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2018年08月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<終戦協定反対の東京・ワシントン>
6月の米朝首脳会談で朝鮮半島は、一気に和解へと進行しているが、肝心の休戦協定を終戦協定に切り替える作業を、ワシントンと東京が反対している。焦る南北コリアだ。北朝鮮は、人道主義の観点から、拘束した日本人スパイを追放するなど、和解に必死なのだが。実は日本が非核化に抵抗しているのである。南北和解を一番恐れているのが、安倍・自公・日本会議内閣なのだ。その証拠が飛び出した。
<裏付けた防衛白書>
昨日8月28日、公表した日本政府の防衛白書だ。この5年間の改憲軍拡路線を象徴する政府の安保政策に、今年も変化はない。
毎年、防衛省は極右・日本会議の安倍晋三の意向を受けて、周辺に緊張を振りまく大軍拡予算を編成してきている。中国と北朝鮮に対して、明確な敵視政策を打ち出して、和平外交を基軸にしてきている北京を、特に困惑させてきている。
それでも「毛沢東時代なら考えられないほどの柔軟路線の中国」をよいことに、安倍・軍拡路線は進軍ラッパを吹き鳴らして、オバマに代わったトランプのもとでも、ワシントンに歩調を合わせている。
その結果、深刻すぎる財政悪化は、着実に、地獄へと真っ逆さまに落ち込んで、ツケを後世に回している。これに健全財政派の財務省が全く抵抗しないというのも、異様な軍拡政権を印象付けている。
<相変わらずの中朝脅威論>
白書は「6月の米朝首脳会談後も、北の脅威に変化はない。重大かつ差し迫った脅威が存在する」と公然とうそぶく表現でもって、北の脅威論を振りまいている。
「まるでナチス流だ」との批判を浴びる始末だ。問題は北ばかりではない。中国にも「日本周辺活動を一方的にエスカレートさせ、地域と国際社会に強い懸念を与えている」と決めつけて、台湾にまで配慮する分析を、意図的に発している。
それでも中朝とも対応不能と愚弄するような決めつけて、大上段から日本刀を振り下ろしている。これはひどいし、悪辣すぎよう。先に中国首相の日本訪問は何だったのか。
露骨すぎる安倍・軍拡外交と、平和憲法破壊狙いの暴政を印象付けて余りあろう。
<史上最大の軍拡予算>
第二次安倍内閣は5年を経たが、この間、毎年の軍拡予算を編成して、国民生活を圧迫している。
日本の資産価値は紙の増刷で沈下しているのだが、麻生・財務相の大馬鹿は全く気にも留めていない。
来年度は、史上最大の5兆2900億円の大軍拡予算だという。国民の資産である年金基金を株式に投入するだけでなく、黒田の日本銀行までが株の購入に躍起となって、株価を買い支えている。異様非常事態を印象付けている。
<防衛大綱の見直し目前>
要するに、南北和解は安倍・自公の軍拡内閣にとって、一番タイミングが悪いのである。
「日米産軍体制が結束して、終戦協定を遅らせている」という事情が分かるだろう。北の非核化のテンポを遅らせているのは、ワシントンと東京なのである。
南北が焦り、中国とロシアが困惑することになる。非核化を遅らせている張本人である日本、そこでの白書で「変化は何も起きていない」とうそぶいているのである。
暮れには、大軍拡のための防衛大綱の見直しを実現する策略が待ち受けている。そのための安倍三選戦略なのだ。
<安倍三選で平和憲法破壊か阻止か>
消滅したはずの国家神道が、いま日本会議を立ち上げて、安倍晋三に平和憲法破壊を命じている。そのための公明党創価学会の攻略だったのだが、この無恥無能な信濃町教団をよそに、9条は文句なしの危機を迎えようとしている。莫大な財閥資金と、それによるマスコミ工作の進行で、本当の危機が到来しようとしている日本だ。
これを迎え撃つのが、沖縄の知事選だ。安倍三選圧勝阻止だ。統一地方選と参院選で自公を敗北させる。改憲国民投票を食い止める。これらが、日本とアジアの前途を占うことになる。
米中貿易戦争、11月の米中間選挙も気になる動きだ。EUの難民問題、ユダヤと中東イスラムの攻防と、世界が激しく揺れている2018年である。
2018年8月29日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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