●2018.7.19 01:00更新 【阿比留瑠比の極言御免】 産経新聞 「赤坂自民亭」批判はこじつけだ 西日本豪雨への政府対応をめぐり、野党やマスメディアによる安倍晋三内閣批判が目立つ。 対応の検証やそこから教訓をくみ取る努力は当然必要だが、ピント外れのものや政権のイメージダウンを狙った印象操作らしきものもある。 特に標的とされたのが、自民党が5日夜に開いた懇談会「赤坂自民亭」だ。 「自民党に強く申し上げたいが、首相、防衛相、官房副長官が『6日夜』に不適切な会合をしていた」 立憲民主党の蓮舫副代表は15日のNHK番組でこう声を張り上げ、安倍政権幹部が 「機能しなかった」 と主張した。 だが、この発言は二重の意味で間違いだといえる。 ◆懇談会の日付違い まず、自民党の中堅・若手議員が閣僚や党幹部と膝を交えて意見交換する赤坂自民亭が開かれたのは5日夜のことであり、被害の深刻さが明らかになってきた6日夜ではない。 前提となる事実関係が異なるのでは話にならないが、蓮舫氏は間違いを指摘されても謝罪や訂正をしなかった。 確かに、気象庁は5日午後2時の記者会見で 「西日本と東日本では記録的な大雨となるおそれがあります」 と発表していた。 ただ安倍首相が赤坂自民亭に参加した午後8時半時点で特に大きな被害が報告されていたわけではない。 また政府は気象庁の記者会見直後に小此木八郎防災担当相出席の下で関係省庁災害警戒会議を開き警戒態勢を整えていた。 小此木氏はこの時点で 「大災害を改めて思い出し対策に万全を期すように」 と指示している。 もちろん被災者・関係者にとっては赤坂自民亭は不愉快だったろうが蓮舫氏が述べた 「機能しなかった」 は言い過ぎだろう。 まして立憲民主党は5日夜手塚仁雄国対副委員長が 「政治活動25周年感謝の集い」 を催しており蓮舫氏や枝野幸男代表、福山哲郎幹事長らも出席して祝杯を挙げていた。 「危機管理の責任者は政府だ。 (政府・与党と野党を)同じに議論するのは間違っている」(福山氏) という部分はあるにしても、居丈高に政府だけを責め立てる資格はあるだろうか。 ◆投稿利用する朝日 メディアの姿勢にも疑問が残る。 例えば朝日新聞は13日付朝刊の読者投稿欄で 「自民『宴会』 命の重さ考えたか」 という投稿を掲載した。 それは次のように記していた。 「西日本各地に大雨警報や土砂災害警戒情報、避難指示・勧告が出て、人が亡くなる被害も伝えられていた5日夜、自民党議員数十人が『宴会』を開き安倍晋三首相も出席していた」 「安倍政権は緊張感を失い、傲慢になってしまった。 国会議員の使命を軽視し、人間らしさを失った人たちには議員を辞めていただきたいと切に願う」 だが実際は、気象庁が福岡、佐賀、長崎の各県に大雨特別警報を出したのは6日午後5時10分のことである。 事実関係があいまいな読者投稿を利用して、安倍政権をおとしめようとしているようにも見える。 朝日の6日付朝刊を確認すると、政治面に小さく赤坂自民亭開催の記事があったが、特に批判的なトーンはない。 また、西日本豪雨の関連記事は第2社会面に載っているものの、あまり大きな扱いではなく、この時点で朝日もこのような惨事になるとは予想していなかったことが分かる。 死者200人を超える大災害を、こじつけで政権批判に利用するような不謹慎なまねは厳に慎むべきである。●福岡、広島など6県に大雨特別警報 毎日新聞2018年7月6日 19時55分 気象庁は6日午後5時10分福岡、佐賀、長崎の3県に、午後7時40分に広島、岡山、鳥取の3県に大雨特別警報を発令した。 ●赤面モノ 蓮舫NHKで自民党宴会を「6日」と発言 ネット炎上、番組側は訂正 2018年7月17日 夕刊フジ 立憲民主党の蓮舫副代表の発言が、ネット上で大炎上している。 2018年7月15日のNHK討論番組で、 「平成30年7月豪雨」 の対応をめぐり、安倍晋三首相らが参加した 「(2018年7月)5日夜」 の自民党懇談会を 「(2018年7月)6日夜」 と誤って指摘し、猛批判を浴びているのだ。 気象庁は(2018年7月)5日に厳重な警戒を呼び掛け、(2018年7月)6日には中国地方に大雨特別警報を出していた。 たった1日の間違いだが、政権に与える印象は大きく異なる。 「特に今回、自民党に強く申し上げたいが、首相、防衛相、法相、官房副長官が(2018年7月)6日の夜に、不適切な会合をしていた」 蓮舫氏は、2018年7月15日のNHK「日曜討論」で、「赤坂自民亭」と呼ばれる2018年7月「5日夜」の懇談会をこう批判した。 この前後で、蓮舫氏は、大雨特別警報を受け、地方自治体が住民に避難指示や勧告を出す流れを説明し、 「(首相や閣僚ら)最も感覚が敏感でなければいけない方たちが機能しなかった時、首長がしっかりと避難指示を出していけるようなガイドラインに改めるべきだ」 と主張していた。 今回の豪雨で、甚大な被害に見舞われた広島県などに、気象庁が大雨特別警報を出したのは、2018年7月「6日」の午後7時40分だった。 政権与党が2018年7月「5日夜」に懇談会を開いたことも、緊張感について批判が出るのは当然だ。 だが、自民党がもし、「6日の夜」に懇談会を開いたとなれば、 「危機意識がない」 との印象はさらに強まる。 蓮舫氏の批判直後、自民党の愛知治郎参院議員は、政府の対応に問題はないとして、 「(批判は)謙虚に受け止めなければならない」 と述べたが、気付かなかったのか、日付の誤りは指摘しなかった。 「赤坂自民亭=5日」と訂正したのは、NHKの司会者だった。 ネット上では、 「この1日の違いは重要」 「時系列詐欺だ」 「多くの人に誤った印象を与えた」 などと批判が殺到している。 ちなみに、「赤坂自民亭」と同じ2018年7月「5日夜」に、蓮舫氏は同じ立憲民主党の手塚仁雄(よしお)衆院議員のパーティーに参加している。 夕刊フジは2018年7月11日に、手塚氏に質問状を送って説明を求めているが、回答はまだない。 ●Chieko Nagayama @RibbonChieko Chieko Nagayamaさんが雨雲をリツイートしました 立憲の副代表はNHKで日付を一日ずらして批判 これは「不適切な会合」であったかどうかは 5日か6日で大きく違うこと その重要性を知らなかったとは思えない 勘違いではなく意図的な嘘 こうしてちょっとずつズラして濡れ衣を着せて 相手を「嘘つき」と叫ぶ… 詐欺のような姑息さが嫌だ 雨雲 @N74580626 自身が出席した立憲民主党のパーティ(お酒あり)に一言も触れないのはほんと凄い。 22:20 - 2018年7月14日 ●ブーメラン? 蓮舫氏、自民と同日に立憲民主党も酒席パーティー 2018年7月11日 http://jjntaa.blog.fc2.com/blog-entry-760.html ●手塚よしお 7月6日 2:22 https://ja-jp.facebook.com/t440com/ 雨上がりの夕刻は、風間穣(ゆたか)世田谷区議と池尻のスーパーオオゼキ前にて国政報告。 昨晩は「政治活動25周年 感謝の集い」を開催させて頂きました。 25年続けている街頭活動こそ我が政治活動の原点。 ●手塚よしお衆議院議員の政治活動25周年記念パーティー。枝野幸男代表をはじめ、多くのご来賓が出席されています。大盛況。 #立憲民主党 #手塚よしお #枝野幸男 #長妻昭 #辻元清美 #蓮舫 #憲政記念館 https://twitter.com/Tsubasa2439/status/1014800535516430336 ●立憲民主党 手塚パーティーにはダンマリ 「自民党懇談会」追及も 事務所も担当秘書「不在」「病院」「直帰」対応 2018/7/13 夕刊フジ 平成30年7月豪雨で、気象庁が厳重な警戒を呼び掛けた2018年7月5日夜に、与野党が開いた懇談会やパーティーが注目されている。 立憲民主党は、安倍晋三首相らが参加した自民党の懇談会を厳しく追及しているが、同日夜、立憲民主党議員が開いたパーティーについては、ダンマリを決め込んでいるのだ。 こうした対応は、いつまで続くのか。 「これほど大きな災害になるという予測は、誰にもできないことではあるが、大雨予報が出た中で、飲み会の写真をツイッターにあげるという感覚が信じられない」 立憲民主党の相原久美子議員は2018年7月12日の参院内閣委員会で、「赤坂自民亭」と呼ばれる自民党懇談会の写真を、ツイッターに投稿した西村康稔官房副長官を質した。 西村氏は 「反省し、お詫び申し上げたい。投稿への批判は真摯に受け止める」 と陳謝した。 情報発信に細心の注意を払い、被災地の復旧に全力を尽くす考えも示した。 政権・与党が緊張感を維持するのは「イロハのイ」であり、相原氏の指摘も、西村氏の謝罪も当然だ。 ただ、野党も災害への緊張感は持つべきではないのか。 立憲民主党の手塚仁雄(よしお)衆院議員(51)=比例東京=は2018年7月5日夜、東京・永田町の憲政記念館で 「手塚よしお政治活動25周年感謝の集い」 というパーティーを開いた。 パーティーには、枝野幸男代表や蓮舫副代表、長妻昭代表代行、辻元清美国対委員長、野田佳彦前首相や菅直人元首相ら立憲民主党幹部が勢ぞろいし、テーブルにはビールが載せられ、この画像はツイッターなどで拡散された。 この件について、夕刊フジは2018年7月11日朝に手塚氏を電話で直撃した後、 「文書で対応する」 という発言を信じて質問状を送付したが、2018年7月13日朝時点で、明確な回答はない。 2018年7月12日は手塚事務所に3回問い合わせたが、 「担当者が不在にしている」 「1回戻ってきたが、また出ていった」 「病院に行ったので、帰らないかもしれない」 という内容だった。 本紙では、今後も回答を求め続けていく。 ◆【手塚議員への主な質問事項】 @気象庁が2018年7月5日昼、西日本に大雨洪水警報を出したが、立憲民主党・党幹部らから日程変更を求められなかったか Aパーティーで、西日本豪雨は話題に上ったか B出席者がネットに投稿した画像にはビール瓶が写っているが、他にどのような食事が出たか Cネット上の批判をどう思うか ●宮本徹認証済みアカウント @miyamototooru · 7月8日 https://twitter.com/miyamototooru 革新都政50周年記念誌出版を祝う会に参加しました。早乙女勝元さん、革新都政を与党として支えた朝倉議員、フェリス学院大学元学長の本間さんなど革新都政にゆかりのあるみなさんが都政の顔の向きが変わればどれだけ政治が変わるのか、生き生き話され、とても楽しいひとときでした。 ●2018年07月08日(日) 宮本徹@miyamototooru https://twilog.org/miyamototooru 革新都政50周年記念誌出版を祝う会に参加しました。早乙女勝元さん、革新都政を与党として支えた朝倉議員、フェリス学院大学元学長の本間さんなど革新都政にゆかりのあるみなさんが都政の顔の向きが変わればどれだけ政治が変わるのか、生き生き話され、とても楽しいひとときでした。 ●西日本豪雨 今度は共産党議員がパーティー参加 2018年7月8日にツイート 本紙質問状には即日回答 立憲民主党・手塚は3日間ダンマリ 2018年7月14日 夕刊フジ 200人以上の死者を出した西日本豪雨で、気象庁が厳重な警戒を呼び掛けた2018年7月5日以降、与野党が開いた懇談会やパーティーが注目されている。 こうした中、共産党の宮本徹衆院議員も、あるパーティーに参加していたことを、ツイッターで発信していた。 <革新都政50周年記念誌出版を祝う会に参加しました> <早乙女勝元さん、革新都政を与党として支えた朝倉議員、フェリス学院大学元学長の本間さんなど革新都政にゆかりのあるみなさんが都政の顔の向きが変わればどれだけ政治が変わるのか、生き生き話され、とても楽しいひとときでした> 宮本氏は2018年7月8日付で、こう書き込んでいた。 添付された画像には、テーブル上のビール瓶のようなものが確認できた。 2018年7月8日と言えば、東京周辺こそ「晴れ」だったが、西日本では2018年7月5日以降「大雨」で各地の河川が氾濫し、死者や安否不明者が多数出ていた。 首相官邸には、非常災害対策本部が設置された。 野党やメディアは、安倍晋三首相らが出席した2018年7月5日夜の懇談会を批判している。 災害時に、政府だけでなく、与野党議員が緊張感を持つのは当然だ。 では、2018年7月8日のパーティー参加発信はどうなのか? 夕刊フジは2018年7月13日午前、事実関係や、自民党の懇談会に批判が相次いでいることなど問い合わせる質問状を宮本氏の事務所に送った。 宮本事務所の担当者は 「ツイッター(の内容)が全てで、取材はこちらからご遠慮させていただく。 自民党の国会議員の飲み会とは違う」 と電話で返答してきた。 ところで、2018年7月5日夜に、枝野幸男代表や蓮舫副代表、長妻昭代表代行、辻元清美国対委員長、野田佳彦前首相や菅直人元首相らを招いてパーティーを開いていた立憲民主党の手塚仁雄(よしお)衆院議員には2018年7月11日に質問状を送付したが、2018年7月13日までダンマリを続けている。 今後も、回答を求め続けたい。 ●安倍首相と中村知事の“因縁”再び 11月に知事選…官邸訪問はパフォーマンス? 評論家「電話で済む。勘ぐられても仕方ない」 2018.7.14 夕刊フジ 安倍晋三首相は13日、「平成30年7月豪雨」で甚大な被害が出た愛媛県を視察し、中村時広知事から、被災状況の説明と早期復旧に向けた要望を受ける。 これに先立つ9日、中村氏は官邸を訪れ、安倍首相に被災者支援を要請し、警報発令のあり方に苦言を呈した。 「加計学園」問題をめぐって対立した、因縁深い2人の接触が憶測を呼びそうだ。 「被災自治体が財政的負担を気にせず、全力で対応できるよう、責任を持って財政的な措置を取っていく。被災者に寄り添った対応をしていく」 安倍首相は9日、官邸で、中村氏から激甚災害の早期指定のほか、人命救助や応急復旧、生活再建などへの政府支援を求められ、こう強調した。 中村氏は面会で 「愛媛はギリギリまで(大雨)特別警報が出なかった」 と不満をブチまけ、気象庁の発表方法の改善も要請した。 気象庁は今回、過去最多の11府県に大雨特別警報を出したが、愛媛県内では、8日朝の発令前から土砂崩れや河川の氾濫による被害が続出した。 13日午前時点の死者26人は、広島県(94人)と岡山県(59人)に次ぐ。 中村氏は、「保守王国」の愛媛県で、新進党衆院議員の経験がある「非自民」系の異色政治家だ。 加計問題でも、同県の悲願である獣医学部新設が実現したのに、安倍首相と加計学園理事長が2015年2月に面談した(=安倍首相と加計理事長は否定)とする文書を国会に提出し、政権批判を繰り返した。 「左派野党と連携し、倒閣運動に加担しているのではないか」(自民党関係者) と警戒する声もあった。 9日の官邸訪問も、疑問視されている。 県内で被害が相次ぐなかでの上京に、 「知事が現場を離れていいのか。狙いがあるのか」(同) と訝しがる声もある。 実際、気象庁が緊急会見を行った5日以降、わざわざ官邸に足を運び、安倍首相と面会した被災地の首長は、中村氏以外にいない。 愛媛県によると、9日の訪問は、中村氏の意向で急遽決まったという。 中村氏は官邸での面会後、 「菅義偉官房長官から心配しているとお声がけをいただき、私の方から、県民の不安感払拭のため、私が上京して、パッと、ものの数分でもいいので、時間を取っていただけないかとお願いした」 と記者団に説明している。 中村氏の対応を、どうみるか。 評論家の屋山太郎氏は、 「緊急事態に要望を伝えるだけなら、電話で済む。 官邸までしゃしゃり出てきたのは、思惑のあるパフォーマンスにみえる。 (11月末に任期満了を迎える)県知事選か、違う計算があるのか。いろいろ勘ぐられても仕方がない」 と話している。 ●2018.7.14 11:55更新 【西日本豪雨】 産経新聞 災害対策本部会議で「特定非常災害」に指定 安倍晋三首相は14日午前、首相官邸で開いた西日本豪雨の非常災害対策本部会議で、今回の豪雨を 「特定非常災害」 に指定すると表明した。 同日の持ち回り閣議で決定した。指定により、運転免許証の有効期限延長など行政上の特例措置が実施可能になる。また、首相は15日に広島県の被災地を視察する日程も明らかにした。 首相は会議で 「被災者の目線に立ち、現場主義を徹底し、一日も早い被災地の復旧、生活再建に全力を尽くしていく」 と述べた。 特定非常災害の指定は東日本大震災や熊本地震などこれまで4件で、豪雨での適用は初めて。 大規模災害では、被災者が行政手続きのために役所の窓口に出向くのが難しく、役所も災害対応に追われるケースが多い。 指定によって被災者が生活再建、役所も復旧・復興に集中できる態勢にする。具体的には、免許証などの期限を延長したり、仮設住宅の入居期限を延ばしたりすることが可能になる。 首相はまた、政府や自治体職員による被災地への応援派遣増強なども指示した。 ●2018.7.14 19:45更新 【西日本豪雨】 産経新聞 運転免許証の有効期間延長 警察庁 警察庁は14日、政府が西日本豪雨を 「特定非常災害」 に指定したことを受け、災害救助法が適用される地域の被災者に対し、運転免許証の有効期間を11月30日まで延長する特例措置を取ることを決めた。 警察庁によると、6月28日までさかのぼって適用する。 他にも猟銃所持の許可や、犯罪被害者等給付金の申請期間も延長する。 2011年の東日本大震災や16年の熊本地震でも同様の措置が取られた。 ●2018.7.15 21:10更新 【西日本豪雨】 産経新聞 安倍晋三首相、ツイッターに連続投稿「必ず広島訪問」「現場主義の復興進める」 トランプ大統領への謝意も 安倍晋三首相は15日、西日本豪雨に関し、自身のツイッターに 「私自身万全を整えた上で、必ず広島の被災地を訪問し、現場主義の復興を進めていきます」 などと相次いで投稿した。 首相は15日に広島県内の被災地の視察を予定していたが、右脚の股関節周囲炎のため取りやめていた。 首相は15日夕にツイッター上で 「広島訪問は、小此木(八郎)防災大臣に代わってもらいますが、現場の声やニーズを、一日も早い復旧復興につなげていくとの思いに変わりはありません」 と表明した。 首相はこれを皮切りに約10分間で計9本投稿し、 「少しでも早く、被災者の皆さんが罹災(りさい)証明を手にし、生活再建に向けたスタートを速やかに切ることができるよう、全力を尽くしてまいります」 などと訴えた。 これに先立ち、15日午前には、トランプ米大統領がツイッターで発信したお見舞いのメッセージに感謝の言葉を返信した。 米軍岩国基地(山口県)の隊員らの支援にも触れ 「ドナルドの温かいお見舞いと連帯の言葉、そして岩国の在日米軍の有志の皆さんをはじめとする米国からの被災地支援に心から感謝します」 と日本語と英語で記した。 首相は、フランスのマクロン大統領がツイートした哀悼のメッセージにも謝意を返信した。 ●呆れた野党の「災害ズル休み」 2018/7/13 夕刊フジ 大災害を目の当たりにして、改めて感じるのは河川や橋といったインフラの弱さだ。 かつて、民主党政権は 「コンクリートから人へ」 を叫んでいた。 だが、こうなると、やはりコンクリートは重要である。 河川の氾濫や土砂崩れを抑えられれば、かなりの被害は軽減できただろう。 美辞麗句だけでは、暮らしの安全・安心は確保できない。 安倍晋三政権はこの際、国土の脆弱性を点検して、着手できる部分から予防対策を強化する必要がある。 例えば、ハザードマップの積極活用も1つだ。 大きな災害が出た岡山県倉敷市真備町船穂地区の被災地域は、市のハザードマップで被災時に 「軒下以上の浸水」 が指摘されていた危険地域とほぼ重なっている。 行政は危険を認識し、河川改修工事を予定していたが、残念ながら間に合わなかった。 だが、地元住民や企業にも事前にハザードマップをしっかり頭に入れて、住宅や施設の建築、改修に役立てていれば、被害を最小化できた可能性はある。 住民にどう危険性を告知して対策を促すか。 補助金や減税措置の活用も考えられる。 ここは国だけではなく、自治体も本気で取り組むべきだ。 呆れたのは、野党の対応である。 立憲民主党の枝野幸男代表と、自由党の小沢一郎代表は2018年7月8日会談し、災害対応を優先するために、国会審議を一時中断すべきという考えで一致したという。 会談に同席していた立憲民主党の福山哲郎幹事長は直前の党会合で、安倍首相の外遊計画について、 「国会をさぼりたいために外遊するのか」 と批判していたのではなかったか。 それが一転、自分たちの方からサボリを言い出してどうするのか。 全く話にならない。 こういう時こそ、腰を落ち着けて政策を考え、議論するために国会議員がいる。 それが審議中断を言い出すとは、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案などの 「審議を遅らせるための口実」 であるのがミエミエだ。 党利党略のために大災害を利用しているのである。 そもそも、旧民主党議員たちは「コンクリート」を軽視した自分たちの政策をどう総括しているのか。 この際、国会のズル休みを言い出す前に、まず旧民主党系野党は 「自分たちの反省会」 を開いたらどうか。 ●豪雨対応で国会休戦を=枝野、小沢氏 時事ドットコムニュース 2018/07/08-22:48 立憲民主党の枝野幸男代表と自由党の小沢一郎代表は8日、東京都内で会談した。 西日本を中心とする豪雨災害を受け、政府・与党は9日以降の国会審議を中断し災害対応を優先すべきだとの考えで一致した。 会談には立憲の福山哲郎幹事長も同席した。 ●首相外遊に野党反対=河野氏発言を注意−衆院議運委 時事ドットコムニュース 2018/07/06-18:04 立憲民主党など主要野党は6日の衆院議院運営委員会理事会で、安倍晋三首相が11〜18日に予定しているベルギーやフランスなど4カ国への外国訪問について、 「延長国会中の長期外遊は異例」 として反対した。 これに関連し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は党の会合で 「何をしに行くのかさっぱり分からない。国会をさぼりたいために外遊するのか」 と批判。 ●消費もレジャーも被災地支援だ 自粛が引き起こす「2次被害」 災害の政治利用こそが不謹慎 2018年7月17日 夕刊フジ 西日本の豪雨では死者が200人を上回り、平成で最大級の豪雨被害となっている。 こうした際には、何かにつけて活動を自粛する方向に行きがちだが、これは正しいのか。 これを論ずる前に、ネット上で興味深い話が合った。 「日銀が国債を買えば無効化されるので、日銀が災害対策費を賄えるように国債を買うことを提案すべきだ」 というものだ。 驚いたことに、それを書いたのは、旧日銀と考えの近いマスコミの人で、日銀の国債購入に反対姿勢だった。 「改心」したのかと思ったが、 「リフレ派がそうした提案をしないのはおかしい」 として、リフレ派を揶揄するものだった。 マスコミの中には予算のことを知らない人も少なくない。 通常、今回のような豪雨災害では、予備費が充てられる。 2018年度予算では3500億円計上されている。 一方、歳入のうち国債発行額は34兆3700億円だ。 日銀は今年度、この金額以上の国債を市中から購入する予定であり、この意味で、予備費に相当する国債はすでに「無効化」されているとみることもできる。 もし、そうした政策提言をすると、災害には予備費で対応するという予算の仕組みを知らないのかと言われかねない。 そうした事情があるので、筆者は、今回のような災害対応ではなく、南海トラフ巨大地震のような震災対応としての国債発行と日銀の市中からの購入を併せて主張している。 これは本コラムでも書いたし、地上波のテレビ番組でも指摘しているところだ。 さて、自然災害を受けて、一般国民ができることについて考えてみよう。 経済的な支援として義捐金やふるさと納税の他、通常の消費やレジャーなど経済活動を営むことがある。 さらに、ボランティアによる被災地での復興活動もある。 どれでも個人の自由であるので、できるものをやればいい。 まずいのは、各種の活動の自粛である。 当面、被災地への旅行などができないのは止むを得ないが、被災地での活動が平常に戻ったら、延期していた旅行を実施したらいい。 旅行そのものを取り止めてしまうと、経済活動が委縮して、経済的にはいわゆる「2次被害」になる。 自然災害でダメージを受けているのに、さらに経済的にもダメージを受けるのことになってしまうのだ。 被災地とは関係ないところでの自粛も、まさに経済的な2次被害である。 しばしば、「不謹慎」という口実によって、被災地以外で各種の宴会を自粛する向きもあるが、それなどはまさにその典型である。 本当に不謹慎なのは、自然災害を政治利用する人たちである。 被災地以外で生活する一般国民としては、できるだけ平常に過ごすことがいいのではないだろうか。 ●2018.7.17 17:25更新 【西日本豪雨】 産経新聞 安倍晋三首相、「赤坂自民亭」出席も「万全の態勢で対応した」 安倍晋三首相は17日の参院内閣委員会で、西日本豪雨の初期段階にあたる5日夜に衆院赤坂議員宿舎で自民党議員の懇親会「赤坂自民亭」が開催され、自身も出席したことに関し 「被害の拡大を想定して、政府の対応態勢を拡大するなど、いかなる事態にも対応できる万全の態勢で対応にあたってきた」 と述べ、政府対応に不備はなかったとの認識を示した。 辰巳孝太郎氏(共産)が 「なぜ『このような酒席は中止しろ』と言わなかったのか」 などと追及すると、首相は 「5日に気象庁が記録的な大雨があると発表した直後に小此木八郎防災担当相の下で関係省庁災害警戒会議を開催し、政府全体として必要な警戒態勢を敷いた」 と答えた。 首相は「赤坂自民亭」に約50分間出席し、中堅・若手議員らと懇談した。 ●自民「飲み会」報道 麻生氏「TVはつくっている」 麻生太郎副総理兼財務相は2018年7月17日の記者会見で、2018年7月5日夜に開催された自民党議員の懇親会「赤坂自民亭」に安倍晋三首相らが出席したことに対する批判的な報道が相次いでいることについて 「酒飲んでいる話ばかりでテレビはつくっている。 ああいう話に捉えられるのは甚だ残念だ」 と強い不快感を示した。 また、質問した記者に 「あなたと違って私はほぼ毎回(「赤坂自民亭」に)行って現場をよく知っている。 閣僚や閣僚経験者と無派閥の議員が話ができる有効な手段の1つだ」 と強調した。 ●立憲民主党もパーティー挙行 自民党批判”ブーメラン”直撃 豪雨被害拡大する中、ネットに枝野幸男代表とともに多数のビール瓶 野党代表らが官邸に押しかけるのはパフォーマンス 2018年7月11日 夕刊フジ 安倍晋三首相は2018年7月11日、未曽有の被害が出た「平成30年7月豪雨」の被災地を初めて視察する。 立憲民主党など左派野党は、災害の危険が迫る2018年7月5日夜に、安倍首相や自民党議員が衆院議員宿舎で懇談会を開いたことを猛烈に批判しているが、実は、立憲民主党の衆院議員も同日夜、枝野幸男代表や、蓮舫副代表らも出席したパーティーを開いていた。 ネット上は「ブーメラン直撃」と炎上している。 「ライフラインの早期復旧へ、スピード感をもって取り組む。 全力で対応する。 自治体が安心して復旧に当たれるよう、財政措置を講じる」 安倍首相は2018年7月10日、自民党広島県連所属の国会議員と官邸で面会した際、被災地支援策について、こう強調した。 2018年7月11日の岡山視察に続き、広島県や愛媛県も近く訪問する方向だ。 こうした中、他人の批判だけは天下一品と言われる立憲民主党の蓮舫氏は2018年7月10日、「赤坂自民亭」と呼ばれる2018年7月5日夜の懇談会に、安倍首相や小野寺五典防衛相ら約50人が参加したことを、 「責任感が欠如している。 気象庁が警戒を呼び掛けていた夜だ。 まさかと思った」 と、国会内で記者団に語った。 政権・与党は常に緊張感を持ち続けるべきであり、批判は当然だ。 ただ、立憲民主党が災害への危機感を持っていたのか、疑問を感じる事実がある。 何と、「赤坂自民亭」と同じ日に、立憲民主党の手塚仁雄(よしお)衆院議員(51)=比例東京=が、東京・永田町の憲政記念館で 「手塚よしお政治活動25周年感謝の集い」 というパーティーを開いていたのだ。 手塚氏のブログによると、来賓者には、枝野幸男代表や蓮舫氏の他、長妻昭代表代行、辻元清美国対委員長、野田佳彦前首相や菅直人元首相ら、旧民主党政権を彷彿させる面々が名を連ねている。 出席者がネットにアップした写真には、壇上で挨拶する枝野幸男代表らとともに、多数のビール瓶が写っていた。 夕刊フジは2018年7月11日朝、手塚氏を電話で直撃した。 手塚氏は、2018年7月5日夜にパーティーを開いた事実を認め、 「乾杯用にビールとかは出ていると思う」 と話した。 ただ、ネット上で疑問・批判が出ていることなどについては、 「文書で対応する」 として詳細な回答を避けた。 政治評論家の伊藤達美氏は 「まさにブーメランだ。 災害発生後に、政府・自民党の対応を批判する野党の理屈は、結果論に過ぎない。 前のめりになって、いつものブーメランが直撃する事態になっている。 大災害をここぞとばかりに政権批判に利用する姿勢はどうか。 ここは与野党が結束して、被災者の救出と復旧、対策などに全力を尽くすべきだ」 と話している。 ●首相外遊中止、自民党「良かった」 2018年7月11日 夕刊フジ 安倍晋三首相は、西日本豪雨災害への対応のため、2018年7月11日から2018年7月18日まで予定していた欧州・中東歴訪を取り止めた。 自民党幹部が語った。 「(2018年7月)9日の昼過ぎ、党本部の二階俊博幹事長に菅義偉官房長官から電話が入った。 『首相外遊を取り止めることにしました。災害対策に専念します』 という内容だった」 2018年7月9日午後1時45分頃から、安倍首相は二階氏と会い、「外遊中止」を伝えた。 この首相判断について、党幹部が言った。 「党としては、『良かった』と受け止めている。 200人以上の死者・行方不明者を出した大災害の最中に、パリのエリゼ宮(大統領府)のセレモニーに出ていたら、どんな非難を受けるか、分からない」 自民党の国対関係者が言った。 「もともと、ベルギーでの日本と欧州連合(EU)の経済連携協定の署名式も、フランスでの日本博『ジャポニスム2018』の開会式も、わざわざ首相が行く話か、という声があった。 外遊取り止めで、国対としては、やりやすくなった」 その意味は。 「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案の審議に、安倍首相が参加できる。 外遊に出ていたら、出席できる日が帰国後になり、ギリギリだった」 ベテラン記者が言った。 「安倍首相としては、(2018年)9月の自民党総裁選に向け、これ以上の失点はできない。 その意味で、窮余の一策だ。 外遊を強行すれば、メリットよりデメリットの方が多い。 訪欧中には、フィンランドの首都ヘルシンキで、ドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領の首脳会談がある。 新聞のトップニュースは、こちらに持っていかれる」 2018年7月9日午後、立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の志位和夫委員長、自由党の小沢一郎代表をはじめ、野党6党派の代表らが官邸で菅義偉官房長官と面会し、安倍首相らが豪雨災害に最優先で取り組むよう申し入れた。 枝野幸男代表は、記者団に 「(与野党の)政治休戦を含めて対応する」 と語った。 これをベテラン記者が論評した。 「野党は、 『石井啓一国交相は災害対応に専念すべきだ』 と申し入れた。 本音は、災害を理由に(石井氏が担当する)IR法案の審議はやめて、葬り去ろうとしている。 だから、野党はダメなのだ。 『大臣は災害に専念せよ、法案審議は副大臣が対応せよ』 と言ったら、恐らく野党の評価は上がるのに」 そして、続けた。 「野党の代表らが官邸に押しかけるのは、パフォーマンスだ。 マスコミに報道させようという魂胆だが、あまり効果がなかった」 ●立憲民主党説明なし 豪雨被害拡大の中「パーティー」 日本維新の会・足立康史議員「災害を政争の具にする悪逆非道な振る舞い 本紙の質問状にも回答せず 2018年7月12日 夕刊フジ 立憲民主党の姿勢が問われている。 「平成30年7月豪雨」の対応をめぐり、蓮舫副代表ら幹部が、2018年7月5日夜に自民党の懇談会に参加した安倍晋三首相らを批判する一方、同じ日に、立憲民主党議員のパーティーが開かれ、立憲民主党幹部がズラリと出席していたことについては、公式に説明していないのだ。 夕刊フジの第1報(2018年7月11日)は大きな反響を呼んだ。 今回の豪雨で、地元・大阪などが被災した「国会の爆弾男」こと、日本維新の会の足立康史衆院議員(52)が一刀両断した。 「災害や被災者を『政争の具』に使う、悪逆非道な振る舞いだ」 足立康史氏は開口一番、こう言い切った。 蓮舫氏らは2018年7月10日、安倍首相らが、「赤坂自民亭」と呼ばれる2018年7月5日夜の懇談会に参加したことを 「責任感が欠如している。 気象庁が警戒を呼び掛けていた夜だ。 まさかと思った」 などと猛烈に批判した。 だが、2018年7月5日夜、立憲民主党の手塚仁雄(よしお)衆院議員(51)=比例東京=が、東京・永田町の憲政記念館で 「手塚よしお政治活動25周年感謝の集い」 というパーティーを開いていた。 来賓者リストには、何と蓮舫氏をはじめ、枝野幸男代表や菅直人元首相、長妻昭代表代行、辻元清美国対委員長らが名を連ね、ビールなども出ていた。 夕刊フジは2018年7月11日、手塚氏を電話で直撃した。 手塚氏の 「文書で回答する」 との説明を信じ、 @気象庁が2018年7月5日昼、西日本に大雨洪水警報を出したが、立憲民主党・党幹部らから日程変更を求められなかったか Aパーティーで、西日本豪雨は話題に上ったか B出席者がネットに投稿した画像にはビール瓶が写っているが、他にどのような食事が出たか Cネット上の批判をどう思うか などの質問状を送ったが、手塚氏からは2018年7月12日朝までに回答はない。 国会議員として堂々と回答しないのか? 豪雨対応などで多忙なのか? 足立康史氏は 「(2018年7月)5日夜の時点で、(豪雨被害は見通せず)懇談会などを中止すべきだと判断できる状況だったとは言えない」 と指摘し、続けた。 「自分たちに都合の悪いことは説明せず、政権を一方的に批判するのは、立憲民主党の悪しき習性と言える。 いつまで政争に明け暮れているつもりなのか。 今回ばかりは、私も『被災当事者』の1人として許せない。 立憲民主党とは、政治生命をかけて闘う覚悟だ」 ●立憲民主党パーティー 本紙記事がネットで大反響 ツイッターで5万件超 2018年7月12日 夕刊フジ 本紙報道部の公式ツイッターで2018年7月11日の記事 「立民もパーティー挙行 自民党批判”ブーメラン”直撃」 を告知したところ、2018年7月12日午前8時30分までに5万件を超えるインプレッション(閲覧回数)を記録する大反響となった。 ツイッターに寄せられた返信には、 「立憲って、ブーメランがお得意な連中」 「GJ(グッドジョブ)」 など記事に賛同する声が上がる一方、 「与党と野党を同列に扱うな」 など、厳しい意見も相次いだ。
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