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思想信条<2>安倍にとって大衆は敵…石破は自ら大衆の中へ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237273
2018年9月12日 日刊ゲンダイ
2017年都議選演説で「こんな人たち」発言(C)日刊ゲンダイ
野上 学生時代に基礎的な勉強をしていないというのですから、基本的に安倍には確固たる思想信条はないとみられるわけです。「保守思想」については評論家の故・西部邁の受け売りだという話をしましたが、世論の動向に一喜一憂するのも、本の影響があったようです。スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの「大衆の反逆」で、<大衆は愚鈍ではないが無責任で、いつ心変わりするかわからない。それこそが大衆の特権であり、社会はそうした大衆の意識によって動く>がエキスです。祖父・岸信介が成し遂げた日米安保改定が世間から散々な評価だったことを苦々しく感じていた安倍は、この本から世論の影響力の大きさと怖さを学んだ。これを肝に銘じてやっているとか言っています。
鈴木 石破の大衆論は、田中角栄の教えを受け継いでいます。政治家というものは、有権者や大衆の中に自ら入っていって、大衆の声を聴く。10人や20人しかいないところでも演説し、握手し、話を聴く。そうしてこそ、大衆が何を考え、何を求め、何に困っているのかが分かる。できる限り地域に入り、大衆の声を聴くべし、という角栄の教えを石破は実践している。
野上 政治家の原点は、そこでしょうしね。実は岸信介にしても回顧録の中で、「政治家は大衆の中に入っていくべきだ」と言っています。安倍の父・晋太郎もそうです。共産党の政策だって、良ければ取り入れていいという考え方。これも大衆の中に入っていくということに通じますね。
鈴木 政治家の語る大衆論って、そういうことですよね。本から学ぶ話じゃないように思いますが。
野上 学友たちが「安保や憲法改正とかについて時に激して、まくし立てることはあったが、感情的であっても基礎的な知識の上に立ったなるほどと思える深みは、感じなかった」と振り返っているように、安倍が本も思索しながら読み込んでいたのかどうか。つまり、安倍にとって、大衆、国民というのは必ずしも身近な存在ではなく、あくまで政治と対置される存在なのでしょう。敵と味方で言えば、最初からいつ心変わりするかわからない「大衆」を敵とみなしている。だから、「怖い」という概念が常にあり、「大衆」を動かすパフォーマンスや世論調査の数字に歴代総理大臣に比べ、すごく気を使い、気になるわけです。そうしたポピュリズムは、時として、政治にとって国民が“邪魔者”に見える危険性が潜んでいるように思います。
鈴木 だから街頭演説で「安倍帰れ」と言われたら、敵と思ってしまうわけですね。
野上 「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言したことも、ありました。石破が安倍のことを「保守ではない」と言っていたそうですが、重層的な歴史を重んじようとする保守思想とは、「排除の論理」ではなく、もっと深く広く文化や思想の違いを包含できるものでなければならないように思いますがね。晋太郎が「最高指導者には右も左もない。物事を決め、方向性を決める最高指導者に求められるのはバランスだ」と言っていたのとは対照的です。
(つづく・敬称略)
▽野上忠興 1940年東京生まれ。64年早大政経学部卒。共同通信社で72年より政治部、自民党福田派・安倍派(清和政策研究会)の番記者を長く務めた。自民党キャップ、政治部次長、整理部長、静岡支局長などを歴任後、2000年に退職。安倍晋三首相のウォッチャーでもあり、15年11月発売の著書「安倍晋三 沈黙の仮面 その血脈と生い立ちの秘密」(小学館)が話題。他に「気骨 安倍晋三のDNA」(講談社)など。
▽鈴木哲夫 1958年福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て13年からフリーに。25年にわたる永田町の取材活動で与野党問わず広い人脈を持つ。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「安倍政権のメディア支配」(イースト新書)など多数。またテレビ・ラジオでコメンテーターとしても活躍。
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— 新保吉章 (@pat052) 2018年9月11日
#自民党総裁選
— 宇宙からの使者 (@hirochiyan) 2018年9月11日
安倍晋三「こんな人たちに負けるわけにはいかない」
石破氏「私は何者も恐れない。国民のみを恐れ…」pic.twitter.com/1lkqvyfn5w
「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と吠え、抗議する市民を「こんな人たち」呼ばわりした当然、批判が殺到したが、安倍首相はといえば、こうした態度を改めようとせず、その年の秋の解散総選挙では遊説日程を隠すという姑息な“ステルス作戦”に及んだことも記憶に新しい。 pic.twitter.com/ZCHowLzF0S
— Yasu (@noosa_noosa) 2018年9月9日
2017年都議選の街頭演説において、「安倍やめろ」「帰れ」のコールに対し、「演説を邪魔する行為」と批判し、指さして「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言。(安倍晋三 2017年7月1日 JR秋葉原駅前) https://t.co/jVBk3pVVhq (2分25秒頃から)
— 忘れちゃダメ!! (@take1102w1) 2018年9月7日
都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは「やめろ!」「帰れ!」の嵐!
本日は兵庫、大阪におじゃまして街頭演説を行いました。お忙しい中お集りいただきました皆様、誠にありがとうございました。
— 石破茂 (@shigeruishiba) 2018年9月11日
石破茂総会裁選特設サイトをご覧ください。https://t.co/MqGPGr9PgV #街頭演説 #石破 #総裁選 pic.twitter.com/9n6w3YtU5j
#自民党総裁選 #ケチって火焔瓶
— 𓆏CIA創設者ウィロビー(旧@TsukamotoSozan塚本素山)𓆈 (@CIAWilloughby) 2018年9月11日
石破茂候補「何故か街頭演説がほとんど無い。こんなおかしな総裁選挙があっていいと私は思わない。」
(2018年9月12日報道 #NHK) pic.twitter.com/hpqCi3dD90
石破の予定得票数が自分に接近していたら、安倍は「国内の災害」を理由に外遊をキャンセルし、セッセと全国を遊説していただろう。安倍がロシアへ行ったということは、すでに自分の再選が確実だからで、安倍の最優先課題が「自分の再選」と「自分の娯楽(外遊)」であり「国民など二の次」ということ。
— きっこ (@kikko_no_blog) 2018年9月11日
本日の神戸・大阪での街頭演説会に多くの方々にお越しいただき誠にありがとうございます。
— 石破茂 (@shigeruishiba) 2018年9月11日
難波高島屋前のTwitterのライブ中継が一時中断し大変失礼をいたしました。
このあと午後5時からの梅田ヨドバシカメラ前の街頭演説会も引き続き宜しくお願いいたします。 pic.twitter.com/yhqu6jBbtt
国民一人一人の幸せを実現するため、一人一人の所得を増やすため、将来に安心できる社会をつくるため、全身全霊で総裁選へ臨みます#正直 #公正 #地方創生 #日本創生 #石破 #自民党 #総裁選
— 石破茂 (@shigeruishiba) 2018年9月10日
石破茂総裁選特設サイトhttps://t.co/MqGPGr9PgV pic.twitter.com/SiroKVkF86
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