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平成最後の自民党総裁選。器が小さくなる自民党の「終わりの始まり」  菅野完(ハーバー・ビジネス・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/557.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 12 日 03:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



平成最後の自民党総裁選。器が小さくなる自民党の「終わりの始まり」
https://hbol.jp/174209
2018.09.10 菅野完 ハーバー・ビジネス・オンライン


写真/時事通信社

中選挙区を知る石破と知らぬ安倍

 立候補に必要とされる20名の推薦人が集まらなかったことで野田聖子氏が自民党総裁選挙への出馬を断念した。これで今回の総裁選は文字通り、安倍晋三と石破茂の一騎打ちになる。

 6年前の総裁選決戦投票と同じ顔ぶれであり、新味に欠けるという指摘もあろう。しかし2人を並べてみると、その違いは鮮明であり、なかなか興味深い。

 石破茂の初当選は、1986年(昭和61年)7月の第38回衆議院議員総選挙だった。衆参同日選挙だったこともあり、この選挙で自民党は308議席獲得の大躍進。しかし自民党圧勝のこの選挙で石破茂は、当時の鳥取全県区で次点候補とわずか4000票差という僅差で辛うじて当選している。石破の父が長く鳥取県知事を務めていたにもかかわらずこの結果。世襲の恩恵など石破にはなかったに等しい。いやむしろ石破はその政治家デビューの時点から、中選挙区制度時代特有の「自民党議員としての苦労」を嘗め尽くしたのだ。

 一方の安倍晋三。年齢は石破より三つ上だが初当選は二期遅い’93年(平成5年)の第40回衆議院議員総選挙だった。この選挙での自民党は、東京佐川事件など相次ぐスキャンダルで大敗を喫し、初めての野党転落を経験する。しかし安倍晋三は、直前に死んだ父から地盤をそのまま引き継ぎ、初出馬ながら楽々トップ当選。この選挙が中選挙区制度最後の選挙なわけで、安倍は中選挙区制度ならではの「自民党議員の苦労」を知らずにキャリアを積んだことになる。

 中選挙区時代の選挙のつらさや悲しさを知悉(ちしつ)した人間が自民党の総裁選に挑むのは、おそらくこれが最後になるだろう。安倍や石破の次の世代といえば小選挙区しか経験のない議員ばかりだ。みな、党のブランド力で当選した連中ばかりで、真に地元に根付いた選挙活動を経験したことがない。


写真/時事通信社

 そう考えると、平成最後の年に行われる今回の自民党総裁選挙は「総裁選らしい総裁選」として最後のものになるのではないかという気がしてくる。次回以降の総裁選は、きっと小粒ばかりの味気のないものになるに違いない。

 しかし安倍晋三はこの「最後の総裁選」から逃げ回っているように見える。総裁選の最中に不要不急の外遊を急遽入れたり、公開討論会を制限したりと、石破との直接対決を避けることに余念がない。

 国会議員票の傾向からいえば「安倍圧勝」という予測が立つのだろう。そしてその予想は間違いがないのだろう。だが、事実上、平成最後の我が国の宰相を選ぶ選挙にもかかわらず、既に「小粒」感が漂っているのはいただけない。

 おそらくこの総裁選は、誰が勝とうが負けようが、どんどん器が小さくなっていく自民党の終わりの始まりを告げる選挙になるに違いない。


【菅野完】
1974年、奈良県生まれ。サラリーマンのかたわら、執筆活動を開始。2015年に退職し、「ハーバービジネスオンライン」にて日本会議の淵源を探る「草の根保守の蠢動」を連載。同連載をまとめた『日本会議の研究』(扶桑社新書)が第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞。最近、どこよりも早く森友問題の情報を提供するメルマガが話題(https://sugano.shop/

― なんでこんなにアホなのか ―



































 

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コメント
1. 2018年9月12日 08:03:49 : IJxqn592sE : QFWt0RMxzH0[1] 報告
石破を否定して安倍を肯定する自民党議員は、正気か!?
石破を否定して安倍を肯定するなんて、もう本来の自民党ではない。
どちらが本当に日本国民のことを考えた政治をやろうとしているか、火を見るよりも明らかだ。
どちらが本当に日本国をぐちゃぐちゃにしてやろうと目論んだ政治をやろうとしているか、火を見るよりも明らかだ。
国民からすれば、まさに政治家ではなく国民が一番嫌っている政治屋だ!
そんなことやっていたら、次の選挙で自民党に対して国民の厳しい審判が下ることは間違いない。
昔から自民党を支持していた地方の御仁が語っていた。
2. 地下爺[3499] km6Jupbq 2018年9月12日 14:11:57 : ygnIofYuD6 : wi1STPEnmmE[195] 報告

  次の総裁は…安倍氏39%・石破氏27% 朝日世論調査

        ↓↓

  安倍氏、議員票337人確保 石破氏は50人 自民総裁選・朝日新聞社調査


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★                                   ★
★ 皆さん 自民党が あると 民意が 反映されることが無いてことですね ★
★                                   ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

3. 2018年9月12日 19:37:15 : d09awybmvs : 9XELq6f142c[344] 報告
小粒化が 進んだ故の 成れの果て
4. 2018年9月13日 03:09:11 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[3508] 報告
  自民党の終わりというより、日本が先進国としては珍しく、常に役人のお膳立てで内閣が動いている二人羽織状態であり、自民党は官僚から依頼された法案を閣議で通し、次に本会議では党議拘束を掛けて可決してやる可決要員であり、それを国の方針として、官僚から渡された原稿を国際会議で読んで演説とするような、形だけの内閣を送り出していた終わっていた政党であると言える。
   だが内外軍産にとっては国民議会をスルーして防衛予算が采配される有難い国は、後進国でも今や殆ど見掛けないのではないか。
   首相が他国と違って国の最高法規の遵守を国民に宣誓しないため、官僚も司法もそれに倣い、憲法理念や基本法原則と実務との乖離も気にしない人治主義で血税が放蕩される日本は、あまりに与党が使い勝手が良いので、官僚機構と日米軍産が手離さないと見るのが正解ではないか。
5. SHIGE[181] gnKCZ4JogmaCZA 2018年9月13日 08:29:18 : 8UP26mIKBQ : hYRsxvg75QU[163] 報告
「平成最後の自民党総裁選。器が小さくなる自民党の『終わりの始まり』」


結果については世に言われている通りなのだろうが、総裁選全体の評価としては、
菅野完のこの指摘が絶妙である。

小泉進次郎らはこの指摘に対してこそ真正面から抗うべきである。

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