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週刊プレイボーイNo.38 2018年09月03日
「改憲は立党以来の党是」という安倍首相の大嘘
http://kenpo9.com/archives/4142
2018-09-03 天木直人のブログ
福島原発事故はアンダーコントロールだと言って東京五輪を勝ち取って味をしめて以来、安倍首相は嘘を繰り返して首相を5年9か月も続けて来た。
そして、その嘘はとどまるところを知らないばかりか、ますますひどくなっている。
きのう9月2日の産経新聞紙上で安倍首相はこう語っている。
「日中関係は完全に正常な軌道に戻った」と。
いくら日中友好40周年で訪中するからと言っても、これはないだろう。
みずからの間違った歴史認識を改めない限り、習近平の中国との真の関係改善はあり得ないのに、よくもここまで平気な顔をして嘘が言えるものだ。
きのう9月2日の朝日がスクープ報道した。
独自で入手した内部資料から、南スーダンに派遣された陸自宿営地が被弾していたことが判明したと。
陸自宿営地の被弾は、大騒ぎになった防衛省の日報で一部明らかになっていたが、内部告発によって本物の証拠が出てきたのだ。
それでも安倍政権は武力紛争が起きていたとは思わないと嘘を言い続ける。
そして、極めつけの大嘘は、「改憲は立党以来の党是」であるという発言だ。
総裁選を意識して地元山口県の下関市の講演でそう大見得を切った。
しかし、この言葉ほど大嘘はない。
そのことを、きょう発売の週刊プレーボーイ(9月17日号)が教えてくれている。
すなわち1955年に自由党と日本民主党が「保守合同」してできた自由民主党の立党宣言や綱領には、「憲法改正」という言葉はどこにもないという。
当たり前だ。
軽武装・経済重視の吉田茂率いる自由党と、自主憲法制定・再軍備に熱心な鳩山一郎率いる日本民主党とでは、憲法観が異なるからだ。
自民党の綱領で改憲がはっきり謳われるようになったのは、結党50年(2005年)を機に、小泉首相の指示で10項目からなる新綱領が作成された時だという。
その時のとりまとめ役が安倍首相(当時官房長官)であり、そこで新綱領のトップに出てくるのが「新しい憲法の制定を」という言葉だという。
そしてその翌年の2006年に晴れて首相になった安倍首相の下で、「自由民主党50年史」が出版され、その中で、立党時の状況を書いた章のタイトルがズバリ「憲法改正を党是に」となっているというのだ。
それからなのだという。
「自主憲法制定は自民党結党以来の大方針だ」という俗説が大手を振ってまかり通るようになったのは。
まさしく、安倍による安倍のための「改憲は立党以来の党是」なのだ。
週刊プレーボーイのその記事は、これは、いうなれば安倍首相による「歴史修正」だと切り捨てている。
いくらなんでも、首相自らが歴史修正してはいけないだろうと書いている。
これ以上ない安倍改憲批判だ。
それにしても、大手新聞はなぜこんな大嘘を国民に知らせようとしないのか。
週刊プレーボーイが書くくらいだから、大手新聞の政治部記者が知らないはずはない。
いいだろう。
国民は受けて立てばいい。
国民投票の時は、この大嘘を騒ぎ立て、国民の手で、安倍首相の嘘改憲を葬り去らなければいけない。
それを教えてくれた週刊プレーボーイの記事である(了)
自民 石破氏「党議決定もない」 首相の改憲案提出発言で
https://mainichi.jp/articles/20180813/k00/00e/010/176000c
毎日新聞2018年8月13日 11時52分(最終更新 8月13日 12時14分)
安倍晋三首相(63)=自民党総裁=は12日、地元の山口県下関市で講演し、憲法改正について「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、とりまとめを加速すべきだ」と述べ、秋に予定される臨時国会で改憲論議が深まることに期待を表明した。また、「(どう改憲を実現するか)総裁選が、党員の間でしっかり議論を深め、一致団結して前に進むきっかけとなることを期待している」と語り、9月の党総裁選で改憲を争点にする姿勢を改めて示した。
講演は、産経新聞社の路線に賛同する任意団体「『正論』懇話会」が開催した。首相は、憲法改正について「(自民党)立党以来の党是だ」と改めて指摘。「誰が総裁になろうとも責任を果たしていかなければならない。改正には極めて高いハードルを乗り越える必要がある」と強調した。
首相は総裁選で、憲法9条第1項(戦争放棄)と第2項(戦力不保持)を維持しつつ自衛隊の存在を明記する改憲案を訴え、党員に支持を広げたい考えだ。これに対し、総裁選で一騎打ちとなることが想定される石破茂元幹事長(61)は9条第2項を削除したうえで、自衛隊を「戦力」と位置付ける改憲案を持論としている。首相は「政治は結果であり、どのように幅広い同意を得て憲法改正を実現するか」と述べ、石破氏をけん制した。
また、昨年の衆院選で党の公約に掲げた幼児教育や高等教育の無償化について「(人づくりは)国家百年の計。憲法の中にしっかりと書き込んでいくべきだ」と述べた。
一方、石破氏は12日夜、党憲法改正案の国会提出について「党議決定も何もしていない。もう一回きちんと議論をすることが必要だ」と述べ、さらなる党内議論が必要だとの考えを示した。東京都内で記者団の質問に答えた。
党憲法改正推進本部は3月、9条第1、2項を維持しつつ自衛隊の存在を明記するなど4項目の改憲案を策定したが、党内の意思決定機関である総務会の了承は得ていない。石破氏は首相が主導する自衛隊明記について「(自衛隊の権限など)『何にも変わらないんだ』という改正をすべきだとは思わない」と慎重な姿勢を示し、「党議決定のプロセスは最低限必要だ」とくぎを刺した。【川辺和将、竹内望】
「首相『改憲発議しないのは議員の怠慢』」
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年9月1日
どうにも暴言が止まらない。
憲法99条「天皇、国務大臣、国会議員…は、憲法を尊重し擁護する義務を負う」。
この条項をどれだけ蔑ろにしたか。「怠慢」じゃすまない。「首相失格」です。https://t.co/W51XOWXm97
いい加減にしろ安倍晋三。憲法は国会議員のものじゃない。議員の改憲発議の義務なんてあるはずなくしなくても全く怠慢じゃない。憲法は主権者国民のもので、議員や大臣など国家権力行使者たる公務員を縛るもの。あなたは憲法で縛られる立場だといい加減わきまえろ。 https://t.co/WDNSVvnr0q
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) 2018年9月1日
安倍首相最近まで「改憲は自民党発足時からの党是」 と言っていたがそれは嘘、党是ではないという指摘され、微妙に緩く言い換えをしながら改憲は党是のウソを修正しています。みなさん、政治家の言葉は重いのですが、安倍さんは首相でありながらその言葉が虚飾と虚妄まみれですhttps://t.co/a1fRrwcWxL
— 山羽明人 (@cIHtcCLzQtI7ZPX) 2018年9月1日
→平野1「安倍さんは自民党の結党の党是が憲法改正だったと言う。しかしこれは安倍さんが自民党総裁になったとき自民党50年史で初めて使った言葉。昭和30年の自民党結党の時の綱領に憲法改正は入っていない。結党のときの綱領にはない。党是という言葉もなかった。それをみんなにごまかしている」 pic.twitter.com/JZwhXcivxr
— 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2018年8月20日
→平野2(「改憲は自民結党の党是」という安倍のウソ)「これを党是と言い出したのは、安倍さんが1回目の政権のときに、その前の自民党党大会で、かねてからーー結党のときからの党是と言った。それを自民党50年史のなかに書き込んで、それが生かされている。これはある意味ではごまかしである」 pic.twitter.com/W7WEv3jDwS
— 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2018年8月20日
※関連記事
<朝日新聞、内部文書入手>16年南スーダン 陸自宿営地 被弾9カ所 弾頭25発 隊員 睡眠不安や音への恐怖
http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/177.html
<菅野完氏>いつから「憲法改正」が自民党の党是になったんだろう。 自民党の党是は、岸信介の時代から「自主憲法制定」のはず
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/278.html
朝日新聞さんよ、何かの間違いではないか? 安倍首相「改憲発議しないのは議員の怠慢」
http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/130.html
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