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しんぶん赤旗 2018年9月9日【1面】
辺野古新基地阻止へ、残された命の炎を燃やしながらたたかい続け、8月8日にがんで急逝した沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事。亡くなるまでの間、繰り返し語っていた県民への思いを、妻・樹子(みきこ)さん(62)が、日本共産党沖縄県議団の渡久地修団長に語りました。
このような結果になってしまいましたが、夫は今年4月にすい臓がんが見つかり、肝臓にもがんが転移して、日々、体調が悪化する中でも、亡くなる直前まで、家族のことよりも沖縄のことばかりを考え続けていました。
そして、ずっと県民のことを思い、「県民は必ず、最後には正しい選択をするだろう」と言って、県民を信じ続けていました。
4年前、県知事に当選して以降、あんなに明るかった人が、家でまったく笑わなくなりました。辺野古に新基地を造らせないという、あれだけの民意を受けて当選しながら、それを平然と踏みにじる政府の姿勢に苦しむ姿。それをそばで見ているのは、正直、苦しかったです。
でも、負けるわけにはいかない。一緒にがんばってきました。
今年7月27日に辺野古埋め立て承認撤回の記者会見をする前日には、5メートル歩くのに20分かかるほど体調は悪化していました。本当に苦しそうでした。「明日、質問にきちんと答えることができるだろうか」と弱気になっていましたが、私は「あなたなら大丈夫、がんばって」と背中を押しました。そして、立派にやりとげました。
今、最期までたたかい続けた、よく頑張ってくれたねとねぎらい、感謝の言葉をかけたいと思っています。
夫は後継候補に思いを託しながら亡くなったと信じています。そうした思いをぜひ、玉城デニーさんにお伝えください。これが私の気持ちです。
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【関連記事】
「5メートル歩くのに20分」 承認撤回表明前日の翁長氏/地元紙での夫人の発言
しんぶん赤旗 2018年9月6日
小池晃書記局長は5日の都道府県委員長会議の報告で、前沖縄県知事・翁長雄志氏の妻の樹子(みきこ)さん(62)の沖縄タイムスのインタビュー記事(1日付)を紹介しました。該当部分は次の通りです。
◇
(埋め立て承認撤回表明の)前日、県庁で最後の打ち合わせをして、公舎に「ただいま」と帰ってきました。玄関のいすで3分、廊下で3分、リビングで3分、寝室までの廊下でまた3分休んで、5メートルを歩くのに20分かかる状況だったの。(略)
翌日、送り出して、記者会見で30分間話し続けることができたと聞いて、私は「神様ありがとう」と何度も繰り返しました。
辺野古基金に寄付/翁長樹子さん“基地問題に役立てて”
しんぶん赤旗 2018年9月7日【社会】
沖縄県名護市辺野古の新基地建設反対を貫き、亡くなった翁長雄志知事の妻、樹子(みきこ)さん(62)ら遺族が6日、「辺野古基金」事務局(那覇市)を訪れ、知事の逝去に際し寄せられた香典から207万1千円を、知事の遺志に沿って基地問題の解決に役立ててほしいと同基金に寄付しました。
寄付にあたって樹子さんは、知事が亡くなる前によく言っていた「みんな心の中では本当は分かっているんだ。基地に賛成、反対のそれぞれの立場にあっても、未来永劫(えいごう)このままでいいはずがないことは」という言葉を紹介。知事は県民が保守や革新の枠を乗り越え、心を一つにまとまることを最期まで願っていたとして「基地問題を一歩でも二歩でも解決するためには、政治家のみなさんに頑張っていただくしかないと思いました。自民党から共産党まで国会議員、政党、政府機関からの香典を全額、支援させていただこうと家族全員で相談して決めました」と語りました。
同基金の山城誠司事務局長は「寄付を生かして、必ずや知事の遺志に沿えるようわれわれの運動団体をしっかり支援していきます」と話しました。
長男の雄一郎さん(36)は、知事が子どもの貧困解消に心をくだいてきたことにもふれ、香典から県に200万円、那覇市に100万円を寄付したと明かしました。
辺野古基金は県内外からの寄付で、新基地建設に反対し、普天間基地の閉鎖・撤去などを求める「建白書」実現に向けた運動の支援を行っています。
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