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2018年09月03日 「ジャーナリスト同盟」通信
<戦争遺児K・T子さんの叫びが公明党本部直撃>
最近は、書く材料に不足しない。今朝も事情通が電話をくれた。「自民党の終わりの始まり」と決めつけたが、ついでに「公明党も終わりの始まり」と付け足した。木更津市の美人栄養士で戦争遺児のK・T子さんの遺言のような、怒りの叫びが、燎原の火のように列島に広がって、狂い咲きの公明党本部を直撃している。
<心臓の腰ぎんちゃく・太田ショウコウは裏切り人>
「木更津レイプ殺人事件」のヒロインは、地獄から安倍晋三の腰ぎんちゃくとなって、国交相のポストにしがみついて、その見返りに、師である池田大作氏を裏切って、戦争法制の強行に重要な役割を果たした悪行を断罪している。
門外漢には理解不能だが、池田主義は仏法を根幹としたもので、神道のように戦争に走ることは断固反対である。反池田右翼人士は、勝手な屁理屈で、太田の一連の行動は、池田氏も了解していたと辻褄合わせに必死だが、それは100%ない。
仏教は争い・殺傷を厳禁している平和の宗教であり、戦争神社の靖国とは正反対である。
しかしながら、太田ショウコウが安倍の特定秘密保護法を強行する場面で、ほとんどの創価学会の信者は、これが戦争法制の一環として国会に上程されたという事情を理解していなかった。
当時、2013年の時点でK・T子さんは「座談会や勤行会などで、特定秘密のことを説明しても、誰も理解してくれない」と嘆いていた。彼女は、近くの元日教組の平和運動家と交流して、この法律が言論の自由を抑え込む役割を担っていることを、常識的に知っていた。
戦争遺児にとって、戦前の不敬罪・治安維持法について、母親の戦争未亡人からも聞いて知っていた。
<戦争・博打党で生き延びられるのか>
したがって、彼女は、安倍の野望である特定秘密保護法に対して、閣僚である太田ショウコウが反対して、閣内不一致に持ち込んで、強行を阻止するものと考えていた。
当時は、それが多くの平和団体や大陸や半島の日本研究者の期待でもあった。どっこい、現実は期待とは真逆に推移した。太田が率先して、推進役を担ったのだ。ブレーキどころか、アクセルを踏んだのである。
木更津市の戦争遺児は、そこを見逃さなかった。娘婿は公明新聞記者である。公明党の内部事情を知る立場にもあった。それは娘からも。
2013年12月、特定秘密保護法が強行された時点で、彼女は怒りの声を上げた。「池田先生は、太田の裏切りを許すことはないッ」との言動は、心から絞り出した戦争反対派の叫びだった。
天を突くような、戦争遺児の悲壮な叫びを押しとどめることは、誰もできなかったろう。彼女が子育てに励んだ秋田県由利本荘市の同志にも、むろん、木更津市の同志の耳にも飛び込んでいった。
<薄幸の美人栄養士が非業の死>
だが、不幸にして彼女は、既に、やくざ浜名に強姦・性奴隷を強いられていた。そのことを親族にも、無論友人にも隠していた。やくざは、妻に介護施設・デーサービスKを営業させており、ヘルパーの吉田フミエを使って、彼女をバイトに誘い込んで、まんまと一人住まいの美人栄養士の家に上がり込んで、犯行に及んでいた。2013年の夏だ。若すぎた容姿と健康体、瀟洒な住宅での一人住まい、がやくざの標的となった。
必死で、逃げ出そうとして強姦魔の浜名の脅しに遭遇して、その衝撃でショック死(大動脈りゅう破裂)したものである。「ばらされる恐怖」は強姦被害者でないと理解できない。非業の死そのものである。だが、健康美人のショック死が、性凶悪犯罪を露見させた。
やくざの致命傷は、携帯電話の通話記録である。彼女が倒れる直前まで、浜名の脅しの長時間電話記録が残っている。木更津署がいつ動くのか、関係者は注目している。関係者はいずれも同じ信者である。改めて、やくざを安易に受け入れてしまう信仰団体の危うさも、この事件の背景に存在している。
<山口那津男執行部も毒饅頭か>
問題は、太田ショウコウの裏切りにとどまらないところに、公明党の終わりの始まりがまとわりつく。
太田の池田裏切り暴走を、公明党の山口―井上執行部が追認、支援をして、それが今も継続している。
心臓の毒を食らったのは、太田一人ではなかった。そのあと、事もあろうに自衛隊が、戦争好きの米軍の戦闘に参戦するという「戦争法」を強行した。さらに、戦争反対者を容易に拘束できる「共謀罪」さえも強行した。皮肉なことに、全て太田と山口執行部の手柄となった。
池田裏切り人は、公明党そのものだった。
<平和と福祉の党に戻れない裏事情>
公明党支持率は、支援する毎日新聞でさえも2・3%と低い。低すぎる。「下駄をはかせて2・3%と分析できる。実際は1%台だろう」と専門家は分析している。
低支持率の原因は、平和と福祉の政党が、戦争党に変身した、そのためである。あまつさえ、太田からバトンタッチした石井が、広報宣伝に教育を掲げていながら、人間を狂わせる・家庭を崩壊させるギャンブルの王様であるカジノ解禁を強行した。
弟子たちの暴走によって、これほど強く踏みにじられた師匠も珍しい。「池田を亡き者にしようとした暴挙そのもの」と周辺でもいぶかっているほどだ。一体、何がそうさせたのか。
「太田に油断するな」との警告を、池田氏自ら創価学会幹部に発していた、という情報を耳にしているが、しかし、山口や井上も、となると、全く不明である。
いえることは、事情通が言うように、太田や山口ら裏切り人が、罪を認めて謝罪することは出来ない。理由は「毒饅頭を食らい過ぎて、吐き出すことが出来ない」ためである。「反公明党政権が誕生して、国税が動かない限り、彼らの秘密口座を暴くことは出来ない」ともいう。確かにそうかもしれないが、このことが、公明党の終わりの始まりを意味する。
<戦争・博打(ばくち)党では得票を伸ばせない>
いかんせん、戦争党やばくち党で得票を増やすことは出来ない。
いかがわしい人間でも家族を大事にする。息子や娘のことを考える父親と母親である。博打とやくざは一体だ。強姦魔と博徒は一体である。
公明党は、今以上の得票を伸ばすことなど出来ない。参院選では700万の大台に乗せることもできたが、もはやこの数字は絶望的である。
支持率2・3%の意味するところは、創価学会の熱心な集票活動家さえも、支持しないという数字なのだ。池田信者であればあるほど、公明党を支持しない。その数字が2・3%なのである。
<池田さん!目を覚ませの祈り>
一部の情報では、このところ熱心な池田信者の「勤行会」が活発化してきているという。その目的は「池田先生!目を覚まして」という祈りというのだ。
それと並行して、公明党の裏切りへの制裁である。「太田に仏罰を」「山口に仏罰を」という祈りという。はっきりしないが、宗教団体の怒りは、常人の理解を超えている。
<「もう二度と支持しない」支持者>
筆者の周辺に平和主義者が多い。選挙では、支持する政党が存在しない。そこに「公明党をたのむ」と拝み倒される友人も少なくなかった。ところが、現在は「二度と公明党に票を入れない」という声が聞こえてきている。
公明党は、間違いなく嫌われている。平和と福祉を放り投げたことに反発する市民は、多いのだ。
公明党の終わりの始まりは、人々に仏罰の行方を注目させずにはおかないらしい。沖縄の知事選、続く統一地方選がどうなるのか。その先には参院選が待っている。
この間に創価学会本部がどうなるのか。ここも注目を集めることになる。
木更津市のK・T子さんが叫んだ「太田裏切り」発言の政治的効果は、計り知れないほどの起爆力を秘めて、公明党を直撃している。因果応報なのか。
2018年9月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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