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「翁長雄志は命がけでした」 妻樹子さんが語る壮絶な最期(沖縄タイムス)
http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/156.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 9 月 02 日 02:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「翁長雄志は命がけでした」 妻樹子さんが語る壮絶な最期
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/307620
2018年9月1日 07:08 沖縄タイムス


知事選で当選を決め、翁長雄志さん(右)と鏡開きする妻の樹子さん=2014年11月16日


埋め立て承認撤回の経緯について説明するため、県議の部屋に向かう翁長雄志知事(中央)=7月27日午前9時20分ごろ、県庁


妻の樹子さん(右)や女性支持者らに囲まれてカチャーシーを踊る翁長雄志さん=2004年


記者会見場を後にする翁長雄志知事=7月27日


翁長雄志知事の告別式に向かう途中、県庁に立ち寄り職員らにお礼を述べる妻の樹子さんら家族=8月13日


 8月8日に亡くなった前知事の翁長雄志さんの妻の樹子さん(62)は、沖縄タイムスのインタビューに、名護市辺野古の新基地建設問題に関する前知事の思いなどを明かした。(聞き手=政経部・福元大輔)

沖縄の人たちの心を一つにしたかった

 撤回と聞いて「あなたが待ち望んでいたことよ。自分の責任でやりたかったと言うでしょうけど、皆さんが遺志を継いで頑張ろうと立ち上がってくれたのよ」と仏前に報告しました。

 翁長雄志は命がけでした。他の人にはなぜそこまでするのか、と理解できないかもしれません。政治家として自分に何ができるかを追い求めてきた人です。若い頃は何を考えているのか、何をやりたいのか、分からないこともありましたが、亡くなって初めて思うんです。ずっとつながっている。沖縄のことを思い、沖縄の人たちの心を一つにしたかったんだと。

 本人は亡くなる直前に言ったんです。辺野古問題で悩むことが多かったでしょ。「人がどう言うか、分からない。人がどう評価するか、分からない。でも、知っていてほしい。僕は精いっぱいやったんだ。これ以上できない、それでも足りないだろうか。僕の力がそこまでだったんだろうか」と。私が「ウチナーンチュだったらきっと分かるはずよ」と言ったんですよ。そしたら、翁長は静かに笑ってました。

県民が諦めなければ新基地は止められる

 7月27日に撤回を表明し、30日に入院しました。10日そこそこで亡くなったんですが、肉体的にはとっても大変、きつかったと思うんです。弱いところを見られたくないという思いが強かったですから。副知事や公室長が来たときも病室のいすに座って話をしていました。

 若い頃から政治一筋だったので、自分がいま何やるかが分かっていたのかもしれない。撤回の準備に入ったのも、自分の体調が本当に厳しくなってから。どうにか撤回まで持っていきたいと考えていた。

 ぎりぎりの状態で進め、結局、自分で撤回することなく亡くなってしまったけど。後は任せるということになり、本当に申し訳ないという気持ちだった。

 県民が諦めなければ辺野古の基地は造られないと思う。それは翁長も私も信じていた。県民が辺野古の基地はもうしょうがないということになれば、未来永劫(えいごう)沖縄に基地を置かれたままになる。それでいいのでしょうか。翁長は命をかけて、そこを問い続けた。もう一度踏ん張りたい。私にはそれしかできない。

 ウチナーンチュが一つになって、団結したとき、私たちが考えている以上の力強さがあると次男が県民大会で言ったでしょ。本当にその通りだと思うんです。一つになって立ち上がる。その強さを翁長は求めていたんだと思うんです。若い頃から。

私が翁長の背中を押した理由

 7月27日の記者会見の時、知事室からエレベーターに向かう廊下の窓際に腰を掛けて休んでいたのを記者たちが見て、記者会見で聞いたら、外反母趾(ぼし)と応えていたけど、あれは全然違う。

 前日、県庁に行って撤回に向けた最後の打ち合わせをして、公舎に「ただいま」と帰ってきた。玄関にあったいすに座って3分、廊下で3分、リビングで3分、寝室までの廊下でまた3分、5メートルを歩くのに20分かかる状況だったの。

 「記者会見で自分の思いを伝えることができるだろうか。記者の質問に答えることができるのだろうか」と私に言ったの。

 私は「できるに決まっているじゃないの。何のために頑張ってきたの。あなたがやらないで、誰がやるの」と背中を押しました。

 口の中いっぱいに口内炎ができていて、小さな粒の薬を飲むのも少しずつ少しずつ流し込むように。これも20分かかったかな。

 翌日起きて、送り出して、記者会見で30分間話し続けることができたと聞いて、私は「神様ありがとう」と何度も繰り返した。

 弱い姿を見せたくなかった人ですから、外反母趾と言ったんでしょう。私がそうじゃなかったと言ったことで、翁長は怒っているかもしれません。「なんで本当のことを言うんだよ」って。言葉が聞こえてくるようです。

 そんなきつい翁長の背中を私が押したのには理由があるんです。

もう新聞を読めないよ

 撤回が現実味を帯びてきた頃、国から「一般の職員にも損害賠償を求める可能性がある」という情報が伝わってきたんです。脅しのようにも聞こえるでしょ。

 県庁内は戦々恐々になったようで、翁長は「自分は政治家だから丸裸にされても、撤回をやる覚悟はある。でも一般職員をそんな矢面に立たせるわけがない」って、強く言ったんです。私たち家族もその責任を負う覚悟はありました。でも一般職員にそんなことを言うのはどうなんでしょうか。

 皆さんには本質を見てもらいたい。

 2期目の出馬についても、本人から直接聞いたわけではないけど、12月の任期を全うできないと感じているんじゃないかなと思うことがあったんです。

 例えば、4月に膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかる前から、公舎にあった自分の本の整理を始めたんです。大切にしていた本も捨てて。何をしているのと聞いたら、「これは君たちにはできないことだから、僕がやるんだ」と言うんです。何があっても新聞を読む人でした。胃がんの時も膵炎(すいえん)の時も、病室で私が来るのを待つというより、私が手に持つ新聞を待っているんです。

 それが、亡くなる2日前に、新聞を差し出すと「ごめん。もう新聞を読めないよ」って言うんです。新聞の情報を何よりも大切にしていた人ですから、私も「えっ」と思ったんです。この期待に応えてくださいよ。いつまでもいい新聞を作ることがこの期待に応えることですよ。皆さんには頑張ってもらいたいとずっと思っているんです。

最後まで周りに気を遣うお父さんだった

 でも翁長が弱いところを見せるのは本当に初めてです。撤回の前日に記者の質問に答えられるかなと言ったとき、そして、亡くなる2日前ですか。出会ってから本当に初めてと言っていいくらい。

 昨年の後半頃から、お風呂上がりに体重計に載るたびに体重が減ったようです。胃がんの後で75キロ。これをキープしようと維持してきたんですが、70キロになり、65キロになり。いくら何でも様子がおかしいんじゃないのと病院に行き、体重減も気になるけど、血糖が上がったことも気になると言われ、もしかしたら糖尿病かもと思い、その日のうちに検査したら膵臓に腫瘍が見つかりました。

 最後に入院したとき、1回だけ「苦しい」といったことがあるんです。病室で車いすに乗ろうとした時に私が支えていたんだけど、バランスを崩して、二人で転んだの。私に苦労させたと思ったんだろうね。そのとき、私にもたれかかるように「苦しい」と言ったの。1回だけ。

 そのとき、死期を覚悟していたのもしれない。もしかしたら恐怖があったのかもしれない。こんなことを私に言ったの。

 「この先、子どもたちにあたることがあるかもしれない。自分で自分をコントロールできなくなるかもしれないんだ。そのときは、子どもたちに伝えてほしい。今のお父さんは本当のお父さんじゃないよ。病気で自分をコントロールできなくなっているんだよ」と。

 でも、最後までそんな必要はなかった。最後の最後まで子どもたちにあたることはなかった。周りに気を遣うお父さんだった。

 でも、でもね。ずっと難しい顔をしていたでしょ。だから最後は見せてほしいと思った。翁長の本当の笑顔を。末っ子の甘えん坊の笑顔を。明るくよく笑う人だったんです。この4年間はほとんど見ることがなかったから。














































 

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コメント
1. 2018年9月02日 08:33:35 : Ha4x11SJkA : fXhWWuGYiuo[1] 報告
沖縄創価学会は日蓮大聖人の教えに背いてまさか自民党に投票するようなことはないだろうな?
沖縄の地下に眠る多くの死者に顔向け出来ない。

http://reijinkakumei.jugem.jp/?eid=170
http://www.magazine9.jp/article/mikami/26692/
http://vn-hochiminh.seesaa.net/article/166055185.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-19/2012031915_01_1.html

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)この投稿に対するコメントとしては場違い。URLの紹介時には、その内容を表すタイトルが必須.

2. 2018年9月02日 08:37:52 : ecAZsodHcQ : A4Zt82elUQE[52] 報告
確かに涙なしには読めないな。
ありがとう。
3. 日高見連邦共和国[10072] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2018年9月02日 09:50:36 : JfWpVhJKr6 : mu8Qtaioyrs[28] 報告
『命』を掛け、『命』を落としたんだから、これこそ唯一無二に事実であり真実だ。

想いは色々あるが、いま生きている者として、ただ『ごめんなさい』としか言えない。

でも、生きているからこそ『やれる事がある』って自分に鞭を打って前に進もう。

翁長さん、見ていてください!

4. 坂の上の下[93] jeKCzI_jgsyJug 2018年9月02日 11:10:06 : YrQMGLsNwE : NkvZKpOMIlI[1] 報告
涙が出て、止まりません。

次期沖縄県知事に玉城デニー氏が知事席に座る迄、今もまだ、沖縄県知事でいらっしゃる。
もう少し、座って頂いていて、玉城デニー氏を迎えて、肩を抱いて、「頼んだよ!」と励まして頂けたら、嬉しいです。
有難う御座います。

5. 2018年9月02日 11:11:23 : BS79QrMy5Q : jyNWJJvZ87s[186] 報告
翁長知事の思い、沖縄県民の思いをどうして安倍総理は解ろうともしないのか、安倍総理は式典以外で沖縄に行った事は無い、現状を知ろうと言う気が全くなかった、これだけ毎日騒音と低空飛行の恐怖を味わいながら生活しているのにまた大きな基地を造ろうと言う神経は人間ではない。安倍晋三は親も言う情の無い人間だが本当に非人間の行為には神経を疑う。
6. 樹里亜[160] jveXooif 2018年9月02日 12:52:49 : sh6DbEHBRo : Eps6QGzE1NI[22] 報告
「人がどう言うか、分からない。人がどう評価するか、分からない。でも、知っていてほしい。僕は精いっぱいやったんだ」…もう、泣いた。

2004年のカチャーシーを踊る、「ふっくらして可愛いオジサン」の翁長さんと、亡くなる直前の痩せた姿のあまりの違いにも、涙。

7. 2018年9月02日 14:44:20 : ceOpJuNxUo : PEITsjk0jh4[22] 報告
翁長知事は男の中の男
日本に翁長さんがいてくれて良かった!と思う。
翁長さんに続きましょう!!
日本はアメリカの属国ではない!!


8. 2018年9月02日 17:48:04 : T7wHWtzqlg : _ffOz1C78cw[54] 報告
沖縄県の知事になるということは
こういうことだ。

「4年間ほとんど笑った顔を見たことがない」
裏切り者の仲井眞知事は別として
県民の総意を国に逆らい、貫こうとすれば
ここまでの犠牲が求められる立場。

末っ子で甘えん坊だったという翁長知事。
お疲れ様でした。
天国でたくさん笑って下さい。
あなたの意志は副知事が、玉城議員が県民が継ぎます。
私たちも応援します。
どうか文太さんと一緒に、見守っていてください。

9. panbet37[868] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2018年9月02日 19:53:43 : OjRCltn19E : YAEd4sgn36M[2] 報告
翁長さん、ご冥福をお祈りします。あなたは今頃きっと、天国にいらっしゃるでしょう。それにしても、翁長さんと安倍。同じ”人間”という言葉を使えないほど、隔絶している。なぜ安倍はまだ生きておれるのか、天罰が当たらないのか。
10. 2018年9月02日 23:09:30 : dDn2b2QZBA : Z@LsjbjNSmE[8] 報告
翁長知事の子供が中国人になっているそうですがホントですか?

[運営による初期非表示理由]:この投稿に対するコメントとしては場違い。別の投稿にコメントしてください。(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)
11. 暖かい闇[241] kmeCqYKiiMU 2018年9月02日 23:43:30 : EYo0oFVm8s : gHHBlq3RSZc[13] 報告
>>10<<
すさみ、ゆがみ切った根性の持ち主だね。哀れ。

もっと前向きに、世のため人のため、微力なれども力を尽くそう・・という気持ちには、死んでもなれそうにないね。みじめな人生だ。

膵臓癌に侵され、死がすぐそこに迫っているにも関わらず、沖縄の県民のためにと
戦い抜いた翁長知事。人々に惜しまれれやまない、素晴らしい人生だ。

12. 2018年9月03日 01:08:46 : gT5MQ52HZM : _Bxsq12ddek[40] 報告
当選した時と物故直前の時・・・とても同一人物とは思えない
本当に命を燃やして沖縄のために尽くしていたんだと分かる
彼も、彼を支えてきた沖縄の人々も、とても素晴らしい人たちだと思う
私たちは沖縄の人たちから学ぶべき事がまだまだ多いのだ、と思い知らされるな
本当に惜しい人物を亡くしたと、今になっても思い知らされる
13. 2018年9月03日 11:34:16 : JPFVWdWQEQ : vOvkDvgSAT0[117] 報告

立憲民主の枝野党首も、今からでも遅くはない。
もっとこの翁長知事の近くに出向き、その足跡を検証し、そこから「立憲民主」
らしい運動の仕方を作って行ってもらいたい。

翁長氏の足跡から受け継ぐべき事が何であるのか、先ずしっかり自分と対話して
もらいたい。

14. 2018年9月03日 13:53:41 : cLEmwZTvDo : UAe3lXu2X@g[3] 報告
百田尚樹も拡散 「沖縄で基地反対派が女児を暴行」 のデマが
県知事選を前にゾンビのように復活
http://news.livedoor.com/article/detail/15241496/
            
15. 2018年9月03日 21:00:21 : FihR7U8hTQ : 4Cn8SwptRF0[939] 報告
こんな立派な人を誹謗中傷したネトサポ・ネトウヨは人間じゃない
本当に惜しい方をなくしました・・・

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