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“やってる感”で糊塗も限界 成果ゼロで惨めな「安倍外交」 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238637
2018/10/03 日刊ゲンダイ
国際社会で限りなく存在感が薄い(ガラ空きの安倍首相の国連演説)/(C)共同通信社
9月26日の日米首脳会談で、安倍首相はトランプ大統領から農産品を含むすべての関税について2国間交渉入りに押し込まれた。安倍は「FTA(自由貿易協定)とは全く異なる」と強弁し、限定的なTAG(物品貿易協定)だと主張する。
だが、共同声明には「他の重要な分野(サービスを含む)で早期に結果が生じ得るものについても、交渉を開始する」「他の貿易・投資の事項についても交渉を行う」とある。どうみてもFTA交渉と変わらない。AP通信やロイター通信をはじめとする海外メディアは〈安倍首相がFTAを受け入れた〉〈トランプ大統領は大喜び〉などと報じている。にもかかわらず、NHKをはじめ大手メディアは安倍の主張を垂れ流しているだけだ。
必死で糊塗するのはなぜか。安倍がトランプを翻意させTPP(環太平洋経済連携協定)に引き戻すと繰り返し、2国間交渉入りを断固否定してきたからだ。
焦点の自動車についても「交渉中の高関税発動を回避すると確認された」と手柄のように伝えられているが、交渉中なら当たり前のことだ。肝心の共同声明には自動車に高関税をかけないとはどこにも書かれていない。農産品の市場開放に関してもTPP並みの水準で合意したかのようだが、トランプにしてみれば、TPP以上の果実を手に入れなければTPPを離脱した意味がない。自動車とてんびんにかけられ、間違いなくギリギリと詰められるだろう。
安倍は国際社会で限りなく存在感が薄い。日ロ首脳会談ではプーチン大統領から2時間半も待ちぼうけを食らい、東方経済フォーラムの全体会合で「年内に無条件の平和条約締結」をブチ上げられた。国連総会における安倍の一般討論演説は昨年同様に会場はガラガラ。おまけに演説中に、「背後」を「せいご」と読み違える始末。大手メディアが喧伝する「外交の安倍」とやらは一体どこへ行ったのか。
安倍政権は外交も内政もほぼ成果ゼロなのに、メディアによる“やってる感”キャンペーンはあまりにひどい。大手メディアが真実を伝えなければ「国益」が大きく損なわれるところまできた。国民もそのことに気付かなければいけない。
金子勝 慶応義塾大学経済学部教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。
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— ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2018年10月2日
やってる感≠ナ糊塗も限界 ミジメな「安倍外交」
— KK (@Trapelus) 2018年10月2日
苦し紛れの日本が強弁するTAGは日米FTAと相違なし 安倍政権は外交も内政もほぼ効果ゼロなのに、メディアによるやってる感<Lャンペーンはあまりにひどい。大手メディアが真実を伝えなければ「国益」が...
金子勝の天下の逆襲(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/LGV3AOgYP4
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