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またまた、新幹線で死傷者を出すトンデモない無差別殺傷事件が起きた。
早速、テレビ等で有識者と言われるクソ共が、口を揃えて指摘しているのは、発達障害である。
犯人は、中学2年の時から不登校で、家に閉じこもり、両親とも折り合いが悪く祖母のところで住んでいたらしい。
自殺願望があったなどと言う事を尤もらしく理由付けているが、その様な事は単なるやけくその症状で、そういう意味の自殺願望など、大抵の人が一度や二度は経験するもの。
何か起きると、このように有識者がピントはずれの解説をし、多くの人がそれに頷く。
本当の事には何も触れない。
解説をして納得するだけの事件の背景の把握であり、この様な事件の防止には全く至らない。
その馬鹿さ加減を解説してみよう。
>発達障害とは
発達障害と一口に言っても症状は個人によって大きく変わります。ASD、ADHD、LDの3つが濃淡がありながら重なっていることが多いためです。このため診断名は「大体この傾向が強めの子なんだ」と理解する
ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)
ADHD(注意欠如多動性障害)
LD(学習障害)
(ASD 主な特徴 チェックリスト)
嘘がつけない正直者。”空気の読めない”、場にそぐわないような発言をしてしまうことが多い。
好きなことはとことん突き詰める。逆に興味のないことは全くの無関心になる。
寡黙。考えを表に出すことが苦手で、意図のない”おしゃべり”を嫌う。
多弁。人見知りせず、相手を選ばずに自分のペースで話をしていく。
このように一見矛盾する特徴が挙げられる(ASDでも寡黙なお子様もいれば多弁なお子様もいる)のが発達障害の特徴です。すべてに当てはまるお子様はまずいません。チェックリストの一部に当てはまることが一般的です。あえて共通点をあげると、ASDのお子様は、コミュニケーション能力や社会性、想像性が多くのお子様と異なり、”変わっている”と思われることが多いというまとめ方となります
(ADHD 主な特徴 チェックリスト)
好奇心旺盛。注意が散りやすく忘れ物がが多く片付けができない。
おっとりしている。ぼーっとして話を聞いていないようにみられる。
活発で元気。着席は苦手で落ち着きがない。
行動力がある。衝動性が抑えられず、突発的な行動が多い。
ADHD(注意欠如多動性障害)はその名の通り不注意さや多動性、衝動性が特徴とされます。特に幼少時は身体の多動性もありますが、年齢が高くなるにつれて頭の多動性が課題になりがちです。男性と女性の出方も違うことが多めです。抽象的に説明すると、気持ち・注意・関心・行動の自律的な制御が苦手なタイプとなります。
ADHDの衝動性が強いタイプは、気持ちのコントロールが特に苦手です。叱れば直ちに改善されるという類のものではありません。まずは気持ちを落ち着かせ、冷静になってからなぜ気持ちが高ぶってしまったのか、どうしたらそのようにならないかを、周囲の大人が一緒になってご本人に考えさせる必要があります。甘やかすのではなく、適切な対応が必要というわけです。
感情のコントロールの練習をする際にはマイナスの感情(怒りや悲しみ)からではなくプラスの感情(喜びや楽しみ)から練習していくとよいでしょう。どんな感情でも、トレーニング次第では自分の力で興奮状態から落ちつくことができる、という実感を得ることが有効です。
また、適切な対応がとられていれば衝動性は年齢とともに落ち着いていく場合が多いことがわかっています。周囲の大人たちが寛容に見守りつつ根気よく指導を続けてあげることが重要です。
(LD(学習障害))
日常生活で理解力に不安はないが、勉強だけができない。
文字がぼやけて見えたり、反転して見えたりする。
本を読むのは好きだが文字が全く書けない。
暗記力はあるが数字に関することだけは覚えられない。
LD(学習障害)とは、基本的には全般的な知的発達に遅れは見られず、聞く・話す・読む・書く・計算するまたは推論するなどの特定の能力の習得に困難さがみられます。
そうしてこれらの症状について、
@治るの?治ることはない 適切な療育や訓練で症状は改善
A障害なの?確かにマイナス面はあるが、環境によって長所を活かせる
B原因は?遺伝・先天的だが、完全には解明されず研究途上
C増えている?診断環境の整備や社会認知拡大に伴い診断数は増加
(引用終わり)
これが、このような事件と何の関わりがあると言うのか。
発達障害として規定している内容は、健常者であるはずの我々自身も常に感じているものではないか。
日常生活において、我々が常に快適に活動で来ている訳ではない。何かの理由で落ち込んでいる場合に感じるものであり、発達障害者としてあえて規定しているのは、落ち込みから抜けられない人たちの事であろう。
それを遺伝子による症状だとか先天的という言葉で片付ける安易なクソ学者の解説などに何の意味がある。
昔から精神的に弱く社会生活、家庭生活を維持できない人がいる。
宗教に頼って克服しようとしている人もいる。
人間がいだく不安感は本質的なものであり、それを制御しえない人たちが発達障害の症状を起こしているのである。
勿論遺伝子的に精神の弱い人もいるであろうが、それは数的に現代の様相を現してはいない。
現代社会において、いわゆる発達障害と思われる人が増えてきたのは、社会全般の不安要素と関係しているのである。
民主主義を理想のシステムの様に考えているが、逆に見れば自己責任が要求される社会である。
もともと精神の弱い者、強者に圧倒されて委縮するもの、経済的に追い込まれているもの、このような人たちが精神障害を起こすと、どうして考えない。
その様な状況になっている社会の事を、どうして考えない。
もう一つの理由がある。
民主主義社会の理想、個人の権利、自由の実現のために、幼少期からしきりと自主性を強要される。
小学校、中学校までは、子供は何の抵抗もなく自主性(我儘)を発揮できるが、大人になるにつれて、そう簡単には自分を主張できなくなる。
自主性と共に間違った平等意識を植え付けられた子供は、自分が主張できないと、相手や社会を恨む事になる。
それが閉じこもりの原因となり、究極は自暴自棄の反社会的犯罪の温床となる。
暴力団は自ら看板を掲げているが、一般人の反社会的行為は突然で防ぎにくい。
これが今回の事件の真相であり、このような事件を憂うなら、根源の問題と対峙しなくてはならない。
我々は民主主義を信じ切っているので、信じたいので、そこには踏み込もうとしない。
社会的に名声を得ることを至福としている有識者は民主主義の批判など思いもよらない。
老人福祉施設の犯罪など、幾ら繰り返しても解決の為の方策は見えてこないだろう。
また、早急に出来るものでもない。
今後、数十年かけて青少年教育から見直す事である。
民主主義と言う言葉を見直す事である。
民主主義とは政治的に主権在民を示し、自動的に個人の権利、自由を保証するものではない。
自己責任の社会、それは取りも直さず、資本主義のシステムである事を認識すべきである。
一方的に肯定すべきシステムではない。
(追伸)
同じ様な診断に自律神経失調症があります。
自律神経失調症
イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる
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