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2018年06月14日 「ジャーナリスト同盟」通信
<「歴史」と「核の傘」の日本>
宇都宮徳馬さんの弟子のような河野洋平元自民党総裁が、昨日の講演でまともな発言をしている。金正恩とトランプの劇的な出会いと非核化と和平の合意を受けて、日本のなすべきことは、急いで日朝国交の正常化であると訴えた。正論である。ワシントンの劇的な政策転換を、戦後外交の大きな課題を処理する好機にすべきである。日本は「核の傘」をさしていることを忘れてはならない。特に学者や言論人であれば、この「核の傘」を放棄する好機でもあると訴える時でもあろう。愚かな為政者では、この好機を生かせるかどうかが、とても危うい現在である。
<安倍・自公に覚悟はあるのか>
トランプは、シンガポールからの帰途、東京に立ち寄って、安倍に報告するという約束を反故にして、わずかな電話会談で済ましてしまった。
バスに乗り遅れた心臓をトランプは、もはや相手にしていない。東アジアは劇的で、いい時代に突入していることに気付こうとしない心臓のことを、いちいちかまっていないのだろう。急ぎワシントンに戻って、成果を米議会と国民に報告したいという思いに駆られて、東京経由をすっかり忘れて、素通りしたものであろう。
直前のG7サミットでの心臓ポチの態度のことも、念頭から離れなかったのだろう。自業自得の心臓である。
いずれにしろシンガポールでの米朝首脳会談は、史上初めてのもので、双方が喜んで合意文書にサインした。それは日朝関係をも、劇的な変化を約束している。そのことに心臓は、いまだ気付いていない。ZOMBIE内閣ゆえか?
覚悟して日朝国交正常化を断行することが、日本の使命である。拉致はその先である。
<愚かすぎるマスコミ>
この2日ほどNHKラジオで米朝首脳会談報道とそれの解説を少し聞いてしまって、大いに失望してしまった。
世の中のことなど全く理解していない?NHKの女性記者か解説委員が、専門家に対して「核の脅威にさらされてきた日本」という枕詞を使って、あれこれ質問する場面が何度もあった。解説するどこかの大学教授も同じレベルで「非核化の具体性がない」としたり顔で決めつけて、歴史的成果を懐疑・否定するのである。
官房長官の菅は「北のミサイルが飛んでくる心配はなくなった」というレベルの感想を記者会見で述べていた。政府も記者も、このすばらしい歴史的変化を認識できないのだ。彼らは、北の核やミサイルが日本に向けられているという神話を創造して、北の拉致と脅威論を、大々的に公共の電波や新聞を悪用して宣伝してきた、そこからの主張である。
こうした手合いが、韓国にもアメリカにも存在するという宣伝も加えて、自らの偏狭な主張を正当化しようとしていた。このことに驚愕するばかりだ。日本の変質は、森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の内閣の下で、途方もなく右翼化していた日本を裏付けた。外交人には見えない日本である。
従ってNHKを信頼して聞いている国民は、この世紀の歴史会談の成果に疑問を抱く。日本の過去を忘れての議論・解説だからである。河野洋平氏がいうように「日本の核の傘」について、これまたすっかり忘れて、あたかも池にはまった子犬を叩くような、傲慢すぎる態度と言い分だというのに。
これこそが安倍晋三外交を象徴している。右翼サイドからの主張は、まともな言論人といえない。間違いなくNHKには、言論人がいなくなった証拠である。NHKは、独裁国のような、安倍内閣の広報機関に堕してしまっていたのである。断じて公共放送ではない。
<「正常化は1日で出来る」>
振り返ると、日本の戦後外交課題は、まずソ連との正常化、ついで中国と、残るは北朝鮮ただ一国となっているが、これが戦後70年を経過しても決着をつけられない。原因は、ワシントンにある。そのワシントンが2018年6月12日に歴史的な外交政策転換を断行した。
日朝間に、もはやブレーキはない。アクセルだけであるが、この当たり前の判断が、いまの日本政府にはまるでない。NHK報道と解説が、そうした無様な内情を露呈している。これが悲しい日本の現在である。
もう20年、30年前のことだが、日朝国交正常化に骨折っていた中山正暉代議士(当時)は「決断すれば1日で正常化できる」と語っていた。彼は、やくざ代議士のハマコーや石原慎太郎とも仲が良かった。余談だが、ある時「ハマコーと風呂に入ったことがあるか。入れ墨を見たか」と問いかけると、彼は「そういえば一緒に風呂に入ろうとしない。いつも逃げる」と打ち明けた。やくざの入れ墨は、女性を威圧するためだという事実を確認できたものだ。彼らは、Tシャツや半袖シャツを着ない。
<経済支援する中で「拉致」の真相判明>
「われわれ日本も米国の核の傘をさすことをやめる。だから皆さんも非核化を断行してもらいたい。日本としてできる経済支援を約束する」というのが、まともな外交である。
日本人は忘れてなならない。36年間の半島植民地支配のことを。これの被害は、記録できないほどの悲惨な戦争侵略犯罪である。北朝鮮に対しては、その莫大な負債を抱えている日本なのだ。
<自公の犯罪政権打倒が急務の日本国民>
米朝の和解実現で、日本はようやく自立外交を展開する好機を手にした。友好関係樹立ともなれば、それこそ「拉致」の真相も見えてくるだろう。まずは国交正常化と経済支援に特化する日本政府の樹立が、日本国民の急務であろう。
時代は激変した。東アジアが、のびのびと自立する時代の到来である。平和と安定が、人々の暮らしを暖かく包むことになろう。敵対政策を放棄すれば、世界は自ずと明るく、希望に満ちたものになる。大陸・半島・列島を自由に往来するようにすることが、政治家の使命というものだろう。
<自民党は神道政治連盟から離脱せよ!>
清和会政権の継続が日本政治と日本社会を、異様・異質なものにしている。米朝首脳会談の6月12日の安倍日程もその一つである。本来であれば、トランプが東京に着くころに、安倍はラオス首相との会談を押し込んだ。だから夜の時間帯だ。外交辞令に反するもので、おかしい。
首脳会談は30分に満たなかった。通訳を入れると、ほとんど会話もできなかった。時間を削った理由は、安倍の支持基盤の日本会議、その構成員である神道政治連盟というカルトの会合をセット、そこへと心臓は出席して挨拶までしていたのだ。
森喜朗は「日本は天皇中心の神の国」という狂気・カルト発言をしたものだが、心臓はどんな発言だったのか。新聞は伝えていない。「神道政治連盟国会議員懇談会」がこの日の正式な名称であるが、その結果、首脳会談が30分を切ったのだ。こんな失礼な首脳外交はない。
ラオス国民が知ったら怒り狂うであろう。
<自民党は神がかり信仰から離脱して、真の国民政党になれ!>
政治論からすると、神道政治連盟について、活動資金と活動内容と政教分離に、重大な懸念がある。靖国参拝派の牙城として、最近は内外の注目を集めている。神社本庁と日本会議とこの神道政治連盟は一体となって、安倍・自公内閣の内外政をコントロールしているのだが、その実態は、筆者を含めて、ほとんど知られていない。半島問題にまともに対応できない原因なのであろう。
自由民主をうたい上げる政党の、不気味な神がかりの核心でもある。誰もその正体が分からない日本政治の元凶・心臓部分といっていい。不勉強を恥じるばかりだ。
2018年6月14日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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