http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/410.html
Tweet |
「たった8人の拉致被害者のことで国はどうなってもいいのでしょうか。(谷間の百合)」
http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/352.html
を受けて、
※ ポストしようとしたら、
「安倍首相の「拉致解決に使命感」は家族を利用しているだけ、家族は気付かず(まるこ姫の独り言)
http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/408.html
という類似的な意見もあった。
===========================================================================================
安倍氏や自民党そして野党の一部は、日朝国交正常化をサボタージュするために、「拉致被害者家族会」を利用しまくってきた。
だからと言って、政府から北朝鮮が拉致したと認定された人の家族が、その解決を一心に願い政府の最高責任者や様々な人に働きかけてきたことを批判がましく言うことに疑問を覚える。
拉致被害者家族の方々に言えることは、「そのような方策よりも、こうしたほうが解決に近づけるのでは」という提言だけだと思う。
谷間の百合さんの「たった8人の拉致被害者のことで国はどうなってもいいのでしょうか」という問いかけは、このケースには当てはまらない筋違いの主張である。
なぜなら、「たった8人の拉致被害者」が解決を求めることで、日本がどうかなるという話ではないからだ。
これまでほんとうにイヤになるほど投稿してきたが、「たった8人の拉致被害者」にこだわっても日朝国交正常化交渉は進められるのである。
政府が、拉致被害者家族にまっとうな解決手順を説明せず、西岡氏の「救う会」など“拉致問題を北朝鮮金体制打倒”に利用したい勢力の拉致被害者家族会への働きかけにちゃんと対応しなかっただけのことである。
谷間のゆりさんの「家族の一人が、「安倍総理が大変なご苦労をされてきたことがよく分かりました」と言ったとき、わたしは思わず「バカ!」と小さな叫び声を上げていました。
安倍政権と家族会が持ちつ持たれつの関係なのがよく分かった会見でした。」という意見について、
自民党のみならず野党も主要メディアまでが、拉致被害者家族会になかなか寄りそわず、積極的に取り上げ始めたあとも北朝鮮非難の道具として利用してきた経緯を考えると、とにかく口先だけでも、「拉致問題の解決が私の第一の政治課題」という安倍氏に、「大変なご苦労をされてきたことがよく分かりました」と発するのも仕方がないと思う。
言ってしまえば、拉致被害者家族会の方々は、安倍氏的「救う会」的北朝鮮観や世界観に染まっており、安倍氏らの不埒な政治的利用に気づかない(というより、気づいても他に頼りにできるひとがいないとも言える)のである。
そして、そのような考えに縛られても不思議ではない“北朝鮮観”が日本全体を覆ってきた数十年でもある。
谷間のゆりさんの「米朝会談で、日本のマスコミが、トランプ大統領が拉致を言ったかどうかの一点に絞って騒いでいたのは、実に異常で見苦しいことでした」には強く同意する。
谷間のゆりさんの「わたしは拉致を関係のないアメリカに頼むことの異常さに耐えられない思いでいるのに」については、敗戦属国の習い性とまず言いたい。戦後日本は、あまり芳しくない政策変更についてはいつも“外圧”を利用してきた。
政治家・官僚・ジャーナリスト・学者などで表舞台に立っている人たちは、米国仕込みの政治理論・経済理論・安保理論を身に付けている。さらに、米国サイドから米国の意向を日本で滲透させることを期待されている人もいる。
日本の支配層がそういう政治・言論空間で占められているのなら、米国の圧力を利用してしまうのが政策をスムーズに推し進める“合理的手法”と言える。
米国の威光を見せれば、発言力があるひとたちは、反対の意見を持っていても自分の利益のために口をつむぐ。
最後に、谷間のゆりさんが
「これまで家族会がいろいろ運動してこられたことは知っていますが、一度でも総理に北へ直接行ってほしいと強く要求されたことがありましたか。
ただの一度でも。
そこに遠慮や忖度があったのだとしたら何をかいわんやです。
わたしはいま皮肉をこめて「よく16年も待てましたね」と言いたい。
わたしには待てません。
心身共に持ち堪えられそうにありません。」
と言われるのは気持ちとしてよくわかるが、家族が北朝鮮に拉致されたとの説明を受け、なんとかしたいという気持ちを強く持ちながら政府と接触し、政府から北朝鮮には強く対応しなければ問題は解決しないと言われれば、元々は素人なのですから、“それが政治、それが外交なんだ”と納得してしまってもおかしくない。
言動が気に入らないとしても、拉致被害者家族会の方々を非難する必要はまったくない。
徹底的に非難すべき相手は、安倍首相・小泉純一郎氏を筆頭にごまんといる。
最近書いたが、気をつけないと、政府が交渉に行き詰まると、谷間のゆりさんのような拉致被害者家族会への批判が利用され、拉致被害者家族会が日朝交渉の足を引っ張っていると言い始めかねません。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK246掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK246掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。