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枝野幸男・立憲民主党代表
立民「枝野代表」が記録した“演説最長”の自己満足 歴史に学ばない「小沢カード」の愚
政治週刊新潮 2018年8月2日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08060800/?all=1
7月20日、第196通常国会は事実上の閉会を迎えた。今国会を振り返り、
「さすがは選良の皆さん方。よくやった!」
と、爽快感を覚えている人はおそらく皆無であろう。無論、その責任は、諫言(かんげん)できずに「安倍1強」を助長してきた政府与党側にもあるが、キーキーと金切り声を張り上げ、パフォーマンスに終始し、いたずらに時間を浪費してきた野党サイドにも大いにあると言わざるを得まい。
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「数さえあればなんでもいい、という議会、政権運営が進んでいることは到底許されない!」
20日、衆院本会議場。野党提出の内閣不信任決議案の趣旨説明をする立憲民主党(立民)の枝野幸男代表(54)は一人熱くなっていた。
「この国会は憲政史上最悪の国会になってしまった」
滔々(とうとう)と喋り続けること2時間43分。これまでの不信任決議案の趣旨説明における最長記録だった、同党の西村智奈美代議士による2時間6分を超えたわけだが、
「あまりにひどいパフォーマンスでしたね」
と、全国紙の野党担当記者が溜め息をつく。
「西村さんの夫は同じ立民の本多平直代議士なんですが、彼は枝野さんの元秘書。言ってみれば、枝野さんにとって西村さんは『疑似家族』のようなもので、それがライバル意識に発展したのか、彼は事前に『西村さんの記録を超えてやる』と息巻いていた。とにかく記録を更新してやるんだという『野心』が見え見えでしたね」
言わずもがな、単に長ければいいというものではない。事実、「長さ」に関して言うと、今年5月、枝野氏は国会議員在職25年の表彰を「長くやったから表彰されるというのは私の美意識と違う」と言って辞退している。
野党内ゲバ
「無意味な長さ」の不毛さは、彼自身よく理解しているはずで、「長さ」を自慢するのは枝野氏が誇る福耳くらいにしてほしいところだが、彼の「暴走」はこれに留まらない。立民と「野党仲間」である、玉木雄一郎共同代表(49)率いる国民民主党は、与党を徹底的に叩く立民と違い、やや現実路線を取っている。
「そのため国民民主は、今回の不信任決議案提出にあたっても、どうせ否決されるんだから早めに出そうという考えでした」
と、野党関係者が振り返る。
「しかし、枝野さんは意見を異にしていた。一番目立つタイミングで演説をしたいと、今国会の『オオトリ』での趣旨説明を望んだんです。結局、国民民主側が宥(なだ)めたこともあって、枝野さんの趣旨説明はオオトリではなく、参院でのIR実施法案採決の前になりましたが、要は枝野さんは、自分をアピールすることしか考えていないんですよ」
野党最大の武器である不信任決議案提出を巡ってさえ、「野党内ゲバ」が行われていたわけだ。
またぞろ「小沢カード」
そんな枝野氏は、たびたび自らを「保守」と称し、20日の趣旨説明でもこう大見得を切っている。
「立憲主義も保守主義も同じ考え方でありますので、私こそが保守本流であるということを、自信を持って皆様に訴えているところであります」
しかし、保守が歴史に学び、それを重んじるということであれば、彼はその対極に位置する。
「なぜなら」
と、大手メディアの政治部デスクが解説する。
「最近、枝野さんはたびたび、小沢さん(一郎・自由党代表)と会食し、連携・協力していくことを確認し合っています。でも、1993年に誕生した細川連立政権以来、小沢さんが絡んだ政局が悉(ことごと)く失敗してきたことは改めて言うまでもない。何だかんだ言って、最終的には『小沢アレルギー』で仲間割れするということを繰り返してきた。今さら小沢さんを巻き込んで野党協力と言われても、既視感が溢れ、取材するにも徒労感が募るばかりです」
細川連立政権下で、小沢氏と対立し、振り回された経験を持つ武村正義元官房長官が苦言を呈する。
「小選挙区制を前提とする限り、野党は“大異”を超えてでも候補者を一本化するしか術がない。とはいえ、小沢さんに関してはそろそろ引退されてもいいのではないかという印象を強く持っています。彼は政局の人であって政策の人ではない。そのことを念頭に置いて小沢さんと付き合わないと、また失敗を繰り返すと思いますがね」
93年から現在まで四半世紀が経過している。それはもはや、日本政治における立派な「歴史」だ。小沢氏を引き入れると結局は内ゲバになる――この「歴史的事実」を踏まえられない政治家に、保守の称号はあまりに似つかわしくない。
特集「口舌の徒ばかり! 『野党ボスたち』通信簿」より
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