http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/383.html
Tweet |
宇都宮健児弁護士「オウム事件被害者の心情はわかる それでも死刑は廃止すべき」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180706-00000027-sasahi-soci&pos=1
AERA dot. 7/6(金) 12:59配信
宇都宮健児弁護士(c)朝日新聞社
オウム真理教元代表の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(c)朝日新聞社
一連のオウム真理教事件で、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=、井上嘉浩死刑囚(48)ら7人の死刑が6日午前、東京拘置所などで執行された。被害者を支援する「オウム真理教犯罪被害者支援機構」の理事長を務める宇都宮健児弁護士に話を聞いた。
* * *
私は地下鉄サリンの被害対策弁護団団長や坂本弁護士のご家族とのつながりがあり、被害者遺族の方と長く接してきました。遺族の心情は十分わかっています。しかし一方で、日本弁護士連合会(日弁連)の元会長として、死刑は廃止すべきではないかという見解でもあります。
遺族の心情からすれば死刑執行をのぞんでいたというのはわかっています。被害者遺族全体的な感情としては、死刑を望んでいたのが多数であることは承知しています。
ただ、地下鉄サリン事件遺族のなかには、麻原の死刑は求めるが他の信者については死刑にすべきかどうかという意見もありました。当時、麻原のマインドコントロールで犯罪に手を染めた人も多い。教祖と他の信者を分けるべきではないかという意見があったのも事実です。
死刑制度について、世界的な流れは死刑廃止です。制度そのものを考え直す時期にきているのではないかと思います。遺族感情は大変よくわかります。ですが、一方で片方でいまも「アレフ」とか「ひかりの輪」「山田らの集団」などに若い人が入ってきている。それを社会が食い止められていません。
だからこそ、死刑確定者たちに、なぜ自分たちがあの集団に入り犯罪に手を染めたのか、彼らに語らせることのほうが社会的に意義があるとも考えています。一日に7人の執行というのが良いのかどうか、もっと考えなければならない。犯罪被害者を支援する立場として遺族の感情と矛盾しているところもあるかもしれませんが、死刑制度そのもののあり方を考える必要があると思います。
アレフなどの後継団体に入信している若い人は年々増えていると聞きます。まだまだ十分な社会の防御ができていないのも事実。死刑によって事件はひと段落しますが、これまでの麻原を信仰するような後継集団が膨張しているともいえ、それを防御できてはいません。
今日のような報道により、残虐な犯罪が繰り返し報道されて、国民の多くは死刑当然という考え方につながると思います。そうではなく、いわゆる「知的エリート」たちが入信して犯罪に手を染めるようになったことも含めて、死刑確定囚からの直の話が社会に還元するものもあったのではないかと思います。いずれにせよ彼らがなぜ犯罪を起こしたのか、社会的な解明はまだ不十分です。
以前、ノルウェーの犯罪学者が「犯罪者として生まれる人間はいない。犯罪者になっていく。犯罪者をつくるのは社会である。犯した罪に応じて処罰する応報刑ではなく、教育を社会的に再包摂することに刑の意味がある」と話していました。あらためて日本社会全体が考えるべきではないかと思います。
欧州諸国など死刑を廃止している国のほうが、犯罪被害者に対して手厚い補償ができている。一見、死刑を廃止しているから被害者がおきざりになっているように見受けられますが、実はそうでもないのです。日本は、死刑制度があるけれど犯罪被害者には十分な対応ができていないのが現状ではないでしょうか。
◯宇都宮健児/うつのみや・けんじ
弁護士。元日本弁護士連合会会長。教団側から被害者への賠償を進めるために弁護士らが設立した「オウム真理教犯罪被害者支援機構」理事長
(AERAdot.編集部/井上和典)
受刑者の生命を奪う行為で、罰が帳消しになるわけではない。
— Yu Mori (@Yu_Mori_NY) 2018年7月6日
オウム事件被害者支援の宇都宮健児弁護士「被害者の心情はわかる それでも死刑は廃止すべき」〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース https://t.co/IHa3UN6wuQ @YahooNewsTopics
オウム事件被害者支援の宇都宮健児弁護士「被害者の心情はわかる それでも死刑は廃止すべき」と言っているがこの発言矛盾していない⁉️自分の家族・子孫が殺されても『死刑』にしなくでも良いと言う事ですね⁉️ https://t.co/qabLBBeqkx @YahooNewsTopics
— 村上 正人 (@yamatoziline) 2018年7月6日
死刑制度を廃止するのであれば、終身刑の導入や仮釈放制度の見直しなどの全面見直しを行うべき。廃止ありきの薄っぺらい人権擁護など聞くに値しない。
— 志垣竜一・やまざくら会 (@RyuichiShigaki) 2018年7月6日
オウム事件被害者支援の宇都宮健児弁護士「被害者の心情はわかる それでも死刑は廃止すべき」〈dot.〉(AERA dot.) https://t.co/9PqR5nYUIY
刑罰と犯罪被害者への対応を結び付けて語る必要がある?
— Yasuchika YANAGIHARA (@nullpo_G_J_Yang) 2018年7月6日
宇都宮健児弁護士「オウム事件被害者の心情はわかる それでも死刑は廃止すべき」〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース https://t.co/KNYuRDLa2G
俺は昔から断固として一貫した死刑廃止論者である。その理由は「冤罪の場合取り返しがつかないから」である。いかなる裁判にも「間違い」はあり得るのであり、間違いで人の命を奪う危険のある制度を存置してはならない。
— 弁護士神原元 (@kambara7) 2018年7月6日
制度論としてはそれに尽きる。
日本は国連人権理事会から死刑廃止の勧告も受けてるわけで、今回の大量執行は国際社会から厳しい目で見られることにはなりますよね。
— 松井計 (@matsuikei) 2018年7月6日
死刑を廃止した国は約140、続けている国は中国、インド、インドネシア、アメリカ、日本など60くらいだそうです。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2018年7月6日
私が死刑制度に反対する理由
— はな (@run_bun) 2018年7月6日
@冤罪はなくせず、取り返しがつかない。
A国家も何人も殺人は許されない。
B死刑は残虐、憲法違反。
C犯罪防止への効果は疑問。廃止したデンマークでは凶悪犯罪が増えていない。
D「死刑にして欲しい」が動機の犯罪もある。
E本当の償いは生きて償うこと。
近代的理性というのは、
— 松井計 (@matsuikei) 2018年7月6日
死刑を公開しない
↓
残虐な死刑を行わない
↓
死刑を廃止する
という流れで進歩してきたわけですよね。その歴史的経緯にもう一度、思いを馳せて見るのも意義のあることかも知れませんね。
死刑執行に断固抗議します。オウムによる犯罪は決して許されません。しかし、死刑は「国家による殺人」以外の何物でもなく、オウムがやった行為と本質的に変わらない蛮行。かつて、ニカラグアでソモサ軍事独裁政権に身内を虐殺されたサンディニスタの幹部は、革命後、「死刑廃止が復讐だ」と宣言した。
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) 2018年7月6日
麻原執行のニュースに「殺せ殺せ」という人々は、小生のような死刑廃止論者に噛みつくでしょうけれど、まさにこのような人々が、正義ぶって『殺せ殺せ』なんて酷いことを喚く根拠になるから、死刑はやめるべきと考えるのです。https://t.co/NwXa1e59cS
— 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2018年7月6日
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK247掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK247掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。