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ちばてつや氏「権力者にを堂々とものを言える国であって」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/209.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 8 月 13 日 14:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 


ちばてつや氏「権力者にを堂々とものを言える国であって」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235092
2018年8月13日 日刊ゲンダイ

 
 ちばてつや氏(C)日刊ゲンダイ

「あしたのジョー」初連載から50年

 今年は、ボクシング漫画「あしたのジョー」の初連載から50年の節目。1968年から73年にかけて「週刊少年マガジン」で連載され、戦後日本の高度経済成長から取り残された人々と拳一つで成り上がる主人公の姿が描かれた名作だ。「まっ白に燃え尽きたい」――。主人公・矢吹丈の生きざまに、若者だけでなく、寺山修司や三島由紀夫なども熱中した。何が読む人の心を打ったのか。この50年で社会はどう変わったのか。「ジョー」の生みの親を訪ねた。

※インタビューは【動画】でもご覧いただけます。

ジョーと自分を重ね描いた

  ――連載中はどんな心境で「あしたのジョー」を描いていたのでしょうか。

 当時の私は、ちょうど青春期が終わりを迎える頃でした。20代後半から30代前半です。漫画家は、締め切りに追われて寝られないとか、どうしても不規則な生活になってしまう。体の疲れがピークになっていたんでしょう。ジョーを描きながら、「俺はもう長くないなあ」と思っていました。

  ――壮絶ですね。

 ジョーを描き始めた頃は、まだ自分のペースがつかめないから、週刊誌や少女雑誌、新聞や月刊誌にも連載を持っていて、一番仕事が多かった。そんな環境で、だんだん徹夜ができなくなったり、体の無理がきかなくなってきたり、体力の限界がはっきりしてきた。だから、できるだけ仕事量を減らして、最終的にジョーの連載だけに絞ったけど、本当に疲れがたまっていました。

  ――キャラクターに自分自身を重ねて描いていたのでしょうか。

 日本社会はちょうど高度成長期でね。みんな冬は雪山にスキー、夏はハワイへ行ったり、海でサーフィンをやったり、「若大将」(加山雄三)が大活躍の時代だよ。誰もが青春を謳歌していた。そんなとき、私は家の中にずーっと閉じこもって仕事。体のどっかが痛いとか、よく眠れないとか、肉体的にも精神的にもつらい時期でした。リングで血みどろに闘うジョーと自分を重ねながら描いていたのかなあ。

  ――作中で、ジョーが1回だけ乾物屋の娘・紀子とデートするシーンが出てきます。ジョーが世界タイトルマッチで敗れた後、「燃え尽きる」シーンにつながる重要な場面です。

 ボクシング漬けのジョーが可哀想だなって思っていたんです。ジョーも紀子のことが好きで、紀子もジョーのことを慕っていたから、1回はデートさせてやりたいなと考えていた。それで、楽しいデートを描こうと思ったのに、いつの間にかシリアスな雰囲気になってね。紀子がデート中、ジョーに「ボクシングばかりの青春を送ってていいの」って聞くわけですよ。私と楽しい青春を送りませんか? って投げかけているのに、ジョーは女の子の気持ちなんて分からない。「俺はそこいらのブスブスくすぶっているやつらみたいに生きたくない」「俺は真っ赤に燃えてまっ白な灰になるような生き方がしたい」なんて、ぶっきらぼうなことを言ってね。今振り返ると、描いている私もそういう生き方がしたい、その方が充実した人生じゃないか、と「覚悟」したのでしょうね。

 
 ちばてつや氏(C)日刊ゲンダイ

文句が言えるのは、若者の特権ですよ

  ――自身も若くして死んでいいと思っていた?

 ジョーのライバルで力石徹というキャラクターがいるんですけど、彼が作中で亡くなった後、実際にお葬式をやることになった。劇団を主宰していた寺山修司さんが中心になって、講談社の大きな講堂にリングを造ってね。平日なのにたくさんのファンの人たちが集まって力石の死を悼んでくれた。そのとき、自分の仕事が思った以上に意味があるんじゃないかと感じたんです。日本中の若者がジョーや力石の人生を見て涙したり、感動したり、試合の流れに一喜一憂して応援してくれたり、他の仕事ではなかなか味わえない。ジョーを描きながら、疲れていたと同時に、ある意味本当に充実していた。だから、例えばもし30歳そこそこで死んでも、こんなに充実した人生はないと思えたんです。

  ――なぜ、当時の若者や文化人に支持されたのでしょうか。

 私自身、その理由を分析したこともないし、いまだに分からない。もちろん、脚本を担当した高森朝雄(梶原一騎)さんの脚本がすばらしかったことは確かだし忘れてはいけないことだけど、あの「時代」だったからかな。ジョーの連載開始は、戦後20年くらい。そろそろ戦争のことを忘れてしまって、高度成長で景気が良くなっている頃でした。一方で、近所のおじさんが傷痍軍人だったり、友達の家のお父さんがシベリアから帰ってこなくて行方不明だったり、戦地から引き揚げて帰ってきたばかりで病気を患っている人もいました。まだまだ日本中のあちこちに戦争の傷が残っていた時代ですよ。そんな複雑な時代だったからこそ、どう生きたら充実した人生を送れるか、みんながいろいろ考えるようになった時期とジョーが重なったんじゃないかな。自分でも不思議なんだけど、連載当時は、何かが高森さんと私に乗り移って、この時代にはこういう話が必要だと描かされているような感覚でした。

  ――「あしたのジョー」のタイトルは高森さんが付けたと聞きました。

 制作会議で、なかなかタイトルが決まらなくてね。またみんなで考えましょうって立ち上がった時に、高森さんが「あしたのジョー……」ってポツリと言ったんです。それで、みんな座り直した。「エッ、いいんじゃないの」って。それまで「四角いジャングル」とか「一発屋ジョー」とか、それこそ紙が真っ黒になるぐらいタイトルを考えていたんですけどね(笑い)。高森さんは、当時、「あしたのジョー」と同時期に「巨人の星」も手掛けていて、ジョーの連載が終わった後に「巨人の星は直木賞、あしたのジョーは芥川賞のつもりで書いた」と話していました。だから、本名の高森を使ったんです。

政治家には器量がないと

  ――もはや文学の領域ですね。若者の言動は、この50年で変わりましたか。

 当時の若者は結構、「こんな社会でいいのか!」と表に出しましたよね。こんな政治でいいのか、権力者がこういうことしていいのか、って意見を言っていたと思う。今は、いろんな問題に気付いてもどう吐き出していいか分からない若者たちが多いのかなあ。でも、文句を言えるのは、若者の特権ですよ。選挙の投票率が低いのが心配です。ある政治家は、投票日はできるだけ有権者に寝ていてほしいなんて言っていたけど、とんでもないことですよ。

  ――自身の戦時中の体験から、安保法制や共謀罪法などに反対していました。

 戦争中、庶民が一番恐れていたのが憲兵さん。何をしていたかというと、庶民の行動を監視したり、新聞や雑誌を検閲したりしていた。権力を持つ側は、国民を守ることが仕事なのに、国民を抑えつけてしまっていた。出てくる情報は、勝った情報ばかりで、負けたり、都合の悪い情報は出てこない。戦時中の国民は、目をふさがれ、口をふさがれ、耳をふさがれていたのです。戦争は、加害も被害も全て「犠牲者」になってしまう。そんな時代に戻って欲しくないから、いろんな法律が通るたびに、国民の自由が制限されてしまうのではないかと怖いんです。

  ――表現者の立場として現政権の政治運営を危惧している。

 例えば、SEALDsみたいに学生がデモをしても、別に警察が捕まえたりしない。それがいつの間にか逮捕できる法律になるかもしれない。今は、一国の首相に対して「安倍は何やってんだ!」と言えるじゃないですか。これはとても健全だと思う。国民から文句を言われることを喜ぶ首相であって欲しい。政治家は、いろいろ批判されても「なるほど、おまえの言うことも正しい。政治に生かすよ」って言うくらい大きな器量がないと。これからの日本は、物を自由に言える時代がずっと続いて、権力を持つ人を指さして「おまえがそれじゃダメだろーっ」て堂々と言える国であって欲しいですね。

(聞き手=高月太樹/日刊ゲンダイ)

▽1939年東京生まれ。41年旧満州・奉天に渡る。46年中国から引き揚げ。56年、17歳で漫画家デビュー。61年「ちかいの魔球」で週刊少年誌デビュー。現在は「ビッグコミック」(小学館)で「ひねもすのたり日記」を連載中。代表作に「紫電改のタカ」「ハリスの旋風」「おれは鉄兵」など。


「あしたのジョー」初連載から50年 ちばてつや氏が安倍政権に苦言も

日刊ゲンダイ 2018/08/12 に公開

2018年はボクシング漫画の名作「あしたのジョー」の初連載から50年の節目。

漫画家のちばつてや氏が当時の心境や重要なシーンのエピソードなどを語ってくれました。

自身の戦時体験から、安保法制や共謀罪法などに反対しているちば氏は、総裁3戦を目指す安倍首相にも苦言を呈しています。













































 

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コメント
1. 2018年8月13日 14:10:23 : Cy2FQQJbio : UwR7KzzJujg[12] 報告
あしたのジョーの原作者の梶原一騎がまんまヤクザだったことはスルーですかそうですか。

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)
アラシ。
2. 2018年8月13日 14:15:48 : Cy2FQQJbio : UwR7KzzJujg[14] 報告
>>1

あしたのジョーの原作者の梶原一騎がまんまヤクザだったことはスルーですかそうですか。

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(赤かぶの性犯罪歴までばらすな)

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)
アラシ。多重コメント。

3. 新共産主義クラブ[-584] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2018年8月13日 15:04:03 : GBJez5unG6 : 5MIfNR9ZFts[3] 報告
>>1さん
>あしたのジョーの原作者の梶原一騎がまんまヤクザだったことはスルーですかそうですか。
 
 
 あしたのジョーの原作者の梶原一騎は、台湾人を愛したので、安倍首相としては『愛国無罪』なのかもしれない。
 
 
◆ 梶原一騎
 
 妻は高森篤子(1945年3月5日 - 2015年4月6日)。1973年から1985年にかけて離婚期間があり、その間の1979年から81年にかけて台湾の有名タレント、白冰冰(パイ・ピンピン)とも婚姻関係を結ぶ。高森篤子との間に2人の娘と3人の息子がおり、白との間に娘・白暁燕(パイ・シャオイェン)がいた。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E5%8E%9F%E4%B8%80%E9%A8%8E
 


[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)
アラシ。
4. 2018年8月13日 15:10:15 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[3698] 報告
自分も頑張って
まっ白になるまで戦い続けます
5. 2018年8月13日 19:29:46 : g0IDi09OCk : UQbDNUnByFU[22] 報告
わからない どこに怒りを ぶつければ

成長の 陰で怒りを 忘れ去り

6. やもめーる[-13006] guKC4ILfgVuC6Q 2018年8月13日 19:43:47 : FPiCE3o6DA : LoNTabhiFSc[-375] 報告
デマやめよ @demayamechan
権力者に物を言えることと愛国心は異なる。
パヨクには愛国心はない。自分勝手だ。と言うことが分かっていない.

お前の考えこそ矛盾だらけだな。ならばお前のような奴が
野党に文句を言ってもいいという傲慢とご都合主義という自己弁論
のご都合主義の何ものにでもないに過ぎん!!
いじめっ子の「あいつがやったから俺も手を出した」の
逃げの屁理屈と同じだ!!ちばてつや氏にツイッターで土下座して謝罪せよ!!



[18初期非表示理由]:担当:言葉遣いが適さないコメント多数により全部処理

7. 2018年8月14日 05:40:48 : BO9Qa22atq : ecTpWGQdN_Y[58] 報告
あしたのジョーというのは、要は特攻隊の話だ。
その頃はまだ特攻隊や玉砕が何か潔くかっこいいもの、というイメージが左翼学生の間にすら蔓延していた。
それは敵にとってして見ると、勝手に自滅してくれる都合のいい相手でもある。

敵が最も恐れるのは、決死の覚悟で全力でぶつかって来る相手ではない。
しつこく生き残り、世代を超えても敵意を忘れず、寝首をかく絶好の機会を窺い続けるような相手だ。

敵意を剥き出しにして身を投げ出す敵は怖くない。
笑顔で手を差し伸べ談笑しつつ背を向けた瞬間に鬼の形相に変わり鉈を振り上げる敵こそ恐ろしい。

というような意識はちばてつやにはなかろうがよ。
ジョーにとって敵は倒すべき相手などではなく、自分がカッコよく死ぬための舞台装置の一部だ。
戦うことは敵を殺しつくすことが目的なのではなく、自分がカッコよく死ぬための背景にすぎない。
ものの見事に敵意を反らされ、自滅に追い込まれている憐れな若者だ。
それを何か価値ある文学作品であるかのように力説する語り口は何も考えることなく、学ぶこともなく馬齢を重ねた老醜を思わせる。

忠臣蔵や韓国の花郎を起点とする死を美化・消費する美意識が軍国主義下で都合よく利用され、それが戦後に至るも継承されてきた。それは文化ではなく明らかに宣伝による軍国主義の圃場を整備する目的があった。ちばてつやはその工作の協力者だ。梶原一輝が何ものか知らずに近づいたはずはない。統一教会と知らずに日本会議に近寄る者が無いのと同様だ。

8. 前河[591] kU@JzQ 2018年8月14日 09:48:43 : gEILUBiAMY : PEKZ@Q5Y1Jk[30] 報告
あしたのジョーは面白かったな。中身の濃い〜傑作漫画だ。

特に金との試合中に金への「食いたくても食えなかっただけじゃねえか」の見方に対して力石への「食いたくても自分の意志で食わなかった。飢えで苦しむということが絶対的なものじゃねえ」の覚醒したシーンは感動したなあ。

ノリちゃんの「なんでそこまで無理すんの?」みたいな問いに「俺はボクシングが好きなんだ」と答えたシーンが全てだろうな。

ちばさん良いこと言いますね。「若者は不満をぶつけろ!」「政治家は器量が大事だ!」とかね。

当たり前の内容でもあるが、大切なことだ。安倍の器の小ささ。すぐムキになるあの人間の小ささが政治家としてというよりも社会人として信じられないな。大物ぶってるつもりだろうが本当は小者だからな。

9. 2018年8月14日 16:21:48 : QJ8LqIodhQ : w1IsRFD6xZk[3] 報告

>>安倍の器の小ささ。すぐムキになるあの人間の小ささが政治家としてというよりも社会人として信じられないな。大物ぶってるつもりだろうが本当は小者だからな。

ハイ!「08」さん その通りです!!。

安倍ぴょ〜んが、親の七光りで「神戸製鋼」に入社し、新入社員教育で研修寮に入った際、2日も持たずに「研修寮」から脱走し、大好きな「洋子ママ」の御布団に潜り込んでたと云う、「神戸製鋼」始まって以来の醜聞伝説(事実です)を残しています。

更には、注文寸法を単純に間違えて会社に「十数億円(当時の金額、今だと70〜80億円)」の損害を与え、修復に奔走した職場・現場同僚の汗などをも無視し米国事務所へトンズラ。

政治家に転身した際『あの時の失敗は「良い経験」だった〜♪』などと嘯いて会社・同僚への謝罪などは一切、口にしなかった。

10. 2018年8月14日 19:00:23 : qbf4aTWPVE : oZQx@tDSv1o[2] 報告
>>2
あしたのジョーの原作者の梶原一騎がまんまヤクザだったことはスルーですかそうですか。

[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(赤かぶの性犯罪歴までばらすな)
アラシ。多重コメント。

11. 前河[592] kU@JzQ 2018年8月14日 21:31:34 : RMBp46ZcUQ : bpIwtAyFL_s[31] 報告
>>9さん、

面白い話をありがとうございます。

安倍の原点=本質でしょうね

>研修寮に入った際、2日も持たずに「研修寮」から脱走し、大好きな「洋子ママ」の御布団に潜り込んでたと云う、「神戸製鋼」始まって以来の醜聞伝説(事実です)を残しています。

私は安倍ぴょ〜んの過去は全く知らなかったが、いかにも安部ぴょ〜んがやりそうな事ですね。
忍耐力がなくわがまま。

今では枝野さんの演説を聞かずに議員名鑑なんか見てる体たらく。当時と変わってない……トホホなみっともなさ。

>注文寸法を単純に間違えて会社に「十数億円(当時の金額、今だと70〜80億円)」の損害を与え、修復に奔走した職場・現場同僚の汗などをも無視し米国事務所へトンズラ。

本当ですか?これ本当ならまさしくクズ中のクズじゃないですか!

>『あの時の失敗は「良い経験」だった〜♪』などと嘯いて会社・同僚への謝罪などは一切、口にしなかった。

謝らないなど人間的にもなってないし、社会人として無責任なのは昔から一貫してたんだな。昔から現在までひたすら迷惑を掛け続けてる。ホントにイヤな奴だな。予想通りの過去。

小心者なのに人様の迷惑には鈍く、自分本位。

こういう酷い過去の悪行の時に借金を背負わすとか、責任を取らせないから、つけあがる事を覚えてしまったんだな。社会を甘く見るようになってしまった安倍悪政の原点では。

神戸製鋼も厳しさが足りず安倍を甘やかしてダメな政治家に育ててしまった罪は大きいな。

9さん(って、○○○さんじゃないですか?まあ、それはいいとして)これ、スレ立てて公開して、ボロクソ叩いたら如何ですか?皆さん、総攻撃で盛り上がると思いますが…………

12. 2019年1月14日 14:23:00 : F3y923yeXs : LLnD7QVg_UM[1] 報告
この人の『ハリスの旋風』という漫画は、日米修好通商条約を迫ったタウンゼント・ハリスの名から来ている。江戸時代にペリーが日本を開国させ、ハリスが日本と条約を結ぶという歴史的流れにより日本が米国に従属する不平等条約での外交関係が成立した。1940年に米国のハル国務長官の通告で、この条約は廃棄され、日本と米国は戦争への道を歩む。太平洋戦争敗戦後、この人がハリスをリスペクトしてハリス学園を舞台にしたのが『ハリスの旋風』だ。これには日本の米国への従属的関係復活を祝う意図があり、GHQの日本占領政策とも合致したものだった。米国に媚びへつらっている人間だから、日本人自身の政権が力を持つと批判をする。この人の発想では、日本人権力者には堂々とものを言えても、米国に対して堂々と者を言えるような国にはなれない。

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