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今こそ求められるジャーナリストの「確かな目」! https://85280384.at.webry.info/201809/article_207.html 2018/09/21 08:27 半歩前へ ▼今こそ求められるジャーナリストの「確かな目」! ジャーナリストの高瀬毅が自民党総裁選から一夜明けたけさ(21日)の朝刊各紙を点検。ズバリ、核心を突いた見事な分析である。 NHK政治部の記者諸君が高瀬と同様の「確かな目」を持っていたら、安倍晋三の3選はなかったのではないか。 言うまでもなく、記者にとって不可欠なのは「問題意識」。そんな思いがした高瀬の朝刊点検である。 ******************** 肌寒い雨の朝を迎えた東京です。 きょうの新聞朝刊。朝日、読売、日経、東京を読み比べてみた。やはりトーンの違い、どこに焦点を当てているかに違いがあって面白い。 大見出しは「安倍3選」は当然として、改憲を1面に持ってきたのは読売、日経、東京。この中で、東京は「改憲加速」と打ち、おそらく東京の読者は朝っぱら気持ちが沈んだ人も多いと思われる。 一方、読売は「改憲に改めて意欲」、日経は「改憲に挑戦」と書いた。トーンは弱い。なぜなら、石破氏の善戦の裏に、「安倍1強」への批判を読み取っているからだ。 改憲への国民の意識もまだ高まっていない上、連立与党の公明は慎重姿勢を示していて、改憲へのハードルはさらに高まったと見ている。 この辺、安倍政権への批判的なスタンスの東京新聞より現実に即した見方がうかがえる。 東京は、正直危機感を煽る紙面と言わざるを得ない。ただ、2面2左下で「昨夜のNHK番組で、自民党が改憲案を秋の臨時国会に提出した場合でも、会期中に発議するのは困難との認識を示した」と2段の記事。 読者は戸惑うだろうが、他紙と読み比べると、改憲への道筋は相当厳しくなった見る方が妥当だろう。 朝日は、改憲の見出しは1面に打たなかった。むしろ、「石破氏善戦」「政権運営に影」と書いた。今回の総裁選の結果を踏まえて、政局が動くことへの期待をにじませた紙面という感じ。 読売は、3面で「首相、課題残す『圧勝』と打つのが精いっぱい。圧勝に「」を付けざるを得なかった。大勝ではあるが、さすがに「」なしで圧勝とは書けなかったということだ。この見出しすら、疑問は残るのだが、そこは政権「広報紙」の読売だからこんなものだろう。 それでも各紙に共通するのは、石破氏善戦の原因として安倍政権の「おごり」を挙げていること。どこまで首相が反省できるかだが、この5年9か月を見る限り、おそらく難しいのではないか。 早くも菅、麻生、二階各の各氏留任の見通しとの報道がでている。新味はまったくない。 面白かったのは、投票直前の昼食時に開かれた首相陣営の集りではカツカレーが出されたが、カツカレーの数より4票少なかった、ということだ。 読売が書いている。「首相支持の5派閥から石破支持に回った可能性もあり」、首相出身派閥の細田派幹部が、「造反だ。これから精査すると不快感を見せる場面もあった」と書いている。こんな強権的な党運営も、石破氏善戦につなことが分かっていないことを図らずも露呈させている。 来年夏の参院選で野党が付け込むスキは十分にある。やはりいかに野党共闘、選挙協力ができるかが、鍵となる。 *************************** 編注 紙面は最終版ではなく、多摩地区なので13版。朝日は14版。 |
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