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前原氏と橋下氏
前原氏、自民党総裁選について「石破さんが何をしたいかがまだわからない」
8/14(火) 18:10配信
AbemaTIMES
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00010015-abema-pol
9日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に出演した前原誠司・衆議院議員が、自民党総裁選に言及した。
石破氏とは互いに鉄道ファンとしての親交があり、安倍総理とも1年生議員時代は「議員会館の部屋が隣だったので、コーヒーがなくなったら借りに行ったり、トイレで“きょう飲みに行きますか?“っていう話になって、飲みに行ったり」という関係だったという前原氏。来る自民党総裁選について視聴者から質問が出ると、「安倍政権は5年間もやっているので、良いことはいい、悪いことは悪いと批判できなきゃ野党議員としてダメ。だから安倍さんに対する否定は明確に、論理的にできます。もちろん安倍さんだってデフレ脱却、経済成長と、日本を良くしようと思ってやってきた。だけど結果としてアベノミクスはうまくいっていないし、むしろ格差が広がって国民が疲弊している。逆に、石破さんが何をしたいかがまだわからない。何を対立軸にしようとしているのかが見えない」と指摘。
橋下氏は「僕としては地方分権、公務員改革、教育にお金を入れる、若い人たちの可処分所得を、など、いろいろな思いはあるけれども、あえて変える必要はないと思っている。一人の政治家や一つの政党がちょっと政策を実行したからといって、世の中そんなに大きく変わるとは思わない。成功していることも悪いことも、全て安倍さんのせいということでもない。現状を見たときに、この流れをリセットしたいかどうかということだと思う。そう考えると、問題点はいっぱいあるけれど、リセットするところまではいかない」と指摘した。
すると前原氏は「それは違う」と即座に反論。「日本の問題点は人口減少。その原因は現場が疲弊して、結婚したくてもできないひとが多いから。直近で平均所得が一番高かったのは1997年で、“失われた20年“で一世帯あたり120万円くらい下がっている。今、年収300万円以下の世帯が三分の一、400万円以下は47%にもなる。独身男性で見ると400万円以下が76%くらい、200万以下も38%いる。これでは結婚したくてもできない。税金を少し高くして、無駄を削って、ちゃんと疲弊している人たちの底上げを今すぐやらなければ持たない人がいっぱい出てくる。だからリセットしなくてもいいということはない」。
橋下氏が「これをやれば所得が上がって生活が安定する、という“魔法の杖“はない。ありとあらゆることミックスして初めて花開くんだから。傷んでいるところはしっかり手当をしなければならないけれど、失業率が下がって賃金が上昇している今、安倍政権を後押しする、というのが、一国民としての僕の感覚です」と話すと、前原氏は「それは世界全体の景気が良いから、ということもあるし、成長率も世界に比べればまだまだ低い。綺麗事を言うつもりはないが、国民全体を底上げするにも、我々野党が正さなくて誰が正すんだ、政権交代をするしかない」と力説。これには橋下氏も「違法や不正はないことになっているけれども、国会では森友・加計問題で財務省があれだけ嘘を言い続けた。検察は立件できなかったけれど、文書が改ざんされたことは間違いない。やっぱり野党が強くならないと、与党がシャキッとしない」と話していた。
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