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あとで非を認める思考回路…権力者は逃げ切れるケースも 謝れない人たちの精神構造
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/231176
2018年6月15日 日刊ゲンダイ
その場しのぎ…(C)日刊ゲンダイ
謝れない人の中でも厄介なのが、なかなか非を認めない人だ。まずは否定し、決定的な証拠が出るまで事実を認めようとしない。犯罪者や政治家、官僚によく見られるタイプである。
その最たるものが安倍首相だろう。腹心の友が理事長を務める加計学園の獣医学部新設に関して、いまだに便宜を図ったことを認めようとしない。「獣医学部の新設を申請していることは知らなかった」「秘書官からも聞いてない」――だれもがウソだと疑う弁明を恥ずかしげもなく言い放つのだ。
彼はいまだに非を認めていない。それができるのは、明らかに疑わしい言い訳に対し、トンデモ発言でフォローする手下がいるからだ。愛媛県の文書に首相と加計孝太郎理事長が面会したという記載があれば、加計学園の事務局長が「私が間違って言いました」と援護射撃。いやしくも教育に携わる人間が、堂々と開き直り、あり得ない説明で取り繕うのだ。
おかげで手下たちは、親分の身代わりとなって、非を認めざるを得ない状況に追い込まれる。愛媛県や今治市の職員に会ったことを否定していた柳瀬唯夫元首相秘書官は、参考人招致の際に、「加計学園の関係者と面会したときにいたかもしれない」と釈明した。これで国家の中枢で政策を立案しているというのだから驚く。
東大に入った頭脳は、親分に取り入って甘い汁を吸う自己保身のためだけに使われているようだ。
立正大名誉教授の齊藤勇氏(心理学)がこう言う。
「とりあえず非を認めないのは、一般的な人間の心理といえます。非を認めれば自分が不利になるし、評価が下がるし、地位を失うこともある。とりあえずは“なかったこと”にするわけです。特に権力を持っている人の場合は、知らぬ存ぜぬの一点張りで逃げ切ろうとするもの。時間の経過とともに、いつの間にか収まってしまうケースがあることを知っているからです。残念ながら、むしろ、その方が多いかもしれませんね」
なにしろ権力のウソを追及するのは難しい。その周りには、現状の体制が自分にとって好都合だと考えるコバンザメがいっぱいいる。実力もないのに社長に取り入って出世してきたというタイプで、自分の立場を守るために、必死で上を守ろうとするのだ。
■ダメもとでしらばっくれる
追及される側と追及する側が上下の関係にあれば、下は、よほど団結力がないと簡単に潰されてしまう。上に切り崩され、次々と仲間がいなくなり、最後は報復されて終わり。そんなふうに、非を追及する正義の人の方が崖っぷちに追い込まれる展開が予想できるから、罪悪感を感じないワルほど頑として非を認めないわけだ。
浮気や不倫の場合も同じ。だれもベッドの中まで見られないのだから、ウヤムヤにできる公算は大で、まずはシラを切ることになる。
昨年8月にダブル不倫を報じられた女優の斉藤由貴も、最初は男女の関係であることを否定した。ところが写真誌にキス写真などが掲載されて観念する。結局、記者会見で謝罪した。
「浮気や不倫の場合も、知らんぷりをしていれば、いずれ元のサヤに収まることが多いのです。決定的な証拠が突きつけられるまで、ウソをつき続けるというパターンになりやすい。芸能人であれば、別の人の話題が出て救われることもありますしね。周囲は『どうせバレるんだから最初から認めればいいのに』と思うかもしれませんが、それは結果論。現実には逃げ切れるケースが多いので、ダメもとでしらばっくれるのです」(齊藤勇氏)
人間だもの、わが身がかわいい。ただし、そんな自分の保身しか考えない人間が、みんなのことを考えなければならない立場にいる現実には、絶望的にならざるを得ない。
犯罪者や政治家、官僚によく見られるタイプ
— 森友加計スパコン(逮捕まで徹底追及) (@78rpmnet) 2018年6月15日
あとで非を認める思考回路…権力者は逃げ切れるケースも https://t.co/Nf4HzgDCq2 #日刊ゲンダイDIGITAL
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