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倉重篤郎のサンデー時評 モリ・カケ疑惑は歴史を汚す「権力犯罪」だ! 加計理事長「会見」は“茶番”なりhttps://t.co/AI7W2WpfWd
— 毎日新聞社会部 (@mainichi_shakai) 2018年6月26日
モリ・カケ疑惑は歴史を汚す「権力犯罪」だ! 加計理事長「会見」は“茶番”なり 倉重篤郎のサンデー時評
https://mainichi.jp/sunday/articles/20180625/org/00m/070/004000d
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52318513.html
2018年6月26日 サンデー毎日 晴天とら日和
緊急理事会後、記者会見する加計学園の加計孝太郎理事長(右)=岡山市北区で2018年6月19日午前11時25分、小松雄介撮影
元早稲田大総長(90歳)が檄! 「安倍藩閥政治を岸田+石破の“早慶連合”で包囲せよ」
加計理事長の「茶番会見」をもって森友・加計問題の逃げ切りを目論む安倍政権を許してはならない。森友問題を明治14年の政変になぞらえ、権力私物化と戦前回帰を鋭く批判する西原春夫・元早稲田大総長が、歴史を踏まえた安倍包囲網の形成を呼びかける。
新潟県知事選は自公擁立候補が野党統一候補を僅差で退け、そのことをもって安倍晋三政権は森友・加計(かけ)問題の幕引きを図らんとしている。果たしてそれを許すべきかどうか。三つの「ノー」を突き付けたい。
第一に、選挙戦は安倍信任とは全く無縁の次元で戦われたからである。自公側はかつてない組織選挙を繰り広げた。自民党は後援会名簿、地縁血縁から根こそぎ新潟県民を洗い出し、徹底的な電話作戦を行った。公明党は近隣の創価学会組織を大動員した。この選挙を落とすと、安倍首相の3選のみならず、国会運営まで危うくなることをよく知っていたからだ。権力政党である自公が背水の陣を敷き、組織、ツールをフル動員した物量作戦の結果が出ただけのことである。
第二に、その割には最後まで勝利が見えず、むしろ森友・加計問題に対する国民世論の批判が改めてクローズアップされた。以下は公明党の現地選対責任者の言である。
「勝ったからといって安倍政権が信任されたわけでない。負けたら大変、という選挙だった。野党が結束できなかったことに救われた。はっきり言って安倍さんは不人気だった。モリ・カケで膿(うみ)を出していない、信用できない、というのがものすごく多かった」
自民党側の指揮官だった二階俊博幹事長もモリ・カケは「本当に邪魔っ気なことだった」と総括した。
第三に、この問題が単なるカネ目、刑法レベルの不祥事ではなく、国民の代表である国権の最高機関が行政府によって意図的、組織的に欺罔(ぎもう)された前代未聞の憲法違反事件であるからだ。これほど民主主義の質の劣化を感じさせるものはない。ここはむしろ欺罔された側の国会が与野党を超えて行政に対する国政調査権の行使に動くべき局面である。最低限、特別委設置くらいのことはすべきであろう。このままでは加計孝太郎氏の茶番会見をもって終わりとされかねない。実際に加計氏には安倍官邸との二人三脚で逃げ切れた、との表情が浮かんでいた。国政調査権恐るるに足らず、ということだろうが、その屈辱に国会は耐えられるのか。衆参両院議長は一体何をしているのだろうか。
さて、ここで森友問題について新たな切り口を紹介したい。
国有財産を首相のお友達に値引きしたこの案件を1881(明治14)年の北海道開拓使官有物払い下げ事件に似ている、と指摘したのは、加計問題を告発してきた前川喜平・前文科事務次官だった(17年12月10日号)。それをさらに掘り下げて、その歴史的類推からモリ・カケ問題を、中央集権国家を目指すプロイセン型薩長藩閥政治への後退か、はたまた、政党政治、議会重視を軸とする英国型民主政治のさらなる発展か、という大局的国家像の対決と見るべきだ、と論じる人物がいる。
西原春夫・元早稲田大総長(90)である。『月刊日本』6月号(K&Kプレス)のインタビューで、「モリカケ問題は野党の揚げ足取りで、国会はもっと重要なことを審議しろ、という声があるが、この認識は間違っている。森友問題の背景には日本が目指すべき国家像の対立という実に深刻な問題が隠されている」と語っているのだ。氏を都内の事務所に訪ね、真意を聞いた。そこには西原氏特有の近代史観、明治維新観があった。
薩長閥と早慶閥の「国家像」の対立
「一言で言えば、明治維新の中に太平洋戦争の敗因が胚胎していた、という歴史観だ。それは他国を軍事力を以(も)って属国化、植民地化しても当然という当時の欧米列強が共通して持っていた国家の帝国主義的側面だ。日本は他国からの属国化を防ぐため、列強と同じ立場に立とうと彼らと同じ国家制度を急いで導入した。そこには啓蒙(けいもう)思想の発展形態として出てきた議会制民主主義、人権、自由という民権重視的側面もあったが、同時に帝国主義というドス暗い側面もあった」
「明治維新で日本はこの二つの側面を両方学んだという見方をしないと日本の近代史を見誤る。結局のところ、日本は帝国主義的側面をより強く学び、実践し、日清、日露両戦争を経て、台湾・朝鮮併合、そして満州国、擬製国家の建設と暴走していく。遅れて来た帝国主義者として既得権益者だった英、米、蘭といった国々と衝突し、敗北するのはある意味必然だった」
維新という国家の大きな制度改編の中で、第二次大戦での敗戦がすでに予定されていた?
「そうだ。ただし、その敗戦に至る歴史の大きな流れがひょっとして転換するかもしれない、というぎりぎりの局面がたった一回あった」
それが、北海道開拓使事件と、それに関連して起きた明治14年政変だったというのである。
事件は、当時の薩長藩閥政府の黒田清隆北海道開拓使長官が、同じ薩摩藩出身の政商・五代友厚に対し格安で官有物の払い下げを決定したところ、反政府系の郵便報知新聞がスクープして発覚、政府系の東京日日新聞もまた激しく政府批判を展開したため大騒ぎになった、というものである。
そして、これが政変化する。つまり、危機感を抱いた薩長藩閥政府が、政党政治や早期国会開設を唱えていた参議の大隈重信や、慶應義塾の創始者で共に民権派だった福沢諭吉らのリーク、陰謀であるとして、大隈や大隈に近い少壮官僚、慶應義塾出身者を悉(ことごと)く罷免したのだ。
「そこには国家像の対立があった。伊藤博文ら薩長藩閥はプロイセン流の君主を中心にした中央集権国家を志向、一方で、大隈、福沢らは英国流の政党、議会を軸とした民主主義国家を目指していた。国家主義と民権主義という維新の二つの側面が、二つの国家像として鋭く対立した場面だった。福沢自体は政治活動を好むタイプではなかったが、慶應義塾の門下生は薩長藩閥を倒して民主的政治体制を実現する絶好のチャンスと見て、反政府運動を展開した。大隈と並んで後に早大建学の母とも言われた小野梓(あずさ)も交詢社(福沢諭吉が設立した社交クラブ)の常務理事を務めていた」
その意味では明治14年政変は薩長閥と早慶閥の対立でもあった。
「ただ、結果は薩長藩閥政府の勝利に終わった。勝った伊藤博文はプロイセン流の憲法を学ぶため翌15年に横浜を旅立ち、負けた大隈は同じ年に東京専門学校(早大の前身)を作り、立憲改進党を起(た)ち上げた。歴史が展開した瞬間だ」
「勝った薩長藩閥がどうなったか。大日本帝国憲法を作り、その中に軍の統帥権など議会の協賛を経ないで物事を決定できる天皇大権を盛り込んだ。それを軍部が悪用、満州建国、中国侵略、米国との衝突になだれ込んでいったのは歴史が示すところだ」
福沢、大隈側が勝つ目はあったのか。
「なかっただろう。というのは当時は自由民権運動が激化、無政府主義化しており、強力な中央集権国家でなければ乗り切れなかったと思う。ただ、負けた大隈、福沢の思想はどうなったか。皮肉なことに米国占領軍の手によって実現した。もちろん、大隈、福沢も象徴天皇制は予測してなかっただろうが、明治憲法的君主制ではない政党政治、民主政治が実現したわけだ」
森友問題を「平成30年政変」にせよ!
そこで森友問題だ。平成の官有物払い下げ疑惑ともいえるが、明治政変との共通項は?
「教育勅語が鍵になる。教育勅語というのは、薩長藩閥イデオロギー、特に明治14年政変以降の明治国家のイデオロギーの根幹をなすものだ。その教育勅語を本旨とする森友学園に対し、それに賛同する安倍夫妻の姿勢を行政が忖度(そんたく)、格安で国有地を払い下げようとした。安倍さんの根底に明治国家への復帰願望があることは前から予測されていたが、この教育勅語問題ではっきりした。その意味では安倍夫妻には薩長藩閥政治の亡霊がとりついている。私には、その亡霊が大隈や福沢の理想を実現した戦後体制を憎み、薩長が築き上げた戦前の体制に戻そうとしているように見える」
「対立軸は、大日本帝国憲法的なものへの回帰か、日本国憲法の順守か。より中央集権的国家像なのか、より民主主義的な国家像なのか。教育勅語的なものを良しとするのか、明確に忌避するのか、ということだ。その意味では、今は明治14年政変を彷彿(ほうふつ)させる時代の大きな節目だろうと思う。問題は、私たち国民がこの森友問題を政局化して平成30年政変として、明治とは逆の結果を呼び起こせるかどうかにある」
今度は民権派が勝つ?
「私は大隈重信、小野梓らの理想を受け継いだ早大元総長として、薩長の亡霊を許すわけにはいかないし、薩長閥の政府がその路線ゆえに国を滅ぼした以上、それを繰り返させるわけにはいかない」
現代の大隈、福沢の役回りを誰に求めるか? ちょうど安倍政治に対抗する2人の総裁候補がいる。石破茂氏は慶大卒、岸田文雄氏は早大卒だ。
「これだけ明確な国家像の対立が明らかになっているのに、現代の早慶連合は一体何をやっているの、という感じがしてならない。少なくともそれを目指してもっと汗をかいてほしい。石破さんは防衛族で、岸田さんは外相経験者だからもう一つ言いたい。戦争が起きないこと、起こさないことを前提に外交・防衛政策を立案できる時代になりつつある、ということだ。戦争は国際社会が許さない」
石破氏には?
「明治の官有物払い下げ事件で政府の責任を追及したのは慶應だ。激烈な社会運動をした。負けたとはいえ、そこには志と思想があった。石破さんがもし自分に慶大卒、福沢門下との認識があるなら、そのことを強烈に意識せよと言いたい」
岸田氏には?
「早大法卒、広い意味での教え子だ。外相として、世界を眺めてきた。その経験、人脈があるはずで、それは安倍さんとは違うはずだろう。自分なりの思想をはっきりと出してほしい」
早慶連合よ、奮起せよ?
「歴史的に見ると安倍藩閥政治と対峙(たいじ)すべきなのは早慶連合だが、本来、『全国民』であるべきところを早慶に象徴させて言っている。早慶にもいろいろな考え方の人がいるだろう」
「中国の覇権」を戒めるのは日本
さて、西原さんには戦後体制の見直しという観点からも伺う。どこを見直す?
「日米関係だ。過度な対米依存は限界にきている。同盟を解消しろとまでは言わないが、日米地位協定を見直すべきだ。戦後70年たっていまだに外国の治外法権を認めているようなことでは先進国として恥ずかしい。冷戦崩壊時が見直しの一つのチャンスだったが機を逸した。これに象徴される対米従属的状況が続く限り、日本がアジアの有力国として、中国を中心とする東アジアときちんとした友好関係を築くことは難しい」
その中国とどう付き合うかが日本外交の最大の課題だ。西原さんは学者として長年、中国と交流してきた。
「軍事力、経済力、政治力で日本はとても中国には勝てない。だが、日本には日本のやり方がありうる。中国を外から批判するのではなくて、中国の中に入り込んで、中国が覇権への誘惑に陥らないように戒める手がある。これができるのはアジアで日本だけだ。米国に依存しなくてもこのことで東アジアの安定に貢献することができる」
西原氏は二つ事例を挙げくれた。一つは、西原氏が刑法学者として80年代から30年続けてきた日中刑事法シンポジウムだ。尖閣問題があっても途切れず続いており、何と中国人の刑法学者25人による西原氏90歳祝賀の記念論文集(660ページ、北京大学出版社)発刊として結実した。
もう一つは、その実績を基礎とした日中韓、ASEANの国際法学者が集う研究・協議組織の創設である。現在はその前段で、まずは日中間で問題点の整理をしようと2国間の国際法シンポを開いているが、これが17年からすでに2回実現、第3回も今年10月、上海での実施が決まっている。
こういった議論をつなげる中で、中国を法治国家として内部から変えていくのが西原氏の狙いだ。それはすでにそこまで蓄積のある日本にしかできないことだ。特に、国際法上の法治における認識の共有は、南シナ海や尖閣諸島周辺の安全保障問題の中長期的解決に役立つであろう。
それにしても西原さんのこの歳にしてのこのエネルギー。一体どこからくるのであろうか。
「私は戦前の教育を受けたから、いまだに教育勅語の暗唱ができる。それほど私の血肉に食い込んでいる。しかし敗戦後、私たちの世代は自分の血肉そのものを否定した」
戦争に翻弄(ほんろう)され、それがゆえにその原因を歴史の中でとことん考え抜き、そして二度とそれを起こさない決意で死ぬまで行動しようとする学者の凄(すご)みが伝わってきた。最後に確認したい。モリ・カケは捜査当局には問われなかったものの、明らかに行政権力の私物化、国会の欺罔という許すべからざる権力の暴走、犯罪的行為である。西原氏によると、歴史の分水嶺(ぶんすいれい)における路線の選択でもある。であるならば、歴史に恥じることなく、歴史を汚すことなく、歴史に謙虚に学び、歴史に堪える決断を国民的に下したいものである。
にしはら・はるお
1928年生まれ。法学者。早稲田大名誉教授。中国人民大学名誉教授。アジア平和貢献センター理事長として日中友好にも力を注ぐ。著書に『日本の針路 アジアの将来』など
くらしげ・あつろう
1953年、東京都生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局、整理、政治、経済部。2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員
倉重篤郎のサンデー時評:モリ・カケ疑惑は歴史を汚す「権力犯罪」だ! 加計理事長「会見」は“茶番”なり - 毎日新聞 https://t.co/zF8OKcwZ0s
— TAKAPON99 (@taka2099) 2018年6月26日
やっぱどう見ても加計理事長の25分会見は茶番でしかないよね?加計学園って日本の教育に百害あって一利なしだよね?退場して欲しい。#加計学園
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年6月25日
(加計理事長の会見に)
安倍首相
「政府として、内容や評価についてコメントする立場にない」
(証人喚問要求に)
安倍首相
「私は行政府の長。何の権限もない」
その上で…
「どこに問題あったか徹底的に解明」「膿を出しきることだ」
“どこに問題”って、あんた自身にでしょう😫 pic.twitter.com/Lec4Un9sYD
#報ステ
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年6月25日
加計理事長会見に総理は…
浜口議員
「加計理事長の記者会見で、総理の発言と食い違いがある」
またウソがバレたね😫
証人喚問は必至だ❗️
国会招致に関して、
安倍首相
「総理の立場で自民党の理事に指示を出すことは、越権行為だ」
これは“越権行為”にかこつけた権力の行使だな。 pic.twitter.com/RMVHRJEQCj
激論!クロスファイアで加計理事長会見。郷原弁護士「愛媛県文書はほぼ正確と考えてよい。あの文書を見れば安倍首相と加計理事長の会談は思いつきで言う話じゃない。ところがその場で思いついた嘘だと(事務局長が)しゃあしゃあと言う。それを前提に加計理事長が説明する。もう全くデタラメですよね」 pic.twitter.com/0g22sf3T9q
— やがて空は晴れる...。 (@masa3799) 2018年6月24日
加計理事長ご本人が「お待ちしている」なら、
— 参議院議員森ゆうこ (@moriyukogiin) 2018年6月20日
延長国会にどうしてもお呼びしなければなりませんね、与党の皆さん! https://t.co/RHYFYsqIt2
世界からハダカノ王さまだって、バカにされてますよ❕❔😅分かってんのかな?ワカンネーンダろうね!❕😅
— 鈴木 重光 (@2620jukoh) 2018年6月26日
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