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2018年06月24日 「ジャーナリスト同盟」通信
<揺れる徳田虎雄の徳洲会病院>
徳田虎雄を国会議員にさせた影の主役の妻が、徳洲会病院の医療事故で急死した。既に、自らの意思を伝えることが出来なくなった夫・虎雄に代わって、夫人がお詫びの電話をかけてきた。徳洲会とは、事実上、無縁となった夫人は、夫の恩師に対して「頑張って戦え」と激励さえした。金庫番が真相を暴露して、検察が介入した徳洲会疑獄事件を、一番最初に報道した筆者も、内心、複雑な思いである。疑獄事件の深層は、依然として闇の中だ。徳田資金に群がった石原慎太郎に捜査の手は伸びなかった。元金庫番を、長く拘留してきた検察の手口は、森友事件の籠池夫妻の長期拘留と同じである。悪しき政権の番犬でしかない日本の検察には、不信の二字がまとわりつく。徳洲会が忘れられることはない。
<利権ポストから追放された一族>
戦後史の悪徳政治屋の第一は、昭和の妖怪の岸信介、ついで平成の妖怪・中曽根康弘である。そして新たに安倍晋三が加わろうとしているが、その前に石原慎太郎が登壇するかもしれない。
事情通の話によると、一介の地方の医師が、実に70余の大病院を創り上げた徳田も、老いて病には勝てない。信濃町の大将と似ている。実権を失うと、配下の権力争奪戦が始まる。
徳田の名前を知ったのは、恩師・宇都宮徳馬の事務所だったと記憶している。大きな名刺を、宇都宮事務所のソファー前の卓で見た。大きな活字が印象的だった。ということは、最初は善良な政治家の門をたたいて、日本医師会に対抗しようとしたものか。
病院利権に興味を示そうとしない宇都宮から、野心満々の反共右翼の石原に切り替えたのかもしれない。
金庫番の暴走に永田町の面々は、安倍を含めて震え上がった。そうして長期の拘留となって、時間の経過が、疑獄事件を風化させてきている。森友事件も同じ方法で蓋をかけている安倍・自公内閣だが、野党の追及は一段と強まってきている。
要は、人間の命と向き合っている病院と医師らが、莫大な不浄な金集めをしてきた、その巨額資金が政界に流れ、徳田家の選挙にも投入されていた、それが常態化してきたものだ。
救急・救命の大病院が利権の巣窟だったことに、日本国民はたじろぐばかりである。
<生き延びた石原慎太郎の悪運>
徳洲会疑獄事件を追及してきた事情通は、最大のワルで知られた石原慎太郎に注目、そのことを筆者に繰り返し強調したものである。
単純に言うと、政治家を一人誕生させるのに、莫大な金が必要となる。「慎太郎は、自ら知事に、二人のドラ息子を国会議員にさせた。その資金は第三者が想像する以上だ。徳田は惜しげもなく石原に病院利権で手にした金をつぎ込んだ。そこが許せない」と今も石原追及を止めようとはしない。
ワルは、新たなワルも生む。「石原退治を公約にした小池百合子は、まんまと知事に就任すると、石原問題から逃げてしまった」のだ。彼女の経歴詐称事件などは、本人からすると、軽いのであろう。悪人が悪人を作る。徳洲会疑獄の政治的効果であろう。
<人事の混乱>
徳田家の影響力が無くなると、代わった執行部が、これまたいい加減な人事を強行して、病院内に新たな混乱の種を撒いているという。
医療事故で問題が表面化した四街道徳洲会病院では、ベテランの院長を棚上げにして、不慣れな医師が昇格した。
「辞めさせられたり、飛ばされたりが相次いでいる」と事情通は説明してくれた。「まるで下剋上だ」との声も聞かれる。意欲喪失の医師や看護師では、死亡事故は多発するしかないだろう。現に起きている。
<疑惑は今も>
「院長が事務局長に暴力行為を働いて、首になった」という、これは暴行傷害事件であるが、新聞テレビに報道されたのかどうか。
「過去に週刊朝日が千葉西徳洲会病院を日本一と評価して話題になったことある」というのだが、事情通は「実態はデタラメもいいとこだ」と決めつける。
「ここでは事務局長が横領する事件が起きた。看護師と浮気してハワイに逃げた」という醜聞は、報道されたのかどうか。筆者は初めて聞く。
「千葉西は徳洲会病院の中でも、2番目か3番目に規模の大きな病院。院長がわがままで、院長会議をいつも欠席して、徳田と交代した、日大OBの理事長と対立している。院長会議も腐ったリンゴが紛れ込んでしまい、いずれ全体が腐るだろう」との声も。事実なら、これこそ徳田不在の後遺症かもしれない。
徳洲会選挙違反事件は、徳田の息子の事件だが、千葉県知事の森田の選挙運動もしていた、というのだから、この病院もひどい。「佐倉の県議にもテコ入れした」という。動員される医師や看護師もさぞ大変であろう。その際に医療事故が起きていないのかどうか。治療や患者の命よりも、政治優先であるが、これは正に徳田流なのだ。
「弁護士費用が年間8000万円。ということは、いかに医療事故が多いかを裏付けている」と指摘する事情通もいる。これは本当のようだ。
院長個人で顧問弁護士を雇って、ご自分をガードしている。これもすごい。もっとも悪質な事例は、院長の顧問弁護士は、同時に病院の弁護士だった。これは弁護士法に違反する。事情通は「学生時代のあなたの知り合い」とわざわざ断ってきた。これも衝撃である。人間は金に弱い、本当に弱い動物なのだ。
<生き残った税金ゼロの社団医療法人>
本来、税金を納めなければならない病院が納めない?こんなことがあっていいだろうか。徳洲会には、あれほどの事件を起こしていながら、それでも税金を納めなくてもいい病院が存在する。社団医療法人である。
目的外に使用した病院ということで、徳洲会の福祉医療法人は取り消されたという。この福祉医療法人は、収入の38%を減免されているというのだが、その結果、18億円を国庫に返還した。現在は、単なる医療法人だ。
この辺の様子は、素人はわからない。無関心をよいことに、病院も厚労省も適当なのだ。例の村木厚子元厚労省事務次官が詳しいという。この税金ゼロ病院の一つが、問題の千葉西徳洲会病院。事情通は「当たり前に取り消されれば、50億円を返還しなければならない。内部では100億円利権と呼ばれている」と指摘している。
<TBS強姦魔事件をチャラにした人物浮上?>
優遇税制の医療・教育・宗教であるが、徳洲会や日大、そして信濃町は、そこから不正腐敗が組織に浸透して、話題を提供している今日だ。パナマ文書に人々の関心が集まった理由でもある。これを最後まで秘匿できるか?国が財政破綻の状態に追い込まれて、優遇廃止と優遇資金を吐き出せ国民運動が巻き起こる時代の到来である。
ワルの政治屋の懐から、財閥の内部留保資金から、不浄な資金を吐き出せば、消費税はゼロになることを、国民は気付いてきている。清潔な政府を誕生させればいいだけのことである。
そこで、幸運にも税金ゼロの病院を存続させた徳洲会、一体だれが犯人なのか。事情通は「今の理事長・鈴木の政界人脈と関係がある」と決めつけている。むろん、官邸サイドとの意外な人脈が働いたものだが?
ヒントは「TBS強姦魔事件で活躍した人脈」というのだ。なんとなく分かるだろう。事情通は「犯人は特定している。元病院長も知っている」というのだ。
徳洲会疑獄の底も奥も深い。当然、そこから医療事故も起きてくる。構造的な体質といっていい。
人間性のない病院では、医療事故を逃げて、反省できないから、繰り返すことになる。そのことをとことん東芝病院で体験・経験させられた筆者だから、徳洲会の闇が少し見えてくる。
百聞は一見にしかず、である。
2018年6月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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