http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/654.html
Tweet |
翁長後継・玉城デニー独占インタビュー 「僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄」〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180824-00000035-sasahi-pol
AERA dot. 8/24(金) 16:09配信 ※AERA 9月3日号より加筆修正
後援会の会場から出て記者に囲まれる玉城デニー氏=2018年8月21日午後7時17分、沖縄県沖縄市胡屋 (c)朝日新聞社
急逝した翁長雄志知事から音声データで「後継指名」を受けた自由党幹事長の玉城デニー衆院議員(58)。「渦中の人」が9月30日投開票の沖縄県知事選の立候補表明を控え、インタビューに応じた。
■「ハーフ」といじめられた
「家訓。いかなることがあろうとも、主たるもの月曜朝の可燃ゴミを忘れてはいけない」
知事選の有力候補として地元紙の一面トップに名前が踊った8月20日朝、玉城デニー氏がフェイスブックに書き込んだメッセージだ。
国会議員になった後も、周囲からは親しみを込めて「デニーさん」と呼ばれることが多い。そんな異色の政治家らしい、「おとぼけ」ぶりだった。
「母子家庭で育ってきた人間は掃除も洗濯も自分の周りのことをやるのは苦になりません。この日も普段通り、慌てる必要も、浮かれる必要もないと」(玉城氏)
2002年の沖縄市議選でトップ当選し政界入りする前は、ロックバンドのボーカルや沖縄のラジオパーソナリティーなど、タレントとして沖縄のメディアで活躍していた玉城氏。今も、毎週土曜日の午後5時から地元のコミュニティFM局で音楽番組にレギュラー出演している。
「番組ではいっさい政治の話はしません。好きな音楽をかけて音楽の話をするだけです」
つらいとき、心の支えになったのはいつも音楽だった。
玉城氏が生まれたのは沖縄が米軍統治下だった1959年。米軍基地が集中する沖縄本島中部で育った。父親は、沖縄駐留の米軍人だった、ということしか分からない。玉城氏が物心つく前に、父親の写真や手紙は全て、母親が処分していた。父親のことを根ほり葉ほり尋ねたこともあったが、母親は「もう全部忘れた」としか答えてくれなかった。
母親が住み込みで働いていたため、1歳のとき、近隣の知人宅に預けられた。育ての母を「おっかあ」、実母を「アンマー」と呼んで育った玉城氏は、「この2人の母がいて、今の僕がある」と感謝を惜しまない。
育ての母は既に亡くなり、今年、三回忌を迎えた。実母は県内の老健施設に入所している。玉城氏は会ったことのない父親についてこう言う。
「一時期捜してみようかなとも思ったんですけど、今はまだそのタイミングではないと考え、捜すのをやめている状態です。親父が今も元気なら、よかったね、僕も元気だよ、と会って話をしたいとは思いますけどね」
子どもの頃は「ハーフ」という理由でいじめられた。
「もうそれはハーフとして生まれた者の宿命みたいなもの。ヤンキーの先輩からもいろいろいじられましたよ」(玉城氏)
母子家庭で育ち、貧困も経験した。小学生時代、コザ(沖縄市)の「トタン長屋」に実母と初めて一緒に暮らせるようになった。玉城氏はこの時期、70年12月の「コザ暴動」を目の当たりにする。
米兵車両による人身事故の処理に端を発して市民の反米感情が噴き出し、米国人の車両82台を炎上させたコザ暴動は、今も沖縄で語り継がれる現代史の断面だ。玉城氏は「ウチナーンチュの心のうちに閉じ込められた何かが爆発したように感じた」という。
■保革の「真ん中」に立つ
「ほんとに僕なんですか」
翁長知事の死去から10日後の8月18日。沖縄県沖縄市内の事務所で、翁長氏の後継候補を決める「調整会議」の議長・照屋大河県議や新里米吉県議会議長と向き合った玉城氏は、こう切り出した。
翁長知事が後継に玉城氏の名前を挙げた音声データを「2回聞いて確認した」と告げる新里議長の説明を受け、玉城氏は知事選立候補の腹を固めた。
ただし、選挙態勢についてこう注文を付けた。
「前回翁長さんを応援した保守系の皆さんとつながりの深い方々がいないと、選挙は成り立ちません」
4年前に自主投票だった公明党沖縄県本部は今回、知事選立候補を表明している前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)と「辺野古」の是非には触れない形で8月20日に早々と政策協定を結んだ。「オール沖縄」を支えた経済関係者の継続支援も一部不透明な状況だ。
それでも玉城氏は、翁長氏の「指名」を重く受け止めている。
「(翁長知事とは)育ちは違いますが、目指していく方向は同じだと。そう考えていただき、僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄なことだと感じています」
翁長氏は沖縄の保守政治家一家で育ったサラブレッド。対照的な生い立ちだが、2人はともに「戦後沖縄」を体現しているようにも映る。玉城氏は言う。
「翁長知事はかねてから僕のことを話題にするとき、『デニー君も戦後の沖縄を背負って、いろいろ難儀してこられたんだろうなあ』というふうなことをおっしゃっていたらしいです」
中央政界で小沢一郎衆院議員と行動を共にした玉城氏は、14年の衆院選で「オール沖縄」の推薦候補(生活の党公認)となり、翁長氏が応援に駆けつけてくれるようになった。玉城氏が共感したのは、14年の知事選で翁長氏が掲げた「イデオロギーよりアイディンティー」という旗印だ。
「保革を乗り越えてイデオロギーは腹八分、六分にして取り組もうと。保守の政治家でこんなことを言う人は、小沢一郎以外に聞いたことがない」
玉城氏は、保守政治家だけれども中央集権型の保守政治家ではなかった、との「翁長評」も挙げる。沖縄の歴史と先達の努力に敬意を払う、そのための保守でなければならない、という翁長氏の姿勢に打たれたという。
沖縄市議当時、玉城氏は『沖縄タイムス』のインタビューに「私自身は、保守だ、革新だというスタンスではなく、是々非々で行動している」と説明。「保守系は生活者の視点」「革新は論者の視点」と指摘している。
中央政界を渡り歩いた今の立ち位置を問うと、「真ん中かもしれませんね」と答えた。
■遺志受け継ぐ覚悟
玉城氏は、「米軍を早く沖縄から出すには、自衛隊の配備も必要になってくるかもしれない」と見る。しかし、沖縄の先島で進む自衛隊配備についてはこう批判する。
「丁寧に協議し、地元の理解を得るのが必要。国が先島でやってきたように地元との協議も踏まえず、基地を造成し部隊を駐屯します、というやり方は自衛隊にとっても迷惑。こんなことをやっている民主主義国家はない。それが、『保守』でもある自分には許せないわけです。革新の皆さんは『基地反対』と言いますが、その前提は違うんです」
「革新」との立ち位置の違いもにじませつつ、「保守」の現状にも違和感を隠さない。
「対等な日米関係をつくらないから、地位協定改定も一歩も進めない。全部、従米なんですね。保守の側はそれで独立国家日本だって、鼻を高くしているのはおかしな話」
沖縄の全ての米軍基地の撤去を求める立場ではない。基地を置くなら置くなりの理由と、負担の度合いが問われるべきだ―辺野古新基地建設を念頭に、玉城氏はこう主張する。
「占領で土地を奪ってつくられた米軍基地がそのまま置かれているから、新しい米軍基地もまた沖縄につくれなんていうのは、翁長知事が言われたように『政治の堕落』ですよ。もっと県民のことを考えるべきだと、翁長さんは保守の側から本気で怒った。私も全く同感です」
玉城氏は「オール沖縄」の候補として知事選に立候補する見通しだが、同時に国会議員として培った「オールジャパン」の視点も持つ。
「東京にいると、物事が俯瞰的に見えますし、沖縄に戻ると離島の苦しさや過疎化の厳しさも見えてきます。どちらか一方の視座から見るのではなく、日本全体の方々にも通じる言葉を選んで思いを伝えるよう意識しています」
辺野古新基地建設は止められるのか。玉城氏はひと呼吸おいてこう話した。
「翁長知事が準備していた承認撤回をまずしっかりやること。それからでしょう。沖縄で基地問題は、どうすれば安心して生活できるのかという生活の問題。それをイデオロギー化させているのは日本政府です。翁長知事の遺志を受け継ぐ覚悟でなければ新しい知事は務まりません」
(編集部・渡辺豪)
翁長後継・玉城デニー独占インタビュー 「僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄」〈AERA〉(AERA dot.) https://t.co/dG5cyKN9e3必ず沖縄県知事に押し上げるぞ! #沖縄県知事選 #玉城デニー
— 川上芳明 (@Only1Yori) 2018年8月24日
翁長後継・玉城デニー独占インタビュー「僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄」「対等な日米関係をつくらないから、地位協定改定も一歩も進めない。全部、従米なんですね。保守の側はそれで独立国家日本だって、鼻を高くしているのはおかしな話」 https://t.co/UPxx1cHXUv @dot_asahi_pubから
— Koji (@kwave526) 2018年8月24日
本当に出たのか?そもそも発言自体あったかどうかが極めて不透明じゃないか?デニー氏はそのテープとやらを聞いたのだろうか…。
— 志垣竜一・やまざくら会 (@RyuichiShigaki) 2018年8月24日
翁長後継・玉城デニー独占インタビュー 「僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄」〈AERA〉(AERA dot.) https://t.co/XzgbBlgIsp
yahoo ニュース 沖縄県知事選への露骨な介入が激しくなった!
— lin kazan (@linkazan2) 2018年8月24日
「翁長後継・玉城デニー独占インタビュー 「僕の名前が出たんだと思うと、この上なく光栄」〈AERA〉」等々
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK249掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK249掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。