http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/203.html
Tweet |
kojitakenの日記
2018-08-29 玉城デニー、沖縄県知事選出馬へ
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20180829
結局、玉城デニーは予定通り沖縄県知事選に出馬することになりそうだ。今日(29日)、出馬表明する見込み。以下、産経の記事より。
https://www.sankei.com/politics/news/180828/plt1808280043-n1.html
【沖縄県知事選】
玉城デニー氏、事実上の出馬表明「気持ち固まった」 野党5党派に支援要請
(産経ニュース 2018.8.28 23:52更新)
仮に玉城デニーが沖縄県知事選に負けた場合、自由党と小沢一郎が受けるダメージは大きい。そのため、小沢は二度にわたって玉城デニーの出馬表明を見送らせ、その間他の野党の協力をとりつけるなどに汗をかいたと思われる。特に立憲民主党(枝野幸男)とのすり合わせが目につく。立民の沖縄県連設立が今日行われるのも、玉城デニーの出馬表明にタイミングを合わせたものなのではないか。
小沢には、以前から最後には本人(たち)がやりたい道を選ばせる傾向がある*1。2012年に比例区選出の人たちが中心になって民主党から分裂した「新党きづな」の設立がその代表例であって、あれは次の選挙で当選が覚束ない連中*2が泥舟(民主党)から逃げ出そうとして起こした行動だが、あれであの年に予定されていた民主党代表選での小沢の戦略を狂わせてしまい(彼らの分の議員票がまるまる逃げてしまった)、小沢一派全体が民主党離党・新党(「国民の生活が第一」)設立に追い込まれたのだった。ここで「追い込まれた」というのは、小選挙区制下の衆院選にあって大政党から分裂することは自殺行為以外の何物でもないからだ。実際、2012年末の衆院選で「日本未来の党」は歴史的大惨敗を喫した。この、小沢の足を引っ張る行動以外の何物でもなかった新党「きづな」設立でさえ、小沢は認めた。だから、玉城デニーが沖縄県知事選を強く望むのを小沢は認めたのだろう。私はそう推測している。
問題は選挙で、社民党の沖縄県議会議長が持ち出した「故翁長知事が後継者に玉城デニーを指名した『音声データ』」の不透明さ、不明朗さは玉城デニーの出馬によって何ら払拭されるものではない。小沢は民主党系諸党派の協力は取りつけたが、「音声データ」で出し抜かれた形の「オール沖縄」内の保守派が寝てしまうリスクは相変わらず残っている。
そもそも、政治とは生きている人々(沖縄県政の場合は沖縄県民)のために行われるべきものだ。県知事を選ぶ知事選の候補を、その存在もさだかでない「音声データ」を決め手に選んでしまったのは、とんでもない悪手だった。政治のあり方にも反するし、選挙戦略としても拙かった。言い換えれば、筋が通っていない上に、選挙に負けるリスクを増やした*3。
ところで、『しんぶん赤旗』に、糸数慶子参院議員の下記コメント
民主党政権が米軍普天間基地の「県外」移設の公約を破って辺野古移設(新基地建設)を容認した時、玉城デニーさんはきっぱりと民主党を離れ、県民の立場に立ちました。
が掲載されたらしいが(27日)、これは右翼(「安倍信者」)や「民進クラスタ」の一部が指摘する通り、明らかな誤りだ。
彼らの指摘通り、民主党政権が辺野古移設を容認したのは、鳩山由紀夫政権時代の2010年5月であり、これに対して玉城デニーが小沢一派の仲間と一緒に民主党を離党したのは2012年7月だった。民主党政権が辺野古移設を容認してから2年2か月もあとのことだ。
共産党の公式コメントではなく沖縄社会大衆党出身の参院議員の言葉であるとはいえ、このような「歴史修正主義」としかいいようのない嘘を機関紙に載せたことは、共産党の頽廃の表れというべきだろう。ここに批判する次第だ。
*1:この点では、少しでも刃向かう者は絶対に許さない安倍晋三ほどのエキセントリックさは小沢にはない。
*2:事実、2012年末の衆院選で「新党きづな」を経て「日本未来の党」から立候補した連中は全員落選した。
*3:水戸黄門の「印籠」みたいなやり方で一発逆転したやり方は、やられた方にとってはしこりが強く残るので、沖縄県知事選で保守派が「寝てしまう」ことは、いかに小沢一郎が金をかき集めてばら撒いたところで=そんな「剛腕」が今も小沢に残っているかどうかは知らないが=避けられないだろう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK250掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK250掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。