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玉城氏がリード “安倍政治の縮図”沖縄県知事選の凄い攻防
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236796
2018年9月4日 日刊ゲンダイ 文字起こし
“オール沖縄”対“安倍官邸”(玉城(左)、佐喜真(右)の両候補)(C)日刊ゲンダイ
安倍官邸は慌てているに違いない。自民党総裁選とほぼ同じタイミングで行われる沖縄県知事選(13日告示、30日投開票)が、凄い展開になっているからだ。
翁長雄志知事の死去にともなって行われる知事選は、“オール沖縄”が担ぐ翁長知事の後継である玉城デニー衆院議員(58)と、自公が擁立する佐喜真淳前宜野湾市長(54)との一騎打ちの構図だ。再び“オール沖縄”と“安倍官邸”が激突する。
安倍首相の“総裁3選”(7日告示、20日投開票)は決定的とみて、直後に負けられない安倍官邸は、菅官房長官が沖縄入りするなど死にもの狂いでテコ入れしている。前回、自主投票に回った公明党の支援も取りつけ万全の構えだ。基礎票では自公が上回っている。
ところが、“オール沖縄”が担ぐ玉城デニーが大きくリードしているのだ。自民党が8月末に実施した調査では、<玉城55、佐喜真28>と、ほぼダブルスコアだったという。もちろん、玉城陣営を油断させるために、安倍周辺が意図的に数字を流した可能性はあるだろう。しかし、沖縄県民が“玉城支持”に傾いているのは間違いない。
知事選の争点は、もちろん2014年の前回と同様、「米軍辺野古基地」の新設を認めるかどうかだ。沖縄国際大大学院教授の前泊博盛氏はこう言う。
「オール沖縄にとって9月30日の知事選は、絶対に負けられない、亡くなった翁長知事の弔い選挙です。翁長知事は殉職したようなものです。14年11月、辺野古基地の新設反対を訴えて知事に当選し、翌12月の衆院選でも県内4小選挙区すべてで反対派が勝利、16年の参院選でも反対派が当選した。沖縄県民は3回続けて“基地新設ノー”の民意を示したのです。なのに安倍政権は、民意を踏みにじり、有無を言わさず辺野古基地の新設を強行していった。民意を無視する安倍政権に対し、県民を代表して“それはおかしい”“沖縄をなめている”と戦い続けたのが翁長知事でした。生前、翁長知事は『もう一度、選挙で民意を示す必要がある』と口にしていた。多くの沖縄県民が、翁長知事の言葉に共感しているはずです」
県民の代表として戦った(翁長前知事)(C)共同通信社
支配者として沖縄県民をドーカツ |
“オール沖縄”が担ぐ玉城デニーがリードするのも、当たり前である。安倍官邸の沖縄県に対する仕打ちは、いくらなんでもヒド過ぎるからだ。
安倍首相は二言目には「沖縄の気持ちに寄り添って」などと口にしているが、やっていることは、ほとんどイジメ、ヤクザの恫喝そのものだ。
知事に就任した直後、翁長知事が上京しても、安倍首相も菅官房長官も、面会を拒絶したのだから信じられない。基地新設を認めない翁長知事を干し上げようと、沖縄関係予算もどんどん減額していった。この4年間で500億円も削っているのだから異常だ。
その一方、名護市など、市長が基地新設に賛成すると、これ見よがしにバンバン交付金を出している。やり方がエゲツない。
「安倍政権のやり方は、国民の税金を使って、中央が地方政治を揺さぶるものです。驚いたのは、子どもの貧困対策費まで人質に取る動きを見せたこと。沖縄県民も、そこまでやるのか、という気持ちだと思います」(前泊博盛氏=前出)
しかも、米軍による事故が多発し、沖縄県民が苦しんでも助けようともしない。最近だけでも、オスプレイが名護市の沿岸に墜落して大破し、宜野湾市では小学校の校庭に8キロも重さがあるヘリの窓が落ちている。
事故が起きるたびに、県は飛行停止を強く求めているが、米軍は数日後には飛行を再開し、安倍政権も追認するということが繰り返されている。安倍政権は、沖縄県民の声を当然のように無視しているのだ。
いったい、どこが「沖縄の気持ちに寄り添って」なのか。トランプ大統領との“蜜月”を自慢するなら、なぜ不平等な「日米地位協定」を見直さないのか。どうして、危険な米軍ヘリの飛行を止めないのか。沖縄県知事選を取材しているジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「安倍政治は、支配者の発想です。反対する者は徹底的に干し上げ、スリ寄る者には褒美を与える。世論を分断し、支配される側を諦めさせる政治手法です。沖縄全体を『反対してもどうせ国は基地を造る。だったら賛成してカネをもらった方が得だぞ』と恫喝している。自公が擁立する候補者は、辺野古には触れず、“県民所得アップ”を掲げています。しかし、翁長さんの弔い選挙ということもあって、現地では“なぜ、安倍政権は沖縄県民の民意を無視するのか”という声が広がっています」
沖縄県知事選では、普段はバラバラの野党も珍しく結束している。安倍1強などと言われるが、民意に従って野党が結束すれば、驕る安倍政権に鉄槌を下せる。
実の父から「政治家に必要な情がない」と評される異常 |
安倍政権が沖縄県に対してやっていることは、まさにアベ政治の縮図だ。アベ政治のすべてが、ここに表れている。
生前、翁長知事は、メディアとの懇談で「安倍政権のなにが一番ダメなのか」と聞かれ、「愛がない」と答えたという。これこそ、アベ政治の本質なのではないか。安倍首相の父親・晋太郎も、「おまえには政治家として必要な情がない」「相手の立場に立って考えることをしない」と散々、叱ったそうだ。
恐ろしいのは、沖縄県だけでなく、すべての都道府県で同じことが起きていることだ。
「本来、保守政治家は、国民に寄り添い、異論に耳を傾け、国民全体を包み込むものです。ところが、安倍首相は正反対です。世論を無視し、逆らう者を徹底的に排除しています。父親の晋太郎は、茫洋とした典型的な保守政治家でした。自民党の沖縄県連幹事長を務めた翁長知事も、保守本流を歩んだ政治家です。その2人から“愛がない”“情がない”と評されるのだから、安倍首相の異常ぶりがよく分かる。安倍首相を保守政治家と呼べるのかどうか。しかも、安倍チルドレンの杉田水脈議員が“生産性”を訴えたのと同じように、安倍首相も国民を役に立つか、役に立たないかで見ているふしがある。“女性活躍”や“1億総活躍”を掲げているのは、高齢者や女性を労働力として利用するためでしょう。民主政治は、民意に政治家が従うものなのに、安倍首相は国民を従わせようとしている。本人は、支配者になったつもりなのでしょう」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
翁長知事は、安倍政権に対して「総理が『日本を取り戻す』と言っていた。取り戻す日本のなかに沖縄は入っているのか」「歴史的にも現在においても、沖縄県民は自由、平等、人権、自己決定権をないがしろにされてきた」など、いくつも言葉を投げかけていた。
なのに、どんなに翁長知事が声を上げても、安倍首相は相手にもしなかった。この男には、国民の声に耳を傾け、国民のために政治をやろうという気持ちがない。沖縄に向けられた態度は、全国民に向けられたものだ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年9月4日
【凄い展開になってきた沖縄県知事選】
『アベ政治 すべての縮図がここにある』
「そもそも、日米蜜月を自慢するなら、なぜ日米地位協定を見直さないのか、危険なヘリの飛行すら止められないのか」
「“沖縄に寄り添う”という舌先三寸、“すべてはカネ”という驕者の論理、暴力的手法…」 pic.twitter.com/IUQqiG94PK
そのとおり👏
— greenbiketaka (@greenbiketaka) 2018年9月4日
玉城知事万歳❗
— どんく (@said_everything) 2018年9月4日
怖いからって、ヤンキーに金渡す事で仲良くしてもらいたがるしょーもないやつと同じ。😔
— おいしいチーズ (@Unizousan) 2018年9月4日
“この男(アヘシ)には、国民の声に耳を傾け、国民のために政治をやろうという気持ちがない。沖縄に向けられた態度は、全国民に向けられたものだ。”
— 幽霊部員 (@zj0j4QvW1pXJCLn) 2018年9月4日
玉城氏がリード “安倍政治の縮図”沖縄県知事選の凄い攻防 https://t.co/7ESWZ28Dmf #日刊ゲンダイDIGITAL
弔い合戦・・・・・・・判官びいき・・・・・
— 散歩 (@sanpo777) 2018年9月4日
玉城氏がリード “安倍政治の縮図”沖縄県知事選の凄い攻防 https://t.co/pQThkI5A91 #日刊ゲンダイDIGITAL
どっちにしろ悪党はQ Anonから逃げられない
— 暖明 (@yomesannodanna) 2018年9月4日
玉城氏がリード “安倍政治の縮図”沖縄県知事選の凄い攻防 https://t.co/wjgdqzrHux #日刊ゲンダイDIGITAL
「アベ政治」すべての縮図がここにある 凄い展開になってきた沖縄県知事選 安倍1強などと言われるが、野党が一致団結すれば、簡単に蹴散らすことが可能なのだ そもそも、日米蜜月を自慢するなら、なぜ、地位協定を見直さないのか、危険なヘリの飛行すら止められないのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/1rECiPf6lt
— KK (@Trapelus) 2018年9月4日
「沖縄に寄り添う」という舌先三寸、「すべてはカネ」という驕奢の論理、逆らう奴は締め上げる暴力的手法、そして、民意を平然と無視する独裁専制。すべての都道府県で今、同じことが起こっている 実の父親から「政治に必要な情がない」と評される異常(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/JrKr1BCIlk
— KK (@Trapelus) 2018年9月4日
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