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言われてみればすべてが「やっている感」に見える安倍政権
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2018-09-26 天木直人のブログ
この6年近く、何の実績もないのになぜ安倍政権の評価が下がらないのか。 その理由として「やっている感」があるという。 とにかく次から次へと動き回り、しゃべりまくって、何かやっているという積極的イメージを与えて来たから、世論はよくやっていると思うからだという。 本当にそうなのだろうか。 しかし、そう言われてみればその気になる。 すべてが行き詰っているのに、地球儀外交と称して世界を飛び回っていることなど、その典型例だろう。 さすがは外交の安倍だという事になる。 そう言われてみれば、何から何でもそう見える。 親分がそうだから子分までそう見える。 たとえば小野寺防衛大臣だ。 昨日25日、横田基地周辺の5市1町で作る協議会が小野寺防衛大臣を訪れてオスプレイが正式配備された後の安全性確保を求める要請を行った。 これに対し小野寺大臣は、「不安がないようしっかりしたい」と応じたらしい。 要請する方もする方なら応じる方も方だ。 オスプレイについては、安全性の確保どころか、日本にはその飛行情報すら米国から知らされていないのが現実だ。 つまり在日米軍の行動には日本政府は何一つ責任を持てないのだ。 それを知っているにもかかわらず、協議会も防衛大臣を芝居をしているのだ。 まさに「やっている感」をコンビで演出している。 たとえば谷内正太郎NSC局長だ。 昨日25日、訪中して中国外交のトップと会っている。 安倍首相の訪中に次いで、習近平主席にも日本に来てもらうよう、首脳の相互訪問の実現を訴えたという。 もはや決定している両首脳の相互訪問なのに、なぜわざわざ今、それを確かめるために訪中しなければいけないのか。 そういえば最近仕事が全くない谷内正太郎だ。 仕事をしている振りをするには格好の訪中なのだ。 しかし、そんな暇があるのなら、防衛省に乗り込んで、南シナ海で自衛隊潜水艦訓練を止めさせるべきだ。 中国を怒らせたらあっという間に来るものも来なくなる。 「やっている感」で日本国民はだませても、世界には通用しない事を知るべきである(了)
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