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「徹底的に干す」 安倍周辺から流れる石破潰し報道の異様
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235828
2018年8月21日 日刊ゲンダイ 文字起こし
言いたいことだけ垂れ流し(C)共同通信社
連続2期6年までだったルールを変え、安倍首相が3選を目指す自民党総裁選の日程が「9月7日告示―同20日投開票」に決定。出馬表明を先送りしている安倍と石破茂元幹事長との事実上の一騎打ちは、決戦まで1カ月を切った。自民党総裁選びは実質、首相選びだ。国民生活に直結する。にもかかわらず、総裁選関連ニュースの少ないことといったらない。
テレビが熱を入れて放送するのは紀州のドン・ファン不審死やら、アメフト部の悪質タックルで揺れる日大や助成金不正流用がバレた日本ボクシング連盟の“ドン”の動向ばかり。この1週間は、山口県周防大島町で行方不明になった2歳児を発見したスーパーボランティアを追いかけ回している。新聞も似たり寄ったりだ。総裁選関連の記事が掲載されても、そこには必ずと言っていいほど「安倍圧勝」の文字が躍り、安倍サイドからの情報を垂れ流し。安倍が「現職がいるのに総裁選に出るというのは、現職に辞めろと迫るのと同じだ」とスゴんだとか、総裁選で敵対すれば「推薦人を含めて干し上げる」と腹積もりしたとか報じている。「二度とチャレンジできないように石破を叩き潰す」「石破氏を完膚なきまでにたたき、『ポスト安倍』の芽を断ちたい」といった安倍周辺の発言もついて回る。
「正直、公正」をスローガンに掲げ、安倍の政治姿勢を真っ向から問う石破は正面からの議論を求めている。ところが、安倍は出馬表明の先送りで時間稼ぎ。セコいやり方で論争からも逃げまくる安倍の姿勢をメディアは批判するでもなく、「徹底的に干す」などというヤクザ顔負けのやり口を垂れ流し。総裁選をめぐって巷に溢れるのは、石破潰しの報道一色だ。
■現職首相への批判は“反党行為”
20日の産経新聞が〈首相「石破封じ」牽制球次々〉と大見出しを打った1面トップ記事は露骨だった。それによると、今月11日に安倍が石破支持に回った竹下派の吉田博美参院幹事長の携帯にコール。石破が出馬会見した翌日のことだ。吉田は「あれじゃ、首相に対する個人攻撃じゃないか。石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら支持できない』と言ってやるつもりです」と応じたという。記事の解説はこう続く。
〈露骨な安倍批判は安倍を支持する勢力の感情を逆なでした。6年前の総裁選で石破を支持した無派閥議員は「野党のような批判をするならついていけない」と突き放した。「来夏の参院選を前に党内で先鋭的な対立構図を作ってどうするのか」との声も上がる〉
現職首相を糾弾する石破の行動は反党行為扱い。来年の統一地方選と参院選を控えているのに反安倍で騒いでいる場合なのか、というのである。国会で石破を推す“大将”からしてグラグラだとなれば、地方の動揺は避けられない。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏は言う。
「今回の総裁選は何から何まで異常です。党に逆らったら命はない、邪魔者は殺せと言わんばかりのムードは常軌を逸しています。対抗馬の石破さんは安倍首相を〈嘘つき、エコヒイキ〉と断じていて、政策ではなく、政治姿勢を問題視している。政治家として言語道断で、国のかじ取りをする首相のポストは任せられないと迫っているわけです。そんなことが総裁選の争点になるなんて前代未聞で、メディアは多角的に報道するのが筋なのに、安倍首相の肩を持つヨイショに明け暮れている。ニュース量の少なさも、安倍首相に不利益にならないようにとの配慮でしょう。本当に情けない」
狭まる一方の包囲網(C)日刊ゲンダイ
メディア加担の情報操作で不条理が既成事実化 |
「最高責任者は私だ」と何かと豪語する安倍は、世論の反対を無視して特定秘密保護法、安保法、共謀罪の成立を強行。オトモダチに便宜を図ったモリカケ問題では内閣人事局を通じて生殺与奪を握られた官僚による公文書改ざん、偽証が横行した。安倍政権は立憲主義を蹂躙し、民主主義の根幹を破壊してきた。間違いなく、今回の総裁選はこの国の分岐点になる。それなのに、争点すら報じず、総裁選そのものをニュースから抹殺するかのような大マスコミの気味悪さは一体何なのか。
放送タレントの松尾貴史氏が毎日新聞(19日付)の連載「松尾貴史のちょっと違和感」で、総裁選をめぐる動きをこう分析していた。
〈対抗馬となる人やそれを応援する人たちについて、「徹底的に干す」という意向を持っているという。何という狭い、器量のない了見だろう。「自民党には多様な意見があり議論が活発に行われている」と良さを語る人がかつてはいたが、今は全くその面影がない。「圧勝は確実」と、意識的に喧伝している節も多くみられる。情勢に附和雷同する人たちというのは案外多く、ことに日本人はその傾向が強いように思われるが、強く広くこの予測が広まると、「勝ち馬に乗ろう」という意識を持つ人たちの票がどっと流れ込む。おそらくそれを期待しての情報操作なのではないかとも思える〉
そのものズバリだろう。石破支持者は徹底的に冷や飯食いを強いられる。5年半に及ぶ政権側の恫喝に屈し、忖度どころか、完全に飼い慣らされた大マスコミによる謀略めいた報道によって、それが既成事実化している。
■22回目の日ロ会談で“外交得点”演出
この先安倍は、ロシア極東のウラジオストクで開催される東方経済フォーラム(9月11〜13日)に出席。ホストを務めるプーチン大統領と22回目の首脳会談に臨む。大マスコミはこの外遊に同行し、“外交の安倍”を演出するチョーチン記事ばかり書くのだろう。北方領土問題をめぐり、安倍は「私たちの世代で終止符を打たなければならない」とブチ上げたが、事態は1ミリも動いていない。それどころか、共同経済活動という看板のもと、ロシア主権下で日本の資金と技術力を投じる現地開発計画が着々と進んでいる。そうした現実は棚上げだ。
いよいよ、トチ狂ってきた独裁国家の御用メディアによって、この国はさらに奈落の底へ引きずり込まれていきかねない。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。
「メディアが権力を監視する役割を果たさず、無力になってしまったら権力側の完全勝利です。何百万人ものユダヤ人を強制収容所に送ったナチス戦犯のアドルフ・アイヒマンの裁判を傍聴したユダヤ人哲学者のハンナ・ハーレントは、アイヒマンを〈凡庸なる悪〉と評している。アイヒマンは極悪非道な怪物ではなく、思考を放棄して事務的に動いた小役人に過ぎない。思考停止が権力の暴走を招いたと指摘しているのです。腰が引けた日本のメディアにも同じことが言える。無批判な姿勢は安倍政権の増長に加担し、全体主義を引き寄せたも同然なのです」
トランプ大統領の執拗なメディア攻撃に危機感が高まる米国では、大手から小規模の新聞社まで300紙以上が政権を批判する社説を一斉に掲載。主導したボストン・グローブ紙は「ジャーナリストは敵ではない」と題した社説で、「米国には今、現米政権の政策への支持を公言しないメディア関係者は『民衆の敵』だというスローガンをつくり出した大統領がいる」と訴え、報道の自由の重要性を強調。その立場を再構築している。かたや、日本のメディアは自殺行為に走り続けるのか。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年8月21日
【いよいよ、トチ狂ってきた独裁国家の御用メディア】
『巷に溢れる石破潰し報道』
「論争から逃げまくる首相の姿勢を批判するでもなく、“徹底的に干す”などというヤクザ顔負けの発言をそのまま報じ…」
「この総裁選は分岐点になるのに、争点すら報じずニュースから抹殺する…」 pic.twitter.com/aKUngahaVF
安倍政権の公文書改竄,データ捏造,日報隠蔽,障害者雇用水増し,国会では虚偽答弁,証人喚問では証言偽証,都合の悪い文書は黒塗りまたは破棄隠蔽,大臣は誰一人責任をとらない,官僚は不起訴,こんなに異常な状態で国会が閉じられ?こんな状態で安倍三選だのないだろう?安倍支持者は腐っりきってる?
— トラネコ (@ken1272) 2018年8月21日
これが民主主義国家における政府与党の実態なのか。このまま総裁選で暴走されたら、軍事独裁国家だよ。もはやアベノミクス云々のレベルじゃない。日本社会の見識が問われている→「徹底的に干す」 安倍周辺から流れる石破潰し報道の異様 https://t.co/i4Iivkj8HP … #日刊ゲンダイDIGITAL
— 高橋伸彰 (@EcoTakahashi) 2018年8月21日
たった一人の反乱!石破に抗う義と徳あり。全国民が見ている。「徹底的に干す」 安倍周辺から流れる石破潰し報道の異様 https://t.co/5zIMso4EAf #日刊ゲンダイDIGITAL
— 阿嘉尚敏 (@halcyon1990) 2018年8月21日
■@「選挙妨害を暴力団に発注するような人が政治家や自民党総裁で良いのか?」も石破氏は問うべき(https://t.co/ATKlRbc50I) 【「徹底的に干す」 安倍周辺から流れる石破潰し報道の異様】(https://t.co/F35cXJTBDb)/《連続2期6年までだったルールを変え、安倍首相が3選を目指す自民党…》
— AS (@ActSludge) 2018年8月21日
Ikenaga2NG巷に溢れる石破潰し報道 いよいよ、トチ狂ってきた独裁国家の御用メディア 論争から逃げまくる首相の姿勢を批判するでもなく、「徹底的に干す」などとヤクザ顔負けの発言をそのまま報じ今後は外遊に同行しチョーチン記事ばかり書く、総裁選そのものをニュースから抹殺〜安倍政権の交代を!
— M「特定歴史公文書には当たらない」香川県 (@sibatamasami1) 2018年8月21日
巷に溢れる石破潰し報道 いよいよ、トチ狂ってきた独裁国家の御用メディア 論争から逃げまくる首相の姿勢を批判するでもなく、「徹底的に干す」などとヤクザ顔負けの発言をそのまま報じ、今後は外遊に同行し、チョーチン記事ばかり書くのだろう 総裁選そのものをニュースから抹殺(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/rm5mOOdcXy
— KK (@Trapelus) 2018年8月21日
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