今回の米朝首脳会談に関して、私が、“ヒネたコメント”ばかりなのは許して欲しい。当然、半島の緊張緩和や平和協定への動きに“異論”がある筈がない。 私ほど、半島情勢を本気で改善するならば『休戦を終戦にせねばならんよ!』 と、ズ〜っと前から言い続けてきた人間は居ないって思うモン。 また、どんな“瓢箪から駒”であれ、拉致問題が解決して欲しいというのは切ない祈りで、 それが『安倍の手柄になったって構わない』と思うのは、これまでの数多のコメン後の通りだ。 だが、現実はそんなに甘くない。アメリカが持つ、他に類例を見ない強烈なアドバンテージ・・・ 『半島国連軍の御旗』を、アメリカがそう容易く手離す訳が無く、もしそんな決断がされたのは @アメリカがそれどこの話じゃない内戦に陥る、Aそのアドバンテージ以上のメリットを見込める この2事例以外には“有り得ない”からであり、それは極東アジアや日本にとっても 必ずしも『諸手を上げて歓迎すべき事態』では“ない”という認識を持つべきなのだ。 (アメリカは半島国連軍の権能として、対中開戦すらも、新たな国連決議なしに成し得るのが 現在の状況だ。それも休戦協定破りに対する『国連軍による武力制裁』という名目の元にネ) 勿論、当初からトランプ大統領就任を誰よりも評価し、期待して来たのは私である。 就任演説のときに『ワシントン(コロンビア特区)から権力を国民の手に取り戻せ!』 と言った言葉を、私は本気で真摯に信じ、期待している。(当初の期待度からは66%減してるが) トランプのようなキャラクター無しに果たし得ないのが『半島の緊張緩和』なのかもしれないし、 少なくとも世界中に『朝鮮戦争を終らせる選択肢があるんだ』という事を知らしめたという一点の 功績において、トランプは世界史に名を残す事が確定したと断言させて頂く。 けれど、このまま、トントンと『朝鮮戦争和平』⇒『平和条約締結』⇒『半島統一』へと 平和裡にウィン=ウィンで進む訳がなかろうし、仮にそうだとしても『10年はかかる』仕事だ。 この世界に“魔法の壺”はない。もしトランプ=キムの“電撃的合意”が果たされたとしても、 それを本当にこの世界に、極東に実現させる為には、我々の我慢強い努力が求められるんだ。 だからこそ、一人ひとりが輪が胸に問い直せねばならない。 “こんな簡単な事”がなんで今まで70年、実現されなかったのか。 誰がそれを“阻んで来た”のか・・・。 その考察なくして、我々に本当の“進歩”はない。 そう思うからこそ、私は“一喜一憂”しなない事にしているんだ。 誰が何を言い、どんな行動を取るかを注視しつつ・・・。
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