiyowanajiageya) 2018年10月9日
総工費6000億以上をかけ、11日に開業する豊洲市場。 地下汚染水に続き、新たな問題。 9月上旬、仲卸棟西側で横幅10m、段差5cmのひび割れ発見。 業務用冷蔵庫入れたら、それだけで床が沈んでしまったという話も。 誰の責任? 犯人探しは時間の問題です・・
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豊洲市場。 地下汚染水に続き、床耐荷重にも問題あること発覚。 9月下旬に突然、市場内に張り紙。 書いてあるのは、「2.5トンフォークリフトには800kg以上載せないでください」 工事を請け負った業者からは、「地中打ち込み杭が充分に支持層(固い地盤)にまで届いていない」 内部告発も
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今週開業する豊洲市場。 9月23日には、汚染水がマンホールから噴き出すというサーカスのような事故が発生。 これまで都は、「地下水位上昇時には、速やかに浄化して、外に排出できる」 としてきたが・・自慢のシステム機能せず、浄化前の汚染水が・・そのままマンホールから噴き出しました
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豊洲市場。 トドメは・・湿気。 建物が密閉されてて窓もない。常時25度に設定してるので夏場はダクトを通じ室内にも水滴が。 現在でも、空調24時間フル稼働してるのに、湿度70%。高い時は90%超。仲卸は、「ものすごくカビが出るんですよ。カビは生ものに付着して繁殖する」 不安を口に・・
=以上=
豊洲開場のその日から築地解体って、早すぎないか?
築地の記憶そのものを一刻も早く消し去ろうとしているのか。
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今日11日、築地市場内では仲卸の6店舗が堂々と営業をしました。
明日も9〜11時、営業を続けます。豊洲は問題ありまくり。
いつでも皆さんが戻ってこれるようにです。
東京都は営業権・生存権を無視して解体を強行していいのですか?
この動画の模様をマスコミは報道してください。
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小池百合子都知事は開場の挨拶を行い、マグロの競りなどを視察した後、
築地場内から移転した行列が絶えない人気店「大和寿司」を貸し切りにして舌鼓を打った。
秘書やSP、村松明典市場長、
築地市場協会の伊藤裕康会長らを引き連れた“知事御一行”の優雅な朝餉。
=以上=
そんで、
めちゃんこ築地解体始めるのハヤッ!
豊洲が使い物にならなくても戻れないようにしたいってことだわな。
強制立ち退きってことか。
いい加減にしろよ、っと!
“■週刊ダイヤモンド編集部 2018.10.6
豊洲移転、小池都知事が無視して突き進む「3つの隠れた大問題」
https://diamond.jp/articles/-/181320
地下水位は約束していた水位を大きく上回った。市場内の物流が制限される。商品の取扱量の試算もデタラメ…。これら3つの大問題を何ら解決することなく無視したまま、小池百合子東京都知事は“臭いものに蓋”をして、築地市場の豊洲への移転を強行する考えだ。(「週刊ダイヤモンド」編集部 岡田 悟)
11日ついに江東区の豊洲市場へ 移転後も解決できない3つの問題
豊洲市場開場記念式典前に市場を視察する小池百合子都知事 Photo:Natsuki Sakai/アフロ
土壌汚染、構造計算の疑義、6000億円という巨額の総工費の是非…。侃々諤々の議論を経て今なお反対の声が消えない中、東京の胃袋・築地市場が11日に、江東区の豊洲市場に移転する。しかし豊洲には、今なお解決していない、もはや解決できないであろう3つの問題がある。
1つ目は地下水位だ。
都は今年7月までに、豊洲の土壌汚染が地下水に混ざって地上の施設に及ぶのを防ぐため、地下にコンクリートの床を敷いたり、地下水をくみ上げる巨大なポンプを設けるなどの追加対策工事を実施した。
その上で、9月に農林水産省から市場移転の認可を受けたが、前述の安全対策も認可の前提の一部となっている。小池百合子東京都知事は8月の認可申請を前に「都民、市場関係者には、豊洲市場は安全で、安心して利用していただけると伝えたい」と述べ、事実上の“安全宣言”をした。
「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」の平田健正座長 Photo by S.O.
これに先立ち、都が設けた「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」の平田健正座長は7月末の記者会見で、安全が確保できる地下水位の基準について「全ての観測井戸がA.P.(東京湾中等潮位)+2.4メートル以下で維持されるようにすること、その上でA.P.+2.0メートル前後で地下水位が常時維持されるようにA.P.+1.8メートルを目標管理水位として地下水管理システムを稼働させていくことが望ましい」と説明していた。
そもそも専門家会議は、2017年11月にまとめた報告書の中で、対策として「早期に目標管理水位(A.P.+1.8メートル)まで地下水位を低下させるとともに、地下水位上昇時の揚水性能を強化する」とだけ述べており、+2.0メートルとか+2.4メートルといったバッファーへの言及はなかった。
専門家会議の今年7月の変節ぶり自体、理解に苦しむところだが、週刊ダイヤモンドはその前からダイヤモンド・オンライン上で
「小池都知事の憂鬱、豊洲の地下水位は追加工事でも下がらない!?」
「小池知事最側近が「絶対にできない」と断言!豊洲地下水管理のまやかし」
のように、地下水位を基準値まで下げることがいかに難しく非現実的であるかを再三指摘してきた。
ウェルポイント工 Photo by Satoru Okada
そして、実際の結果はいたってシンプルだ。地下水位は下がらなかった。
台風24号が関東地方に襲来する前の9月19日、1カ所で3メートルを、1カ所で2.5メートルを超えた。21日以降はさらに上昇し、30日に台風24号が来る前に3メートル超の場所が増えた。それも、地下のポンプに加えて、「ウェルポイント工」と呼ばれる、本来は土木工事で一時的に用いられる強力な真空ポンプを、地下水位を観測する井戸のすぐそばに設置するという“裏ワザ”まで駆使しているのに、である。
都新市場整備部の山本諭・環境改善担当課長は週刊ダイヤモンドの取材に「9月の降水量は27日までで282.5ミリと例年より多かったため」と水位超過の原因を説明した。
台風24号の分を加えた9月の合計降水量は300ミリを超えたが、過去に9月の降水量が400ミリを超えた年もあり、今年の9月だけが記録的に多かったわけではない。近年、想定外のゲリラ豪雨や長雨が頻発していることを考えれば、降水量の平均値にこだわるべき理由もない。
そしてそもそも、降水量が多ければ水位が基準を超えても良いとは、誰も言っていない。
山本課長も「いつ水位を低下させるのかという見通しを、われわれが示せるものではない」と認めた。このままでは、小池知事の安全宣言の根拠を欠いたまま、豊洲が開場されることになる。
ただでさえ物流効率が下がる豊洲で フォークリフトが運べる重量も減少
フォークリフトPhoto by S.O.
2つ目の問題は、市場内の物流が大幅に制限されることだ。築地では現状、使用されるフォークリフトは2.5トンまで荷物を運べるものが主流だとされるが、豊洲ではほとんどのフォークリフトが1.5トンまでしか運べないものになってしまうのだ。
築地で実際に荷物の運搬を手掛ける「小揚」と呼ばれる業者の労働組合で委員長を務める小鍋浩一さんによると、かつて築地では2トンまで運べるフォークリフトが使われたこともあったが、時間との勝負である場内で、小揚げの業者はどうしても一度に大量の荷物を運ぼうとする。2トンのフォークリフトでさえ、前部のフォークに乗せる荷物が重すぎて、車両の後部が浮き上がるほどだったため、今ではあまり使われなくなったという。
それでも豊洲では、1.5トンまでしか運べないフォークリフトを使わざるを得ず、小鍋さんは「一度に運べる荷物の量が減るので、その分作業時間が大幅に延びる。豊洲に新しく合理的な市場を造ったはずなのに、なぜ、そんな非合理的な働き方を強いられるのか」と憤りを隠さない。
一方、都新市場整備部の市沢拓也・物流調整担当課長は週刊ダイヤモンドの取材に「築地では2.5トンのフォークリフトに、荷物を最大限積んで運んでいるわけではない。業界団体からも話を聞いており、豊洲で1.5トンのフォークリフトしか使えなくても、物流効率が落ちるとは考えていない」と、小鍋さんとは真逆の話をする。日々、実際に市場で働いている小鍋さんは「(都の見解は)絶対にありえない。荷物を満載しているフォークリフトはいくらでもある」と反論する。
平屋の築地と異なり、上下の移動を要する豊洲の建物は、ただでさえ物流効率が下がると言われている。さらに、フォークリフトで運べる重量が制限されれば、何が起きるかは自明である。
現状と乖離する都の取扱量試算 築地のピーク時並みにV字回復?
最後に、3つ目の問題として、都が国に提出した信じがたい試算をお見せしよう。
「東京都中央卸売市場豊洲市場事業計画書」と呼ばれるもので、都が8月に農林水産省に、豊洲開場の認可を申請するために提出した書類の一部だ。
この中には、18年10月から23年度までの年度ごとの豊洲市場での水産物、青果、漬物、卵の取扱量と取扱金額の試算が記載されている。図表1はそのデータを19年度からグラフ化したものだ。
『突然、そしてこれからも増え続ける謎の試算』の図表
魚の消費の落ち込みに加え、流通大手が卸売市場を通さない独自の物流網を築いてきたため、卸売市場で取り扱う商品は量、金額ともに全国で減少傾向にある。
築地市場もご多分に漏れず、都が作成した図表2のように、1990年度の取扱量は約75万トンだったが、16年度は約41万トンと半分強に減った。金額も同じ年度の比較で、7550億円から4292億円に減少している。さらに築地から豊洲への移転に伴って、設備投資をする体力のない水産仲卸業者の廃業が相次ぐ。取扱量と取扱金額の減少は今後も避けられない。
「水産物の東京都中央卸売市場の取扱数量・金額の推移」の図表
にもかかわらず都の試算は、19年度に約79万トン、約6025億円と突如増加。その後も増え続け、23年度には約97万トン、約7467億円と築地のピーク時並みにV字回復するという夢の試算となっている。
なぜか。農水省への認可申請を手掛けた都新市場整備部の大場誠子・市場政策課長は週刊ダイヤモンドの取材に「試算は04年度に策定した『豊洲新市場整備基本計画』の中でまとめたもので、気密性の高い豊洲の構造の特性によって取扱量、金額ともに増えると考えた」と話す。
だが図表2によると、04年当時でも、築地の取扱量は60万トン程度。しかもその後激減しているにもかかわらず、10年以上前の試算をそのまま今年8月に農水省に提出したわけだ。
大場課長は「現状と乖離があるのは理解しているが、それでも都はこの数字の実現に向けて取り組んでいく」と言い切った。走り始めたら止まらない、ダメな公共事業のお手本のような回答だが、農水省もよく、都のインチキにお墨付きを与えたものである。
実は問題はこの3つにとどまらず、そもそも買い出しに来る業者の駐車場が足りないとか、周辺道路の大渋滞の可能性など、開場を間近に控えているとは思えないような課題が噴出している。にもかかわらず都は、これらをまともに解決することなく、ひたすら移転に向けて突き進んでいる。
(転写終了)
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