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安倍首相に拉致問題を解決する意思があるのか
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-ae44.html
2018年6月17日 植草一秀の『知られざる真実』
安倍政権が最大の政治課題としている拉致問題の解決であるが、安倍首相が主張してきた圧力一点張りの手法では、問題は何も解決してこなかった。
2012年12月の第2次安倍内閣の発足後、拉致問題は1ミリも前に進んでいないと、拉致被害者の家族が明言している。
それはあたりまえのことだ。
拉致問題があるのに、「圧力」一点張りで行動して、先方が前に動くはずがないのだ。
この状況に激変が生じている。
韓国の文在寅大統領が一気に「対話」の路線に大きな方向転換を実行したからだ。
文在寅大統領の路線転換を米国のトランプ大統領も高く評価した。
だからこそ、歴史的な米朝首脳会談が実現した。
圧力一点張りの安倍首相は完全に孤立した状況に追い込まれた。
最近まで安倍首相は北朝鮮との戦争が起こることを扇動してきた。
小学校で防空頭巾をかぶって机の下に隠れる猿芝居まで演じてきたのである。
それが急転直下、米朝首脳会談開催に事態が進行したのであるから、普通の感覚であれば、安倍首相は恥ずかしくて外にも出られない状況だ。
拉致問題を解決するには「対話」を重ねるしかない。
そして、戦後賠償とセットで話をしなければ、解決するわけがない。
安倍首相が基本路線を転換しない限り、拉致問題の解決はない。
この点に対する責任を安倍首相は明らかにするべきである。
安倍首相は米朝首脳会談後に次のようなコメントを発表した。
「北朝鮮が国際社会の期待を認識し、正しい道へと大きな一歩を踏み出すことを念願する」
この表現は、北朝鮮が「正しくない道」を歩んでいるとの主張を裏返したものだ。
外交交渉をするときに、一方が上から目線でものを言えば、当然のことながら、相手も同様の対応を示す。
「対話」によって問題を解決する意思を持つ者は、このような言い方をしない。
トランプ大統領も米朝首脳会談で、こうした上から目線の発言を示さなかった。
北朝鮮は米朝首脳会談後に「拉致問題は解決済み」との従来の見解を改めて表明した。
拉致被害者は北朝鮮の手のなかにいる。
このことを忘れてはならない。
人質を取られて交渉をしているのであるから、細心の注意と配慮が必要なのだ。
言いたいことを言い合いすれば、解決の糸口を掴むこともできなくなるだろう。
拉致被害者家族の蓮池透氏が安倍政権の対応について見解を表明しているが、極めて適正な指摘をしている。
http://lite-ra.com/2018/06/post-4069.html
敵対的なスタンスで北朝鮮に対応して拉致問題を解決することができないことは明白である。
拉致問題を解決するために第一に必要なことは安倍政権の基本スタンスを転換することなのだ。
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