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崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238000
2018年9月21日 日刊ゲンダイ 文字起こし
友好関係は「終わる」と一言 (C)CNP/DPA/共同通信イメージズ
米国、ロシアはなぜ、安倍の足を引っ張ったのか、この結果をどう見ているのか |
安倍3選を前に突如出てきたのが、「外交の安倍」の金看板のメッキがはがれる事態だった。
トランプ米大統領は巨額の対日貿易赤字を念頭に、日本との友好関係が「(貿易交渉次第で)終わる」と宣言し、6月の日米会談でも安倍に「真珠湾を忘れないぞ」と迫っていたと米メディアが報道。
ロシアのプーチン大統領も12日の東方経済フォーラムで、「年末までに前提条件なしで平和条約を結ぼう」と表明。安倍が意気込んできた北方領土返還は、棚上げになりかねない状況だ。
安倍が親密ぶりをアピールしてきた米ロ首脳がこのタイミングで安倍のハシゴを外したのはなぜか。結局、2人は「アメリカファースト」「ロシアファースト」ということだ。安倍が総裁選で圧勝できず、求心力を失えば、ますます何でも言うことを聞く“イヌ”にできると計算したのではないか。
今月末にはトランプとの会談が予定され、11〜12月にはプーチンと会談する方針だが、求心力を失った安倍は徹底的に足元を見られるだろう。元外交官の天木直人氏がこう言う。
「トランプ氏もプーチン氏も、総裁選の結果の意味を当然把握しているとみられます。求心力の低下に付け込んで、今後、自国最優先の強烈な譲歩を求めてくる可能性が高い。ところが、安倍首相は強い態度で交渉に臨むことはできないでしょう。“仲良し”であることを、外交成果として国内にアピールしなければ、さらに求心力が低下する恐れがあるからです。米ロのみならず、中国や北朝鮮も総裁選の結果を理解しているはずです。足元を見られるのは必至で、今後3年、外交成果は何ひとつ期待できません」
結局、いいように利用されて終わりだ。
恥知らずの甘利(C)日刊ゲンダイ
圧勝情勢をひたすら流した安倍サマ忖度メディアの赤っ恥 |
今回、赤っ恥をかいたのが大新聞テレビだ。選挙中、うれしそうに「安倍圧勝情勢」を垂れ流していたが、結果は大外れだった。
党員票だけでなく、国会議員票の見通しまで間違ったのだからどうしようもない。安倍サマ忖度メディアは、石破が獲得する議員票は50票と予測していたが、実際は73票だった。なぜ、大新聞テレビは間違えたのか。
「メディアが票読みを誤ったのは、現場の記者が永田町の論理でモノを見ていたからでしょう。情報源が派閥の幹部に偏っていたのではないか。いつの間にか、記者まで“安倍1強”に染まり、党内に渦巻く“反安倍”の気分や地方の不満をキャッチできなかった結果だと思います」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
そもそも、大新聞テレビの報道が公正だったのか疑問だらけだ。
大手メディアは、盛んに「安倍圧勝ムード」を強調していたが、安倍圧勝が既成事実化されれば、石破応援団は戦意を喪失し、迷っていた国会議員や党員が「勝ち馬に乗れ」と雪崩を起こすことは分かっていたはずだ。
「本来、総裁選の争点は『本当にあと3年もアベ政治を続けていいのか』だったはずです。アベノミクスは本当に成功しているのか、安倍外交は本当に成果をあげているのか、一つ一つ、検証するのがジャーナリズムの役割だったはずです。ところが、そうした視点は、ほとんどなかった。選挙日程が短縮されても、異論を唱えなかった。安倍首相が嫌がるからでしょう。大手メディアにまで、忖度が広がっているとしか思えません」(五十嵐仁氏=前出)
安倍政権だけでなく、大手メディアも国民と乖離しているのではないか。
(C)日刊ゲンダイ
論功行賞人事にヨダレを垂らす醜悪な面々 |
来月1日を軸に実施される見込みの内閣改造・党役員人事。党内の8割の国会議員が安倍支持に回ったのは、ポストへの期待があってこそだろう。
初入閣を巡って醜い貢献度争いを繰り広げたのが、萩生田光一幹事長代行と西村康稔官房副長官の安倍側近2人。西村は神戸市議恫喝でミソをつけ脱落。早くも永田町では、「萩生田文科大臣」の名が飛び交っているという。
オドロキなのは、大臣室で50万円のカネを受け取って辞任した甘利明元経済再生担当相が表舞台に復帰するのではとウワサされていることだ。甘利は、総裁選で選対本部事務総長として安倍にぴったり寄り添ってきた。安倍も甘利を重用したがっていて、党三役に就くのではとの話まで出ている。
安倍の“お友達”下村博文元文科相もアピールに必死だった。総裁選では、細田派事務総長として、集票運動の鈍い議員を人事をちらつかせて脅していたという。
「安倍首相の取り巻きは皆、極めてスキャンダラスです。西村さんは西日本豪雨の際に開いた酒宴『赤坂自民亭』の様子をSNSにあげて大炎上。萩生田さんと下村さんは加計問題の疑惑の中心で、甘利さんは収賄の疑いを持たれた過去がある。安倍首相は、人事について『適材適所』と強調していましたが、ポストに目のくらんだワケあり議員の『スキャンダル内閣』でもつくる気なのでしょうか」(本澤二郎氏=前出)
国民そっちのけの醜い争い――。これが、「国民の生命・財産を守る」とうたうアベ政治の成れの果てだ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年9月21日
【安倍一強 崩壊】
【「安倍3選」という「終わりの始まり」】
『崩れた圧勝 皮算用』
「露出をこれだけ抑えても、隠し切れなかった無能と詭弁の見苦しさ」
「地方票の反乱、石破支持議員の上積みでハッキリした、驕る者の虚像と凋落の予兆」 pic.twitter.com/e6ujCbp1de
私もこのゲンダイの記事を信じたい。信じたいけれども、共同通信の世論調査では確か内閣の支持率が上がったんだよね……
— 谷口恵梨香 (@s2hicndbziiyRdW) 2018年9月21日
アベシの不誠実な言動と改ざんされたデータを元にした欺瞞に満ちた政策の一つ一つを明確に指摘して、いかに日本がヤバい国になったかを訴えなければいけませんね。
米中ロ朝、どこも独裁者だが、アベは無能な独裁者。同じサイコパスでバカなトランプと比べても、アベはバカなうえに卑屈で弱者に強く強者に弱い。アベは米中ロ朝首脳に弄ばれる中味空っぽなパンクしたボールのようなもの。 https://t.co/4wS7MZktl9
— 北野慶(虚構の太陽) (@keikitano) 2018年9月21日
崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<下> https://t.co/0CjKG8oElw #日刊ゲンダイDIGITAL
— a.kimitoki@ジオウはパクリだ (@kimitoki) 2018年9月21日
どうせなら小渕優子を、外務大臣にして、トランプにあてがったら?喜ぶかもよw
「安倍3選」という「終わりの始まり」 圧勝情勢をひたすら流した安倍サマ忖度メディアの赤っ恥 論功行賞人事にヨダレを垂らす醜悪な面々 国民そっちのけの醜い争い──。これが、「国民の生命・財産を守る」とうたうアベ政治の成れの果てだ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/pQf5eQLPkJ
— KK (@Trapelus) 2018年9月21日
懲罰的・見せしめ的な人事がなされようとしています。石破氏が予想以上に多くの党員票を獲得し、自民党員の方の安倍一強・上からの締め付けへの不満が顕在化されたにもかかわらず。
— 未来のための公共 (@public4f) 2018年9月21日
首相、石破派の閣僚起用見送りへ 内閣改造、改憲方針への同調重視 | 2018/9/21 - 共同通信 https://t.co/RBRc8UDSWh
憲法改正への同調を重視 安倍晋三首相は石破派の閣僚起用見送りへhttps://t.co/bZOohoZtfj
— ものぽーる (@monopole0001) 2018年9月21日
自分の対立勢力を重用できるほど、度量があるわけがない。それが「慢心しきったお坊ちゃん」です。人事制度や評価制度を歪める。これは、大衆的リーダーに共通する特徴。民間の組織でも同じ現象が起きます。
安倍首相はつい29時間ほど前、「一致協力しよう」とか「幅広い人材を登用」とか言ったばかりだと思うのですが。先月の役員会でも、石破氏の冷遇は「一切ない。総裁選後は挙党態勢を作ることが大事だ」と言ってましたよね?
— 本の虫 (@hiro_akasaka) 2018年9月21日
森友でも、加計でも、人事でも、本当に嘘しかつかないな。 https://t.co/FVj0IhmEWA
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