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佐喜真氏は大敗…沖縄県知事選で示された民意と裁判の行方 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238901
2018/10/06 日刊ゲンダイ
大惨敗だった(佐喜真候補の応援演説にかけつけた菅官房長官と小泉衆議院議員)/(C)日刊ゲンダイ
沖縄県知事選で、前自由党衆院議員の玉城デニー氏(58)が、自公が全面支援した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)ら3氏を破り、初当選を果たした。
得票数は玉城氏が39万6632票だったのに対し、佐喜真氏は31万6458票。前々回(2010年)の知事選では仲井真元知事が33万票、前回(14年)は翁長前知事が36万票だったことを考えると、玉城氏の圧勝だったことが分かる。
実は私はこの選挙結果をハラハラして見ていた。政治の予測は出来るだけ避けた方がいい。その時、正しい判断だったとしても、情勢は刻々と変わるからだ。しかし、私は9月8日付の日刊ゲンダイコラムで〈沖縄県知事選は玉城デニー候補が勝利する〉という見出しで寄稿した。その後、玉城、佐喜真両氏を比較した自民党の世論調査と称する資料を入手すると、選挙序盤は玉城氏が佐喜真氏を大きくリードしていたものの、投開票日が近づくにつれて差が縮まり、最終的には1〜2%の僅差となっていた。
政府与党にとって今回の知事選は、安倍首相が9月20日の自民党総裁選で3選してから最初の大型選挙であることに加え、米軍普天間基地の辺野古移設埋め立てを進めるためには何が何でも負けられなかった。
負ける可能性のある選挙応援はしない安倍首相は別として、菅官房長官は3回、小泉進次郎筆頭副幹事長(当時)も3回、二階幹事長も度々、沖縄入りし、さらに石破茂氏や、小池百合子都知事らも応援演説に立った。公明党の県本部は移設反対の立場で、前回は自主投票となったが、今回は推薦に切り替え、佐喜真氏の全面支援に回った。
つまり、自公両党は総力を挙げて佐喜真氏を支援したにもかかわらず、大敗を喫したのである。
〈県民一人一人が問題意識をしっかり持てば、問題意識に何の発言も出来ず空虚なスローガンを叫ぶ『選挙パンダ』の役割を果たす小池ゆりこ氏や小泉進次郎氏等は何の役にも立たないことを示した選挙だった〉
私はこうツイッターに書き込み、朝日新聞は〈首相にとっては総裁選の地方票で伸び悩んだことに続く衝撃の結果だ。有権者全体で厳しい世論であることがはっきりした。来年の統一地方選、参議院の「選挙の顔」として疑問符がつきそうだ〉と報じた。
これまでも示されている「辺野古移設反対」の民意があらためて突き付けられたわけだが、それでも政府は強引に実施する姿勢を崩していない。おそらく今後、国と県は法廷闘争に入るだろうが、数人の裁判官の判断で民意を覆すことはあってはならない。そうなれば裁判所は政府の意向を実施するだけの機関ということになり、三権分立の自殺行為でもある。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
今後、国と県は法廷闘争に入るだろうが、数人の裁判官の判断で民意を覆すことはあってはならない。そうなれば裁判所は政府の意向を実施するだけの機関ということになり、三権分立の自殺行為でもある。
— 木津 繁 (@KizuShigeru) 2018年10月5日
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— いたにのりお (@je3gnu) 2018年10月5日
最近の司法は完全に政府の飼い犬、権力側にだけ尻尾を振り、弱いものには牙をむく、三権分立はもう絵空事、司法に期待はできない
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