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オスプレイの本土配備で待ったなしになった地位協定改正
http://kenpo9.com/archives/4117
2018-08-23 天木直人のブログ
沖縄知事選が始まろうとしている時に、それをあざ笑うかのように米軍が横田基地にオスプレイを前倒しして配備することが正式に発表された。
沖縄知事選のキャッチコピーは「イデオロギーよりアイデンティティ」だ。
つまり本土に差別された形で米軍の負担をここまで一方的に押し付けられることへの反発には、右も左もない、というわけだ。
しかし、その本土もまた、米軍に差別される形で一方的に米軍の負担を押し付けられているのである。
いわゆる本土の沖縄化が猛烈な勢いで進んでいるのだ。
しかも横田基地に配備される空軍のCV22というオスプレイは、沖縄に配備されている海兵隊のオスプレイより、はるかに重大事故率が高いという。
しかも、前倒ししてこのタイミングで配備するのは、中国をけん制するためだという。
事故や騒音の負担だけにとどまらない。
いざとなれば日本の中枢が中国との戦争の基地になるというのだ。
そして、かくも重大なオスプレイの本土配備であるというのに、事前の通報がないのは、沖縄の場合とまったく同じだ。
沖縄の場合は日本政府からの事前通報がないと怒っていればいいが、本土への配備は、日本政府も米国からの事前通報なしで行われている。
誰に怒りをぶつければいいのか。
新聞報道によれば、「日本政府はオスプレイ5機の正式配備日が10月1日になったと発表した」となっている。
しかし、その同じ報道が、「この日も(つまり発表のあった8月22日も)配備撤回を求める市民らの上空に轟音が響いた」と平気で書いている。
つまりオスプレイはとっくの昔から、東京上空を我が物顔で飛び回っているのだ。
日本は何も知らされず、知っても何も出来ない。
まさしく、米軍は「好きな時に、好きな場所に、好きなだけの軍隊を」配備できるのだ。
それを認めたのが日米地位協定なのである。
もはや日米地位協定の抜本改正は待ったなしだ。
ひとり沖縄だけの話では、とっくになくなっているのだ。
ここまで米軍の日本支配が進んでいるというのに、それでも日米地位協定の改定が国政選挙の大きな問題にならないとすれば、日本は政府も与野党も、国民も、主権を放棄して恥じないということだ。
沖縄はその不満を日本政府にぶつければいいが、日本国民はその不満をどこにぶつければいいのか、という話しだ。
在日米軍を沖縄からだけでなく、日本全土から叩き出す。
その事を本気で訴える国民的政党がこの国の政治の中にどうしても必要なのだ。
いまこそ安保反対なのだ。
そして今の安保反対には右も左もない。
沖縄ではオール沖縄だが、日本ではオールジャパンなのだ。
日本国民としてのアイデンティティを証明する政党がいまこそ必要な時である。
それを教えてくれたオスプレイの横田基地配備である(了)
米軍オスプレイ5機 10月に横田基地配備へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180822/k10011585701000.html
2018年8月22日 14時02分 NHK
動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180822/k10011585701000.html
アメリカ空軍の輸送機CV22オスプレイ5機が、10月に東京のアメリカ軍横田基地に配備されることになりました。オスプレイが、沖縄県以外の在日アメリカ軍基地に配備されるのは初めてです。
CV22オスプレイの横田基地への配備をめぐって、アメリカ軍は、ことし4月に当初の予定を1年余り前倒しして、夏ごろとする見通しを示し、その後、基地に立ち寄るオスプレイがたびたび確認されていました。
こうした中、政府は22日、オスプレイ5機を10月1日に横田基地に配備すると、在日アメリカ軍から連絡があったことを発表しました。
オスプレイが、沖縄県以外の在日アメリカ軍基地に配備されるのは初めてです。
また、2024年ごろまでに、合わせて10機の体制にする計画で、今後、段階的に5機が追加配備されるということです。
新たに配備されるオスプレイは、主に特殊部隊の輸送に使われ、夜間でも地形を詳しく把握できる暗視装置などが備えられています。
配備の理由について、防衛省は「軍事上の機密で、詳細は明らかにできない」とする一方、「日本有事を含む各種事態の際に、偵察・情報収集や人質救出などを行うアメリカ軍の特殊作戦部隊の迅速な展開が可能になり、抑止力の向上につながる」としています。
また、オスプレイの事故やトラブルが相次いでいることから、基地周辺の住民に、安全対策など十分な情報提供を行って、理解を得たいとしています。
横田基地に配備されるCV22オスプレイとは
今回、横田基地に配備されるアメリカ空軍のCV22オスプレイは、沖縄に配備されているアメリカ海兵隊のMV22オスプレイと基本的な構造は同じで、主に特殊部隊の輸送に使われます。
夜間でも地形を詳しく把握できる暗視装置や、相手のレーダーを妨害する電子戦用の装備などが備えられています。
一方、2010年には、アフガニスタンでの作戦中に着陸に失敗して、兵士4人が死亡する事故が起きたほか、2012年にはアメリカ・フロリダ州で訓練中に5人が負傷する墜落事故も起きています。
このため、防衛省は、今後、関係自治体に配備計画を丁寧に説明していくことにしています。
福生市長「説明なく遺憾」
オスプレイの横田基地への配備がことし10月1日と決まったことについて、基地周辺の6市町でつくる「基地対策連絡会」の幹事を務める東京 福生市の加藤育男市長は「安全性について住民の不安を払拭(ふっしょく)するだけの説明がない中での正式配備であり、遺憾だ。6月以降は5機が常駐しているが、低空飛行や夜間の離陸着も多く、市民は敏感になっている。アメリカ軍の司令官や防衛省には、安全性についての情報提供と日米合同委員会の合意を順守するよう繰り返し求めていく」と話していました。
地元自治体の協議会「安全対策や生活環境への配慮を要請する」
オスプレイの配備について、東京都と横田基地周辺の6つの市町で作る協議会は、国やアメリカ軍に対するコメントを発表しました。
コメントでは「オスプレイは6月23日以降、長期間とどまり、地元への事前の情報提供も十分にないまま周辺で飛行を繰り返しています。飛行を最小限にすることや事前の情報提供、安全対策や騒音など生活環境への配慮を要請するとともに、10月1日の配備に向けて必要な働きかけを行っていきます」としています。
横田基地周辺の住民は
横田基地へのオスプレイの正式な配備が発表されたことについて、基地に隣接する東京・福生市では不安の声などが聞かれました。
このうち、基地のすぐそばの住宅に暮らしているという60代の男性は「実際にオスプレイが飛んでいるところをよく見ています。あれが落ちたらと思うと怖いですし、低空で飛ぶこともあるので音も大きく、騒音も心配です」と話していました。
また、70代の女性は「沖縄の例を見ても何が起こるのかわからず、オスプレイには反対です。配備によって昼夜関係なくオスプレイが上空を飛ぶことになると思うと不安です」と話していました。
一方、60代の女性は「横田基地の役割を考えると、防衛のためにオスプレイが役に立つのであれば配備はやむをえないと思います。事故がないよう最大限安全に注意してほしい」と話していました。
小池都知事「安全対策など徹底を」
オスプレイが東京の横田基地に配備されることについて、東京都の小池知事は「基地周辺の自治体と連携して安全対策の徹底や生活環境を混乱させないようにするということは常に申し入れをしてきた。そこは、しっかり守っていただきたい」と述べました。
元航空自衛隊空将「米に対し安全徹底を主張する必要」
アメリカ空軍のCV22オスプレイを東京の横田基地に配備することについて、航空自衛隊で司令官を務めた元空将の永岩俊道さんは「アメリカ軍にとって、横田基地は地理的に見て、対ロシア、対朝鮮半島、対中国を見据えた場合に最も使い勝手のいい拠点になるうえ、基地そのものの基盤が整っており、人的にも整備の面でも作戦を支援しやすい」と指摘しました。
また、今後の運用については、「アメリカ空軍のオスプレイは特殊作戦を行う部隊を輸送するのが第1の任務になるため、夜間や悪天候の中での低空の飛行など、厳しい条件での運用が求められる。それに対応するために厳しい訓練を行うことになる」という見通しを示しました。
そのうえで、安全対策について「運用が厳しいからといって事故率が高くなるとか、意図しない不時着があるということは決してあってはならない。地元住民の不安を払拭(ふっしょく)する意味で飛行の安全に関わるルールをしっかり守っていくよう、日本側からアメリカに対して強く主張する必要がある」と述べました。
これまでの経緯 横田基地周辺では
横田基地へのオスプレイの配備をめぐって、アメリカ軍は、アジア太平洋地域における安全保障上の懸念に対応するためとして、予定を前倒ししてことし4月3日にこの夏の正式配備の見通しを明らかにし、その2日後、5機が横田基地に飛来しました。
北関東防衛局によりますと、5機はこれまで、横田基地と各地にある基地との間を行き来しているほか、静岡県の東富士演習場などでの訓練に参加しているということです。
横田基地は都心からおよそ40キロの場所にあり、周辺は人口が密集した地域になっていますが、以前から、基地を発着する航空機の部品や訓練中のパラシュートの落下などが起きています。
基地周辺の自治体では、オスプレイの事故や緊急着陸などのトラブルが相次ぎ、安全性を懸念する声もあがっているとして、安全対策や訓練の内容、飛行ルートなどについて情報提供するよう国などに求めていました。
首都圏上空での飛行 増加か
オスプレイをめぐっては、東京の横田基地への配備に加え、千葉県木更津市にある陸上自衛隊木更津駐屯地に定期整備の拠点が設けられていて、今後、首都圏上空での飛行が増える見通しです。
木更津駐屯地の整備拠点は、陸上自衛隊が今後導入するオスプレイのほか、沖縄のアメリカ軍基地にすでに配備されている機体も受け入れることになっていて、防衛省によりますと、現在、沖縄に配備された2機が定期整備を受けているということです。
一方、陸上自衛隊は合わせて17機のオスプレイを佐賀空港に配備する計画で、このうち5機がことし秋に先行導入されますが、ことし2月に佐賀県で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落する事故が起きたことなどから、準備が間に合わないとして、この5機を暫定的に木更津駐屯地に配備する方向で調整を進めています。
オスプレイの訓練先は
3年前の2015年にアメリカ軍が日本側に示した報告書では、今回、配備されるCV22オスプレイの国内での訓練先として、首都圏に比較的近い静岡県の東富士演習場や群馬県、長野県、新潟県などにまたがる訓練空域のほか、青森県の三沢基地近くの訓練場や沖縄県内の訓練場が挙げられています。また、国外の訓練先としてグアム島や韓国にあるアメリカ軍の基地も挙げられています。
防衛省によりますと、CV22オスプレイは、ことし4月に横田基地に飛来して以降、国内では、これまでに東富士演習場や沖縄のアメリカ軍嘉手納基地のほか、報告書で訓練先には挙げられていない埼玉県所沢市にあるアメリカ軍の通信施設などで離着陸を行ったことが確認されているということです。
防衛省は、報告書で示されている場所以外にも、国内のアメリカ軍施設などで訓練が行われる可能性があるとしていますが、具体的な情報は現時点で把握していないとしています。
8/23(木)
— ごんこ (@gonko1234) 2018年8月22日
●東京横田にCVオスプレイ5機が10月に配備!
●普天間基地のMVオスプレイより事故率が上回る機種!!
沖縄の事故への対応や解決さえほったらかして今度は日本の首都にさらに危険なものを配備とは・・!
米国と日本政府はどれだけ国民の命を軽く扱えば気がすむんだ!(`´) pic.twitter.com/FBRcr0XdfY
「日本国内での米軍の配備や運用が、いつまでも米軍任せでいいのか。安全保障論議以前の問題が置き去りにされている」——10月、横田正式配備《沖縄以外で初》オスプレイ5機、米通告 首都圏飛行が常態化【東京新聞1面8/23】 pic.twitter.com/ojulLVLvJ6
— チャラ純平 (@charajunpei) 2018年8月23日
米軍オスプレイ5機 10月に横田基地配備へ | NHKニュース https://t.co/ZCEpoLCc2k いやいや...オスプレイの訓練先は南は沖縄から北は青森の三沢、記事にはないけど北海道まで行ってるんじゃない?すべては地位協定に行き着くおはなし..
— jun.yusa (@jhkk_j) 2018年8月23日
先月「オスプレイが7月2日午後6時20分ごろ、所沢通信施設に離着陸した。所沢市は事前説明がなかったとして国に抗議した(毎日新聞)」というニュースがあったが、これからは横田基地周辺だけでなく、首都圏一帯が物騒になるな。
— 盛田隆二 (@product1954) 2018年8月22日
◆米軍オスプレイ5機、10月に横田基地配備へhttps://t.co/6xAcTgvmVW
#東京新聞 2018.8.23
— Nyanにゃん (肉球新党) (@nyan_mochimochi) 2018年8月23日
10月 #オスプレイ 5機 #横田基地 に正式配備
と #米国 の通告で決めるって?
デカいガラクタが首都圏上空を飛び回る
「どんな飛び方をしても」 #日米地位協定 上、文句が言えない?#沖縄 を差別して来たツケが回って来たな
沖縄が苦しんでいる時、国民全員で反対していれば… pic.twitter.com/VsSXNvZfrf
オスプレイ5機、米通告 10月 横田正式配備
— オリオンの風 (@orion1223star) 2018年8月23日
>沖縄以外の国内で「#オスプレイ」が配備されるのは初めて。安全性への懸念が払拭(ふっしょく)できないまま、首都圏での飛行が固定化する。 https://t.co/jETTzFDXFp
CV22は敵陣地に低空から侵入・強襲などの特殊作戦を。重大事故率は海兵隊MV22の3・4倍。横田滑走路の中心から周囲3キロには学校30以上、保育所40、高齢者施設20近く、病院3、計90以上の公共施設。配備など許されず!
— 小池晃 (@koike_akira) 2018年8月22日
米空軍オスプレイ5機、横田基地に10月1日配備へ https://t.co/2aGRcRSRWU
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