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2018年06月20日 「ジャーナリスト同盟」通信
<韓米合同軍事演習中止は当たり前の第一歩>
北朝鮮の非核化は、間違いなく前進すると断言したい。ワシントンだけではない。北京もモスクワも保証しているし、経済的利益が大きい。その第一歩の米朝首脳会談を経て、米トランプ大統領は、北の心臓を直撃してきた米韓合同軍事演習を取りやめた。彼は当たり前の判断をしたものだ。非核化は現実のものだ。これで半島もアメリカも経済的利益を手にすることが出来る。むろん、日本も、であるといいたいのだが。日本の安倍・自公の日本会議・右翼政権は、半島問題を口実にして、改憲軍拡のドラを鳴らすことが出来なくなった。東アジアは劇的に変化したし、その先に明るい未来、青年にも希望が生まれてきた。トランプ戦略は、こと半島の非核化に関しては、100点満点である。
<反共右翼の毒素に当てられている新聞テレビ>
ここで不思議なことが起きている。日本の世論を形成する新聞テレビである。そこに顔を出している学者・文化人が、しきりに米韓軍事演習の中止に戸惑いと反発をしているのである。
昨夜のNHKラジオの解説でも、右翼の毒素に当てられてしまったような記者が、そのことを繰り返しコメントしていた。聞く方の素人記者も、そこに焦点を当てて聞いている。NHKにジャーナリズムが存在していないのだ。
原因は明白だ。5年前に安倍晋三は、財閥の代表をNHKに送り込んだ。以来、まともな記者をはじき出してしまった。右翼好きの記者のたまり場となってしまったNHKである。部数が激減する読売や産経、日経よりも、NHKの世論操作が圧倒する日本である。
海外の日本研究者は、この点を軽視すべきではない。
NHKを正常化することが、国民と野党の任務である。市民デモは、国会よりもNHKや信濃町でやると、文句なしに効果が出てくるだろう。市民運動家に注文したい。NHKと信濃町を変えれば、日本が変わるのである。
<米韓世論は圧倒的支持>
米朝首脳会談についての韓国とアメリカの世論は、前者の韓国大統領支持率が79%と高いし、トランプにも7割の国民が評価している。心臓には無縁の数字である。最新の韓国の地方選挙で、与党は歴史的な勝利を収めている。
当然であろう。南北の危機は去ったのだから、これほどのプレゼントはない。経済に本腰を入れることが出来る韓国だ。安全保障費用も激減できる。韓国の軍需産業は衰退、平和産業へとシフトして行くことが出来る経済効果は大きい。しかも、韓国の場合は、言葉の格差のない南北経済交流の効果は大きい。ロシアのプーチンは、ガスの南北流通に大きな期待をかけている。
東アジアは、軍拡から解放される、これの効果が巨大である。
<産軍とのしがらみのない大統領>
トランプの半島問題への取り組みは、根底に経済利益が組み込まれている。幸い、米産軍体制とのしがらみが薄い。このことが米朝首脳会談を素早く処理することが出来た理由であろう。そこに
大馬鹿な日本首相の存在はなかった。
「非核化処理の経費は、日本と韓国に任せたい」と金正恩に約束したようだ。「大丈夫か」と念押ししたとすれば、トランプは「心配ない。心臓は私のポチ、犬だよ」と公言したかもしれない。
トランプが、拉致問題をどの程度理解しているのかどうか。事情通は今朝も「拉致被害者の会は、二つに分裂している。安倍の金と戦略に同意しているグループと、それはおかしいと反発するグループに分裂している。このことをトランプは知っている。知っていて聞き置く姿勢を見せているだけ。それは非核化の莫大な費用を安倍に負担させるため」と指摘してきた。
国民の知らないところで、拉致問題は揺れている可能性が大きい。
<半島の危機消滅が偉大な成果>
半島の危機は消滅した。東アジアにとって、これほど素晴らしい成果はない。半島を火薬庫にしてきた米産軍体制・死の商人から奪い取ってくれたトランプ、この点に関してトランプに感謝したい
と何度でも繰り返したい。
一体、これまでの70年間の南北の攻防は何だったのか。為政者の判断で、いとも簡単に歴史を変えることが出来るというのにだ。
政治の基本は、賢明な為政者を選ぶことの重要性ということかもしれない。かつて米中和解のニクソン大統領に懸念を示す人々は多かった。「タカ派のニクソンでは無理だろう」と言われたものだが、ニクソンの決断にワシントンのタカ派の反対が消滅した。
日中平和友好条約は、タカ派の福田赳夫内閣が断行した。この時、右翼・台湾派の中川一郎や石原慎太郎らは沈黙した。タカ派の有効活用を、背後で取り仕切ったのは、幹事長の大平正芳と目白で蟄居生活を強いられてきた田中角栄である。
実際の主役は大平だった。
今の二階幹事長は、その点で、心臓に劣らずぼけてしまい、カネと権力にしがみついているだけだが、それは公明の太田ショウコウや山口那津男にも言える。
<半島問題の元凶は日本問題>
日本人の健忘症にも困ったものである。今朝の連絡だと、かの注目を浴びている公明党の山口という弁護士出身の宗教政党の代表は「2016年の時は、カジノ法案に反対した。昨日の衆院本会議では、一転して賛成に回った」というのである。
弁護士・宗教政党代表の朝令暮改である。これでは創価学会員でなくても「心臓の毒が山口の体全体に及んでしまっている」と感じるであろう。毒とはなにか。詮索する必要はないだろう。「山口だけではない。幹事長の井上もそうだ。そこへと官房機密費から、と世人は理解するほかないのだが、そうしてみると、やはり官房機密費の透明化が、一番重要かもしれない」と官邸の内部に詳しい元自民党本部職員は指摘する。
健忘症のために少し歴史を紐解くしかない。半島から大陸へと、国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法に洗脳された日本軍が、公然と侵略、そそくさと植民地支配を強行した。1945年8月15日に日本侵略軍は敗退して、三本柱は墓地に葬られて、蓋をかけられた。
半島は、その後に朝鮮戦争に巻き込まれた。悲劇の元凶は日本の植民地政策にある。そこをソ連・中国と国連軍が覇を競った挙句に、38度線で分断された。いま冷たい鉄のカーテンが氷解を始めた。
<ZOMBIEの暴政と歴史の真実>
葬られていた墓から蓋を開けて、戦後の民主主義の日本に再登場したのが、A級戦犯を運よく潜り抜けてきた岸信介である。背後を米CIAが固めての再登板である。その後裔が森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会・日本会議だ。この血脈がわからないと、いまの日本ZOMBIE政治の暴政は分からないのである。歴史は本当に重要である。教育の基本である。
2018年6月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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