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死刑合憲最高裁判決根拠は崩壊している(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/671.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 13 日 22:45:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

死刑合憲最高裁判決根拠は崩壊している
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-b9fc.html
2018年7月13日 植草一秀の『知られざる真実』


「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

の言葉があるが、彼も知らず、己も知らなければ、百戦百敗を免れないだろう。

オウム事件の死刑囚7名の死刑同時執行。

世界から非難の声が挙がっている。

オウム事件の犯罪事実を容認するものではないが、死刑という刑罰のあり方が世界の趨勢に完全に逆行している。

「他の刑罰が奪う利益と異なり、死刑は、生命という全ての利益の帰属主体そのものの存在を滅却するのであるから、取り返しがつかず、他の刑罰とは本質的に異なる」(日本弁護士連合会)からである。

日弁連は、
「死刑制度について考察する際には、死刑制度が、基本的人権の核をなす生命に対する権利(国際人権(自由権)規約第6条)を国が剥奪する制度であり、国際人権(自由権)規約委員会や国連人権理事会から廃止を十分考慮するよう求められていることに留意しなければならない」
としている。

死刑は国家による殺人であると同時に、日本国憲法には次の条文が置かれている。

第三十六条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。

死刑が「公務員による拷問及び残虐な刑罰」に該当するとの判断は、極めて正当なものである。

1948年3月12日に最高裁判大法廷が、「日本国憲法の主旨と死刑制度の存在は矛盾せず、合憲である」との判決を示したために、死刑制度が合憲とされてきた。

しかし、この最高裁判決には、

「刑罰としての死刑そのものが、一般に直ちに同条のいわゆる残虐な刑罰に該当するとは考えられない。
ただ死刑といえども、他の刑罰の場合におけると同様に、その執行の方法等がその時代と環境とにおいて人道上の見地から一般に残虐性を有するものと認められる場合には、勿論これを残虐な刑罰といわねばならぬから、将来若し死刑について火あぶり、はりつけ、さらし首、釜ゆでの刑のごとき残虐な執行方法を定める法律が制定されたとするならば、その法律こそは、まさに憲法第三十六条に違反するものというべきである。」

の一文が盛り込まれている。

さらに、

「ある刑罰が残虐であるかどうかの判断は国民感情によつて定まる問題である。
而して国民感情は、時代とともに変遷することを免かれないのであるから、ある時代に残虐な刑罰でないとされたものが、後の時代に反対に判断されることも在りうることである。
したがつて、国家の文化が高度に発達して正義と秩序を基調とする平和的社会が実現し、公共の福祉のために死刑の威嚇による犯罪の防止を必要と感じない時代に達したならば、死刑もまた残虐な刑罰として国民感情により否定されるにちがいない。
かかる場合には、憲法第31条の解釈もおのずから制限されて、死刑は残虐な刑罰として憲法に違反するものとして、排除されることもあろう。
しかし、今日はまだこのような時期に達したものとはいうことができない。」

との補充意見も付せられている。

上記最高裁判決では、

「すなわち憲法は、現代多数の文化国家におけると同様に、刑罰として死刑の存置を想定し、これを是認したものと解すべきである」

と述べているが、「現代多数の文化国家におけると同様に」の記述は、時代の変遷とともに、その妥当性が完全に失われている。

すなわち、現在においては、法律上死刑を廃止している国と事実上死刑を廃止している国の合計が141か国に達しており、世界の中で3分の2以上を占めている。

また、OECD加盟34ヵ国のなかで、死刑を国家として統一して執行しているのは日本だけなのである。

死刑制度の問題点に関する記述に紙幅を割いてしまったが、国家による殺人である死刑制度は、もはや完全に時代遅れの遺物なのである.

7名もの大量殺人の執行前夜に執行を命令した上川法相と安倍首相が宴に参加して祝杯をあげていたという図式は身の毛のよだつものだ。

そして、この日の午後2時には気象庁が緊急記者会見を東京と大阪で開いて豪雨災害についての最大の警告を発していた。

もはや、存続を許すべきではない政治権力が、いまなお居座っている。

この「敵」に打ち克つ法を私たち主権者国民が備え、実践しなければならない。



 

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コメント
 
1. 2018年7月13日 23:10:44 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[9165]
⇒《国家による殺人である死刑制度は、もはや完全に時代遅れの遺物なのである.》

賛成です。ぜひとも死刑廃止のオピニオンリーダーになってください。
そして、残り1/3の国の死刑制度にも反対しましょう。

植草氏、がんばってください。応援しております。


2. 2018年7月13日 23:46:06 : Elio0nEowE : h2RZrOIR1F8[-238]
> 世界から非難の声が挙がっている。

世界から賛成の声も挙がっている。

[1] 海外「日本は間違ってない!」 麻原死刑囚ら7人の死刑執行に海外からは理解の声
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-2754.html
■ テロリストに対する正しい処置の仕方を知っている国が、
  世界には少なくとも1つはあったということか。 +23 アメリカ
  
■ 私は当然だと思います!
  罪のない人たちの命を奪ったのだから。 +93 😡+12 フランス

■ 死刑制度は世界的に廃止されるべき。
  社会は犯罪者と同じ次元に落ちてはいけない。 +6 😆+4 ニュージーランド
   ■ 綺麗事を言うなよ。
     知り合いが被害にあったらどう思うんだ? +12 ニュージーランド

■ 個人的には被害者と同じ苦しみを受けて欲しかった。 +32 アメリカ

■ 残念に思うのは、執行までに長くかかり過ぎたことくらい。 +19 アメリカ

■ 俺の国でもテロリストは極刑にしてほしい。
  せめて一度くらい正義の鉄槌を下してくれよ……。 +35 フランス

■ 13人の命を奪ったとは言え、それでも僕は死刑には賛成できない。
  国家に国民の命を奪う権利が本当にあるのか?
  当然終身刑にはするべきだとは思うが。 +8 ドイツ
   ■ 終身刑と死刑。
     この2つに人権的な面でそこまでの差があるのかね。 +2 ドイツ

■ 俺はてっきり日本に死刑制度はもうないのかと思ってた。 +13 イギリス
   ■ あるよ。日本人は欧米の多くの国民より賢明だから。
     一度無くしちゃったらもう復活は無理だよな。 +60 国籍不明

海外「欧米も日本に続け!」 『日本の難民認定が少ない理由』が海外で大反響

■ 私としてはずっと牢屋に閉じ込めて欲しかった。
  あっという間の死よりもそっちの方が辛いだろうから。 +17 ドイツ

■ 私だってあの男がやったことは擁護できないよ。
  それでも日本みたいな進んだ社会がある国で、
  今でも絞首刑が残ってるなんて信じられない。 +6 スペイン

■ 逮捕から23年後って本当に!?
  犯罪を犯した当時のあの人と今のあの人は同じ人間って言えるの?
  死刑って本当に罪に対する罰になるのかな。
  時間が経ってから行われる死刑執行のニュースを聞くと、
  いつもそういうふうに思っちゃうんだよね。 +37 😡+4 アメリカ
   ■ 自分の家族が犠牲者になっても同じこと言える? +18 国籍不明
   ■ 流れた月日は関係ない。
     13人の命を奪った責任は消えないよ。 +7 フィリピン

■ 私は死刑囚に対しては同情しない。
  ただ、執行役の人には同情してしまう。 +10 ドイツ

■ 日本は文明国の一員で、死刑なんてないと思ってたのに。 +4 国籍不明

■ 日本は悠久の歴史を持つ国で、死刑制度についても色々考えてきたと思う。
  その上でこの制度を残してるわけだ。
俺たちは「自分たちこそ正しい」という考え方を捨てよう。 +13 ドイツ

[2] 外国人衝撃!!「日本は間違っていない!!」世界中の主要メディアもこぞって報道!!執行に海外からは理解の声が続出!!【海外の反応】
https://www.youtube.com/watch?v=YfFODF1XpGA
死傷者6500人もだしたテロ組織ですよ。中東での爆撃・殺傷は許されてオウムはダメっておかしくないですか?
自分たちの軍がテロリストを殺害するのはOKでオウムはNG?6500人ですよ!殺人事件ではなくテロですよ!

[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

3. 2018年7月14日 00:37:05 : fBNEI3vBpA : PFzou4DceSM[34]
死刑制度の賛成派です。

今回のオ−ム真理教の毒ガスサリン事件は明らかに、林被告(無期懲役)が自白

し完全にオ−ムの犯罪、首謀者麻原の前代未聞ともいえる、カルト教団による

大量無差別殺人事件であった。 被害者多さの気持ちを考えると、そして世間

、宗教界に与えたマイナスイメ−ジは計り知れないものがある。

上川法務大臣の決断に感謝したい。

死刑になった、井上被告、中川被告らは、自分たちが死刑になって当然である

重大犯罪を犯した認識を最後はもったつことはよかったというべき。

覚悟はしていたろう、極刑も致し方ない。


4. 2018年7月14日 06:11:23 : m0wqLiFxQw : 3ipqi7YOj1o[2]
3さん 

国民に明確な説明が出来ない法相が7名もの
執行命令を出したところに問題があるんだよ。

同相説明報道を良く読んで、植草氏の文と
比較検討してからコメントして。


5. 2018年7月14日 08:03:56 : fBNEI3vBpA : PFzou4DceSM[35]
4>>。ヨ上川氏は「極めて凶悪かつ重大な罪を犯した者に対して裁判所が審理を尽くした上で言い渡す判断に尊重すべきと考える。慎重な検討を重ねた上で執行命令を発した」


 裁判所も丁寧に、慎重な審理をつくしている。


 わしは、死刑廃止論についてのべているわけである

、極悪な明らかな殺人者を死刑にしない場合、 刑務所で飯だけは一生食べられ

 るというようなふらち者があらわれかねない。

 重大犯罪の抑止力として死刑は必要とかんがえるからである。


 関係は直接ないが、核廃絶は理想だ、しかし地球上の人類全員を殺せるだけ

 の核核兵器を、主に国連常任理事国(米、ロ、中、英、仏)らは 核抑止力

 peace makerとしてもっている、理想実現には人間全体が向上するしかない

 時間が大変係かかるかもしれない、かかるだろう。

(阿部裁判長の死刑判決言い渡し)麻原の往生際の悪いこと、反省の色なし

 https://gunosy.com/articles/RwCMF

「被告人は、自分が解脱したとして多数の弟子を得てオウム真理教(教団)を設立し、その勢力の拡大を図ろうとして国政選挙に打って出たものの惨敗したことから、今度は教団の武装化により教団の勢力の拡大を図ろうとし、ついには救済の名の下に日本国を支配して自らその王となることを空想し、多数の出家信者を獲得するとともに布施の名目でその資産を根こそぎ吸い上げて資金を確保する一方で、多額の資金を投下して教団の武装化を進め、無差別大量殺戮を目的とする化学兵器サリンを大量に製造してこれを首都東京に散布するとともに自動小銃等の火器で武装した多数の出家信者により首都を制圧することを考え、サリンの大掛かりな製造プラントをほぼ完成し作動させて殺人の予備をし(サリンプラント事件)、約1000丁の自動小銃を製造しようとしてその部品を製作するなどしたがその目的を遂げず、また、小銃1丁を製造した(小銃製造等事件)」

「そして、被告人は、このような自分の思い描いた空想の妨げとなるとみなした者は教団の内外を問わずこれを敵対視し、その悪業をこれ以上積ませないようにポアするすなわち殺害するという身勝手な教義の解釈の下に、その命を奪ってまでも排斥しようと考え、しかも、その一部の者に対しては、教団で製造した無差別大量殺戮目的の化学兵器であるサリンあるいは暗殺目的の最強の化学兵器であるVXを用いることとしてその殺傷能力の効果を測るための実験台とみなし、弟子たちに指示し、以下のとおり、一連の殺人、殺人未遂等の犯行を敢行した」

「そうであるのに、被告人は、かつて弟子として自分に傾倒していた配下の者らにことごとくその責任を転嫁し、自分の刑事責任を免れようとする態度に終始しているのであり、今ではその現実からも目を背け、閉じこもって隠れているのである。被告人からは、被害者及び遺族らに対する一片の謝罪の言葉も聞くことができない。しかも、被告人は、自分を信じて付き従ったかつての弟子たちを犯罪に巻き込みながら、その責任を語ることもなく、今なおその悪しき影響を残している」

被告人に対しては死刑をもって臨む以外に途はない

「他方、被告人は幼い頃から視力に障害があり恵まれない生い立ちであった。将来の希望と目的を持ち、妻子とともにその人生を生き抜こうとしてきた時期もあったであろう。被告人の身を案じる者もいることであろう」

「しかし、これまで述べてきた本件罪質、犯行の回数・規模、その動機・目的、経緯、態様、結果の重大性、社会に与えた影響、被害感情等からすると、本件一連の犯行の淵源であり主謀者である被告人の刑事責任は極めて重大であり、被告人のために酌むべき上記の事情その他一切の事情をできる限り考慮し、かつ、極刑の選択に当たっては最大限慎重な態度で臨むべきであることを考慮しても、被告人に対しては死刑をもって臨む以外に途はない」

まるで駄々をこねる子ども

そこまで被告人を評価し、言及したあとだった。

小川裁判長は机上の判決文から目を上げ、被告人と、彼をサポートする刑務官に向かって言った。

「それでは、主文を言い渡しますから、被告人を正面に立たせてください」

もはや主文の中味は誰もが知るところだった。

ところが被告人は、立ち上がる素振りさえみせない。

「被告人は、そこに立ちなさい」

小川裁判長が言った。

しかし、被告人は椅子の上にじっと固まったまま、無視している。

全身の緊張の具合から、それが彼の意思表示なのだと察した刑務官が、直ぐさま彼の腕に手をやった。これを振り払うようにした被告人に、今度は両脇から腕を掴み、立たせようとする刑務官。ところが、教祖はこれにあくまで抵抗する。お尻に力を入れ、身体をくの字にしてまで椅子にしがみついていようとする。いやだ! 主文なんて聞きたくない! 現実なんて受け入れたくない! まるで駄々をこねる子どもだった。

すぐに、十数人の刑務官が一斉に被告人に取り付き、両腕を引っ張って立たせようとする。

さすがに、これには抵抗しきれなくなって、力を込めて腰を引いたくの字からの反動で、前にのめり出すように引き立たされる。それでも両足を前に踏ん張るようにして、証言台の前に移動することに対抗する。

「はい、じゃ、被告人はちゃんとそこに立ちなさい」

小川裁判長がもう一度言った。

これに抗う教祖。

いやだ! そこには行きたくない! 言わせなきゃ済むんだ! とばかりの幼稚な発想が透けて見える。

日本を支配しようとした男の末路

こんなに精一杯の抵抗を示したのは、はじめてだった。いつもは、刑務官の指図になすがままに従っていたはずだった。

なんのことはない。この男、現実をちゃんと把握できていたのだ。

それで、こんなに嫌がってみせるのだ。

これが、死をも超越したと自負する最終解脱者の正体だった。

日本を支配しようとした男の末路だった。

あからさまな感情表現に、芸達者の側面も色褪せて消えていく。

死刑を怖がる男の本性を、むき出しにしていた。

それでも、多勢に無勢、刑務官に取り囲まれ、瞬く間に証言台の前に引きずり出される。

一瞬の抵抗も虚しく、さすがに被告人も観念したのか、証言台の前に自分がいることを察知すると、身体の力を抜き、呆然とそこに立ち尽くした。

「はい、じゃ、下がってください」

小川裁判長は、被告人を取り囲んで注視していた刑務官たちに言った。その指示に、刑務官たちが所定の位置に下がって着席する。そのとき、刑務官のリーダー的存在のひとりが、もみくちゃになって乱れていた被告人のトレーナーの裾を引っ張って、服装を整えてやった。

あれが教祖を見た最後となった

それを確認した裁判長は、法廷が落ち着くように一呼吸おいてから、静かに言った。

「主文。被告人を、死刑に処す」

被告人は、左側正面に顔を背けるようにして、ぼうっと立ったまま動かなかった。

「この判決に不服のある場合は、今日を含めて15日以内に高等裁判所に申し出てください。はい、じゃ、終わりました」

こうして裁判は終了したのだった。


6. 2018年7月14日 08:15:34 : jHxe19cydw : usoUfS1tT2k[152]
しかし最高裁判決もひどいもんだ。
完全に逃げを打ってるわけだな。

1948年の段階で将来はわからんが
現状はこれでいいと言ってるわけだろう?
最高裁は今も昔も現状追認しかできない機関なんだな

これじゃあ国を相手に最高裁までもっていっても
負け続けるわけだよ。理念も何もあったもんじゃない。
日本の司法最高裁よりヤクザのほうがまだ
まともじゃないかと思えるときがあるな。


7. 2018年7月14日 08:18:55 : 1aMaEyiLio : mGF3dQWU3lM[1]
植草氏の意見には概ね賛成
死刑+αの見せしめとして、散骨の政治利用を
政権側が目論んでいる点にも言及してほしかった

滝本という教団への私憤に凝り固まったような
弁護士を利用しているのも不快だし
「散骨を計画していることで私と麻原四女の
身が危険に晒させてます、どうか助けて」
散骨が実現すればあんたの身はより危険に晒されるわけで
こうした誇張だらけの欺瞞的な言辞を弄する人物は信用できない


8. 2018年7月14日 08:30:58 : fBNEI3vBpA : PFzou4DceSM[36]
記事
板垣英憲2012年02月22日 00:23「国家が死刑にしないなら、私が殺す」と宣言した本村洋さんの声を最高裁が受け止めた

◆現代の「仇討ち」がやっと、成就する。血も涙もない「判決マシン」が、負けた瞬間だった。山口県光市で1999年に母子2人が殺害された殺人・強姦致死事件。元会社員・大月(旧姓・福田)孝行被告(30)=犯行時18歳30日=に対して、最高裁小法廷(金築誠志裁判長)は2月20日、上告を棄却した。

 従来の「永山基準」による相場では、おそらく、忙しい裁判官たちは下級審の裁判官同様に「無期懲役」が関の山だったであろう。それを「死刑」にまで押し上げたのは、被害者の遺族である本村洋さんが「死刑判決を出さなければ、自分の手で仇討ちする」と加害者を殺すことをマスメディアの前で宣言していたからである。「殺人予告」である。これには、さすがの裁判官たちも内心、震え上がったに違いない。裁判所が新たな殺人犯を生むことを意味していたためだ。

 近代刑法は、被害者の遺族による「仇討ち」を禁じて、その代わりを国家権力が被害者の遺族に成り代わって行うことにしている。そして、「仇討ち」の連鎖を封じている。だが、国家権力がその任を果たせないとすれば、たとえ殺人犯になろうとも、仇討ちが横行する社会に逆戻りする。この意味で、今回の上告棄却=差し戻し審である広島高裁の死刑判決=を支持した最高裁の判決は、至極妥当であり、死刑制度の本来の趣旨を取り戻したといえる。また最高裁自体が正気に戻ったとも受け取れる。◆裁判所が、せっかく死刑判決を下しても、法務省がこれまた義務を果たしていない。死刑囚が130人を超えているというのに、このところの法務大臣が死刑執行命令書に署名したがらない。首相が死刑廃止論者であることを承知していながら、法務大臣に任命しているので、どうにも始末が悪い。かくして、この面からも死刑制度が形骸化してきている。

こんなことだから、死刑制度が本来持っているはずの凶悪犯罪抑圧効果は、全然発揮されず、その結果、死刑相当の犯罪が多発して止まない、ここ10数年、殺人事件が増えているという実感は拭えないのである。 


9. 2018年7月14日 08:56:38 : mSCXWTLH4U : lDbiRqY7wM8[121]
文句を言えるのは、日本よりあらゆる指標で犯罪率の低い国だけでしょ。

日本より犯罪率が高い国の人権屋が騒いでも笑うしかない。
悔しかったら、日本より低犯罪な国を作ってみろってな。


10. 2018年7月14日 09:07:04 : gczg7KtzPE : wqVhoLWWhJo[2]

それにしては^^

安倍さんを殺せだとか^^

そういう書き込みの絶えない阿修羅は^^

ミラーマンの理論によって^^

閉鎖されるべき存在になっている^^




[18初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数により全部処理

11. 2018年7月14日 14:26:01 : C0oOsUXsUo : nExQEkiHCDU[21]
地下鉄サリン事件は、一応、テロリズムなのですよね。

テロリズムは政治目的の行動なのでしょうが、911がヤラセと発覚しているのですから、

オウムのテロもヤラセの可能性があるのならば、調査が必要でしょう。

地下鉄サリンの被害者の慰霊に、当時の東京都知事石原氏が一度も参加しないとの事。その後都知事になられた方は参加されているそうですが。


12. 2018年7月14日 23:34:10 : acofUaN0Do : WYXXzveWJMA[12]
>>8
全く同感

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