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“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233823
2018年7月21日 日刊ゲンダイ 文字起こし
この局面でよく笑える(不信任案の趣旨弁明で)/(C)日刊ゲンダイ
通常国会の会期は22日までだが、20日事実上、閉幕した。そのフィナーレを飾ったのがカジノ法案の成立だ。国民の7割がカジノに反対しているのに、例によって与党は数の力で法案成立を押し切った。もはや見慣れた感さえある強行だが、最後まで、最低最悪だったこの国会を象徴するような光景で締めくくられた。
これに先立ち、野党は最後の抵抗として、5党1会派が共同で内閣不信任決議案を衆院に提出。趣旨弁明に立った立憲民主党の枝野代表は、2時間43分にわたる演説を行った。衆院では、記録が残る72年以降で最長の演説となったが、これは、議事進行を遅らせる目的の「フィリバスター」ではない。安倍政権の悪行を一つ一つ挙げていったら、半日では足らないくらいなのだ。枝野はよく3時間以内の演説にまとめたと言うべきだろう。
アベノミクス失敗で国内経済は停滞し、賃金が上がらない国民は負担増だけを押し付けられている。外交でも、誇れるのは訪問した国の数だけで、拉致問題も領土問題も行き詰まり。激動する世界情勢から取り残され、日本は国際社会で相手にされなくなってしまった。
森友問題も加計問題も結局、疑惑は何ひとつ解明されていない。安倍首相夫妻が関わっていたことで公文書まで改ざんされ、莫大な公金が投入されているのに、政府や自民党は口を拭い、ウヤムヤにして国会閉幕で逃げ切りをはかる。
■何度退陣してもおかしくない不祥事
思えば、疑惑の打ち消しに躍起になり、不都合な事実は隠蔽し、平然と嘘をつき、周囲にも嘘を言わせ、議会制民主主義を否定して蹂躙のかぎりを尽くしてきた通常国会だった。
やったことと言えば、データ捏造が発覚しても働き方改革関連法案を強行成立させ、自民党現職議員を当選させるために参院の定数を6増させるお手盛りの公選法改正を強行、カジノ法案も生煮えのまま強行するという暴挙だけだ。
「通常国会では、幾度となく内閣不信任案が出されてもおかしくないデタラメが露呈しました。西日本の未曽有の豪雨災害でも、安倍首相が総裁選の足固めをするための酒盛りで初動が遅れ、多くの国民の命が失われた。それなのに、この非常事態に国交大臣をカジノ法案に張り付けて、復旧よりも米国のためのバクチ法を優先させるという横暴には、はらわたが煮えくり返る思いです。そうでなくても、モリ、カケ、スパコン、レイプもみ消し疑惑、公文書改ざん、災害対応の致命的ミス……と、この政権は何度、退陣していてもおかしくない不祥事だらけなのです。普通なら、とっくに自民党内から倒閣運動が起きているのに、盲目的に安倍首相に追従しているのは気味が悪い。参院の定数6増に反対して、採決を棄権したのが船田元経企庁長官だけというのも情けない。船田氏と投票行動を共にするような気骨のある政治家が自民党内にいないから、悪の権化がのさばっていられるのです」(政治評論家・本澤二郎氏)
かくして、スキャンダルまみれの安倍が長い通常国会を乗り切り、秋の総裁選3選も濃厚になっている。防災にも場当たり対応しかできない無能政権が生き永らえ、安倍がまだふんぞり返っているなんて、信じられないが、これが現実なのだ。
老練な2人だけに…(C)日刊ゲンダイ
マトモな議員が結束して声を上げれば1強はもろい |
参院定数6増という公選法改悪の採決を棄権した船田元・元経企庁長官は昨年、本紙のインタビューに応じ、誰も反対の声を上げない自民党内の異常な状況をこう語っていた。
「自民党の正式な場で発言できれば、いいんだと思いますけれども。現状では、なかなか勇気がいりますよ。小選挙区制の弊害で、1選挙区1人ということは、同じ考え方をみんなが共有しなければいけない。少しでも違うと、候補者差し替え、となったり。お金配りも、ポスト配りも、官邸と党本部の力が非常に強くなって、どんどんやれる。党内で議論を戦わせたり、政府に対して、ここは違うよ、と言える人も言える場所もほとんどない状況です。役所だけでなく、自民党議員が忖度しているんですね」
「自民党が一色に染まってしまっているので、急には色を変えることができなくなっています。安倍さんに、もしものことがあった時に、どうするのか。次は誰がやるのかが見えない。今の自民党は非常にもろい状況だと思います」
自民党議員の中にも、現状がマズイと考えている政治家はいる。国権の最高機関である国会が、独裁者の下請け機関に成り下がってしまった。やりたい放題で嘘の答弁がまかり通り、虚偽の文書で国会が欺かれるという民主主義の危機に瀕しているのだ。
それでも、与党議員は誰も怒りの声を上げない、上げられない。
「総理に盾突けば、徹底的に干されるという恐怖支配も蔓延しています。実際、党内の“反安倍潰し”はハンパない。総裁選への立候補が確実視される石破さんなんて、目の敵にされていますよ。党本部には、都道府県連から石破さんに講演などの要請があっても断るよう指示しているそうです。それでも石破さんを呼ぶ県連はあるのですが、そこにはもれなく安倍総理のビデオレターが届く。さすがに流さないわけにはいかず、それで石破さんの講演時間が削られてしまう。こんなセコイ手まで使って潰しにかかるのだから、政敵のスキャンダルをメディアにリークすることも、いとわないでしょう」(自民党中堅議員)
そこまでやるか、というえげつなさだ。
■歴史の断罪を待ってはいられない
この独裁暴政を止めるには、一体どうすればいいのか。国会の尊厳を踏みにじり、露骨なまでの政敵潰しを仕掛ける安倍の総裁3選を容認している自民党に自浄作用を期待しても無理というもの。
そんな中で、注目されているのが、脱原発で握手した小沢一郎と小泉純一郎の動きだ。
「老練で政局勘に長けた2人が、長年の恩讐を乗り越えて手を結んだ。小沢氏は政権交代、小泉氏は原発ゼロのためで、それぞれの立場は違えど、安倍政治を終わらせないと日本に未来はないという見解では一致しているはずです。脱原発ならば、立憲民主党や共産党とも足並みをそろえることができる。たとえば原発ゼロへのロードマップをつくるというワンイシューで政権を樹立することも可能です。ひとつの内閣で大きな仕事がひとつできればいいのです。政策ごとに連立を組むのが当たり前になれば、自民党も割れざるを得ない。小沢氏と小泉氏のタッグが起爆剤になり、与野党を巻き込んだ大きなうねりになっていけば、1強独裁体制は意外と簡単に砕けるかもしれません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
不信任案の趣旨弁明で、枝野は「これ以上、目先の権力闘争ばかりを重視して国民生活に禍根を残し、嘘やごまかしや開き直りを蔓延させてモラルハザードを生じさせれば、必ずや歴史に断罪される」と訴えた。
「本当にその通りで、『ボク知らない』『やってないもん』という小学生の言い訳が政治の世界で成立してしまう怖さを感じます。権力者が嘘を言い続ければ逃げ切れるなんて、戦後70年以上も民主主義国家を標榜してきた国とは思えない。国民の政治不信は増大する一方です。政治がこれでは、社会全体もおかしくなっていきますよ。ズルをしてでも儲けようという考えになってしまう。膿は一般社会にも浸透していく。『他にいないから』などという消極的な理由で現政権を支持していたら、どんどんひどい世の中になってしまいます」(山田厚俊氏=前出)
現状で安倍の3選は盤石に見えるが、政界の「一寸先は闇」だ。小沢と小泉が今後どう動くのか。そして、自民党内でも船田に続いてマトモな行動を起こす議員が出てくれば、あっという間に流れは変わる。最後は世論の力だ。
ハッキリしているのは、あと3年も安倍政権が続けば、この国は完全に独裁国家になってしまうということだ。歴史に断罪されるのを待つ猶予はない。
小沢一郎と小泉純一郎のタッグに違和感が無いわけではないが、何か面白い事を期待してしまう😂😏
— 吟遊詩人 (@KoolHero49) 2018年7月21日
“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元 https://t.co/y8EObft5Cv #日刊ゲンダイDIGITAL
“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元 (日刊ゲンダイ) 通常国会の会期は22日までだが、20日事実上、閉幕した。そのフィナーレを飾ったのが https://t.co/6qj53yOU7p
— 黒丸 (@iwakake) 2018年7月21日
“三選”か“一寸先は闇”となるか…注目は小沢、小泉に船田元 https://t.co/QcpAbCeg9w #日刊ゲンダイDIGITAL
— 齋藤一弥<穏やかなレジスタンス&里山資本 (@rainasu) 2018年7月21日
国民の7割がカジノに反対しているのに、例によって与党は数の力で法案成立を押し切った。もはや見慣れた感さえある強行だが
小沢一郎、小泉純一郎、そして船田元の動きに注目(日刊ゲンダイ)
— 𓆏塚本素山創価学会初代顧問 𓆈 (@TsukamotoSozan) 2018年7月21日
申し訳ないんだが、オザーサンはグレーな感じなんだけど小泉さん親子は多分、トランプ・プーチンのディープステート(#DeepState)逮捕予定者リストに名前が載ってる。 pic.twitter.com/UtUuFzJzu6
小沢一郎、小泉純一郎、そして船田元の動きに注目 「安倍独裁」か「一寸先は闇」か これだけ政治不信を増大させ、内政も外交も行き詰まり、異常気象の防災にも場当たり対応しかできない無能政権に、自民党議員が盲目的追従の中、彼らの行動、発言はどこまでうねりになっていくのか(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/qArQ2wAqpR
— KK (@Trapelus) 2018年7月21日
この動きは面白いかもよ(^_-)-☆!期待しましょう(^^♪!!!
— 近江太郎 (@oomitarou) 2018年7月21日
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