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日本政府が北朝鮮ミサイル警戒を緩和した本当の理由
http://kenpo9.com/archives/3955
2018-07-01 天木直人のブログ
きょう7月1日の朝日新聞が一面トップで報じた。
日本政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射に備えた自衛隊のミサイル警戒監視レベルを6月29日から緩和したことが分かったと。
これが事実なら大スクープだ。
しかし、本当だろうか。
河野外相も小野寺防衛相も、北朝鮮の脅威は変わらない、北朝鮮のミサイル発射停止の行動は見られない、などと警戒を緩めていない。
そんな政府の方針と整合性が取れないではないか。
そう思って読んでいくと次のようなくだりに出くわした。
「・・・日本を射程に収める短・中距離弾道ミサイルの廃棄は進んでおらず、日朝交渉の道筋も不透明な中で、警戒態勢の見直しには慎重論もある。ただ、洋上のイージス艦や駐屯地に展開したPAC3部隊による24時間態勢の警戒監視は長期間にわたり、隊員への負担も大きくなっていることから緩和に踏み切ったとみられる・・・」
「・・・複数の政府関係者が明らにした。(この)自衛隊の警戒レベルの緩和は首相官邸にも報告、了承されたという・・・」
これを要するに、決して安倍政権がみずから進んで警戒緩和決定を下したわけではない。
自衛隊内部から不満が出たことへの対応なのだ。
米朝首脳会談の合意が見られたにもかかわらず、北朝鮮が完全、検証可能な不可逆的、非核化をするまで警戒態勢を命じられるなら、体が持たない、過労死する、と不満が続出したのだ。
そこで北野統幕長が安倍首相に頼み込んで、破壊命令措置を常時発出した状態を維持しながら(つまり北朝鮮の脅威は変わらないという立場は維持しつつ)自衛隊員の常時配備を止めることにしたのだ。
これが日本の防衛政策の正体である。
もし差し迫った危機が本当にあるなら、国民を守るための自衛隊が警戒を怠る事などあり得ない。
もし差し迫った危機が遠のいたのなら、政府はそれを国民に知らせ、自衛隊に警戒態勢解除を命じて国民に安心感を与えるべきだ。
そのいずれでもない、なし崩し的自衛隊のミサイル警戒緩和こそ、この国の防衛政策のいい加減な正体を暴いてくれたのだ。
この朝日の記事は徹底検証されなければいけない。
この朝日の記事をきっかけに、日本の外交・防衛政策の本当の姿は徹底的に究明されなくてはいけないと思う(了)
北朝鮮ミサイル警戒を緩和 日本政府、常時展開を解除
https://digital.asahi.com/articles/ASL6Z423YL6ZULZU001.html
2018年7月1日05時05分 朝日新聞 後段文字起こし
日本政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射に備えた自衛隊の警戒監視レベルを6月29日から緩和したことが分かった。イージス艦の日本海での常時張り付け警戒を見直し、24時間以内に迎撃の配置につける状態で待機する態勢に改めた。米朝の対話局面を受けての対応だが、破壊措置命令を常時発出した状態は続ける。
複数の政府関係者が明らかにした。自衛隊の警戒レベルの緩和は首相官邸にも報告、了承されたという。
2016年に北朝鮮がミサイルを相次いで発射したことを受け、政府は同年8月以降、自衛隊法に基づく破壊措置命令を常時発出した状態とし、迎撃ミサイル「SM3」を搭載した海自のイージス艦1〜2隻を24時間態勢で日本海に展開してきた。昨年は北朝鮮が米領グアム島周辺を狙ったミサイル発射を予告したり北朝鮮のミサイルが北海道南部の上空を通過したりしたことから、8月以降、中国・四国地方や北海道の陸上自衛隊駐屯地に、地上配備型迎撃ミサイルPAC3の部隊も展開させた。
だが、今年6月12日の米朝首脳会談を経て、当面の間、米韓合同軍事演習の中止が決定。菅義偉官房長官も「日本にいつミサイルが向かってくるかわからない状況は明らかになくなった」と明言した。
日本を射程に収める短・中距離弾道ミサイルの廃棄は進んでおらず、日朝交渉の道筋も不透明な中で、警戒態勢の見直しには慎重論もある。ただ、洋上のイージス艦や駐屯地に展開したPAC3部隊による24時間態勢の警戒監視は長期間にわたり、隊員への負担も大きくなっていることから緩和に踏み切ったとみられる。
常時張り付けを解く一方、日米の情報収集衛星による分析などから政府が「発射に向けた動きの可能性がある」と判断後24時間以内に警戒海域に入り、迎撃に備えた配置につける状態で待機する態勢をとる。
PAC3については、発射機や射撃管制装置などの装備を陸自駐屯地に展開したままにする一方、運用する航空自衛隊員を駐屯地に張り付けることはせず、洋上と同様に24時間以内に迎撃態勢を整えられる状態で待機する運用に改めた。
防衛省関係者によると、日本や朝鮮半島を担当する米インド太平洋軍も警戒レベルを下げているという。(編集委員・土居貴輝)
戦時体制に戻って得すんのは武器屋だけ!日本政府が北朝鮮ミサイル警戒を緩和した本当の理由|天木直人のブログ https://t.co/NsoKFV5B1F #反ファシズム
— MCしぐまる (@sgmr0222) 2018年7月1日
朝日一面トップ
— houzou (@amida28) 2018年6月30日
……自衛隊の警戒監視レベルを6月29日から緩和したことが分かった
「分かった」って、朝日の抜き記事だ。どうして政府は北に対して堂々と率先して発表し、平和意思を示さないんだ。馬鹿か。米軍と自衛隊が先行、トランプに言われても発表渋ってるのか。
拉致含め外交能力ゼロだ pic.twitter.com/uApTAJzl0q
《日本政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射に備えた自衛隊の警戒監視レベルを6月29日から緩和したことが分かった。イージス艦の日本海での常時張り付け警戒を見直し、24時間以内に迎撃の配置につける状態で待機する態勢に改めた》(朝日) https://t.co/GdwWYhT7ee
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2018年6月30日
自衛隊は警戒監視レベルを6月29日から緩和した。イージス艦の日本海での常時張り付け警戒を見直し、24時間以内に迎撃の配置につける状態で待機する態勢に改めた。破壊措置命令を常時発出した状態は続ける。
— rintaro.inoue (@rintaro3776) 2018年6月30日
相当な負担だったんだろうなぁ https://t.co/ZPcpjuyjBp
完全な警戒解除ではなく、イージス艦の日本海での常時張り付け警戒を見直し、24時間以内に迎撃の配置につける状態で待機する態勢に改めた、と。
— 神名龍子 (@LyukoJinNa) 2018年6月30日
北朝鮮ミサイル警戒を緩和 日本政府、常時展開を解除:朝日新聞デジタル https://t.co/vv9bX86n3x
北朝鮮ミサイル警戒を緩和 日本政府、常時展開を解除:朝日新聞デジタル https://t.co/qIjFh8RSnl 「米朝の対話局面を受けての対応だが、破壊措置命令を常時発出した状態は続ける。」
— JSF(本人確認は外部サイトのリンク参照) (@rockfish31) 2018年6月30日
とは言え、脅威が消滅した訳ではない!(7月1日記)
— 山下輝男 (@yamashitateruo) 2018年6月30日
弾道ミサイル今日の切迫性は低くなったかもしれぬが、脅威がなくなったのではない。陸上イージスアショアの配備等の対策は粛々と進めるべきだろう。 https://t.co/1jc7tLfYXJ
あくまで戦争の危機を煽る事で米朝会談の成果を薄めようとしています。安倍にとって北朝鮮危機が支持力UPに繋がる事しか考えていません。北東アジアの平和が齎す安定と経済発展は安倍にとってマイナスなのです。国の発展より自己の政治生命だけです。 https://t.co/WZgjXdD7bt
— tomy dona (@sibakendona) 2018年6月30日
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