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2018年06月26日 「ジャーナリスト同盟」通信
<神社神道にまとわりつく武器・軍国主義>
日本刀の故事来歴からは、平和という香り高い文化を感じることが出来ない。日本刀の発祥の地の出雲はいうまでもない。靖国神社も日本刀が祭神になって、侵略戦争を敢行した宗教的本陣となった。戦争神社そのものである。安倍・日本会議の核心の一つだが、先ごろ、出雲の自民党の実力者二人ががそろって、教育の本陣である文科省を訪れて、政府の金で日本刀文化を守れ、と檄を飛ばした。神社神道の本山は、靖国神社・出雲大社・伊勢神宮であるが、そこから平和の文化が生まれることはない。その象徴が殺人兵器の日本刀なのだから、安直に文化として受け入れることなど出来ない。
<砂鉄+松=鋼鉄の出雲の軍国主義化>
敗戦後にすたれ切った出雲のたたら製鉄を、多くの国民は知らない。筆者は偶然、10年以上前に、鉄の生まれ故郷の出雲のたたらという場所に立ってみて、その歴史的な背景を理解することが出来た。
どうして、ここが鉄の産地となったのか、百聞は一見に如かず、である。
空想をたくましくする必要などない。ここは半島からの渡来人の玄関口でも知られる。凡人は、でたらめな古文書によってごまかされてしまうのだが、出雲こそが半島の玄関口だった。半島の釜山に船を浮かべれば、風と海流の力で出雲にたどり着くことが出来る。
鉄の文化は、そうして出雲に誕生した。出雲の砂鉄と、火力の強い松が、それを可能にした。日本の古代国家は、鉄を手にした渡来民族が列島を制圧してゆく。天皇族は朝鮮族に間違いないだろうが、鋼鉄を手にした一団が大和の支配者となったものだ。
そのせであろう、戦前に活躍した戦艦「出雲」を大陸の人々は、侵略のシンボルとして恐れる。いまは9条憲法下にもかかわらず、自衛艦「いずも」の空母化が話題を振りまいている。半島と大陸への攻略基地か、との批判を浴びている。神社本庁の日本会議の政治が進行する中で、出雲は新たな武装でもって軍国主義化の一翼を担っているのだろうか。ここに歴史の反省は皆無である。
<備前・岡山で殺人兵器の日本刀>
出雲の鋼鉄は、備前・岡山に運ばれてくる。そこで日本刀が誕生する、と岡山出身の元自民党代議士秘書に教えられた。
備前でつくられる日本刀の鉄は、すべて出雲産である。岡山は名刀の産地という。知らなかった。この日本刀に米兵も恐れた、という話を覚えている。
殺傷力が強い。やくざの武器としても定評がある。「日本刀を守れ」という細田派会長・細田博之と竹下派会長になったばかりの竹下亘の自民党実力者の陳情に、林文科相もびっくりしたらしい。もう一人が、甘利という安倍側近でスキャンダルまみれの政治屋だ。彼は事件を追及されるや、病人に変身して、やり過ごしてしまった。大臣室で金を受け取った人物で知られるが、彼の先祖は甲斐・武田家の武将という触れ込みである。
<日本刀で殺された富岡八幡宮の女宮司>
神社の入り口には、狛犬・高麗犬(こまいぬ)の石像が二石、置かれて守護している。高麗は朝鮮史に登場する高句麗のことである。
埼玉県には高麗神社もある。こうしたことも列島の支配者になった一族は、天皇族など半島の渡来人であることを裏付けている。
国技とされる相撲が神社に奉納され、天皇が観戦するスポーツゆえにNHKが実況中継までしている。この相撲の土俵に女は排除されることが、最近、大きなニュースとなった。神社・皇族の世界では、男尊女卑が当たり前になっている。
富岡八幡宮事件は、悲惨この上ない。女宮司を、弟の前宮司が、日本刀で殺害するというのだから、凡人には理解の外にある。日本刀ー神社ー女性蔑視(男尊女卑)ーやくざー強姦ーギャンブルという因果関係が見えてくる。
原始の時代の「お祓い」の宗教だからであろう。占いの世界そのもので、近代人の信仰の対象としては、格が低いとみなされている。狂信的なカルトと評されている。
正に、それゆえに国家神道として、日本人の精神を殺人鬼にして、半島や大陸で暴走したものと言える。その武器が日本刀だった。銃の先端に、わざわざ剣を取り付けて、殺戮が繰り広げられた。被害者の無念は、数百年経っても癒えることはない。
それは、真実の反省と謝罪がないためだ。息子を医療事故で奪われ、それでいて反省も謝罪もしない東芝病院を、わが一族は生涯忘れないのだから、銃剣で殺害された遺族も親族の怨念の深さは想像を絶する。
余談だが、子供が大井町のヤマダ電機で買った洗濯機が、あっけなく壊れた。冷蔵庫はパナソニックだったが、これはハイアルに切り替えた。ケーズデンキに駆け込んだところ、事情を知らない店員が「東芝にしますか」というので、断固として東芝NOと宣言、結局のところ、ハイアルの新製品を購入した。日本製を信じてきた日本人だが、いまは逆転、ハイアル支持者となってしまった。
日本製は、我が家に限ると、東芝に限らず、良く壊れる?のである。しかも、値段が高い。
<農耕+仏教の平和文化衰退>
列島の原住民は、豊かな自然の宝庫だった。狩猟漁労の時代を経て、鋤と鍬の農耕文化が主体の島だった。そこでは、百済の仏教文化が最適だった。
平和を愛好する農耕民族にとって、和が重視されたはずだったのだが。それが明治で一変した。天皇の神社信仰と日本刀文化による武断国家の誕生である。明治の官僚の恐ろしいところは、天皇を神格化させ、軍服・日本刀をぶら下げさせて、戦争国家に衣替えさせた点である。
この辺の闇は、長州と薩摩の「田布施」に回答を求めると、興味深いデータが見つかるという。安倍内閣が、そのことを教えている。
一連の戦争法制は、第一次内閣で教育勅語を教育基本法に挿入、第二次内閣で特定秘密保護法、自衛隊参戦法の成立、そして平和・人権運動を弾圧するための共謀罪、そして今また、やくざ利権・ギャンブル国家へのカジノ法案強行へと突き進んでいる。
こうした潮流に合わせるかのように、出雲の自民党実力者が、文科省に圧力をかけているのである。日本刀文化推進を軽く受け流すことは許されない。
2018年6月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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