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「あたぼう」どころか、「べらぼう」な安倍晋三の政治!
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2018/08/12 22:31 半歩前へ
▼「あたぼう」どころか、「べらぼう」な安倍晋三の政治!
チョイと、うれしいねー。けさの東京新聞が落語の「大工調べ」を取り上げていた。この噺はあたしが7月29日の落語会でかけたばかりだ。偶然にしても、うれしい限りだ。
能書きはこのくらいにして、東京新聞の人気コラム「筆洗」の記事をご紹介。テテテンテン、テン・・・。
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【あたぼう】
江戸語の辞典などによると文政期に流行した当たり前を意味する擬人称(人になぞらえた表現。けちんぼうなど)で漢字では「当坊」と書くそうだ
▼落語の「大工調べ」の中に大工の棟梁(とうりょう)が「あたぼう」のいわれを与太郎に教える場面がある。「あたりまえだ、べらぼうめのことだ。だけども、そんな長い言葉を使ってみろ。日の短い時分には日が暮れちまうし、温気の時分には言葉が腐っちまう。それで詰めてあたぼうってんだ」
▼気の短い江戸っ子なら、その政治家の主張を聞いて「そんなのは、あたぼうじゃねえか」というかもしれぬ。自民党総裁選への出馬を表明した石破茂さん。記者会見で「正直で公正、謙虚で丁寧。そういう政治をつくりたい」とおっしゃった
▼確かに、政治家の国民への態度としては「あたぼう」である。それでも、その主張が不思議に新鮮に聞こえ期待さえ持ちたくなるのは、国民にとっての「あたぼう」が失われた政治の現状のせいかもしれぬ
▼正直でも公正でも謙虚でも丁寧でもなかった「あたぼう」ならぬ、安倍さんの「べらぼう」な政治が続く中で、正直という素朴な看板はよく目立つことだろう
▼もっとも総裁選、既に安倍さんが国会議員票で優位に立つ。派閥の論理とポストがほしいという自民党議員の「あたぼう」の壁に石破さんの「あたぼう」はどこまで通じるか。
東京新聞(筆洗)
— 楽蜻庵 (@rakuseian) 2018年8月12日
「当坊」、「篦棒」https://t.co/pEWXFWTpT2
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