終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人　政治学者・白井聡氏「終戦の日」特別寄稿（日刊ゲンダイ）赤かぶ

終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人　政治学者・白井聡氏「終戦の日」特別寄稿（日刊ゲンダイ）
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/301.html
投稿者赤かぶ日時 2018 年 8 月 15 日 18:50:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235453
2018年8月15日　日刊ゲンダイ

　
　政治学者・白井聡氏「終戦の日」特別寄稿（Ｃ）日刊ゲンダイ

　７３年前の８月１５日。あの日は何だったのであろうか。それは、大多数の日本人にとって「解放の日」として現れた。「聖戦完遂」だの「一億火の玉」だのといったスローガンに共鳴するふりをしながら、みんなもう早くやめたくてたまらなかったのである。あの日、日本人は、絶望的な戦争から、でたらめな軍国主義から、そして「国体」から解放されたのだ。

「国体」とは、天皇が父、臣民が子であると措定した家族的な国家観をもとにした統治のシステムだ。家族の間には支配は存在しないとの建前の下、支配の事実を否認する支配だった。

　しかしながら、われわれは本当に「国体」から解放されたのか。拙著「国体論―菊と星条旗」で論じたことだが、依然、われわれは「支配の否認」という心理構造を内面化したままだ。

　平成最後の１年間は、現代日本社会における「支配の否認」構造を露呈させたという意味で、記憶される年になるだろう。日大アメフト部の暴力タックル事件、ボクシング連盟会長のスキャンダルは、この国の各界の小ボスの行動様式が、神風特攻隊の司令官と完全に同じであることを証明した。彼らは口を揃えて言う。「自分は強制していない」「（若者が）自発的にやったことだ」と。

　不条理な支配に対して逆らえない空気の中で、原則的な「権利」「公正」は死に絶える。その典型が、東京医科大学における入試合格点操作事件である。この問題は、性差別問題であると同時に、労働問題である。開業医と勤務医の格差、過剰負担といった多重的な不公正の累積が、女子受験者に対する一律の減点というきわめて差別的な手段によって「解決」されていたわけだ。つまりは、不条理で不公正な構造が存在し、そのことを関係者の誰もが知っていながら、誰もそれを改善しようとせず、そのしわ寄せを不利な立場の者に押しつける。「ほら、みんな大変なんだ。誰かが泣かなきゃならない。わかるだろ？」と。

　こうした状況を支えているものは、奴隷根性だ。不条理に対して沈黙を守り、無権利状態を受忍し、さらにはこれらの不正義に抗議・抵抗する人々を冷笑し、彼らを抑圧することには進んで加勢する。こうした人間は普通、「卑しい」と形容される。

　あの戦争当時、日本人はこの恥ずべき状態に落とし込まれた。ある者は進んでそうなり、ある者は無自覚なままそうなり、ある者は強要されてそうなった。８月１５日は、かかる状態からの「解放」を意味した。しかし今、われわれは自分たちが解放などされていないという事実に直面している。依然としてわれわれは悪しき「国体」の奴隷にすぎない。われわれは日本社会の破綻という敗戦をもう一度、迎え直しているのである。

自立出来ない、戦後の日本！

終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人 https://t.co/BNCdxpGuzL #日刊ゲンダイDIGITAL
— TAKA san (@Freemantakasan) 2018年8月15日

終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人　依然としてわれわれは悪しき「国体」の奴隷にすぎない。われわれは日本社会の破綻という敗戦をもう一度、迎え直しているのである。 - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/KY93Vi0kJy
— 松本　美紀子 (@yuuta24mikiko) 2018年8月15日

終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人 https://t.co/L3Q9MK8lKz #日刊ゲンダイDIGITAL
われわれは本当に「国体」から解放されたのか
— 茂 (@richard__99) 2018年8月15日

【「終戦の日」特別投稿】政治学者　白井聡
「日大アメフト」「ボクシング連盟」「東京医大」いまだ支配の否認から解放されない日本人　日本社会の破綻という「敗戦」再び　不条理な支配に対して逆らえない空気の中で、原則的な「権利」「公正」は死に絶える
（日刊ゲンダイ） pic.twitter.com/22eeTVd6tp
— KK (@Trapelus) 2018年8月15日

1. 新共産主義クラブ[-585] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年8月15日 18:56:17 : lCyTGbMeUg : mj_gW0SVjdw[7] 報告

▲△▽▼

　
　ソ連のスターリン体制を真似て、岸信介らが築いた「1940年体制」は、戦後も続いていたという説がある。
　

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]：この投稿に対するコメントとしては場違い。別の投稿にコメントしてください。(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)

2. 2018年8月15日 18:57:39 : Xb4cEuHk02 : zus_T9trUro[7] 報告

▲△▽▼

菅野完も自身の性犯罪歴をごまかし続けているだろうが。
これこそまさに「支配の否認」じゃないのか。

同じ性犯罪歴のある赤かぶはその支配から逃げられないんだな。

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]：その他(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)
アラシ。

3. 新共産主義クラブ[-584] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年8月15日 19:00:20 : lCyTGbMeUg : mj_gW0SVjdw[8] 報告

▲△▽▼

>>1（補足）
>ソ連のスターリン体制を真似て、岸信介ら「革新官僚」が築いた「1940年体制」は、戦後も続いていたという説がある。
　
　　
　（ご参考）　
◆ ヒトラー・スターリン・岸信介
（田中良紹の「国会探検」，2008月12月11日）
　
　ヒトラーは１９３３年に「経済再建と失業問題の解消」を目標にした「四カ年計画」を作成し、価格統制でインフレを抑えながら、公共土木事業によって失業者を半減させた。特に自動車が好きだったヒトラーは自動車税を撤廃して自動車産業を経営不振から救い、アウトバーンを建設して軍隊や物資の移動に利用できるようにした。ドイツの自動車産業の基盤を作ったのはヒトラーである。
　
　さらにヒトラーは財政赤字をものともせずに軍需産業を興し、軍事費を増やしたため、景気は回復して完全雇用を達成した。しかし強い軍事力を持った事で周辺諸国を併合、ついには英仏と対立して第二次世界大戦に突入していくのである。
　
　そして世界恐慌の影響を受けなかった唯一の国は共産主義のソ連である。レーニン亡き後の権力闘争に勝利したスターリンは、１９２８年から始まる「五カ年計画」でソ連に社会主義的農業と重工業国家への変貌を実現しようとした。そのため農村の富農層を処刑、もしくは強制収容所送りにし、国営農場を全国的に組織して農業の集団化を進めた。このように「粛正」を繰り返しながら、強力な権力に完全に管理された計画経済のソ連には世界恐慌の波が及ぶ事もなかった、
　
　こうした世界の中で、恐慌の影響を受けた昭和の日本は、恐慌に負けないドイツやソ連にあこがれた。日本にも統制経済、計画経済が始まった。そして新しい計画経済を試みる絶好の新天地があった。満州である。満州国を主導した中でも特筆すべきは岸信介だ。１９３６年、商工省のエリート官僚から満州国の行政官となった岸は、「産業開発五カ年計画」を推進し、その経験を持って３年後に日本に帰国すると、戦時統制経済計画の最高責任者となる。岸は右翼の代表のように言われるが、マルクス経済学を研究し、当時は「アカ」呼ばわりされたと言う。
　
　こうして作られた日本経済の仕組みが、現在につながる「１９４０年体制」である。
　
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/mb/post_126.html
　
　
◆ 高度成長支えた「1940年体制」　戦後も生き残った理由
（AERA，2015.8.6）
　
　野口さんが着目したのは、戦時中の40年前後に導入された一群の施策だ。それらは産業界から金融、財政、官僚制などに及び、戦時総力戦体制を支えた。
　
　大蔵省に敗戦の年の断絶がなかったように、日本経済にも敗戦による断絶はなかったというのが「1940年体制史観」だ。　

　金融では、政府が金融機関に対し、融資を命令できるようにしたほか、複数の金融機関で共同融資する仕組みなどを整えた。これらにより、戦前は活発だった、株式市場で資金調達する直接金融が減り、銀行貸し出し中心の間接金融が優勢になった。また、賃金統制により、初任給から昇給額まで政府が決めるようになったことで、その後の年功序列賃金や定期昇給の原型になったと考えられている。
　
https://dot.asahi.com/aera/2015080500073.html
　

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]：この投稿に対するコメントとしては場違い。別の投稿にコメントしてください。(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)

4. 2018年8月15日 19:23:01 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[9451] 報告

▲△▽▼

⇒《こうした状況を支えているものは、奴隷根性だ。不条理に対して沈黙を守り、無権利状態を受忍し、さらにはこれらの不正義に抗議・抵抗する人々を冷笑し、彼らを抑圧することには進んで加勢する。こうした人間は普通、「卑しい」と形容される。
》

ネトウヨのことですね。

5. 2018年8月15日 19:59:15 : SKoTqbgk9o : e8tS1NVi5n0[42] 報告

▲△▽▼

安倍晋三のことじゃないの。

6. 2018年8月15日 22:49:15 : fN49t61XCI : FElYK1RoPUo[411] 報告

▲△▽▼

民主主義の悪口いうな。

7. 樹里亜[154] jveXooif 2018年8月16日 00:45:01 : sh6DbEHBRo : Eps6QGzE1NI[11] 報告

▲△▽▼

白井聡氏の論は明晰でわかりやすい。

動画で彼の新刊「菊と星条旗」について語っているのを聞くと、この記事のポイントは「支配の事実を否認」している日本人、にある。

彼は心理学用語としての「否認」を用いているので、そうなるというと、これは「知っていてわざと認めない」のではなく、自動的におこなわれる否認のことで、それはなかなかタチが悪い（しかし、まったく気がつかない場合もあるが、当人はうすうすわかっている場合もある）。

重症の場合ほど当人にとっては盲点になるので、他人から指摘されると「心外だ」と怒り出したりすることもある。

例・「日本は米国の支配下にある」
　　「何を言ってるんだ、日本は独立国だぞ」

8. 人間になりたい[779] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2018年8月16日 05:31:41 : Igew9LiSCV : jX5tMsGMxX4[603] 報告

▲△▽▼

「国体」は、天皇が父、臣民が子という疑似親子関係による統治方法だが、
そのような方法でうまくいくならやればいいが、
この国体には教育勅語という構造的な欠陥があるのでそれはできない。
親とは子どもに愛情を注いで、保護する立場にある。
しかしこの教育勅語は、
子どもは親が危険な状態になったら命を捨てて親を護れという、
本来の教育とはアベコベの教育を強制するものである。
この「国体」の親は見かけ上は親でも、実質的には子ども以上に子どもなのだ。

人間は男とか女とか親とか聖職者といった役を演じながら日々の生活を送っている。
臣民は歯を食いしばりながらも、結構、生真面目に子どもの役をしっかりと演じていた。
問題は天皇とそれを補佐する役者が大根役者で親の役を演じきれなかったことにある。
親の役をやるべき、軍人、官僚、政治家が、臣民という子どもよりも、子どもだったのだ。
明治以来の国民総子ども化教育で、日本が一億総子ども化したからこそ、
あのデタラメな侵略戦争をいつまでも止めることができなかったのだろう。
マッカーサーが日本人を12歳の子どもだと言ったのは、
民主主義や西欧的な考え方を取り入れてからの時間が短いというよりも、
国民そのものの精神構造が子どもだと感じたのではないだろうか。
しかしその原因は西欧文明を熟成させず、幼稚園児に教育勅語を丸暗記させたり、
安倍総理ガンバレなどということを強制したように、暴力的に強制したことによるものだ。
敗戦のショックや混乱で、一時的に多少は大人になったようにも見えたが、
一度植え付けられた子どもの役柄は、そう簡単に変えることができない。
主権在民により、戦前の「国体」はなくなったが、
病的な子ども病患者が凶悪化してゴロツキになり、「国体」の親の役割を担い、
主権者として親にならなければならない国民が、子どもの役柄から抜けきることができず、
見かけ上「国体の」構造が引き継がれた。
日大アメフト、ボクシング連盟、モリカケ、財務官僚、安倍自民党腐敗政権、
日本会議国体復活勢力などが、引き起こした反社会的な問題行動は、
すべて子ども病のゴロツキと子ども病の国民が引き起こしたものである。
　
　

9. 安倍を辞めさせる会[1482] iMCUe4LwjquC34KzgrmC6Ynv 2018年8月16日 08:49:42 : FAt0kYWxVo : ylcjRTfmBXc[1442] 報告

▲△▽▼

３１０万人の犠牲の下に日本国憲法が制定されたことを肝に銘ずべきである。
決して安倍政権が目論む憲法改正論議に同調してはいけない。

10. 2018年8月16日 11:47:13 : BS79QrMy5Q : jyNWJJvZ87s[77] 報告

▲△▽▼

安倍と安倍総理を支持している自民党議員は戦時中の司令官と幹部たちに重なる。何をしても責任を取らずしてきた罪を部下に擦り付ける、これだけ政治を私物化し罪を犯してものうのうとしている安倍晋三と解っていても反論もしないものが言えない今の自民党は戦時中の内閣と変わらない。電通マスコミは其れに加担し国民を欺いている所も全く同じ形態だ。

11. ＺＬＯＣＩＮ[44] gnmCa4JugmKCaIJt 2018年8月16日 14:44:09 : yN4mZuwEQ6 : tqxWdHwikYk[2] 報告

▲△▽▼

白井氏の著書は2冊程、読んだが、仰っている事は一貫している。

日本人というものはこのまま、行くのではないかと思っている、絶望的にだ。
安倍自公政権、野党、一般民衆、隣組＝町内会、100％ではないが、みんな同じだ。ほとんど同じ色だ。
フニャフニャというガチガチなのが、日本だ。
ある論点までいっても、最後ですり替わり寝返る。
だから、日本人は信用できない。

日本人という種族は主体性などとは程遠い民族だ。
故に、‟国民主権”？はずーっと、なかったし、これからも野党政治家は勿論、
民衆も闘える胆力など持ち合わせていない。《闘った人は殺された！》
それ位、動物として、弱い民族だ。
だから、その反作用として、強い者は弱いマスによって、叩かれる。
己の‟情けなさ”を目の前で見せつけられるのは堪らないからな。

母親が出奔した家庭で、女1人、男２人の子供に暴力を奮う父親、しっかり者の長女がこの家を出て行こうとする時、長男が「親父がお前を叩くのはお前が強いからだ」と言う。
ところが、日本という国は米国に、長女のように叩かれるならまだ、ましだが、
７３年間、蹂躙されっぱなし。

戦前？戦中と軍人だった父が、日本は敗戦後、ずーっと、アメリカに‟手籠め”に
され続けている。と言っていた。