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東京五輪“酷暑”問題の元凶は招致委員会の嘘だった!「温暖で理想的な気候」とプレゼン、今だに「打ち水で対策」と妄言
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2018.07.22 東京五輪“酷暑”問題の元凶は招致委の大嘘 リテラ
13年のIOC 総会で東京をアピールした安倍首相だが…(首相官邸 HPより)
日本列島は連日猛暑に見舞われている。18日に総務省消防庁が発表した速報値によると、7月9日から15日まで間に、熱中症で救急搬送された人数は全国で9956人にのぼり、搬送された患者のうち12人が死亡したという。この暑さはこれからもまだまだ続く予報で、引き続き熱中症への警戒が呼びかけられている。
この暑さを受けて思いを馳せずにはいられないのが、2020年東京オリンピックのことだ。東京オリンピックは20年の7月24日から8月9日にかけて行われる予定であり(パラリンピックは8月25日から9月6日まで)、命の危険すらある酷暑のなかで開かれるからだ。1964年に行われた前回の東京オリンピックは10月10日から10月24日にかけて行われたもので、今回の大会とは状況がまったく違う。
当然、巷間やSNSには酷暑開催となる2年後のオリンピック開催を憂う声が溢れているわけだが、そんななか、暑さや熱中症対策として国が出している対策はあまりにもこころもとない。
国土交通省は2015年から複数回にわたり有識者会議を開き、オリンピック期間中の暑さ対策について話し合ってきたが、その結果として導き出された答えは、〈有識者会議は、打ち水のほか、浴衣、よしずの活用など日本ならではの対策を盛り込み、観光PRにも生かしたい考えだ〉(15年4月17日付ニュースサイトYOMIURI ONLINE)だったのである。
21世紀に導き出された結論とは到底思えぬ、戦時中の竹槍訓練を彷彿とさせる冗談のような熱中症対策には、もはやため息も出ない。そんななか、日増しに高まる世間からの熱中症への危惧に対して、陸上の元日本代表選手である為末大氏はこのようにツイートした。
〈みんなこんなに暑くて大変なこの時期にオリンピックをやるなんてオリパラ委員会は何をやってるんだと言うけれど、アメリカのプロスポーツの間を縫うためにあそこしかできないのが本当のところだと思うので、苦情はNBCとかIOCに伝えた方がいいと思う〉
NBCはアメリカの3大ネットワークのひとつ。確かに、為末氏が指摘する通り、夏期オリンピックがこの時期に開催されるのは、アメリカのテレビ局の「夏枯れ」対策によるものである。
しかし、だからといって〈苦情はNBCとかIOCに伝えた方がいいと思う〉というのはまったく正しくない。というのも、日本側は、7月から8月の間に開催する日程でないと東京にオリンピックは呼べないと認識したうえでオリンピック招致を進め、しかも、この時期の東京が野外で激しい運動をできるような気候でないことを隠して招致を強引に押し進めたからである。
オリンピック招致の際につくられた「立候補ファイル(日本語版)」のなかにある「2020年東京大会の理想的な日程」という項目にはこのように記されている。
〈この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉
ここ数日の東京は、最高気温35℃前後を推移し、最低気温も25℃を下回らない熱帯夜が続いている。年によって多少の差はあるにせよ、こうした猛暑は今年の夏だけに限ったことではない。これを〈温暖〉と言い切るのはどう考えても無理があるだろう。〈アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候〉というのも噴飯ものだ。どう考えても〈最高の状態〉になどならないだろう。
■東京五輪招致は嘘だらけ!酷暑なのに「温暖で理想的な気候」、原発は「アンダーコントロール」
このオリンピックの招致にはとにかく嘘が多い。2013年、ブエノスアイレスで行われたIOC 総会の最終プレゼンで福島原発事故問題について安倍首相が放った「アンダー・コントロール」なる言葉がその象徴なわけだが、こんなところまで嘘で塗り固められていたというわけだ。
そして、この嘘は現在指摘されているような問題が起きると認識したうえで吐かれた確信犯だった。
キャスターの久米宏氏はかねてより東京オリンピックの招致や開催に否定的な意見を語っている。その理由のひとつに、暑い夏での開催がアスリートの健康を無視しているという理由があるわけだが、各所で批判を繰り返している久米氏のもとに、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から一通の手紙が届いたという。
その手紙には、酷暑となる夏の東京での開催を否定する久米氏への反論が記されていたわけだが、そこにはこのように書かれていたという。17年8月12日『久米宏 ラジオなんですけど』(TBSラジオ)のなかで久米氏は組織委員会から届いた手紙の内容をこのように朗読している。
「第32回オリンピック競技大会においては招致の段階で、開催時期は2020年7月15日から8月31日の期間から選択するものと定められていました。この期間外の開催日程を提案した招致都市は、IOC理事会で正式に候補都市としてすら、認められていませんでした」
組織委員会が主張する「この期間外の開催日程を提案した招致都市は、IOC理事会で正式に候補都市としてすら、認められていませんでした」という認識は正しい。
■新自由主義ハードラー・為末大は、酷暑を心配する人は反安倍と意味不明なレッテル貼り
東京オリンピック開催の問題点を指摘し続けている著述家の本間龍氏が著した『ブラックボランティア』(KADOKAWA)によると、カタールのドーハは気温が45℃にまで上昇する夏場の開催は避けて10月開催を主張したところ、2016年および2020年と最終選考にすら残れずに落選しているという。
つまり、夏期オリンピックを開催したければ、この真夏の時期以外に選択肢はないというわけだ。だから、招致する日本側は〈この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉などという嘘を吐いたのである。
仮に、真夏の開催を強行したことが原因で、選手なり、観客なり、スタッフなりが熱中症で倒れたとする。この事故の根本的な原因をつくりだしたのは誰か? 為末氏が名指ししたNBCやIOCか? いや、違う。嘘をついてまで強引にオリンピックの招致を行った日本側だろう。
ちなみに、為末氏は先ほど引いたツイートの後、こんなつぶやきもツイッターに投稿していた。
〈ところで大会期間中の気温を心配する人たちと、現政権に反対の人たちが妙に重なっているのが偶然だろうか〉
現実に死者も出ている酷暑のなか五輪を心配するのはごくふつうの感覚で反安倍も親安倍もないと思うが、こんなことにまで“反安倍”とレッテル貼りするとは。両者が符合しているという具体的なデータがないので何とも言えないが、もし仮に両者が重なり合うのだとしたら、それは、「おかしいことに『おかしい』と言う人たち」というだけのことだろう。
熱中症でバタバタ人が倒れ、亡くなる人まで出るような気温のなかでオリンピックが開かれるのは「おかしい」し、豪雨被害が報告されている最中でも総裁選対策のための酒盛りをやっている首相も「おかしい」からだ。
(編集部)
もう間抜けにしか見えない・・・。2100年には気温43°などと言われている気候変動なのに・・・。
— 幇 (@outlaw2828) 2018年7月22日
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東京は温暖、福島から離れている、原発はなくても大丈夫!既存の施設を利用するので費用がかからない!!
— kamitori 立憲民主共闘! (@kamitori) 2018年7月22日
リテラ RT @litera_web
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_φ(・_・ 「おかしいことに『おかしい』と言う人たち」を、おかしいことを『正しい』という人が嵩に掛かって押しつぶしてる不思議な国。
— わさび屋 (@wasabine) 2018年7月22日
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— エイユー8379 (@AU_8379) 2018年7月22日
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— 木内💙bin(new) (@bluha31042) 2018年7月22日
マリオのアベが目に浮かぶ💩💩💩
だから利権まみれの東京五輪なんてヤ・メ・ロ!!
— 黒猫ひつじ (@blackcatsheep) 2018年7月22日
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やっぱり、すべての膿はアベ氏とそのお友達だったんですね!
— FSKpi (@yakezima92n) 2018年7月22日
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総理大臣が嘘つきだと
— floor (@tompari3000cc) 2018年7月22日
政府も 大臣も嘘
官庁も 官僚も嘘
五輪招致の内容も嘘
与党国会議員も 公約にも嘘
警察も 検察も 司法も嘘
銀行も 経団連も 日銀も嘘
株価も統計も嘘
メディアも 評論家も嘘
神社も 宗教も嘘
この嘘にまだ30%の国民が騙されている事が哀しくもあり腹立たしくもある
世界にウソをつきまくったアベシンゾウの五輪招致。温暖、フクイチ「アンダーコントロール」等々全て嘘。#ヤバすぎる緊急事態条項 #内閣総辞職
— ハマのシルバー (@shinobun1208) 2018年7月22日
噓で固め、招致したオリンピックだった。福島第一はコントロールどころか、何も出来ていない。駄々洩れの放射能は目に見えないし、感じることもできない。終息へのめども立っていない。当時の東電幹部と安倍晋三は責任をとれ!
— final747 (@b747ja8960) 2018年7月22日
大体、プレゼンテーションで嘘つき安倍晋三が福島原発問題について「アンダーコントロール」などと、大嘘を付いたんだから。
— yh496 (@yh496) 2018年7月22日
責任取れ、安倍。
まあ言っても無駄か、アホには。
もう「嘘ついてごめんなさい!」と五輪返上すべきだが、それはそれで「今までに突っ込んだ税金は?」「アスリートのモチベーションは?」となる!
— たぬっち (@tanutch2002) 2018年7月22日
そもそも「アンダーコントロール」からして大嘘だったわけで✋
— カモ (@BNnFjTp0LAgMGOa) 2018年7月22日
嘘にまみれた国。 pic.twitter.com/k6hNZZUrqh
— 周さん@モリカケ騒動を許すまじ (@morikakeokawari) 2018年7月22日
東京は温暖、福島から離れている、原発はなくても大丈夫!既存の施設を利用するので費用がかからない!!
— kamitori 立憲民主共闘! (@kamitori) 2018年7月22日
リテラ RT @litera_web
東京五輪“酷暑”問題の元凶は招致委員会の嘘だった!「温暖で理想的な気候」とプレゼン、今だに「打ち水で対策」と妄言 https://t.co/KtnoRzrAOm …
もう打ち水でなんとかなるレベルじゃないんですけどね。
— asano7 (@asano7) 2018年7月22日
普通に歩くのも控えろって言われてるのにハードスポーツなんてもっての他。まして観客はさらに。
東京五輪“酷暑”問題の元凶は招致委員会の嘘だった!「温暖で理想的な気候」とプレゼン、今だに「打ち水で対策」と妄言 https://t.co/gVItmSBW3V
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