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語るに落ちる杉田水脈の話
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/4146713d478ed498e282165794e0d782
2018年07月02日 のんきに介護
杉田 水脈@miosugitaのツイート。
もし私が、「仕事が欲しいという目的で妻子ある男性と2人で食事にいき、大酒を飲んで意識をなくし、介抱してくれた男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性」の母親だったなら、叱り飛ばします。「そんな女性に育てた覚えはない。恥ずかしい。情けない。もっと自分を大事にしなさい。」と。 https://t.co/aUVPQfCQig
— 杉田 水脈 (@miosugita) 2018年6月30日
こう主張する背景には、
次のような思い込みがある。
自分には、
他人の落ち度を判定できる
立場にある、という
(同氏のツイート〔8:55 - 2018年6月30日〕)。
私は性犯罪は許せない!無理やり薬を飲まされたり、車に連れ込まれて強姦されるような事件はあってはならないし、犯人の刑罰はもっと重くするべきと考えています。
— 杉田 水脈 (@miosugita) 2018年6月29日
が、伊藤詩織氏の事件が、それらの理不尽な、被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます https://t.co/JgxR4IcmW5
しかし、
そんなこと判定できる資格も能力は、
誰にもないよ。
にもかかわわらず、
大きな顔をして詩織さんを非難できるのは、
自分は
傷つかないところにいるから
偉そうに言えるのだ。
しかし、その優位性故、語るに落ちる
話になっている。
すなわち、事実認識として
上掲ツイートに
「大酒を飲んで意識をなくし」
と書いている。
つまり、抵抗不能だったことを
認めている。
自分の娘が被害にあったとき、
「叱り飛ばします」
と杉田自身の酷薄な人間性を白状したに過ぎない。
その立場をもって
山口を不問に付した検察が正しかったことにならない。
そもそも強制的な姦淫行為につき、
抵抗不能だったと認めながら、一体何を叱り飛ばすのか。
男性と二人きりで
酒を飲んだことなのか。
思うに、
杉田は卑猥なことを想像し過ぎだ。
男の名誉のため、
言っておくけど、男にもいろいろあって、
「据え膳食うのは、男の恥だ」
と考えている人間はたくさんいる。
強姦は、
相手の女性の人間性を認めないから実行できるだ。
大抵の男は、
実行できない。
正直言って、杉田は、
悪い男と付き合い過ぎなんじゃないか。
実際、
この事件が
山口敬之という安倍晋三のお友だちでなければ、
罪に問われたはずだ。
通常の男性なら
直面するであろう法規範の存在が認められるからだ。
そして通常なら
あえて法規範を踏み越えようとしない。
踏み越える者は、
その反・法規範性ゆえに処罰されるんであって、
相手の女性に
落ち度がないからではない。
刑法は、
復讐のための法ではないのだ。
法律上の建付けという観点から見たとき、
女性が寝入っているとき、
淫行をしたら準強姦罪に問われるのは、
犯罪を犯した者の行動の反・規範性のためだ。
伊藤詩織さんの事件に関しては
法文に
「抵抗困難な状態に乗じ」に該当する。
それが「作用」とするなら、
刑罰は、
犯罪を抑止するための「反作用」と見ることができる。
抵抗困難な状態が
何によって生じたかは問われない。
何らかの薬物(アルコールを含む)のせいで
自分の意識を失くするのも
相手の男がそれを利用する限り、
「暴行」「脅迫」によって自由を奪う行動と同視しえるというのが法の態度だ。
杉田は、
伊藤さんの事件がBBCで放送されたことをもって
憤懣やる難しという態度だ。
しかし、一体、何がいけないんだろう。
「暴行」「脅迫」を用いる普通の強姦事件の場合、
「被害者に全く落ち度がない強姦事件」
と断じているが
何を根拠に「全く落ち度がない」と価値判断されるのだろう。
個々の犯罪行為など、
一人ひとり顔があるようにそれぞれに個性がある。
たとえば、あのレイプ天国のような
インドの郊外を夜遅く一人で歩いている女性を
考えてみて欲しい。
強姦する手段が「暴行」「脅迫」のみだったとして、
「被害者に全く落ち度がない」
などと言えない。
また、世に
「被害者学」なるものがあって、
それによると、
どんな犯罪行為であろうと、
被害者にも責められることがあるという大前提で
分析されている。
杉田さんは、
刑罰を問題にしながら、
被害者学で
ことを論じようとするのかな。
伝統的な刑法理論では、
そのようにしてよい例外的な場合は、
正当防衛と緊急避難が成立する場合に限られる。
杉田さんの場合は、
例外的扱いではなくて常に被害者側の事情を斟酌する。
しかし、その尺度は、
「落ち度」があるか否かの二者択一だ。
そんな立場で、
もし、被害者学の知見を取り入れれば、
あらゆる犯罪は裁くべきでないということになる。
よく言うじゃないか。
山に登るのも、そこに山があるからだ、と。
犯罪も同じ。
被害者であるお前がそこにいたのが間違っていた、と。
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