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なぜ大マスコミは伝えないのか 日米蜜月の嘘、本当の関係(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/356.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 26 日 21:40:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


なぜ大マスコミは伝えないのか 日米蜜月の嘘、本当の関係
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238239
2018/09/26 日刊ゲンダイ 文字起こし 

 
 まるでご用聞き(内閣広報室提供・共同)

 対抗馬との討論から逃げ回る一方、圧力と恫喝を蔓延させた前代未聞の自民党総裁選で3選した安倍首相がまた「得意の外交」で食い物にされようとしている。

「北朝鮮を巡る問題について方向性を一致させ、日米韓の連携を深めていく考えだ」と大口を叩き、国連総会が開かれている米ニューヨークへ。対日貿易赤字の解消を迫るトランプ大統領とトランプタワーで23日(日本時間24日)に夕食を共にした。当初1時間の予定が、2時間半に拡大。安倍は報道陣に「地下のレストランで食事をする予定だったが、招かれたのは2年前にトランプ氏と初めて会った私室の応接間だった」「そちらの方がゆっくりした雰囲気で話せるだろうということで30分ほど話をし、その後、その居室で食事した」と親密ぶりを盛んにアピール。「建設的な議論ができた」「日米関係だけでなく、国際社会のさまざまな課題について率直に突っ込んだ意見交換をすることができた」などと高揚感たっぷりに関係強化を強調したが、マユツバもいいところだ。

 トランプは夕食会に先立ち、〈軍事と貿易の話をする。われわれは日本を助けるために多くのことをしてきた。より相互的な関係を築きたい〉とツイート。苦戦を強いられている11月の中間選挙をにらみ、目に見える成果をつかみ取ろうと死に物狂いだ。今月上旬にも「日本が(米国に対価を)どれだけ払わなくてはいけないかを伝えれば、(安倍との良好な)関係はすぐ終わるだろう」「日本はオバマ大統領とディールをしようとしなかった。報復を受けないと思っていたからだ。自分はそうじゃない」などと、好戦的な発言を連発している。日本の大メディアは安倍の発言を垂れ流し、“日米蜜月”の演出をアシストしているが、日米関係の実態は隷従、服従を通り越して、赤っ恥の連続だ。

■北朝鮮対応で見限られたアベ外交

 国際ジャーナリストの春名幹男氏は言う。

「安倍首相が頼みにするトランプ大統領との“友情”はとうに破綻しています。“友情関係”をテコに通商交渉を進めようというもくろみは、木っ端みじんに砕け散るでしょう。昨年末に動き始めた北朝鮮を巡る国際情勢の変化に安倍首相はまったくついて行けず、トランプ大統領に見限られています。米国の対北融和路線に口を挟むくせに、史上初の米朝首脳会談実施が決まると拉致問題解決の口利きを頼み込み、帰路の来日までリクエストした。おんぶにだっこでは一国の首脳として相手にされるわけがなく、〈アベはオレに何をしてくれた?〉と不信感を募らせる結果になった。通商交渉を巡っても、安倍政権は思い違いの繰り返し。米国が求めるFTA(自由貿易協定)交渉入りをトボけてかわすだけで何ら対策を講じなかったため、事態は悪化してしまった。大手マスコミは米国側からの情報を重視せず、官邸や外務省のブリーフィングを報じるばかりなので、日米交渉の内幕はなかなか表に出ないのです」

 安倍・トランプ夕食会を引き継ぎ、25日朝(同25日夜)に行われた茂木経済再生相とライトハイザー米通商代表部代表によるFFR(貿易協議)。日本側は米国が検討する自動車への追加関税を凍結するよう主張。その見返りに日米FTAを締結し、TPPと同水準まで農業分野の市場開放に応じるとみられている。

 茂木は「個別項目は首脳会談で合意した上で発表したい」と詳細な説明を避けたが、26日午後(同27日午前)に予定される日米首脳会談でFTAの足掛かりとなる合意文書を交わす公算が大だ。

「強硬派のライトハイザー氏は日本からあらん限りの譲歩を引き出そうとしています。中間選挙まで1カ月半を切り、トランプ大統領に残された時間は少ない。米国で販売されている日本メーカー車の6割は現地生産されていて、日本は相当な努力を重ねています。しかし、トランプ大統領にそうした“常識”は通用しない。さらにメキシコから自動車関連工場の移転などを迫られる可能性は高いでしょう」(春名幹男氏=前出)

“日米蜜月”どころか、「コケにされている」――。日米関係の真実はこのひと言に尽きるのだ。

 
 米国都合でFFRは1日延期(代表撮影・共同)

クギを刺したはずのトランプは米朝再会談に前のめり

 保身のためにトランプにすり寄るだけの亡国通商交渉、北朝鮮対応を巡っても「緊密に連携」が聞いて呆れる。産経新聞(25日付)が安倍・トランプ夕食会の様子をこう解説していた。

〈首相が重視したのは、6月の米朝首脳会談後も具体的な進展がみられない北朝鮮の非核化や拉致問題などを前に進めるために、改めて対北国際包囲網の重要性をトランプ氏と共有すること〉

〈トランプ氏が年内の朝鮮戦争終戦宣言や2回目の米朝首脳会談の誘いに簡単に乗らないよう改めてクギを刺す狙いもあった〉

 ところが、トランプは2回目の米朝首脳会談実施に前のめり。24日(同25日)の米韓首脳会談では文在寅大統領と会談実現に向けて協力する方針で一致。「遠くない将来、開かれるだろう」「金正恩委員長にとって良いことをする」などと触れ回り、国連総会の一般討論でも「金正恩委員長の勇気、彼がこれまでに行った措置に感謝したい」とまで持ち上げた。

 どうやら、安倍の“提言”は右から左に聞き流されたようである。揚げ句がトランプの口から2度も発せられた「リメンバー・パールハーバー」だ。米国民に「日本の裏切りは忘れてない」と訴えると同時に、日本に向けては強烈な脅し文句である。

■「交渉中は明らかにできない」が常套句

 トランプは昨年、大統領就任後初のアジア歴訪前にハワイに立ち寄り、第2次世界大戦の追悼施設のアリゾナ記念館を視察。〈リメンバー・パールハーバー〉とツイートして来日すると、安倍に「バイ・アメリカン」とにじり寄り、武器商人さながらに米国製兵器の大量購入を迫った。

 2度目は、今年6月7日の日米首脳会談だ。米メディアによると、FTA締結に応じようとしない安倍に腹を立てたトランプが激怒して口にしたという。“日米蜜月”などという幻想はとうに雲散霧消していたのである。初プレーで自身がバンカーにころげ落ちる失態を演じるも、恒例化していたゴルフ外交もプッツリ。「安倍が拉致問題の国民大集会出席を優先させたため」とかいう解説も流れていたが、その時間を調整したところで無理のあるスケジュールだろう。

 なぜ、日本の大メディアはアベ外交の真実を書かないのか、報じないのか。法大名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)はこう言う。

「メディアから外交を問われた安倍首相は、都合が悪い質問になると途端に〈交渉中は明らかにできない〉を常套句に口をつぐんでしまう。メディアはそれで追及の手を緩めるから、安倍首相もタカをくくり、言いっぱなしが常態化しています。東方経済フォーラムでロシアのプーチン大統領が年内の平和条約締結を持ち出したことで浮き彫りになったように、安倍首相の交渉能力には相当に疑問符が付く。権力を監視し、国民の知る権利に応えるメディアの責任からすれば、交渉の中身はつまびらかにできなくても、安倍首相の外交姿勢を多角的に報じることで真実に近づくことはできる。ところが、第2次安倍政権発足以降の6年近くで、官邸の圧力と懐柔で牙を抜かれたメディアは批判的な視点を失い、忖度ばかりする姿勢が身に染みてしまったように見えます」

 大メディアは総裁選でも「安倍圧勝情勢」をひたすら流し続けたが、結果は大外れ。それでも惨めなシンゾーをのさばらせ続けるツケは、最後には国民に回ってくる。






















 


 

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コメント
1. 日高見連邦共和国[10585] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年9月26日 21:43:25 : PghyycNhyY : fG98hZTrTBk[8] 報告
こんな御仁が『国連改革』あまつさえ『常任理事国入り』を言う。どんなギャグ?(笑)
2. 2018年9月26日 22:07:40 : Eey18V1Rbk : uud7@Kzd7eo[125] 報告
なぜか、それは日本の大マスコミは権力と一体で腐っているからです。
3. 2018年9月26日 23:22:07 : GiTVAt2LPw : I_xOkxs3y9M[2] 報告
 何度でも書く。
 大手メディアの記者の給料はとてもいいからだ。ある種、勝ち組の特権階級。いい給料をもらっていれば、現状肯定になるのは当然。庶民目線とは異なるし、庶民の怒りも理解できない。

 記者が貧乏で、権力者に対して怒りを覚えていれば、取材も当然厳しくなるし、追及も鋭くなるはずだが、ふところが温かければ、怒らないもんね。

 警察・検察もそう。給料がそこそこいいし、退職後の生活も“天下り”で安定している。生活に満足していれば、権力者の悪事に対しても怒りを覚えない。
 なまじっか権力のあるものを捉えて、いまのシステムが変わってしまったら、自分の生活も狂う。
 だから、安倍も甘利も捕まえないわけ。

 大手メディア記者や警察・検察官僚の給与が半分になtれば、権力者の横暴に怒りを覚えてくれるんだろうが…。

4. 2018年9月26日 23:34:13 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[4036] 報告
安倍もメディアも
日本をこの世から無くしたがっているようにしか見えない
5. 2018年9月26日 23:48:31 : bqSxumkiHM : ojact308L1k[462] 報告
トランプも 疲れ隠せぬ バカ相手
6. 2018年9月27日 21:09:56 : 5qXiMEZC42 : 0YZrc9ntw2E[4] 報告
前にきっこがツイッターで言ってた

「安倍がゴルフやろうぜとか言って、
そんなことしてる場合かとトランプをブチ切れさせた」

ってのはどうも本当だったようだ…w

7. 2018年9月28日 02:50:38 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[3570] 報告
  さすがの米知日派という安倍軍団の取り巻きもシャットアウトされたようで、厳しい貿易交渉一色となったようだ。
   安倍と茂木は日米軍産の思惑どおりに、トランプに北朝鮮と密な接触をしないよう牽制する役割を果たそうとしたらしいが、トランプの私邸に招かれてトランプカラーに圧倒され言い出せなかったのではないか。
   仲良く酒を飲んだり食事をすることで一宿一飯の恩義の関係が成り立つのは日本社会ならではの風土故であり、諸外国は、それはそれこれはこれ、であろう。
   飴を与えれば言うことを聞くと思い込み安倍政権と官僚とでマスコミや財界をコントロール出来るような世界ではなく、激しい言い争いをした後でなら乾杯でもしよう、という風土であろう。
   場の空気を読んで大勢に付き、大樹が有れば寄り、長いものには巻かれろを処世術として来た日本社会で、地盤看板カバンを楯に、取り巻きに一宿一飯の恩義を課して君臨してきた自民党政治では、とてもでは無いがトランプと渡り合うことは不可能だろう。
   これまでの官僚外交が、軍産ロビーやシンクタンクメンバーと懇意にし、日本国民の血税を流すだけの出鱈目外交だった可能性もあり、官僚をシャットアウトするトランプ流に直面し、通訳のみで会合することに戸惑いつつも首相は日本国民向けに、やったやった感を報道させるしかないのではないか。
   私は単なる議院内閣制の国民代表だから懸案は日本に持ち帰り議会による議論と決定を待ちます、とすべきを、あたかも自分が政策を決定するかのように振舞うので、後で履行しない等辻褄の合わないことにもなるのである。
   首相が議院内閣制を理解していないこと、官僚が国際社会で唯我独尊の結果責任を持たない政治家もどきをやって来たこと、首相と閣僚と官僚が全員虚栄心が強く俺が俺がの集団であることなど、私は、私は、という言葉で彩られた安倍の演説の如く、国会や国民納税者を無視して「もっともっと遠くへ」行ってしまっているのである。
   

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